ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

更科 @岐阜県岐阜市

2013年12月16日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

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岐阜市近郊の人々にとって、時にはソウル・フードとまで言われる「更科」。創業が昭和3(1928)年という老舗蕎麦・うどん店だ。店は岐阜中警察署の裏手にあり、駐車場も完備している。店に入ると入れ込みの土間にテーブルが並び、小上がりもある。昼時などはごった返す事もあるので基本的には相席。それでも回転がとても速いのであまり待たされる事はない。

この店の名物は「冷やしたぬき」。もちろん蕎麦とうどんどちらにも出来るが、圧倒的に蕎麦を頼む人が多く、注文を入れるとものすごい早さで目の前に丼が置かれる(笑)。自分が行った時は他の人が言うように30秒という訳にはいかなかったが、それこそ2、3分で出てきた。まさにこれこそファスト・フード! 厨房を覗いたことはないが、このスピードなのでもちろん茹で置きだろうと思う。蕎麦を水切りし、その上にたまり醤油由来の濃いめでやや甘めのたれ。そしてこれまたしっかりと濃いめに味付けられた揚げとサクサクの天かすとネギのトッピング。丼の端には多めのねり山葵が付けられている。正直蕎麦は大したことないのだが(何と驚きの小麦粉7:蕎麦3!)、このシンプルなメニューがなぜかクセになるあなどれない味(笑)。今の時期はどうだか知らないが、暑い時期だと冗談抜きで8、9割の人がこの「冷やしたぬき」を注文している。W(大盛)を注文している人も多い(老舗で大盛でなくダブルっていうのも面白い)。暑い時にさっと食べるにはちょうどいいんだよね。他の蕎麦屋にも冷やした蕎麦のメニューは色々あるし、もっと蕎麦の風味を生かした洒落たものはいくらでもあるけれど、ついコレなんですね。

岐阜市近郊には他にも「更科」を名乗り、同様に同仕様の冷やしたぬきを提供する店があるが、店のHPによるとほとんどがここの暖簾分けだそうです。(勘定は¥650)

この後の記事は(2)(3)(4)(5)(6)(7

 

更科 (さらしな)

岐阜県岐阜市京町3-4


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