再開 私の色

 私の人生観を述べてみます

再開 私の色(280)

2009-07-16 20:15:23 | Weblog
 所用で、地域の警察署を訪れた。こじんまりとして、地域密着型の警察署という感じだ。

 交番などで、以前バイクのガソリン泥棒のことで相談したくらいで、警察とはほとんど関係ない私だ。警察の印象は総体的に親切で、他の人はしらないが、対応がいいというのが私の意見だ。ただ、心配なのは、若い警官がよく銃で自殺ケースが多いのには驚く。

 社会からの警察官のイメージと本人の現実とのギャップがそうさせると思うのだが。警官であれ、普通の人間であり、余りにも自分に禁欲的なことを課さないほうがいいのではないか。

 警察官である前に、一人の豊かな人間であれ、といいたい。

再開 私の色(279)

2009-07-15 20:30:12 | Weblog
 図書館で、ホロコースト文学についての本を読んでいた。ホロコーストとは、第2次大戦中、600万人のユダヤ人大虐殺のことだ。久しぶりに、バーナードマラマッドやソールベローなどのユダヤ人作家の名前が出てきてなつかしい。
 卒論がバーナードマラマッドの作品であったので、それを含め、ウラジールナボコフ、アイザック・バシュヴィス・シンガーなどの作品を読んでみたい。

 現代社会の病理、日本で言えば、自殺者が毎年3万人を超えている、無差別殺人の増加、子供の両親への殺人とその逆などをホロコーストとの相関性について考えるのも悪くない。

 今の日本でいろいろ起こっている犯罪などを考えるみると、社会が経済的には成熟しているものの、個人の精神は幼いといえる。要は自立できていないということだ。
 ホロコースト文学からいろいろ学んでみたい。

再開 私の色(278)

2009-07-14 21:02:58 | Weblog
 大型店舗の駐車場の警備をする人の話を聞いた。

 炎天下の中で、交通整理をする仕事は厳しい。また、事故になる可能性があり、
神経も相当つかうという。(50代の男性)
 彼が言うには「コスト削減で、人員が1人足りず、安全がないがしろにされている」と指摘する。店側の言い分しか聞けない警備会社も大きな問題だ。「もし、事故がおこれば、だれが責任をとればいいのだ」と憤慨した声だ。

 彼は「配置換えしてもらい、自己を守るしかない。会社や店にはさんざん指摘するのに、情けない」という。事故が起こってからでは遅い。

 こういうケースは他でも多い。大切な命がなくなって、はじめて対策や予防する。

 事故が起こるまえの、予防が大切で、そうすることによって、犠牲は少なくなり、コストも下がるのだが。

再開 私の色(277)

2009-07-13 22:08:37 | Weblog
 ホームレスを5、6年続けている男性(61)と話す機会があった。

 仕事、住所がなく、福祉の恩恵を受けいられず、苦痛という。
 食べ物は万引きしてしのいでいる。すごい話で私はびっくりした。

 その話を聞いて、レ・ミゼラブルの物語を思い出した。腹がすき、食べるものがほしい、しかし、買うお金がない場合、盗むしか方法はない。うん、でもそれは犯罪だ。餓死は避けたい。生きるために、頼るところがないのが悲惨といえよう。

 生活が破綻し、ホームレスになった人を決して責めることはできない。やはり、福祉が貧困だと、犯罪に追い込むことになる。もっと、温かい目で、今の貧困問題に対処していきたい。

再開 私の色(276)

2009-07-12 19:53:38 | Weblog
 家の団地内で、蝉がなきはじめた。なくというよりは、生命力をうったえているかのようだ。比較的寿命が短い蝉だが、その懸命に生きる姿に元気づけられる。
 
 「生命あるものはいつかなくなる。だったら、その間、しっかりと生きてみよ」という伝言を感じる。そのことは、植物もそうだ。今私のベランダには、たんぽぽが咲いているが、まだ、梅雨明けでもなく、元気がいい。

 高校野球の夏の大会の開会式にいく途中、バス事故で、1人の選手が亡くなった。(柳ケ浦高校、大分県宇佐市)
 とても理不尽なできごとだ。まだ16歳というのに。ご両親らの気持ちを考えると、まったく、、、。

 できるだけ、明るく生きていきたいのだが、世相などから、どうしても暗くなりがちだ。自分の気持ちだけでも、明るくしたいのだが。日々の時間を大切にしたい。

再開 私の色(275)

2009-07-11 22:15:06 | Weblog
 大手のドラッグストアを見る機会があった。その店は、下町の商店街の中にある、1、2階の店舗で、それほど大型店ではない。価格と品ぞろえがその店の特長だ。

 品ぞろえをみると、来店者のニーズを分析している。子供用の紙おむつをはじめ、大人用も豊富。それと、若い女性から熟年を対象にしたブランドの化粧品の品数が多く、顧客作りに一役かっているようだ。

 その店の近くには同業の店、GMSが2店もあり、競争は激化している。
 価格での差別化はそれほどでもないが、品ぞろえがよい。2階の化粧品には専門の接客ができる女性がいて、顔なじみがたくさんいて、彼女を頼りにするお客も多いようだ。

 これからの店は、価格、品ぞろえのほか、もっと接客ができる従業員をしっかりと育てることがポイントになると思うのだが。

再開 私の色(274)

2009-07-10 21:12:42 | Weblog
 ラジオを聴いていたら(7月10日)、大阪市住之江区で交通事故があり2人(40代と20代)の男性が死亡したと報じた。この世の中は、「危険」がいっぱいといえる。家族の中で、子供が朝、家を出て、夕方無事に帰ってくると思うのが大半だが、そうでない場合もある。だから、その朝のあいさつが、お互いが最後かもしれない。それほど、先のことはわからず、危険なことに遭遇する可能性があるということだ。

 では、どうすればいいのか。いつでも死んでもいいという準備を持って、外に出かけることだろう。そして、その前に、家にある自分の私物などを片付けておくことだ。また、後悔しないように、家族、友人、知人らとの関係も、きちんとしておくことだ。一気にすべてはできないが、少しずつやっておかないと、大変なことにもなるし、悔やむことになる。

 気持ちよくこの世から去っていくことを、時々考えてみるのも悪くない。そうすると、今、生きている間のことを考えることにもなる。

再開 私の色(273)

2009-07-09 18:38:56 | Weblog
 70歳くらいの知り合いの男性と最近の世相について話を聞く機会があった。

 景気低迷については、「景気のいい時も悪い時も、経営者は従業員の生活を保障すべきだが、現代の経営者はその意識が薄いなあ」また、「若い人も含め、従業員も未来、夢がないようで、気の毒だな」と話した。そして、「なにごとも、自分で責任を持つことが大切だ。親も含め、他人や国に依存しないことだ」と手厳しいコメントだ。

 不況が続き、賃金のアップや社会保障も機能せず、非正社員が増える中、自分責任で、やれることは自分でやることが重要だ。それと、本当に助けが必要な生活保護などのセーフティーネットが十分に働いていないのは、政治の欠陥だ。

再開 私の色(272)

2009-07-08 10:21:45 | Weblog
 大阪市此花区で、パチンコ店が放火され、4人が亡くなった事件があった。高見素直容疑者は、失職し、金などに困って、また、自暴自棄になっていたようだ。それで、放火したとなれば、まったくこの人の精神構造は、どうなっているのかと考えてしまう。子供のままではないかと。

 人生にはいろいろ楽しいことや苦しい時もあるだろう。事故や親しい友人の死、失業なども起こりえる。しかし、どのような状況であれ、人を殺すことや、人を騙すことなどはやめるべきだ。最低限のルールとして。

 この容疑者は、だれも相談できなかったようだ。社会もセーフティーネットがうまく機能していなが、本当に困っている人が相談できるようにしてもらいたいものだ。

再開 私の色(271)

2009-07-07 22:14:36 | Weblog
 ホームセンターで、小さな子供が父親に、カブト虫の入った飼育箱をねだっていた。しかし、父親は「次の時ね」と息子を納得させようとしたが、その子は、おお泣きした。しかし、泣きながら父親と店を出た。

 私にも同じような経験がある。自転車で、相手は母親だった。

 子供たちの行動は、自分が子供だった時のことを思い出せば理解しやすい。
 また、高齢者は、いつか自分も年をとれば、そうなると考えれば納得できる。
 
 それにしても、あの飼育箱は私がほしかったなあ。

再開 私の色(270)

2009-07-06 22:10:14 | Weblog
 7月5日、大阪市此花区(このはなく)で、パチンコ店が放火され、4人が亡くなった事件を知って、一体どうしてこういう事件が起こるのだろうか、とショックを受けた。パチンコ店に対する恨みがあったとしても、普通の人は、放火などしない。まったくやりきれない。

 その事件を、ごく普通の食堂に例をかえて、食事をしている時に突然、放火された場合、どうなるだろうか。こういう犯罪は決して許されるものではない。

 犯人は、自分のした意味をよくわかっていることだろう。たとえ、自暴自棄などになったとしても、他人の生命を奪うことは許されない。

再開 私の色(269)

2009-07-05 20:59:09 | Weblog
 7月4、5日、東京へ出かけた。カウンセラーの研修会。初日は2つの基調講演と5日は、事例検討会の出席した。

 基調講演では、ベテランのカウンセラーの言う「じっくりと傾聴し、そのクライエントの状況を考え、誠実に接することに徹したい」という言葉が印象に残った。

 また、事例検討会では、2つの例から、「粘り強く、クライエントの話を聞きながら、誠実に対応する姿勢が大切」「思い込みや、勝手な判断をしないこと。しっかりとクライエントを観察」するなどの基本を再認識した。

 また、9人の友と懇親会ができたのがよかった。

再開 私の色(268)

2009-07-03 22:29:45 | Weblog
 東京都議会議選挙が告示され、次期衆院選の前哨戦になる。しかし、自民、民主党など人事、政治献金問題などの不祥事が続いており、投票したくない人も多いと思う。

 しかし、どうであれ投票して、意思表示すべきだろう。今までの政権をつくってきたのも、選挙権のある人の投票行動が大きなウエートをしめてきた。今まで、投票率が余りにも低く、これでは初めから政治をあきらめていることになる。棄権をすることなく、投票し、自分の思いを伝えたいと思うが。どうであろうか。

再開 私の色(267)

2009-07-02 21:45:36 | Weblog
 独りの時間を維持するのは大切だと思う。仕事時間、家族と過ごす時間など、独りの時間をつくるにに苦労するものだ。まさか、トイレが自分の空間、時間となると寂しいな。

 通勤電車の中でも、自分の時間をつくることはできる。つまり、その間、自分の時間として、集中する。周辺が気になるのであれば、目を閉じて自分の世界に集中するのもいい。通勤時間が30分ならば、それなりに、気になっていることなどを考えるのも効果的だ。

 寝る前にいろいろと考えると、眠れなくなる可能性が大だ。
 1週間に1度は静かに自分を振り返る時間を持つことは大切だと思う。日々の生活に流されないように、また、1日1日をいきいきとするために、自分だけの時間は必要だ。

再開 私の色(266)

2009-07-01 21:05:45 | Weblog
 以前から読んでみたいと思っていた、元ヒューレッドパーッカド会長・CEOの『私はこうして受付からCEOになった『Tough Choices』)を読み終えた。

 女性としてハンディを背負いながら、懸命に働き、同僚や先輩にも恵まれ成功の道を進むが、自分で考え、事実を大切にして、誠実に実行していく姿に感動を覚えた。

 ガッツがあるし、性格、感情も優れている魅力的な人物だ。人生で、やりたいことをやる、そんな当たり前のことも再認識させられた。

 しかし、CEOの時は、自分の私生活・感情を犠牲にしながら、ビジネスに打ち込む姿は学びたいものだ。彼女は今、家族と静かに暮らしているようだが、また、アメリカのビジネス業界に復活するかもしれない。