再開 私の色（２４４４）

　２０１５年年５月１７日の大阪都構想の住民投票が大阪市内であり、反対となった。投票結果は僅差であった。構想を掲げた橋下徹維新の会代表（大阪市長）は、政治家を引退することを表明した。

　問題は投票結果で、賛成反対が半々とみてもいい票数だった。既存の大阪を変えたいという意見も尊重したい。今回の投票で、既存の大阪の行政ではいけない、ということが分かった。
　
　変化を進めるためには相応の時間が必要である。今回の住民投票で橋下代表は早急であった。有権者も当惑したと思う。

　一方、現在安倍晋三首相が、早急に安全保障法制の関連１１法案を臨時閣議で決めた。なぜ重要なことを早急に決めるか。そこには「あせり」が感じられる。有権者のため、国民のための政治をしているとはとても思えない。

　政治屋の言葉には注意したい。中身がなく気持ちがいい言葉で有権者などをだます。彼らの言葉をうのみすることなく、言葉をよく吟味したい。