妻と出掛けた際、昼食を居る場所の近くで済ませようと、岐阜県各務原市にあるうどん、蕎麦の店「涼庵」へ。工場や住宅街の細い道を辿って店に到着。中に入って靴を脱ぎ、座敷に沢山並ぶテーブル席に腰掛ける。先客は2組4名。こちら通常の品に加えて、時季によって様々なうどんや蕎麦が品書きに加わる。この日あったのは「翡翠蕎麦」。自分はそれで、妻は「ざる蕎麦」をお願いした。以前に伺った時もそう感じたが、忙しい調理場の主人はピリピリムード。給仕女性(女将さん?)との間の殺伐としたやりとりもこちらに聞こえてきてしまうのがちょっと…。
しばらくして「翡翠蕎麦」と「ざる蕎麦」が出来上がった。「翡翠蕎麦」とは茄子を使った汁物。鉢の中は蕎麦の上にどーんと冷えた茄子が丸ごと1本横たわっている。この茄子が素晴らしく綺麗。丸々とした立派な茄子が、よくもこんな風に仕込んだなというくらい綺麗に皮が剥かれ、まさに翡翠色。たっぷりと出汁を吸ったふくよかな茄子は包丁も入っておらず、全く形が崩れていない。どうやって調理するんだろう、凄い。口に含むとトロトロではなくしっかりと食感が残っている。大口を開けていただく。冷たいつゆの蕎麦は細切り。つゆはカエシが強くなく、薄めの色付き。大葉と花鰹も使ってあり涼やか。旨い。大盛にしてもらっていたがそう多くはない量だった。茄子と一緒にいただくと体の火照りも落ち着いた(外は酷暑)。蕎麦湯をお願いして鉢に残ったつゆに足す。濁りの入ったクリーミーな口当たりの蕎麦湯を最後まで楽しんだ。(勘定は¥2,600)
以前の記事はこちら (1)
岐阜県各務原市鵜沼朝日町3-145
↓ gooブログの終了予告に伴って、記事をHatena Blogにも掲載しています
( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら りょうあん 饂飩 そば 手打ちうどん 手打ち蕎麦 ひすいそば ひすい蕎麦 ざるそば )
茄子のレポート、すごいです。
実に美味しそう!
蕎麦やうどんって麺そのものも魅力ですが
もう一品、目玉があると印象に残りますね^ ^
こんな茄子は初めてでした。