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えきすとらいしょう

2018年12月15日 | Weblog
 12月 15日

 エキストラで着る衣装。

 江戸時代以前だと当然ですが、TVや映画などの製作側が用意した
衣装を着ることになります。
 ところが明治から現代までだと、男性のスーツはエキストラが着用
するのなら自前で問題無し。です。(もちろん時代によりデザインが
違ってきていますが、エキストラですから画面に映るのは数秒がいい
とこだし、遠くを歩いたりだしね)

 で、こないだのエキストラでは「可能でしたらスーツに白シャツで
参加してください」とTV側から連絡がきたので、アタイは濃い
色(ほぼ黒)のジャケットに黒靴で参加しました。

 朝6時に現場到着。すぐに衣装担当のところへ。
 「おっ、自前のシャツとスーツですね。それなら洋装でいきましょ。
ネクタイはコレを使ってください」
 次は小道具担当へ。
 「カバンと帽子をお渡しします。メガネはそのままご自分のものを
使ってください」
 最後がメイクさん。
 「付け髭も必要ないですし、頭もセットしなくていいので、その
ままでけっこうですよ」

 つまり。アタイが借りた衣装はネクタイ、カバン、帽子だけでした。
 だいたいの人は和装だと、下から順に。
 下駄、足袋、着物(襦袢なども)、羽織、帽子(男性)、それに髭
などなど。役柄によって風呂敷、カバン、ステッキその他もろもろです。
(洋装だと靴、スーツ、シャツ、ネクタイ、帽子、付け髭)

 自前衣装のメリットは着替える時間が短いこと、借りた衣装よりは
体型に合う。ですかね。
 撮影が終わって帰るときに30分ぐらいは早く現場を離れることが
できます。
 デメリットは動きが制限される。ってことです。
 服を汚さないようにとか、転ばないようにとかね。

 で、この日の現場。
 雨が降っていて道(ロケ現場の道は土)がドロドロでした。自分の靴
なので、水たまりやぬかるんだところを避けながら歩きます。
 晴れているという設定なので、ほんとうならまっすぐ歩かなければ
ならないんだけどね。

 次は50mぐらいを走る。テストや本番を含めて10回以上走る。
 アタイ、自分でフラフラで走っている演技をつけたので、転びたかった
んですが、自前の服ですから転んだら汚れるし穴が開くかも?って思って
止めました。

 その次がヒドイ目。でしたよ。
 夏に瓦礫の中で片付け作業をしている。という設定のシーン。
 衣装担当がやってきて
 「そのYシャツは自前ですか?」
 「そうです」
 「それではこちらで用意したシャツに着替えてください。上のシャツと
下着のシャツも脱いでくださいね」
 で、渡されたのはヨレヨレの白シャツ1枚。それが汚れて見えるように
黒とか茶色のファンデーションなのかドーランなのか、とにかくシャツを
よごしていきました。もちろん顔も手も。

 そいでもっとヒドイのはこれからです。
 衣装の白シャツ1枚で北風ピューピューと寒風にさらされているのに、
汗をかいているという設定なので、霧吹きでシャツをシュッシュ。
 濡れたシャツ1枚は風が吹くと、寒いなんてもんじゃない!
 動いているときはまだいいんですが、待機中もその恰好でしたからね。
(その恰好で1時間以上)

 あと、自前の服なのに、黒ズボンには白い汚れを付けられ、靴も泥が
付いたように汚されました。(^^;)
 この日だけは”借りた衣装がヨカッタなぁ”って思いましたよ。(^_^)/
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