元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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全国自治体初!吸い殻リサイクル実現

2016年06月21日 13時52分43秒 | 練馬区について
 小川は、平成28年第1回定例会において、

 「練馬区において、タバコの吸い殻のリサイクル事業を行うべき」

 と提案し、区からは前向きに検討するという答弁をもらいました。


 そしてこの度、区の素早い対応により、全国自治体に先駆けて実現することができました。
 
 その内容は、以下の通りです。


 【吸い殻リサイクルの概要】

  区が吸い殻を収集・梱包 → リサイクル事業者に依頼 → リサイクル事業者から委託をされた宅配業者が回収(回収は無料) →  事業者がリサイクル → 回収量に応じて、区にポイントが付与される。(1キロにつき100ポイント) 

 【吸い殻リサイクルの効果】

 1.練馬庁舎の吸い殻排出量は、年間約720キロ。
   その吸い殻は可燃ごみとして排出しており、処理費用として概算で以下の金額を支出しているので、区としては、その費用がかからなくなる。
   720キロ/年 x 36.5円/キロ = 26,280円/年

 2.回収した吸い殻は、携帯用灰皿、クリアファイル、ベンチ等に再生することができる。

 3.区に付与されたポイントに相当する金額(年間約72,000円)が、社会福祉法人、NPO法人等に寄付される。
 

 【吸い殻リサイクルの対象施設】

 練馬庁舎(本庁舎・西庁舎・東庁舎)

 
 【リサイクル事業者】

 テラサイクル ジャパン(目黒区碑文谷5-14-23)

 ※JT、ライオンなど、約100社の企業からの出資により運営している
 ※平成24年に米国で吸い殻リサイクル事業を開始した。現在は、世界21ヶ国で実施。
  日本では、平成26年4月から事業を開始し、28年6月現在、900を超える団体等が参加しているが、国や地方自治体の実績はまだない。  


 以上です。

 ちなみに練馬区では、例えば平成26年度の歳入ベースで、たばこによる税収が約38億円であります。
 それは、区の収入としては大きな数字でありますが、やはり、吸わない人からすると、喫煙に対するイメージは、あまり良いものではありません。(私も喫煙はしません)
 そういった意味でも、リサイクルに結びつくことは、プラスイメージにもなり、実際に社会貢献になるので、やらない手は、ない!と、考えたわけです。

 今後スタートしたら、また状況報告をさせていただきます。