再開 私の色（１５２１）

　ある光景から。今日（２０１２年１１月３日）、都心の百貨店に行ったとき、３０代くらいの子どもをのせたベビーカーをひいた女性が、エスカレーターに乗ろうとしていた時、警備員が危険があることを丁寧に説明し、エレベーターで行くように話したが、その女性は、無視して乗ってしまった。

　万が一、途中で転倒したら大事故につながる。見聞きしていて、その女性の勝手な行動に腹が立った。そのことを契機にいろいろと生活シーンを考えると、何と人々は勝手な動物か、と思った。もちろん私自身も含めて。

　よく家族の健康とか安泰を願うが、それも家族さえ良ければ他人はどうでもいい、という解釈もできる。

　この世の中は、そこそこの常識でものごとは動いているが、それも各人の勝手な「常識」に変わり、無茶苦茶に近い状態といったら言い過ぎであろうか。

　もう少し、他人に配慮した余裕がほしい。そして、自分の命を大切し、他人の命を大切にする心の余裕がほしいなあ、と思う。