心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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かなり久しぶりにラーメン屋に

2017年09月03日 | ほんのすこし
近くにある「雅龍」、開店したての頃に行ったのだけど、あれから二度ほど行ってその度に休業の札が。
どうも相性が悪いなあと思っていたら、わたしが行こうと思った曜日が木曜日で、それがお休みに当っていたらしい。あれからずっといつ行こうかと思っていたけど、今日ようやく行くことが出来た。
日曜日だし、お客様もそんなにいないだろうと(失礼)。その前になかなか出来なかった銀行巡りを。
通帳記入をして、そのあと通行人もまばらな商店街をそぞろ歩き。
ふと脇道にある昔ながらの雑貨店?が目につき、その店先の商品に目を。
ゆっくり見ていくと、店の奥に店主とおぼしき方が。慌てて「こんにちは!」と声を掛ける。
「すみません。障子紙は置いてないですか?」と尋ねると
「ここには置いてないなあ。でも向こうの店にはあると思うよ」と通りの向こうを指さす。
「あぁ、畳? いや表具やさん?」
「でも日曜だから閉めてるかもしれないな」
「たぶん閉めていたと思います。障子紙ってスーパーにも置いてあるって聞いたんですけど」
「それだったらホームセンターに行ったほうがいいよ」
「ありがとうございます」と帰り掛けながら、ふと
「あのぉ、障子紙貼り様のはけは置いてないですか」と尋ねてみた。
「あぁ、それならここにあるよ」と店主がちょっと喜んで応えた。

店構えも古く、一体いつこの品を仕入れたんだ?と思えるぐらいの古さだったけど、障子紙貼りに適した刷毛を探してくれた。きっとホームセンターに行っても迷ってしまって探すのに時間がかかっただろうなと思った。
案の定、その刷毛を母に見せたら
「お前が障子紙ようの刷毛を見つけることができるかどうかわからないから、アクリル絵の具に使っていた刷毛を代わりに使おうかと思っていたところだよ」と言われた。母がそういいながらわたしが渡した刷毛の毛先をなでた。
「そうそう、これこれ。毛が違うんだよ。前のは数十年使っていたから古くなって」と嬉しそうな顔をした。

なじみの道具に出会うというのは記憶を呼び戻すことに繋がるのだろうなと思った。
母は障子を張り替えたいらしい。そのときは全面的にわたしが手伝うことになる。母のところで今まで知らなかった様々な作業を今、身をもって味わっているところだ。

あっ、またしても冒頭の写真から遠のいた。
その雅龍に今日はたどり着き、ようやくラーメンを味わうことが出来た。今回は「ゆず塩ラーメン」を注文した。
鶏挽肉が入っている。
最初に一口スープを飲んでみる。ほのかにゆずの香りが漂った。少しだけ鶏ガラスープの香りがあるが、魚介類のあっさりしたスープだと思った。あっさり系が好みの方にはちょうどいいような気がした。
麺の多さをチョイスできるのが嬉しい。今日はお子様より少し多めの「小」を選んだが、正解だった。
平日は忙しいのかもしれないが、日曜は穴場だなと思った。今度はエグミ煮干しラーメンを食べてみたくなった。店主と女性の明るい接客にも好感が持てた。

こんな風にお店に入って食事するのは珍しい。これも歩いて少しの距離だから行ってみようと思えるのかもしれない。今度は別の物も食べてみたくなった。