goo blog サービス終了のお知らせ 

心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

仕事師だなあ♪

2013年07月08日 | 母のこと
母に電話した。
「ちょっと明日 秋田市に行かなくても良くなったよ。助かったわぁ」
「今 お前が買ってきてくれたとうもろこし茹でてるとこだよ。電子レンジでチンしてもいいけど 中が生だと嫌でね、今日はしっかり茹でようと思って。」
しばらく二人でなんたらかんたらと話していたら 
「あっ」と母が。
「どうした?」と聞くと

「コロコロもやっていたんだよ。いやぁ 自分で言うのもなんだけど 仕事師だなぁ。携帯持って 別の手ではコロコロを持って ガス台の前にいるんだよ。暴れん坊が入る前に 茹でるのもやっておこうと思って。」と母が答えた。
話している途中でコロコロを倒したらしい。それでも右手に携帯を持ち 左手にコロコロを持ち さらにはガスでとうもろこしを茹でている姿を想像したら 母が言うように「仕事師」!って感じがした(笑)
いいぞ!その調子 その調子♪

昨日 母のところに行ったら テーブルで母が小さなそろばんをいじっていた。どうしたのかと尋ねると 引きだしを整理していたら 父さんが仕事で使っていたそろばんが出てきたというのだ。父は営業のときにそのそろばんを使って 左手に持ち さささっと操作して得意先で交渉していたらしい。その仕草を母が真似て「父さん この姿勢でよくそろばんが出来るもんだなと感心したもんだよ」と言った。確かにそろばんをどこかに置かずに 左手で持ちながらささっとやるのは慣れないと難しそうだった。
母は わたしが行く前にそのそろばんで 1+2+3+4+5+・・・という計算をしていたようだ。それがどうしても6を足すところに行くと 変になって おかしくなる、しばらく時間がかかったと言う。1から100まで足す操作を何度もやってみたらしい。でも途中で どうも数字が合わなくなるとぼやいていた。そこでこの小さなそろばんでは 指も上手く操作できないから 昔わたしたちが使っていたそろばんが確かあるはずだからと 今度はわたしに探すのを頼みこんだ。ようやく奥の奥から探し出してきたそろばんを見て 母はにんまり。
「これを米にこすれば 綺麗になるはずだ」と。「へぇ・・・」
「昔の人は みんな米にこうやって転がして磨いたもんだよ」と教えてくれた。

さっきの電話のとき そのそろばんのことが話題になった。
あのあと そろばんで何度も100までの足し算に挑戦したそうだ。途中 調子こいて早く操作すると数字が合わなくなるから やり直しばかりだったとか。なんとなくわかるなぁ・・・パチパチと調子よくそろばんを動かしているうちに かなり上手くなったなと自画自賛し 調子に乗る。そろばんじゃなくても よくあることだな。

母のメモには 1から10までの足し算結果、30までの結果 50まで、80まで 100までと計算結果(正しいもの)が書かれていて 途中 その結果と違うと 最初から戻って1からやり直ししているらしい。昔 そろばんをやったときにその計算結果は覚えているとのこと。
なんでも知り合いに そろばんをやると頭の体操や指の体操になって良いよと教えてもらったとか。早速 飛びついたってわけだ。
わたしが
「指の運動だったら 絵を描けばいいのに」というと
「だって 描きたいものがないもの」と答えた。

まぁ いいでしょ。母のペースで 仕事師になって 色々なものに興味を持って一日一日を過ごしてくれれば わたしはそれだけで嬉しいのよ♪

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。