再開 私の色（２４４０）

　先日、スーパーで買い物をしていた時に、７０代の夫婦がいた。２人は手をつなぎ楽しそうに買い物をしている。妻は認知症のようだ。夫は妻の手をしっかりと握り、笑顔で話しながら商品を選んでいた。

　結婚し夫婦となっても、当事者はそのままではない。失業をはじめ、事故死、病人になるなど、当事者にとって、その劇的な変化の対応は大変である。

　しかし、結婚した以上、相手が死ぬまで世話をすることを誓ったと思う。結婚し、相手がガンにかかりその世話で一生を終えた人もいる。結婚前、結婚時、相手の突然の死や病気などは想定しにくい。しかし、現実は過酷だ。

　それらを運命だ、と考えるのは酷だ。しかし、最後まで責任をとることが大切であろう。