柴田トヨさん。百歳になっているんですね。
ありがとう。あなたの本に出会えて本当に嬉しかったんですよ。
第一作『くじけないで』を書店で目にしたとき えっこの方が こんなみずみずしい言葉を!という驚きでした。早速 読み始め、すぐさま母のところに持っていきました。
母にもぜひ読んでほしかったからです。長い詩ではありませんので、母にはすごく読みやすいと思いました。
それから しばらく母はそばに置いて 折にふれては 開いて読んでいたようです。
そしてその後 ワンディシェフの店にも 置かせていただきました。みなさんにもぜひ読んでほしかったからです。
先日 久しぶりに書店に立ち寄り、あれこれ物色する機会がありました。そこで目にとまったのが 『百歳』柴田トヨ著。
本の装丁は 前作の『くじけないで』に似通っていました。内容は トヨさんご自身の写真がたくさん盛り込まれていて どの写真にも柔らかで 優しい表情のトヨさんがいました。トヨさんが過ごしてきた人生をかいつまんでトヨさん自身が紹介している文を読み、今さらながら百歳の年月を思いました。きっとここに込められている言葉以上のすごさで トヨさんの中にはぎっしり詰まっているのでしょうね。
辛かったことも過ぎてしまえば 今が楽しいと言い切れる トヨさん。
あなたが生きてくれて こうして言葉を紡いでいてくれる それだけでなんと嬉しいのでしょうか。
それだけでなんと力強いのでしょうか。
世の中にはトヨさんのようにお年を召した方がたくさんいます。そのひとりひとりの方々にトヨさんのような様々な人生があることを思います。ひとりひとりは本として形にはしていないのでしょうけど、形を替えて周りの方に何かしらを与えてくれているのかもしれないと感じます。
百歳ではありませんが、わたしの周りにも 年上の方がたくさんいます。ワンディに通うようになってから、母と温泉に通うようになってから、わたしの周りには年上の方が多く存在するようになりました。そのひとりひとりの方に出会えて 本当に良かったなと思っています。
どの方も 笑顔が素晴らしい。
顔に刻まれた皺さえも可愛らしい。
昔のことをとつとつと話す その仕草は 年輪を重ねた大樹のような存在感を与えてくれます。
誰にも話せない辛いこともたくさんあったのでしょうね。それを見せずに 明るく笑っているその人たちを見るのが わたしの安らぎでもあります。
言わなくてもなんだかわかるような気がします。
生きてさえいれば いいことがあるよ と。
あったかい温泉に入れて こんなにありがたいことはないよ と。
トヨさんは やろうと思ったことをただ一生懸命やってきただけだと言います。その一生懸命さの度合いがわたしとはかなり違うのでしょう。一生懸命であれ 何に一生懸命になるかはそれぞれ違いがあるけれど、一生懸命に生きることで未来が見えてくる そう語りかけてくれているように思います。
トヨさん 本当にありがとう。
今度の本も 真っ先に母に見せたいと思います。
ありがとう。あなたの本に出会えて本当に嬉しかったんですよ。
第一作『くじけないで』を書店で目にしたとき えっこの方が こんなみずみずしい言葉を!という驚きでした。早速 読み始め、すぐさま母のところに持っていきました。
母にもぜひ読んでほしかったからです。長い詩ではありませんので、母にはすごく読みやすいと思いました。
それから しばらく母はそばに置いて 折にふれては 開いて読んでいたようです。
そしてその後 ワンディシェフの店にも 置かせていただきました。みなさんにもぜひ読んでほしかったからです。
先日 久しぶりに書店に立ち寄り、あれこれ物色する機会がありました。そこで目にとまったのが 『百歳』柴田トヨ著。
本の装丁は 前作の『くじけないで』に似通っていました。内容は トヨさんご自身の写真がたくさん盛り込まれていて どの写真にも柔らかで 優しい表情のトヨさんがいました。トヨさんが過ごしてきた人生をかいつまんでトヨさん自身が紹介している文を読み、今さらながら百歳の年月を思いました。きっとここに込められている言葉以上のすごさで トヨさんの中にはぎっしり詰まっているのでしょうね。
辛かったことも過ぎてしまえば 今が楽しいと言い切れる トヨさん。
あなたが生きてくれて こうして言葉を紡いでいてくれる それだけでなんと嬉しいのでしょうか。
それだけでなんと力強いのでしょうか。
世の中にはトヨさんのようにお年を召した方がたくさんいます。そのひとりひとりの方々にトヨさんのような様々な人生があることを思います。ひとりひとりは本として形にはしていないのでしょうけど、形を替えて周りの方に何かしらを与えてくれているのかもしれないと感じます。
百歳ではありませんが、わたしの周りにも 年上の方がたくさんいます。ワンディに通うようになってから、母と温泉に通うようになってから、わたしの周りには年上の方が多く存在するようになりました。そのひとりひとりの方に出会えて 本当に良かったなと思っています。
どの方も 笑顔が素晴らしい。
顔に刻まれた皺さえも可愛らしい。
昔のことをとつとつと話す その仕草は 年輪を重ねた大樹のような存在感を与えてくれます。
誰にも話せない辛いこともたくさんあったのでしょうね。それを見せずに 明るく笑っているその人たちを見るのが わたしの安らぎでもあります。
言わなくてもなんだかわかるような気がします。
生きてさえいれば いいことがあるよ と。
あったかい温泉に入れて こんなにありがたいことはないよ と。
トヨさんは やろうと思ったことをただ一生懸命やってきただけだと言います。その一生懸命さの度合いがわたしとはかなり違うのでしょう。一生懸命であれ 何に一生懸命になるかはそれぞれ違いがあるけれど、一生懸命に生きることで未来が見えてくる そう語りかけてくれているように思います。
トヨさん 本当にありがとう。
今度の本も 真っ先に母に見せたいと思います。