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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

おかだ @岐阜県本巣郡北方町 (2)

2023年01月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜バスに乗って北方町へ。「かどかど」で1杯やった後に向かったのは、以前も訪れたことのある麺類食堂「おかだ」(※”だ”は変体仮名)。具体的な創業年は分からないが100年以上前から製麺をしているのだという。店に入って消毒・検温した後に漫画がずらっと並んだ棚の横の席に案内された。奥におでん鍋が見えたので酒をお願いすると、冷たい酒しか無いのだという。寒いから燗酒をいただきたかったんだけどなァ…。酒は「沢の鶴・純米酒・山田錦」の300ml瓶(←結局呑む)。おでん鍋まで歩いていって「こんにゃく」「豆腐」を取り、串を持って味噌の壺にドボンと入れ、皿に取った。置いてあった山椒粉と辛子も少しいただく。

コップに酒を注ぎ、濃い味噌をまとったこんにゃくと豆腐を口にして酒をあおる。うーん、ひやならまだしも冷たい酒とはあまり合わないか。こちら、酒のつまみになりそうな一品物はあまり多くないので追加は止めて、”きたがた名物”と書いてあった「ざるよもぎ」をお願いする。「そば?うどん?きしめん?」と訊かれたので「そば」でお願いした。残った酒は皿に残ったおでんの味噌を舐めつつ飲み干し、出来上がりを待つ。せいろに盛られた「ざるよもぎそば」が運ばれた。緑色をした麺の上から刻み海苔が振られ、刻みネギと練りわさびは別皿に。つゆは甘さ控えめなもの。そばは加水率の高そうなプルンとした食感。よもぎの風味は期待したほどは香らずちょっと弱め。つゆにくぐらせるので余計に感じづらいのかな。するするっと手繰って勘定してもらった。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら (1

 

麺類・御食事処 おかだ

岐阜県本巣郡北方町栄町2-54

 

( 北方 きたがた おか田 おかだ 岡田 麺類食堂 大衆食堂 お食事処 よもぎざる 蓬生 製麺所 )

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甘泉堂 @岐阜県岐阜市 (2)

2023年01月22日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

通っていた漬物屋が廃業してしまったので訪問頻度は少なくなっているが、時々立ち寄ってブラブラと歩くことの多い岐阜市の美殿町商店街。久しぶりに和菓子の「甘泉堂」に入ってみた。創業は明治12年(1879)。ご高齢の朗らかな主人が応対して下さる。ガラスショーケースに並んだいくつかの菓子を吟味。この日選んだのは「花かづら」と、外のショーケースにも飾ってあった「小さな小さな鮎菓子」。いくつか味があったが「よもぎ」「ゆず味」「ごぼう」の3種を選んだ。

「花かづら」は砂糖で固めてある菓子で、最初の食感はかりっと。中は餡というより小豆の粒そのまま。「小さな小さな鮎菓子」は岐阜市の和菓子の名物である鮎菓子のミニ・サイズ版。小指ぐらいの極小サイズ。通常の餡は求肥だが、それを色んな味に変えてあるようだ。まずは「よもぎ」。真緑のどぎつい色をした餡。甘さはかなり控えめだがよもぎの風味が凄い。これが結構口に残る風味で、妻もここまで濃いと苦手だと言っていた。「ゆず味」は黄色い柚子餡。これも甘味は控えめ。というか小さいから味わい辛いのかも。「ごぼう」は中に牛蒡が入っている。牛蒡を使う和菓子というと「花びら餅」があるが、あそこまで食感は残っていないものの、ちゃんと分かるくらいの硬さ。味としてはあんこの中に入っているのでそこまで強い訳ではない。どれも面白い鮎菓子だった。それぞれの味の個性が強いので親サイズだったら持て余すだろうから、この極小サイズがいいのかも。こちら、和菓子だけでなく主人手作りの「からすみ」だとか、珍しい調味料を置いていたりするので次はそういうのもゆっくり見せてもらおうかな。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら (1

 

 

甘泉堂総本店

岐阜県岐阜市美殿町46

 

( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 甘泉堂 かんせんどう 甘泉堂総本舗 鮎菓子 あゆ菓子 和菓子 )

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武蔵野本店 @岐阜県岐阜市 (4)(※閉店)

2022年12月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

先日、岐阜市の柳ヶ瀬商店をブラブラと散歩。昼はどこにしようかななんて考えて歩くが、あちらこちらの店舗の様子が変わっているのが目に付く。コロナ禍に物価高が重なって、商売の行く末を案じて店を畳むところも多いようだ。神田町通りにある創業大正3年(1914)の「武蔵野本店」の前を通った時、ふとガラスショーケースの端にひっそりと貼り出された紙に目が留まる。何とこの年末12月31日を以って閉店するとのお知らせが…。最近は厨房に若い方(息子さん?)の姿も見えてヨシヨシと思っていた矢先なのに。お知らせには”昨今の原材料の高騰など”と書かれていた。108年もの歴史がある店なのに。ショック…。

もちろん昼はこちらでいただくことに。暖簾をくぐったのはちょっと遅い時間だったがまだギリギリ大丈夫だった。土間の奥の2人用テーブル席に腰掛け、品書きを眺める。「かき釜飯」が始まっているが、これから釜飯を頼むのは申し訳ない(時間がかかるので)。もう年末までに来られるか分からないので、自分の知る限りもうこちらでしかいただくことが出来ない「だるまセット」を「中華そば」でお願いして「御酒」も”ひや”でつけてもらうことに。まず徳利とグラスの酒が来た。グラスに注いでグイッとやる。しばらくして愛らしい容器の「だるまセット」が登場。普段は店内でスマホは取り出さないが、最後になるかもと写真を撮らせてもらった(写真下)。

 

ダルマの蓋を取ると上の段は弁当に、下の段は汁物の鉢になっている。小皿には揚げ物用のソースが注がれている。そういえばこちらで中華そばを食べるのは初めてかも。本当なら熱い麺を先にやっつけるところだが、酒があるので弁当のおかずをつまみに杯を重ねる。内容はエビフライ、イカフライ、玉子焼き、カマボコ、里芋の煮たの、牛肉の煮たの、シューマイ、酢の物、お浸しと盛り沢山。ごま塩のご飯は少なめに盛ってもらっている。ささっとおかずを肴に酒を飲み干し、中華そばに移行。チャーシューが2枚、メンマ、カマボコ、刻みネギがのっている。すっきりとシンプルな醤油スープでするすると啜れるいい塩梅のもの。しかし下の段でセットになっている中華そばといっても麺量はたっぷりで、啜っても啜っても麺が減っていかない感じ。これしっかりと1人前(以上?)入っているだろう。木製の匙でスープも味わいつつ、お腹いっぱいになって箸を置いた。常連でもない自分が女将さんらに掛ける言葉は無いが、何度も楽しませてもらった歴史ある店。願わくば大晦日までにもう一度ぐらい寄ってみたいなと思っていたが、SNS上に閉店の情報が出回り始めたので混むだろうから無理だろうな…。(勘定は¥1,370)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

 

 

 

生そば・釜めし 武蔵野本店

岐阜県岐阜市神田町3-12-2

※令和4年12月31日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ むさしの むさしの本店 むさしのほんてん 蕎麦 そば 饂飩 うどん 麺類食堂 大衆食堂 釜めし だるまセット 達磨セット 閉店 廃業 )

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角浅 @岐阜県羽島郡笠松町 (3)

2022年12月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

笠松町の人気手打ちうどん店「角浅」へ。店舗を新しく建て直してからはや3年程経つが、新規開店当初に寄って駐車場がいっぱいで引き返したので、新しい店に入るのは今回が初めて。以前の昭和のうどん屋然とした店構えからモダンな店に様変わりした。中休みをとるようになってしまったのは残念。店内には大テーブルが2つ、小テーブルが2つ、掘りごたつ式の小上がり席が3つ程。それに加えて入口近くにカウンター席が少し用意してある。カウンター席に案内され品書きを眺める。以前のことは忘れてしまったが、こちらって通常の「きしめん」って品書きに無かったっけ? 見つからなかったので限定品だろう「いりこかけうどん」っていうのにしてみた。

しばらくして運ばれた「いりこかけうどん」は小振りな鉢に盛られており、九州の淡口醤油を使っているとかでつゆが澄んだ色をしている。なみなみと注がれたつゆは手繰る前からいりこの強い香りが立ち昇っている。刻みネギ、大根おろし、すり生姜、そしてすだちは別皿に用意されている。つゆを啜るとしっかりと塩分高め。香りと共にぐわっと迫ってくる。麺は軟らかい口当たりでコシが強い訳ではないが、かといってふにゃふにゃという訳ではなく、しっかりと張りもあって旨い麺。薬味を少しづつ加えながら立ち昇る香りと麺を一緒に楽しんだ。次は煮込みうどんとおにぎりにしてみようかな。(勘定は¥825)

以前の記事はこちら (1)(2

 

手打ちうどん・丼物 角浅

岐阜県羽島郡笠松町田代820-1

 

( 岐阜 ぎふ 笠松 かさまつ かくあさ 饂飩 うどん 麺類食堂 大衆食堂 ごんた ゴン太 幅広きしめん 手打ち 手打うどん いりこ出汁 )

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魚半 (5) @岐阜県岐阜市

2022年11月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市内でも屈指の古い食堂「魚半」へ。少し前に訪れた時は臨時休業で振られてしまった。日を変えて訪問。近くにある1台だけの駐車場(表記無し)に車を停めて暖簾をくぐると何と満席。「ごめんなさい、ちょっと満員で…。」と言われ出直すことに。先に用事を済ませ、もう一度店へ。車を停めている間に6人もの客が入って行ったので「またダメか…」と思ったが、辛うじてカウンター席に空きがあったので座らせてもらった。団体客は町歩きの年配グループ客のようだ。その方達が注文を決めあぐねているので先に「ハンバーグ」と「ライス」をお願いした。ご高齢の女将さんと娘さんで調理されるのを眺めて出来上がりを待つ。隣の若い男性客は品書きに無い「冷し中華」を食べていたが、具を全部先に食べて麺をライスと一緒に食べている。冷し中華とライスっていうのも珍しいが、そんな食べ方をする人初めて見た(笑)。

しばらくして「ハンバーグ」と「ライス」、それに味噌汁とたくあんが供された。ハンバーグには目玉焼きがのっており、もちろんこちら独特のオレンジ色の特製ソースが使われている。ポテサラに千切りキャベツなどの野菜サラダが付け合わせ。何度いただいてもどういう組立のソースかは未だに分からないし説明も難しいが、ケチャップに和出汁も感じるようなワン・アンド・オンリーな味。タイミングによるのかもしれないが、以前より酸味が少なくマイルドで随分食べ易くなった印象。大きめの碗に盛られたライスも難なく胃袋に収まっていく。旨かった。「待ってもらってすいません。」と女将さんが小皿の茹で落花生を分けて下さった。「いえいえ」と有り難くいただいてから勘定してもらった。(勘定は¥700)

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めん類・和洋食 魚半 (魚半食堂)

岐阜県岐阜市初音町13

 

( 岐阜 ぎふ うおはん うおはん食堂 うおはんしょくどう 洋食 カツ丼 かつ丼 特製ソース 大衆食堂 麺類食堂 )

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湯葉勇 (2) @岐阜県岐阜市

2022年11月14日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

酒のつまみに刺身湯葉でもと久しぶりに岐阜市本町の「湯葉勇」へ。創業は慶應3年(1867)という凄い歴史のある店。この辺りは寺社も多いし、多くの料亭がこちらの湯葉を使っていると聞く。店に入るとすぐ脇に事務スペースがあるが、奥はそのまま作業場といった感じ。この日は主人がいらっしゃった。乾燥湯葉のサンプルはカウンターに出ているが、奥の冷蔵庫から生湯葉のサンプルを持って来て下さった。購入したのはその中から「さしみ湯葉」と「生棒湯葉」。車に用意してあった保温バッグに入れて家に持ち帰る。

「さしみ湯葉」は1㎝程の厚みがある。短冊状に切って醤油とわさびでいただく。少し硬めの食感のところと軟らかめの食感のところがあり、そのコントラストが面白い。最初に用意したのは普通の醤油だったが、これには濃いめのたまり醤油でもいいかなと、以前恵那市の「マルコ醸造」で購入した長熟弐年醤油でいただいた。旨い。「生棒湯葉」は適当な大きさに切って、これもいくつか醤油を用意して、わさびやホースラディッシュを添えていただいた。巻いてあるので食感が違い、少し歯応えがあるのがいい感じ。庭の畑に植えた大葉の大量消費に活躍した”大葉の醤油ごま油漬け”でいただくのもいい感じ。どちらも酒は菊正宗の樽酒でいただいた。(勘定は¥1,500程)

以前の記事はこちら

 

湯葉勇 (湯葉勇商店)

岐阜県岐阜市本町4-36

 

( 岐阜 ぎふ ゆばゆう ゆばゆうしょうてん 湯葉 ゆば 棒湯葉 さしみゆば なまぼうゆば )

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三河亭 (4) @岐阜県岐阜市

2022年11月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

途中8年間のブランクはあれど創業明治27年(1894)という長い歴史を持つ岐阜市八ツ寺町の洋食屋「三河亭」へ。日曜休みの店なのでなかなか寄れないが、この日はたまたま平日に車で店の前を通るとちょうど娘さんが店を開けているタイミングだったので店前の駐車スペースに車を入れた。だんだんメニューが増えつつあるこの店、時折インスタなどでそんな品が紹介されているが、限定なのかいつもある訳ではない様子。この日はレギュラー・メニューの中から前から食べてみたかった「カツサンド」と「珈琲(Hot)」をお願いした。

まずはゴマドレのかかったミニサラダとカップスープが供され、後から「カツサンド」と「珈琲」が登場。「カツサンド」は山型のイギリス食パンで作られていて3つにカットされている。なんでもパンは神田町の「パンシノン」のものだとか。ソースをくぐったカツだけのシンプルなサンドイッチで、揚げ立てのカツの脂身の甘味とこちら特有の酸味の強いソースの組み合わせがいい感じ。あっさりした味わいの珈琲と一緒にいただいた。次は「オムライス」「エビフライ」「カキフライ」といきたいけれど、まだレギュラー・メニューにはならないのかな。(勘定は¥950)

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欧風料理 三河亭

岐阜県岐阜市八ツ寺町1-2

 

( 岐阜 ぎふ みかわてい 洋食 洋食屋 高等ライス ミヤビヤ ミヤベヤ 老舗 カレーライス カツカレー かつサンド 復活  ) 

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東亭 (4) @岐阜県岐阜市

2022年10月11日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

古い建物もポツポツと残る岐阜市今町で100年以上の歴史を持つ食堂「東亭」へ。階段を昇って店内に入ると、この日はまだ先客はゼロ。いつも座るテーブル席に腰を下ろし、調理場の壁に掛かる品書きを眺める。何を食べようか決めてはいなかったが米を食べたいナと、お茶を持ってきてくれた給仕の女将さんに丼物の中から「たぬき丼」をお願いした。テレビのニュース番組を見上げながら出来上がりを待っていると、ポツポツと後客が入ってくる。

しばらくして運ばれた「たぬき丼」は大きめの丼に盛られ、とろっとした玉子がご飯を覆い、上から刻み海苔が散らしてある。具材は短冊状に刻まれた厚揚げ、ねぎ、そして揚げ玉といったところ。それらが玉子でとじられ一体となっている。さっそく箸を付けてかき込む。つゆはこちらのどれもそうだがやや濃いめ。それがとろっとした絶妙な加減の玉子でちょうどいい感じにまとまって、旨い。時々口に入る揚げ玉のサクサクとした口当たりもいい感じ。つゆの量も丼の底に溜まってしまわない程度で良かった。途中でたくあんとお茶を挟みながら綺麗に平らげた。120円ほど足せば「天玉丼」があって、たぶん海老天も入るのだろうが、これはこれで満足。(勘定は¥630)

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東亭

岐阜県岐阜市今町3-18

 

( 岐阜 ぎふ あずまてい 東亭食堂 お食事処 百年食堂 麺類食堂 大衆食堂 食堂 たぬき丼 )

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かまた @岐阜県岐阜市 (4)

2022年09月14日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市神田町の洋食喫茶「かまた」。最近は休日の昼ともなると外に待ちが出ていたりするし、かといって夕方は早仕舞いするのでなかなか伺う事が出来ない。この日は昼の開店してすぐの時間に店に飛び込んだ。一緒に入った年配男性客は、入るなりビールを注文している。羨ましいが運転があるのでこの日は呑めない。この日はたまたまか、自分を含めて男性の1人客ばかり5人も。最初は「かつ丼」でもと思ったが、出されたランチ・メニューには記述が無い。昼は出さないのかな。訊くのもアレだったので「海老カツ」をお願いした。音を消したテレビとクラシック音楽が流れる店内で出来上がりを待つ。

しばらくして運ばれた「海老カツ」は平皿に盛られていて、同じ皿にライスも盛ってある。これに味噌汁が付く。カツの付け合わせは千切りキャベツにトマトにレタス。最初からゴマドレがかかっているのにはちょっとがっかり(どこもゴマドレばっかりなので…)。甘いし重い。フライ物など洋食の時は酸味の効いたドレッシングの方が好みだ。「海老カツ」は身を集めて丸い形に揚げられていて、3つにカットされている。タルタルソースがかかっていて、海老の量は3本分くらい使ってあるだろうか。熱々で、身がギュッと詰まっていて旨い。卓上にソースとかは置いていないのでタルタルソースだけでいただいた。カトラリーは用意されていないが、平皿のライスを食べるのに箸は食べ辛いなァ…。(勘定は¥850)

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洋食喫茶 かまた

岐阜県岐阜市神田町6-16

 

( 岐阜 ぎふ かまた レストランかまた コーヒーかまた 喫茶かまた 洋食 オムライス 厚焼き玉子サンド 珈琲 喫茶 エビカツ )

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正玉堂 (4) @岐阜県岐阜市

2022年09月02日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある平日の昼時、近くで用事を済ませるも外は土砂降り。昼食を摂りたいが、時間的にあまり遠くへは行けない。そういえば「正玉堂」はオムライスもあるんだったと傘を差して店に向かう。中に入ってテーブル席の赤いベロアのソファーに腰掛け「オムライス下さい」とお願いすると、女将さんが一度奥に消え、戻って来て「まだご飯が炊けとらんで出来んわ。」と無情な返事。珍しく奥から主人が出てきて「焼そばか雑煮なら出来るよ。」と言われたので「おぞう煮」をいただくことに。こんな暑い季節に雑煮をいただくのはきっと初めてだ。

自家製杵つき餅を使った「おぞう煮」が出来上がった。大きめの碗に盛られていて、青菜に蒲鉾2枚、餅は2つで鰹節がかかっている。玉子が落としてあるのが珍しい。この地方なので餅は焼かずに煮込まれていて、つゆも澄んではいない。こんな季節に食べても流石に餅は旨い。蒸し暑いのにふぅふぅ言いながら餅を頬張る。添えられたたくあんを挟みながら、2個をあっという間に平らげた。後から熱いお茶も出してもらった。次はもう少し遅めの時間を狙って、次こそは「オムライス」を。(勘定は¥500)

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餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう ティールーム SYOGYOKU 手造り工房 もち 餅 もち菓子 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 ぞうに 雑煮 ぞう煮 )

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