河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

研究科入試委員会・知財委員会その他

2010-09-02 | 大学
本日は午前と午後に一つずつ会議があり、その合間に書類書きと学部生・院生の研究指導を行った。

後期の講義が始まる前にやっておくべき仕事がたくさんある。

本日初めて知った国からの私立大学に対する補助金に関する情報がある。
例年、細かな条件の変更はあるものの私学で行われる共同研究に交付されていた補助金が、今年から大幅に制度が変更されたそうだ。
昨年までは国が示す条件を満たす共同研究費に対して実際に使用した金額の約半額の補助が行われていたのが、今年からは条件を満たす共同研究があるかないかで補助金を計算する指数が変動する仕組みに変わったらしい。
要するに、他の大学との共同研究が行われて学内にその研究をきちんと評価して、研究成果をきちんと冊子として記録保管していくような仕組みがあれば補助金が加算されるということになったらしい。
共同研究にいくら使ったかという金額はもう関係なくなるのだそうだ。
私学に対する補助金はまとめて補助されるので、共同研究のおかげでいくら補助金が入ったのかは結局分からない。
私は大学で共同研究費を配分する仕事を担当しているので、これはちょっとやっかいなことになった。
これまでは補助条件を満たす共同研究費を増やせば補助金も増えるという分かりやすい仕組みだったのだが、今年からはそうではなくなる。


ちなみに昨年の共同研究費に対する補助の条件は以下の通りである。
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地域共同研究支援
〔対 象〕
特定の研究課題について、大学等の自主性の下にプロジェクト・チームを編成して行う産業界及び国内外の国公私立大学等との共同研究又は学内における共同研究(大学院研究科・学部・学科間等にまたがるもの。)で、次に定めるiからiiiのすべてを満たす共同研究を実施する大学等。
i 共同研究に関する規程が整備されていること。
ii 学内の委員会等の審査を経て大学等が決定する共同研究であること。
iii 研究成果を集録した紀要等を作成しなければならないこと。
〔算定方法〕
当該研究課題の所要経費が200千円以上の事業を対象として、その1/2以内の額を1校当 たり50,000千円を限度に増額する。 補助単位は千円とする。
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今年度の改訂の内容はまだネット上には出ていない。

民主党が政権を取ってから徐々にいろんな仕組みが変わってきている。
それも突然変更されるので、対策のたてようがない。
コメント
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