河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

必要経費と研究費の考察2

2008-09-18 | 研究・講演
岡田斗司夫さんの話の続編が9/30号のアスキーに掲載された。
要はお金がたくさん入ってきたがために本業から見ると余計なことに時間を割くことになり、肝心の仕事に割くべきエネルギーが半減していくのを茫然と見守るしかなかったということである。

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たしかに貧乏は辛い。
世界に誇れるアニメを作りながら、アニメーターにお金がいかないのは絶対に間違っている。
でも、お金というのは、あればいいのだろうか?
ギャラは、給料は、多いのが幸せなんだろうか?
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この気持ち、実によくわかる。

研究費がないのはつらい。
世界に誇れる(ちょっと疑問)成果を出しながら、研究者にお金がいかないのは絶対に間違っている。
でも、お金というのは、あればいいのだろうか?
研究費は、補助金は、多いのが幸せなんだろうか?


個人的な事柄だが、私がいつも思い出すのは貧乏生活を続けながら研究だけやっておれば済んだアメリカ留学中のことである。
言葉もままならず、研究費もなく、本当にないないづくしで時間だけがあった。
同じ境遇の仲間達と暇があったらディスカッションしていた。
図書館に行ってひたすら論文を読んでいた。

その頃に戻りたいかといえばそうとは言えないが、ある意味人生で一番幸せな時期であった。
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