ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live From The Budokan Tokyo FM,1982 / Japan

2024年05月02日 | パンク・ニューウェーヴ

Live From The Budokan Tokyo FM,1982 / Japan (2020)

1982年12月のジャパン(Japan)来日時の武道館での公演を収録したライヴ・アルバム2枚組。FM放送用に収録されたようで以前から別タイトルで出回っていた音源(当時放送があったかどうかは不明)。もちろん音はいいが、観客の歓声(黄色い)からするとラジオ音源でよく感じる一部の音域のカットもあるかな。こちらは最近発売されたタイトルだけれど、オフィシャルなのかハーフ・オフィシャルなのか、はたまた海賊盤なのかは今ひとつ不明。最近は大手ネット・ショップでも怪しいレーベルのが普通に売られているから困ったものだ。一部の曲でゲストに矢野顕子、高橋幸宏、坂本龍一も参加している。

自分はミュージック・ライフ等の音楽誌での彼らの人気と、写真で見る容姿からかなり偏見を持っていて(笑)、美形のデビッド・シルビアン(David Sylvian)をはじめ、女子にワーキャー言われるアイドル・バンド(ま、ある意味間違ってはいないが)という事でしっかり聴いたことが無かった。「おっ」と思ったのは1981年の「Ghosts」を聴いてからだったと思う。このライヴを聴いてビックリしたのはバンドの演奏力がかなり高いこと。長兄がソロ・アルバムを持っていたのでフレットレス・ベースを操るミック・カーン(Mick Karn)のことは知っていたが、シンセを操りつつも当時のバンドにありがちな拙さは全く無く、アーティスティックでまとまり良くかっこいい。生の演奏がここまで上手く、所謂テクノ・ポップな音のバンドだとは正直知らなかった。やはり聴いていて耳に残るのは独特なフレーズを奏でる存在感抜群のミック・カーンのベース。

ネット・ショップにて購入(¥1,500)

  • レーベル ‏ : ‎ Floating World
  • ASIN ‏ : ‎ B08BF2PNWL
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
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サンモリッツ @三重県津市

2024年05月02日 | 三重県

三重県津市を散策。休憩で立ち寄ったのは大門にある喫茶店「サンモリッツ」。創業は昭和40年(1965)で、かつての映画館の建物に併設されている。何でも純喫茶建築で知られる方が内装を手掛けたのだとか。店に入るとシックでバーのような丸いカウンター席に、シェード・ランプが下がる赤いビニール椅子のテーブル席など、とてもお洒落。ジャズが流れるお店は”ママ”と呼びたくなる女将さんと大女将さんでやっていらっしゃるようだ。先客も後客も勝手知ったるという感じの高齢の常連客ばかり。客同士がヤァヤァと挨拶して相席するような和やかな雰囲気。「ホットコーヒー」をお願いした。

”鍋コーヒー”(古い喫茶店でよくある鍋で温め直すコーヒー)かと思いきや、ちゃんと1杯づつ淹れてくれるようだ。無地の白いカップとソーサーで供された「ホットコーヒー」は、キリッとした感じの味わい。あまり濃くはない。名古屋圏と違って豆菓子も何も付かない。別にこれで普通なのだが、付くのに慣れ切ってしまっているので「?」と思ってしまうあさましさ(苦笑)。常連同士のオッサンの関西弁の漫才(片方はボケてばっかり、片方は堅物・笑)のような掛け合いをそれとなく聞きながら、ドレープカーテンが下がる窓から外を眺めつつゆっくりさせてもらった。(勘定は¥450)

 

 


 

↓ 店が入っている建物「旧・津大門シネマ(旧・第一劇場~津東宝劇場)」(昭和32年・1957・建造)。ルーツを辿ると芝居小屋に行き着くのだとか。現在は利用されていないようだ。

↓ 「オーデン大門ビル(旧・四日市銀行津支店)」(昭和3年・1928・建造)。迫力あるイオニア式のオーダー(円柱)が特徴の昭和初期の銀行建築。建物はすでに戦前に売却されて色々な業種に利用されたようだ。中を覗くと現在は使用されていない様子。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

 

 


 

 

Coffee サンモリッツ

三重県津市大門32-3

 

( 三重 みえ 津 つ 喫茶 喫茶店 純喫茶 清水武 曙座 あけぼのざ 映画館 シネマ 珈琲 近代建築 )

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