ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ベスト外道 / 外道

2024年05月14日 | ロック(日本)

ベスト外道 / 外道 (2003)

2003年に発表された外道のライヴ音源を中心としたベスト盤。こちらは初回限定盤なので紙ボックス仕様でDVDが付いている。1973年に加納秀人を中心に結成された外道。3ピースのバンドだが、まだ黎明期の日本のロックとは思えないハードでダイナミックな演奏が楽しめる。着物をステージ衣装にしていたり、セットに鳥居があったりと、こんな時期から”日本”を意識していたのが凄い。加納秀人本人が小牧でのライヴで語っていたが、ハワイのフェスに出演した時は10万ものあちらの観客を熱狂させたそう。このスタイルと迫力ある演奏ならさにあらんといった感じ。CDにはMCで観客や(警備の)警察官を煽ったりしているところも収録されていて、その反抗的な態度が目に付くが、ステージでの構成はしっかりとしているので今聴いても刺激的だ。

DVDには74年に東京12チャンネル(テレビ東京)で放映されたドキュメンタリー「新若者考 ~シラケの季節をぶっとばせ~」が丸々収録されている。プロデューサーはあの田原総一朗。インタビュー場面にも彼の姿が映っている。周りの若者は…みんなパンチ・パーマの暴走族(当時は”サーキット族”と呼ばれたのだそう)。何だか懐かしいなァ、こういう若者。自分はもう少し後の世代だが、依然としてこんな輩が沢山居た。扇動的なバンドの姿勢からか出演拒否をされたり、取り巻きが主催者を問い詰める場面もあって当時の世相が伺える。当時の若者はもう60代後半か70代といったところのはず。今、この映像を観て何を思うんだろう。

ネット・ショップにて購入(¥1,200)

  • レーベル ‏ : ‎ ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
  • ASIN ‏ : ‎ B00009KMBT
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
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朝日屋 @名古屋市中村区・則武

2024年05月14日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋駅の西、中村郡道沿いにある麺類食堂「朝日屋」へ。創業は昭和9年(1934)だそう。メディアでもよく取り上げられる有名店だが中に入るのは初めて。以前に何度も訪れたことがあるが、コロナ禍だったり臨時休業だったりで、なかなかタイミングが合わなかった。店内は沢山のテーブル席や小上がり席がある。給仕をやっている年配の男性が主人かな。基本の”おしながき”の他に、壁やテーブル上に置かれたクリアファイルに無数に品が書いてあるので何を頼もうか迷ってしまう。よくこれだけの品に対応出来るものだ。この日は結局こちらで一番有名な品「焼ききしめん」をお願いすることに。ただそれにだって沢山の派生の品があるので基本の品がどれかもよく分からない。当てずっぽうだが「焼き太きしめん」っていうのがそれかな。

しばらくして手製のタオル生地のナプキンが用意され、熱々の鉄板に盛られて「焼き太きしめん」が登場した。熱さ対策か呑水とレンゲが付いている。多めのつゆの中に茶色に染まったきしめん。具材は豚肉、玉ねぎ、ピーマン、干し海老といったところ。味付けは甘醤油といった感じでかなり濃い味付け。麺を手繰るが切れて短くなっているので啜る楽しみはあまり無いか。旨いが濃くてちょっと単調になるのでご飯が食べたくなる(笑)。他にも色々な味付けの「焼ききしめん」があるので、単品だともう少しさっぱりとしているだろう「ねぎ塩」でも良かったかな。基本の”おしながき”にあった「ちらしそば」「雑煮きしめん」「あいのり」なんてのも気になる。麺類以外でも魚を推しているみたい。次は「アジフライ」か「刺身定食」っていうのもいいかも。(勘定は¥770)

 

 


 

↓ 夜の帳(とばり)が下りつつある名駅太閤口の”食べかけのとうもろこし”「チサンイン名古屋(チサンホテル)」(昭和48年・1973・建造)。一度泊まってみたいけれど、近過ぎて(笑)なかなか機会が作れない。

 

 


 

 

めん類・お食事処 朝日屋

愛知県名古屋市中村区則武1-18-16

 

( 名古屋 なごや 亀島 のりたけ あさひや 麺類食堂 食堂 大衆食堂 定食 丼物 うどん きしめん 煮込うどん 焼きしめん やききしめん )

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