ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

更科 @岐阜県岐阜市 (7)

2024年03月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある休日の朝、車で岐阜市内を走行。この日は朝食を摂っていなかったので、どこかへ行こうか思案。早く店を開ける京町の「更科」の前を一応通ってみる(開店10時)。ここのところ休日ともなると駐車場待ちの車列が出来るこの店も、まだ早い時間とあって駐車場にも空きが。店もまだ暖簾が出ていない。車を停めるとみんな車内で待機中だった。時間となり暖簾が掛かるとワラワラと人が集まってきた。15人程もいただろうか。相変わらず人気だなァ。順番に大きな卓の席、あるいは小上がり席に着いていく。みんな(冬でも)注文するのは「冷したぬき」ばかり。自分は「味噌煮込みうどん」に玉子を付けてもらった。「玉子は中にいれていい?」と訊かれたのでお願いする。この煮込みうどん、壁に掛かった木札の品書きには、岐阜の古い店に多い”にごみ”との濁点がある表記。

しばらくして「味噌煮込みうどん+玉子」が運ばれた。「蓋開けてよろしいですか?」と訊かれたのでお願いした。ぶわっと湯気が上がり、熱々の”にごみ”うどんが姿を現す。中には豚バラ肉、ネギ、ごぼう、四角い揚げ、そして生玉子が落とされている。まずは濃い八丁味噌+のつゆをずずっと啜り、麺を手繰り出してとん水に移す。麺は細平打ちで、まるできしめんのようなもの。どこか乾麺っぽい口当たりもあるここ独自の麺。相変わらず旨いなァ。次はこれ、次はこれと具材との組み合わせを変えて手繰っていく。途中で慎重に玉子をとん水に移し、黄身を潰して麺と一緒に味わった。そこに更につゆを足したりして味の変化を楽しむ。なんてやっているとつゆをほとんど飲み干してしまった。次は「木の葉丼」にしてみようかな。(勘定は¥890)

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信州そば 更科

岐阜県岐阜市京町3-4

 

( 岐阜 ぎふ さらしな そば更科 みそにこみ みそ煮込 味噌煮込 味噌煮込みうどん にそにこみうどん にごみうどん 冷したぬき ひやしたぬき 冷やしたぬき ソウルフード ) 


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2 コメント

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Unknown (ぷるやま)
2024-03-09 02:14:29
ハリーさんこんにちは。
この店に限らず、味噌煮込みは余程ハズレなく美味しい店が多いですね。
しかし他地方の方々には馴染みがないせいか、特に山本屋系の硬めタイプは説明しても受け入れてもらえませんでした。
太田屋みたいな柔らか麺も美味しいとは思えないそうで残念でした。

ところで以前閉店された恵那市の長崎ちゃんぽんのいこいが移転して再開されてるみたいです。
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Unknown (ハリー)
2024-03-09 08:44:08
ぷるやまさん、こんにちは。

>余程ハズレなく

本当にそうですね。東海地方民にしたらあの味の組立が他所でほとんどみられないっていうのは
不思議な感じがします。

>山本屋系
>受け入れてもらえません

味噌煮込みを代表する系統ですが、確かに麺だけはもはやあの系列が特殊な例になっていますからね。
市井の麺類食堂では時々びっくりするような旨い味噌煮込み用手打ち麺に会ったりするのですが、
そういう店にお連れしてもダメだとすると、もう八丁味噌+ムロアジ他ベースの出汁がダメっていう
ことなのかも。

>いこい

あ、本当だ。”カラオケ”っていう表記がちょっと引っ掛かりますが(苦笑)、再開されていたんですね。
情報ありがとうございます。
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