Gold / James Brown (2005)
このブログではいくつも紹介している2枚組でたっぷりアーティストの代表曲を味わえる「Gold」シリーズ。今回購入したのは御大ジェームス・ブラウン(James Brown)の2枚組。もちろん音源的には全部所有しているので不要だが、コンピ好きなこともあってこのシリーズだとつい買ってしまう。初期のソウルの名曲の数々から、彼自身によって創造されたといっても過言ではない”ファンク”の名曲連発の60年代後半から70年代前半の曲群には文句のつけようがない。
ではこのCDのどこを楽しむかというと、70年代中期から80年代にかけての時期の選曲。圧倒的だった時代を過ぎ、彼の勢いが以前ほどではなくなってセールス的にも落ち込んだというこの時期は一般的なヒット曲は少ない。ただ音楽がどうだったかというと、映画(特にブラック・ムーヴィーと呼ばれた作品群)のサントラなどでは相変わらず楽曲が使われ、当時の(アメリカの)社会情勢を反映しているし、バック・バンドのJBズ(The JB's)やヴィッキー・アンダーソン(Vicki Anderson)らの女性ヴォーカリストの活躍はJBのプロデュース無しでは考えられない。この盤でいうと2-9「The Boss」辺りから、復活して大ヒットした2-18「Living In America 」までが聴きどころ。
ネットにて購入(¥680)
- Label : POLYDOR
- ASIN : B000ASTEG8
- Disc : 2