ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

月待ち茶屋 @岐阜県岐阜市

2022年07月07日 | 岐阜県(岐阜)

コロナ禍が少し落ち着いた5月末。久しぶりに東京から叔母が来ることになったので、母と叔母の高齢者2人を引率して岐阜市内観光。叔母は何度も岐阜に来ているが、意外にも鵜飼船には乗ったことがないと知って予約を入れておいた。叔母は大丈夫だが、母の脚が弱いので、なるべく無駄に歩かないコースを計画。昼前に川原町を散策させ、歩いて行ける距離の「月待ち茶屋」で昼食。こちらは昨年オープンした明治後期の建物をリノヴェーションした食事処。建物は国の登録有形文化財にも指定されている。風情ある建物には岐阜提灯がぶら下がっている。店に入ると客間や居間だったろうスペースが客席に改修されている。先客は大人数の家族連れ。赤ん坊もいて賑やかだ。もちろん予約は入れてあったが、先客の対応で忙しいのかなかなか準備が整わない感じ。

お願いしたのは「月待ちランチ」という季節のコース料理。前菜は鮎の甘露煮やじゅんさいなどの盛られた舟形の皿。彩り鮮やかで初夏らしい。続いて造りは鯉の洗い。醤油がジュレになっていたりして現代的。鮪とかにせず川魚っていうのは好感が持てる。本当は酒でも呑みたいが、今日はガイド兼運転手なので我慢(笑)。付け合わせのラディッシュが蝶(ギフチョウ?)の形に飾り切りしてあったりして素敵。次はカニと湯葉のクリームコロッケ。ソースはアメリケーヌ・ソース。そしてご飯は小さい鰻丼。味噌汁が付く。鰻は2切れだが、コースの最後にはちょうどいいサイズ。焼きもたれの味付けも良く、旨かった。母と叔母はご飯まで食べ切ることは出来なかったようだ。最後はデザートとしてスイカと甘夏のゼリー寄せ。ココナッツのソースがかかっている。爽やかな口当たりで締め。

ちょっと皿出しが遅めなのと、給仕の目が届き辛いレイアウトだったのが残念だったが料理は楽しめた。間隔をとった席の位置のせいで同じ部屋の他の客と目が合ってしまう位置になるので衝立とかがあるとなお良かったかな。他の客が居たので建物の内部を愛でることが叶わなかったのが心残り。多分季節によって内容が変わるだろうからまた別の季節に寄ってみよう。(勘定は¥2,800/人)

 

 

 


 

↓ 金華山ドライブウェイを走って水道山展望台へ(写真下1枚目)。その後は川原町を散策(写真下2枚目)。昼食後、いくつかの道の駅に立ち寄り、伊吹山ドライブウェイへ(写真下3枚目)。夜は市内に戻って長良川の鵜飼見物へ(4枚目以降)。

 

 

 

 

→ 昨年は母と2人で素晴らしさを堪能したが、今回の鵜飼い見物ははっきり言って幻滅…。客の数が多くて船が多いのか、何たることか2艘をぴったりと並べてロープで繋げて鵜匠の舟と並走したので、外側になった自分たちの船からはほとんど鵜匠の手元が見えない。昨年の充実した鵜飼いとは雲泥の差。船頭は「こっちへ来ないと見えないよ。」と言うが脚が悪い母を船の上で立たせることなんて出来ない。最後の”総がらみ”でも一番奥の場所だったため、遠くで終わった感じで全然楽しめなかった。叔母には悪い事をした。ここまで満足度に違いがあると次に来客を招待するのは躊躇してしまう…。

 


 

 

月待ち茶屋

岐阜県岐阜市東材木町29-2

 

( 岐阜 ぎふ つきまちじゃや 和食 日本料理 うなぎ 鰻 鰻丼 国登録有形文化財 鵜飼 鵜飼い 長良川うかい うかい ) 

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