goo blog サービス終了のお知らせ 

元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

前練馬区議会議員小川けいこのホームページはこちら

環境モデル都市宮古島の取組について@宮古島

2013年04月05日 20時12分11秒 | 視察
 だいぶ遅くなってしまいましたが、宮古島の視察報告でございます。
 天気は、雨のち曇りといったところでしたが、視察は無事に終えることが出来ました。
初めての宮古島が、仕事だったのはちょっぴり残念ですが、離島のパワーを感じることが出来た視察でしたので、悪天候にもめげずに行って良かったと思います


 視察2日目は、『環境モデル都市宮古島』の取組についてを、エコアイランド推進課担当の方にお話を伺いました。(国から環境モデル都市の認定を受けている)

 政策背景としては、

 ☆離島県である沖縄県のさらに離島に位置する宮古島では、食料やエネルギー資源を島外依存。地産地消による、資源循環が必要。

 ☆ライフスタイルの変化や産業経済活動の活発化に伴う自然環境への負荷増大。生活の源となる水を始め、観光資源でもある自然環境の保全が必要。

 ☆人口減少による地域の衰退。地域産業の振興による雇用の確保が必要。

 以上、3点があったそうです。


 実際の取り組みとしては、

 ・さとうきび等による自給自足のエネルギー供給
 ・クリーンエネルギーによるCO2のフリー化
 ・21世紀環境共生型住宅(エコハウス)の整備事業
 ・太陽と市民のエネルギーを活用したエコアクション
 ・宮古島市全島エネルギーマネジメントシステム実証事業
 ・来間島再生可能エネルギー100%自活実証事業
 ・市民連携型太陽光発電整備事業
 
 などです。

 私たちは市役所で説明を聞いた後に、実際の取り組みを行っている現場を視察したかったので、バイオエタノールプラントの視察をしました。

 

 写真は、さとうきびの糖蜜が、実際の製品になるまでの過程を示したものです。

 また、風力発電、太陽光発電の施設も見せていただきました。

 

 宮古島の台風は本当に凄いらしく、2003年の台風の際には、風力発電設備が2基が倒壊したり、太陽光パネルが飛んでしまったりという被害にも見舞われ、太陽光パネルについては、通常のパネルと角度を変えて設置してるという話も伺いました。

 宮古島と練馬では全く環境は違いますが、これからの日本においての自然エネルギーの活用は絶対的に必要なものです。
 エコについては、練馬区も緑化政策、廃油の活用、蛍光管のリサイクル回収等を行っていますが、エネルギー開発・活用については、練馬区だけではなく東京都ベースで進めるべきであります。
 
 専門的な内容は書ききれませんでしたが、今回も勉強になりました。