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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

志乃多゛や(しのだや) (5) @岐阜県岐阜市

2022年08月30日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の川北で重宝する店といえば麺類食堂「志乃多゛や」。混み合っていても座れないなんてことはほとんど無いし、品数が多くて呑むことも出来る。この日も店に入るとほぼ満席の盛況。それでもすぐに出る客があったので入れ替わりで座ることが出来た。若女将はあっちで呼ばれ、こっちで呼ばれと大忙しだ。バスを使って来たので安心して酒を注文。暑かったので「生酒(大)」にしてみた。千代菊の「吉」という名前の酒だそう。300ml瓶がそのまま。つまみには「板ワサ」と「つくね(2本)」を。つまみの一品も充実しているので昼呑みには最適。

運ばれた「板ワサ」は飾り包丁の入った赤縁の蒲鉾が8切れ。醤油とワサビでいただく。口に放り込んで、酒で追っかける。旨い。「つくね」は団子状ではなく、延べ棒状で外側がカリカリになるまで火が入れてある。これもイイなァ。なんてやっていると若女将が「2時半でラストオーダーなんですが…。」と。イタタ、「志乃多゛や」までもが中休みを取るようになってしまったか…。

締めは「たぬきそば」を”冷たいの”でもらう。厨房には「たぬきころで!」で通っていた。しかし2時を過ぎても客はひっきりなし。日曜は中休み無しでもいいんじゃ…。運ばれた「たぬきそば」は”ころ”であってもつゆはたっぷり。揚げ玉と刻みネギとカマボコが2枚。市内の他の店のように甘く煮た揚げは入っていないし、わさびは付いていない。すっきりとした色と風味のつゆ。カエシよりは出汁感強め。温度は”ぬる”くらいで好み。するすると手繰って、つゆも少し飲み、箸を置いた。(勘定は¥2,000程)

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志乃多゛や 

岐阜県岐阜市長良福光2666-3

 

( 岐阜 ぎふ 長良 長良北町 志乃多や しのだや 志のだや 志乃だや 志乃田や 志乃多屋 麺類食堂 大衆食堂 百年食堂 うどん そば 蕎麦 )

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平工アイスクリーム店 (3) @岐阜県岐阜市

2022年07月22日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

今年も暑い夏になりそうだ。暑くなってくると思い出すのは岐阜市金竜町の狭い路地に店を構える「平工アイスクリーム店」。創業は昭和22年(1947)と長い歴史がある。この日は歩いてきたので関係なかったが、確か近くに駐車場があるはず。でもいつもどこか分からずじまい。かき氷にしようかアイスモナカにしようか迷って店に入ったが、店内は自転車で来た家族連れがテーブル席を埋めていたので、外に回って窓口から「アズキクリーム」をモナカ(⇔カップ)でお願いした。

すぐに最中種(皮)にアイスが詰められ、そのまま手渡しで受け取る。歩きながら食べよう。粒の残るアズキクリームは後味がさっぱり。これこれ。サクサクの最中種との相性も抜群。相変わらず旨い。大きくないのでほんの数口で終わってしまうが、それがまた良かったりして。今までカップで食べたことは無いんだけれど、そちらの方が値段が高いのでひょっとすると量が多いのかな。次はカップ頼んでみよう。(勘定は¥90)

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↓ 店から遠くない岐阜東通りに面した「旧・早川食品店」(建築詳細不明)。商店の意匠がなかなか凝っているし、薄っすらと残る看板には「長栄堂パン」の文字も読み取れる。

 

 

 


 

平工アイスクリーム店

岐阜県岐阜市金竜町4-6

 

( 岐阜 ぎふ 梅林公園 ひらく 平工アイスクリーム カキ氷 かきごおり アイスモナカ アイス最中 アズキクリーム 長栄堂特約店 )

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三河亭 (3) @岐阜県岐阜市

2022年06月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

休業からの復活後、だんだんとメニューが増えていっている岐阜市八ツ寺町の洋食店「三河亭」。創業明治27年(1894・うち8年間休業)。いつもつい日曜定休なのを忘れて訪れる機会を無くしてしまう。今回はたまたま覗いた店のインスタグラムで「チキンカツハヤシ」の提供が始まったと知って、ある天気の良い祝日の昼に訪問した。まだ開店して間もない時間。カウンター席に座り、早速「ビール」と目当ての「チキンカツハヤシ」を注文する。

ビールはアサヒのスーパードライの中瓶。まずは1杯グイッと。決して便利な場所でもないが、もう数組後客が入ってきている。しばらくして「チキンカツハヤシ」が登場。ランチではカップのコンソメスープ付き。薄い衣で揚げられたチキンカツの上にトマトケチャップで炒めた玉ねぎがたっぷりのっている。そう”ハヤシ”といってもデミグラスソースがかかっている訳ではない珍しいタイプ。これも昔からこういう仕様だったのかな。軟らかく揚がった胸肉と甘めの味付けの玉ねぎを一緒に口に放り込む。旨いなァ。チキンカツの端の玉ねぎがのっていない部分にはこちらの特製ソースをかけて楽しむことも出来る。この酸味の強いソースは2代目のレシピそのままなんだとか。付け合わせの千切りキャベツ、トマト、きゅうりにもこのソースをかけていただいた。なんでも「オムライス」も復活したらしいが、まだ通常メニューではなさそう。次はそれを狙って。(勘定は¥1,300程)

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↓ 同じ八ツ寺町にある丸窓のある建物(建築詳細不明)。場所柄、三業に関わる建物だったろうか。

 

↓ 年季の入った佇まいが渋い神田町の「篠田紙店」(建築詳細不明)。現役なのが素晴らしい。そういえばその隣の明治創業の麺類食堂「常〇」はずっと店を閉めたままだが…。(※令和4年5月末、主人の健康上の理由から閉店されたそうです)

 

 


 

欧風料理 三河亭

岐阜県岐阜市八ツ寺町1-2

 

( 岐阜 ぎふ みかわてい 洋食 洋食屋 高等ライス ミヤビヤ ミヤベヤ 老舗 カレーライス カツカレー 復活  ) 

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武蔵野本店 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2022年06月20日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の神田町通りにある創業大正3年(1914)の「武蔵野本店」へ。開店時間が遅めなのか11時半頃でも暖簾が掛かっていない時があったので、久しぶりに店に入る。この日は店に入るとテーブル席がほぼ埋まっているという盛況ぶり。みんな入口にあるテレビの方向に向かって座っていた。相席は無しなので、唯ひとつ空いていたテーブル席に腰掛け、自分もテレビの方に向かって腰かけた。自分の後にも次から次へと客が入って来て、テーブルに座れない人は奥の座敷に案内されていた。女将さんも大忙し。昼は軽く食べていたので「御酒」をぬる燗で、それに「いたわさ」をお願いした。板場には家族なのかバイトなのか若い衆の姿も見える。

運ばれた猪口の酒をクイッとやり、蒲鉾を口に運ぶ。麺類食堂で板わさを頼むと、趣味蕎麦の店と違って赤縁の軟らかい蒲鉾の場合も多いが、こちらは歯応えのある調子のいい蒲鉾。酒に付いてきたのか「いたわさ」に付いてきたのか分からないが、あさりの時雨煮が付いているのが嬉しい。腹は減っていなかったが客単価向上の為(笑)、締めに麺をと「合のり」をお願いした。こちらの「合のり」はそばときしめん。おっと、片方だけで普通盛に近いぐらいに感じる量(食べ切れるかナ…)。上から多めの刻み海苔が振られている。濃いめのつゆにどっぷりと浸けてそばを手繰る。喉越し良く、旨い。きしめんもちゃんと張りがあっていい感じ。でもさすがに多くて腹がはち切れそう。何とか全て手繰り終わり、勘定してもらった。(勘定は¥1,500程)

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武蔵野本店

岐阜県岐阜市神田町3-12-2

※令和4年12月31日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ むさしの むさしの本店 むさしのほんてん 蕎麦 そば 饂飩 うどん 麺類食堂 大衆食堂 だるまセット 達磨セット 閉店 廃業 )

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太田屋本店 (4) @岐阜県岐阜市

2022年06月03日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

今にも雨が降りそうな曇天の祝日、岐阜市真砂町の麺類食堂「太田屋本店」へ。この店の前に数軒覗いてきたのだが、祝日休みかどうかが分からず結局振られ、もうそろそろ昼を食べないと中休みの時間帯になってしまうとこちらまで流れてきた。夏暖簾が掛かる店先。何度通ってもその渋さに感動してしまう。引き戸がサッシでなかったらもっと…。暖簾をくぐると先客は3組程。土間のテーブル席が塞がっていたので小さい小上がり席に腰を下ろす。少々行儀が悪いが、左膝の具合が悪いので片尻だけ乗せて足を投げ出して座らせてもらった。注文しようと思っていた「夫婦ざる」の品札が見つからない。なので方向転換して「カレーライス」をお願いした。奥の座敷にある巨大な液晶テレビを眺めながら出来上がりを待つ。

紙ナプキンを巻いたスプーンと氷水と共に「カレーライス」が登場。平皿に盛られて脇に赤い福神漬が添えてある。早速スプーンを入れていく。辛さはしっかりあるが、ジャガイモや肉の食感やカレーの味にちょっと何か覚えがある。確かめてはいないが、ひょっとして業務用のものを使っているかも(未確認)。もちろん値段の安い大衆食堂だもの、お冷をだしてもらい、ゆっくりと座らせてもらって食べさせてくれるだけで有難い。綺麗に平らげてスプーンを置いた。次は「をかめ」か「木ノ葉丼」にしてみようかな。(勘定は¥580)

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↓ 「太田屋本店」に来たからには裏手の「守屋医院」周辺を散策しなくては。以前にも訪れたが、周辺のこの医院関係と思われる建物が独特の世界観で興味深い。庭に防人の像があったり、面白いスケール観の庭園だけの土地があったり、玄関先にはライオンの顔が出迎え、ベランダを支える柱には女性像が掘られている。病院の敷地の片隅にだっていくつもの像が。誰かしっかりと取材してくれないかな(笑)。

 

 

 

 

 


 

 

太田屋本店

岐阜県岐阜市真砂町9-6

 

( 岐阜 ぎふ 太田屋 おおたや おおたやほんてん 麺類食堂 大衆食堂 洋食 カレー 丼物 近代建築 守屋醫院  )

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あじろ亭 (5) @岐阜県岐阜市

2022年05月18日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

桜は咲いたが残念ながら雨が降って小寒い岐阜市の伊奈波神社参道(訪問4月初旬)。今年は桜が咲いてからも寒い日が続き、花は少し長持ちしたようだ。ただし休みの日は雨ばかりでうんざり。創業明治40年(1907)の洋食屋「あじろ亭」で昼食。店に入ると先客は1組のみ。静かな店内のテーブル席に腰を下ろし、メニューを眺める。まずは「ビール」を注文。煮豆とたつくりがお通しとして添えられるのが嬉しい。グイッとやって単品の「ビーフカツレツ」と「アスパラサラダ」をお願いする。この日給仕を担当していたのは初めて見かける高齢の女性。給仕を担当するのは初めてのようでバタバタしているので、他の客の応対を見ていてもこっちがヒヤヒヤする(苦笑)。店内はテレビも音楽も流れておらず、聞こえるのは調理場から漏れ聞こえてくる音と、他の客の静かな喋り声のみ。落ち着いた雰囲気がいい感じ。

「アスパラサラダ」が運ばれた。アスパラが並んでるのかなと思いきや、新玉ねぎ、レタス、トマト、ブロッコリー、ポテサラ、玉子焼き、苺と盛り沢山。アスパラは細いグリーンアスパラガスだ。ただせっかくの豪華なサラダにゴマドレが最初からかけてあったのが残念。もうどこもかしこもゴマドレで嫌になってしまう(味は嫌いじゃないけれど…)。入っていたポテサラはマヨネーズで和えていないのがいい感じ。フライ物が来るまでにビールを飲み干してしまうのをグッと堪えていると「ビーフカツレツ」が登場。付け合わせ野菜は千切りキャベツとトマト。もちろんこちらの特製ソース瓶が添えてある。カツはしっかりめの揚げ具合で、脂身もある部位。旨いなァ。すかさずビールで追っかける。ビーフカツの他に蓮根や舞茸のフライも添えてあるが嬉しい。酸味のある生姜の効いた特製ソースをかけながら味わい、のんびりとした休日の昼を楽しんだ。(勘定は¥2,250)

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欧風料理 あじろ亭

岐阜県岐阜市伊奈波通1-65

 

( 岐阜 ぎふ いなば神社 あじろてい 洋食 洋風料理 欧風料理 ミヤビヤ ミヤベヤ 高等ライス しだれ桜 老舗 100年食堂 )

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ベンテンドー (2) @岐阜県岐阜市

2022年04月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

柳ヶ瀬で呑んだ帰りに寄った創業大正元年(1912)の「ベンテンド―(辨天堂)」。この建物の周囲は横も後ろも何も無くなってしまい、ポツンと孤立してしまった。道を挟んだ隣は大きなマンションになったし。どんどん変わっていくなァ。こちらといえば「栗粉餅」。相変わらず人気のようで、買いに訪れる人が頻繁に店に入っていく。自分も妻へのお土産で買って帰ることに。ただ持っている小さい革のバッグと別の紙袋をぶら下げて歩くのは嫌。こちらには4個入りという縦長でバッグにすっぽり入るちょうどいい梱包の品がある。

家に持ち帰って分けっこ。ちょっと久しぶりに口にする「栗粉餅」。軟らかい餅が周りに濾して滑らかな口当たりの栗をたっぷりと纏っている。頬張ると口いっぱいに甘い栗の風味が広がった。そして熱いお茶をズズッと。相変わらず旨い。さすがに食事が終わった後なのでもうひとつは翌日食べようと思っていたが(注:賞味期限は当日です)、ついもうひとつも口に放り込んでしまった。そういえばこちらで「栗きんとん」を買ったことがない。次は「栗きんとん」にしてみようかな。(勘定は¥670)

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洋菓子・和菓子 ベンテンドー(辨天堂)

岐阜県岐阜市神田町5-12

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 辧天堂 弁天堂 ベンテンドウ 栗粉餅 栗粉もち くりこもち くりきんとん 伊藤英明 )

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千成壽司本店 @岐阜県岐阜市

2022年04月06日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜駅の北、長住町の交差点にある「千成壽司本店」へ。こちら創業は昭和28年(1953)というからもうすぐ70年になろうという歴史のある店。この日はいわゆる「まん防」実施時期(訪問3月)。岐阜県は何故か酒の提供終日禁止という”エビデンスはどこに?”という独自方針で昼夜を問わず酒が呑めない。なので営業を止めてしまっている店が多く、何軒か目当ての店に振られてこちらに辿り着いた。実はこの店、小さい頃に親に連れられて入ったことがある。もちろんまだこの建物では無かったと思うが、確か母親と一緒だったはず。どうして母子だけで寿司屋に入ったか覚えがないが、その頃から寿司種の大きい握りが有名だったと記憶する(←自信は無い)。大きな建物の小さな入口から店内へ。店内1階はカウンター席のみ。握り手の後ろには大きな水槽がある。迷ったが、大昔に食べたかもしれない「ビック寿司」〔ママ〕をお願いした。常連客の相手をして賑やかにおしゃべりしていた握り手がカウンター上の冷蔵庫からタネを取り出す。品書きからいくとタネは大きいが、種類は並寿司と変わらないようだ。

パパッと握り終わり、皿に盛られた「ビック寿司」が渡された。寿司ダネは中トロ、海老、ヒラメ、イカ、サーモン、玉子、そしてかっぱ巻とねぎとろ巻が2つづつ。通常はヒラメではなくカンパチらしいがタネの都合でこの内容に。さすがにタネが大きい。いわゆる女郎寿司。昔もこんなだったかどうかは知らないが、ごはんの量は普通の寿司よりもやや小さいくらいか。なので余計にタネの大きさが目立つ。ま、タネが大きくてもこのくらいの量ならオッサンでも無理せず食べ切れる。玉子なんてデカい玉子焼きの上にちょこんとご飯が乗り、申し訳程度に海苔で巻いてあって面白い。3つに切り分けないと口に入らなかった。タネの質は並寿司と同じなので値段なりだが、名物料理を食べられて良かった。次に機会があれば酒が呑める時に”お好み”で注文してみようっと。(勘定は¥1,900)

 

千成壽司本店

岐阜県岐阜市長住町4

 

( 岐阜 ぎふ 千成寿司 せんなりすし せんなりずし 千成寿司本店 寿司 鮨 握り寿司 デカネタ寿司 老舗 )

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更科 (6) @岐阜県岐阜市

2021年12月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

主人が逝去されて閉店していたが再開したと聞いた京町の喫茶「ニューカトレア」に行くも店は閉まっていた。前を通った「更科」に並びが無かったので入ることに。自転車を停めて暖簾をくぐると午後3時という外れた時間にも関わらず、相変わらずほぼ満席の盛況ぶり。完全にコロナ前に戻った感じ。土間の長い卓に座って「おばけ」の小をそばでお願いする。すると給仕の女性が「天かす入らないきつねそばですけど…」と。分かってます(笑)。壁の木製品書きには”おばけ”としか書いてないし、大昔の卓上の品書きにも”おばけ”と書いてあるだけだったが、今は「おばけ・きつね」って書いてあるしね。ただ今の品書きはちょっと読み辛いし、他所で”おばけ”というと大抵揚げ玉も入っているから注文してから「あれっ?」と思う人が居るのかもしれない。

2分で運ばれた「おばけ」は小さめの鉢に揚げが3枚と刻みネギのみとシンプル。まごうかたなききつねそばだ。そばは「冷したぬき」と同じ軟らかめに茹でたやや太めの麺。つゆも多分(他の温かいそばと)同じだろう。熱々のつゆにはしっかりと塩分があるので飲み干すのはやめておこう。こちらも2分程で食べて勘定してもらう(何と効率のいい商売だ・笑)。寒くなってきたので次は「味噌煮込み」にしようかな。(勘定は¥520)

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信州そば 更科

岐阜県岐阜市京町3-4

 

( 岐阜 ぎふ さらしな そば更科 おばけ きつねそば おばけそば 冷したぬき ひやしたぬき 冷やしたぬき ソウルフード  ) 

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正玉堂 (3) @岐阜県岐阜市

2021年12月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

詳しい創業年は分からないが、創業100年という岐阜市金宝町の餅菓子の「正玉堂」。昔のHPには120年という記述もあったし、今もページによっては130年と記述にブレが。今まで意識に無かったが、この通りは金神社の参道にあたるのだそうだ。ある日の午後遅い時間、小腹を満たすために寄ってみた。店内は赤いベロアのソファーがある喫茶店風情。女将さんは席で目を閉じていらっしゃる。奥には娘さん(多分)がいらっしゃった。ここに入る時に”杵つき餅”の幟を見たのでどうしても焼いた餅が食べたくなる。「いそべ焼き、出来ますか?」と尋ねると、奥に確かめに行き、「丸いお餅で良ければ…。」ということだったのでお願いした。小さい調理スペースなのでオーブントースターか何か使って焼いているかな(未確認)。だんだんいい匂いが漂ってきた。

出来上がった「いそべ焼き」は海苔で包まれた丸い餅が3つ。そして熱いお茶と紅生姜が添えられている。以前もいただいたがこちらの「いそべ焼き」はキリッとした醤油味。甘くはない。この日はやや硬めの出来上がりだったけれど、熱いお茶といただくとこの上なく旨い。餅と紅生姜って初めて合わせたがこれも悪くない。平らげて「ごちそうさま」と立ち上がると、昼寝をしていらっしゃったと思った女将さんがシャキッと起きて「ありがとうございました。」と勘定して下さった。次こそは「オムライス」を。(勘定は¥500)

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餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう 手造り工房 もち 餅 もち菓子 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 いそべやき 磯辺焼 磯辺焼き )

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