蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

吉田家  小川町

2012-07-23 21:43:04 | 古民家、庭園
国道254号線は、いわゆる北国街道である国道17,18号線の南側を通る。おそらく江戸時代からの街道で、大名行列を避けて庶民が通る道だったのだろう。


そういう道をたどると、高速道路を走っては決して出合えない文化財に出会う事がある。
吉田家は1721年の建造で、埼玉県の中で建築年代がはっきりしている古民家としては、最古のものだそうだ。


それ程に歴史のある古民家であるが、現代においても死蔵されていない。
囲炉裏では勢いよく火が燃え上がり、蕎麦やうどん、団子などを食す事が出来る。


埼玉や群馬の里山にある古民家では、規模の大きい屋敷までは造れたようだが、斜面にある敷地の条件で庭にまでは手が回らなかったものが大半のようだ。最初に見た時はちょっと違和感を覚えたが、この地域はそういうもののようだ。


地元の方々の手造りの味がある古民家である。
冬場も火を絶やさないとすれば、これくらいの薪のストックは当然必要になるのだろう。