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元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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記憶のドラマ 依田洋一朗展 @三鷹市美術ギャラリー

2012年10月03日 17時03分17秒 | 視察
 私は、練馬区立美術館については、議員になった直後から芸術振興の観点でいろいろと質問をしています。もちろん今回の決算委員会においても、質問に立ちました。


 練馬区立美術館のオープン当時は、当時の岩波区長の方針もあり

 ①練馬区のゆかりの芸術家
 ②日本の近代美術

 というテーマにそった展覧会が主流でした。
 しかしながら、区民の方々から、「もっと広い分野の物を見たい。」「メジャーな作品もみた」「いまいちパーっとしない」等々の率直な意見を頂戴しており、苦節10年、


 芸術なので、練馬と日本だけに限定せずに海外作品も含めて、区民の声に広く応えるべき!
 館長を民間から採用して活性化をはかるべき!


 と言い続けてやっと今は、サントリー美術館の元副館長を練馬区立美術館長に迎え、海外の作品も扱うようになり、観覧者数も増加傾向となって、メディアにも多数取り上げられています


 今後とも芸術振興には力を入れてまいりますが、やはり井の中の蛙にならないように、他自治体も見ておく必要があるので、視察してまいりました。



 今日は、三鷹市美術ギャラリーの報告を


 私が伺った時は、8月25日(土)~10月21日(日)の日程で

 『記憶のドラマ 依田洋一朗 展』

 を開催していました。
 依田洋一朗(よだ よういちろう)氏は、現在ニューヨークに暮らす1972年生まれ、現在40歳の新進気鋭の若手画家であります。
 展示されていた作品は、ニューヨークの古いが様々な歴史と記憶を持つホテル、劇場、食堂、遊園地などを題材にしたもので、展覧会の受付にはJAZZが流れていて、展覧会の雰囲気を盛り上げていました。

 
 パンフレットには、

 「建物のそのものが持つ独自の記憶、場所の力があり、往年の映画俳優たちの記憶があり、そして画家自身の記憶と現実が重ねられている。(中略)父母と異なる国を故郷として暮らす依田の失われゆくマンハッタンへの愛着が生みだしたものは、おそらく画家の新たな故郷であろう。」

 という記述がありましたが、まさしくこの言葉がそのまま絵に映ったような作品の数々でした。


 個人的には、この絵が飾れたバーでバーボンでも一杯.....という気分でギャラリーを後にしました。



 余談ですが、ギャラリーでこんな可愛い物を見つけました

 

 子どもたちが絵を描いた「自動販売機」です
 ワークショップでの作品とのことです。とても素晴らしい取り組みだと思います