ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

竹馬 @愛知県あま市

2022年07月21日 | 愛知県(尾張)

愛知県あま市近辺をバイクで流す。海部(あま)郡の七宝(しっぽう)町、美和町、甚目寺(じもくじ)町が平成の大合併でこの名前になったが、未だに旧地名の方が馴染みがあってしっくりこないのは自分だけか(笑)。ある食堂を目当てにしていたのだが、残念ながら日曜休み。次の候補だったあるトルコ料理店では店に入ったものの、日曜の昼は現地の人向け(と思われる)ビュッフェしかないと言われ退散。もう次は考えていなかったので途方に暮れて走っていた時に偶々見付けた蕎麦屋「竹馬」に入ることに。まだ新しい建物で大きな構え。中に入るとダークウッドで統一された梁の見える意匠でジャズが流れているお洒落な空間。店員の数も多い。カウンターに案内された。やや慇懃無礼で苦手な接客だが、今はこのくらいしないと評価されないのかな。「十割そば(数量限定)」というのがあったのでつい頼んでしまった。もうそろそろ「十割」に拘るのは止めようといつも思うんだけれど…。

口に独特の風味が残る蕎麦茶には口をつけないようにして待っていると「十割そば」が配膳された。山葵と刻みネギは別皿に。笊の上に盛られている蕎麦は、ざらつきがあって細打ち。つゆはかえし強めの辛汁で好きなタイプ。箸で手繰ると麺線は短めで、見た目通りややざらつきのある食感。かなり冷たい温度で絞められているので少し硬く感じる。最近はこうして氷を使った低い温度で締められることが多いが、それだとただでさえなかなか感じづらい蕎麦切りの風味が、より感じづらくなってしまうんじゃないかな(→自分は冷たい水で締めた蕎麦で皆が口を揃えて言う程”蕎麦の香り”や風味を強く感じたことは少ない)。蕎麦湯が運ばれたので、ここでつゆにネギを少しだけ入れて蕎麦湯を注ぐ。蕎麦湯はとろとろとさらさらの中間ぐらいだが、量がかなり少ないので全部猪口に注いでもつゆが薄まらない。蕎麦自体は旨いし不足は特に無いが、細部の好みはあまり自分には合わなかった。次は二八にしてみよう。(勘定は¥950)

 


 

↓ 食後、津島市方面へ。走っている途中で見つけたレンガ塀とのこぎり屋根の工場の組み合わせ。ただ場所がどうしても思い出せない…。

↓ 津島下街道を東に進んだ所にあった看板建築(建築詳細不明)。残っている看板からすると文房具店だったようだ。

 

↓ 屋根神様が祀ってある「三養荘」(貞享2年・1685・建造)。なんでもこの辺りは茶道が盛んらしく、この建物も数寄屋造りで茶室があるのだとか。現在は平山学園津田女子高等学校の所有だそう。中を観てみたいナ。

 

↓ 風情のある建物の薬局「石田誠見堂」(建築詳細不明)。隣にレンガ壁が見えるがこれは薬局とは関係なさそう。

↓ 西御堂町の路地にあった「南無薬師如来」(建築詳細不明)。特に建物に興味があった訳ではないが、建っている場所が気になった。

 

 


 

 

竹馬

愛知県あま市丹波深田52

 

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