河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

9.11に寄せて

2010-09-11 | Private
米同時多発テロ(01年)から今日で9年になる。
9年前の今日、私は大学の研究室に泊まり込んで仕事をしていた。
その日のことは良く覚えている。
事件の報道を自宅で見ていた家内から研究室に電話がかかってきたからだ。
私はセスナか何かの飛行機がビルにたまたま接触したくらいの事故だと思っていた。
翌日以降の報道でそんな生やさしいものではないと思いしらされた。

ニューヨークの世界貿易センター(ツインタワー)は私は実際に現地で見たことがある。
アメリカ留学中、車でニューヨークまで行き、ビルのすぐ下を走ったことがあるのだ。
だから、この事件は普通の日本人以上に我々には衝撃的だった。

それから9年、日本は不況ではあるが平和なものである。
今日は、ビデオ屋で「ジュリー&ジュリア」という映画のDVDを借りてきて夕食の時に鑑賞した。
主人公のOLジュリーは米同時多発テロ後の苦情処理をするオペレーターであった。

映画の内容はニューヨークで作家になる夢をあきらめたOLのジュリーが、憧れのジュリア(大ベストセラーの料理本を書いた実在の人物)のレシピに挑戦し、それら全てをブログに綴ることを思いつくというもので、平和そのものの内容であった。
おいしそうな映像にそそられて、しばらく断酒していたのにワインを1本空けてしまった。
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会議日

2010-09-08 | 大学
水曜日は会議日で、今日は午前2つ、午後3つの合計5つの会議が行われる。
朝一番から行われた中核センター会議の主な議題は教職支援センターの設置に関してであった。
就職難が続く昨今の現状では教員採用試験合格者増加は大学の重要な課題である。
難しい課題であり、私などは何も発言できなかった。

本日は会議の後は学部生の卒論研究指導の予定である。

疲れるが、健康で働けることに感謝しつつ頑張ろうと思う。
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大腸内視鏡検査報告

2010-09-07 | 医学・医療
これは私が内視鏡検査を行ったという報告ではなくて、私が検査を受けたという報告である。

今年の定期検診結果は惨憺たるもので、メタボの結果に加えて大腸ガン検診としての便潜血反応検査2回のうち1回が陽性で返ってきた。

メタボは食事と運動療法で痩せれば何とかなりそうだが、大腸ガンにでもなったら大変だ。
気は進まなかったが精密検査を受けることにした。

私が臨床を行っている病院でも、週末には岡大の教授が来られて内視鏡検査をされているが、込んでいるし知り合いの看護婦さんが検査につくのはちょっと困る。
それで、岡山県では定評のあるT外科に受診して大腸内視鏡検査を予約した。
それが先月上旬のことである。
予約が立て込んでいて結局1ヶ月待ちと言うことになった。

私も含めて、一般的に医師は紺屋の白袴で自分の健康には無頓着である。
昼食を一緒に取る内科のT先生は現在80歳代だが、お尋ねしてみると大腸内視鏡検査は今まで一度もご自身は受けたことがないとおっしゃる。
しかし、私の経験だけでも4人のよく知っていたドクターが大腸ガンで命を落とした。
そのうちのお一人はまだ40歳代であった。
また、知り合いだった看護婦さんは20歳代で大腸ガンでなくなった。
やっぱり教科書に書いてあるように、50歳を過ぎれば一度は検査を受けておいた方が身のためである。

考えてみれば若い頃だっていろいろとリスクはあるのだが、歳を取ると定期検診などで強制的にいろいろな検査をされて、ちょっとでも異常値が出るとさらなる精密検査に追いやられる。
それは早期発見のためのやむを得ないことなのであるが、いろいろ仕事を抱えた生身の人間には非常にこたえる。

そういえばあれほど元気そうに見えるサザンの桑田佳祐氏も食道ガンがみつかって手術をした。

考え出すといろいろな悪いことが頭の中に浮かんでは消えていく。

もう予約もしてしまったのでじたばたしても仕方がなく、昨日から予定通りの検査食を食べ、下剤を大量の水とともに飲んで胃腸を空っぽにした。
検査は午後からだったので昼食も取らずに病院に向かった。
午後2時過ぎから検査開始。
右上側臥位で横になり、左腕に鎮静剤の静脈注射がなされた。
後のことは寝ていてわからない。

1時間少々安静にして、薬の作用が切れた頃に担当医から写真を見せられて説明があった。
ポリープ1個すら認められず、全くの正常所見であった。

めでたしめでたし。
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平成23年度科研費募集開始

2010-09-06 | 研究・講演
まだ9月に入って間もないというのに科研費の募集要項が発表された。
ここ数年科研費に関する募集はIT化が進行していたが、一通りシステムが整備されてスケジュールが早まったのかもしれない。
募集要項では今年も多少変更が加えられているようである。

私は今回は基盤研究Bに応募する予定である。

http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/h23_download.html
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第43回岡山県整形外科勤務医会教育研修会

2010-09-04 | 研究・講演
岡山プラザホテルで第43回岡山県整形外科勤務医会教育研修会が行われた。

「股関節手術後のVTE対策 update」
川崎医科大学整形外科学 教授 三谷 茂 先生

深部静脈血栓症は以前は日本人には少ないと思われていたが、実際は診断ができていなかっただけで決して少ないものではない。
最近は人工関節の手術がどんどん行われるようになってきているが、2000人に1人くらいの割合で深部静脈血栓症から肺塞栓を起こして死亡する人が出る。
その予防には術後の早期離床を含む理学療法と薬剤による血栓の予防が重要である。
特に理学療法関係では他動的な運動でなく、随意収縮による自動運動が最も有効である。
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平成22年度経常費補助金特別補助対象事業に係る調査(10月分)

2010-09-03 | 大学
私立大学に対する国の補助金の仕組みは非常に複雑で、一般教員には全く理解できないものである。

私は保健福祉研究所の補助金を得るために、知りたくもないこの補助金の仕組みを勉強せざるを得ない立場に立たされた。
平成19年にオープンリサーチセンター整備事業に採択されて5年間の補助金をもらえることになったが、補助金の申請そのものは5年間、毎年行う必要がある。

オープンリサーチセンター整備事業の補助金は現在はもうすでになくなっているのだが、新しく始まった戦略的研究基盤形成支援事業として申請することになっている。

今年は、平成22年度経常費補助金特別補助対象事業に係る調査(10月分)の中で、他の補助金と合わせて研究所の補助金を申請することになる。

最初の頃は、国から送られてきた書式にどのように書いてよいのか全く分からなかったので、夏休みの後半は非常にストレスで頭を抱えていた。
ところが補助金の仕組みが分かってきて、昨年度の申請書を参考にできるとなるとずいぶん申請書を書くのは簡単になってきた。
締切はまだだいぶ先だが、気になることは早めに片付けておこうと今日思い立って、申請書を書き始めたら1時間少々で総額2700万円規模の申請書ができてしまった。
毎年書く確定申告書のようなもので、慣れればどうということもない。

後は担当事務の方に検算をしてもらえば大丈夫だ。
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研究科入試委員会・知財委員会その他

2010-09-02 | 大学
本日は午前と午後に一つずつ会議があり、その合間に書類書きと学部生・院生の研究指導を行った。

後期の講義が始まる前にやっておくべき仕事がたくさんある。

本日初めて知った国からの私立大学に対する補助金に関する情報がある。
例年、細かな条件の変更はあるものの私学で行われる共同研究に交付されていた補助金が、今年から大幅に制度が変更されたそうだ。
昨年までは国が示す条件を満たす共同研究費に対して実際に使用した金額の約半額の補助が行われていたのが、今年からは条件を満たす共同研究があるかないかで補助金を計算する指数が変動する仕組みに変わったらしい。
要するに、他の大学との共同研究が行われて学内にその研究をきちんと評価して、研究成果をきちんと冊子として記録保管していくような仕組みがあれば補助金が加算されるということになったらしい。
共同研究にいくら使ったかという金額はもう関係なくなるのだそうだ。
私学に対する補助金はまとめて補助されるので、共同研究のおかげでいくら補助金が入ったのかは結局分からない。
私は大学で共同研究費を配分する仕事を担当しているので、これはちょっとやっかいなことになった。
これまでは補助条件を満たす共同研究費を増やせば補助金も増えるという分かりやすい仕組みだったのだが、今年からはそうではなくなる。


ちなみに昨年の共同研究費に対する補助の条件は以下の通りである。
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地域共同研究支援
〔対 象〕
特定の研究課題について、大学等の自主性の下にプロジェクト・チームを編成して行う産業界及び国内外の国公私立大学等との共同研究又は学内における共同研究(大学院研究科・学部・学科間等にまたがるもの。)で、次に定めるiからiiiのすべてを満たす共同研究を実施する大学等。
i 共同研究に関する規程が整備されていること。
ii 学内の委員会等の審査を経て大学等が決定する共同研究であること。
iii 研究成果を集録した紀要等を作成しなければならないこと。
〔算定方法〕
当該研究課題の所要経費が200千円以上の事業を対象として、その1/2以内の額を1校当 たり50,000千円を限度に増額する。 補助単位は千円とする。
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今年度の改訂の内容はまだネット上には出ていない。

民主党が政権を取ってから徐々にいろんな仕組みが変わってきている。
それも突然変更されるので、対策のたてようがない。
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中核センター会議

2010-09-01 | 大学
本日より9月入り。

大学改革のための学長を中心とした中核センター会議が行われた。
いろいろと差し迫った問題があり、2時間以上延々と会議が行われた。

大学全体のことも考えなくてはならないし、個別に学部生、大学院生の指導もしなくてはならない。

いつも自分の研究は後回しになる。

最近1つだけ明るい報告があった。
今年5月から保健福祉研究所のポスドクに来てもらった野中君が出していた科研費(スタートアップ)が採択されたという内定通知が届いたのだ。

こういう嬉しい報告は気持ちを明るくしてくれる。
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