katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

流しのリピータ―さん教室とトラックの玄関ポーチ

2021-06-25 07:28:53 | モザイク作家

今日は午後から流しのリピータ―さん教室。その前にまたお袋の眼科へ送迎してから・・・その前にリピータ―さんの画像の撮り忘れしちゃったのね。それは明日と言う事で。結果としてはシンクの中の鯉が1匹張り終わったのね。

まぁこの辺のクラスになると、タイルを思い通りに切る・・・って事はある程度こなす事が出来るようになっているのね。だから、大事になって来るのは、どう切る?ここは・・・って言う脳の問題なのね。例えば、そこは丸、そこは四角って、もし

先生の俺が言ったら、はい・・・って切り出せる感じね。じゃここはどう思う?って聞いたら何て答えるだろうか?こんなやり取りをする事が、もう一段階段を上がる人になるのね。こんな事を踏まえて、折角画像が無いんで、興味があったらこんな話に付いて来て貰うと・・・。

例えば鯉を作ります。じゃ絵を描いて・・・ここで2つに分かれるのね。まずはササっと描ける人と描けない人。描ける人ははスルーね。ここでは描けない人は、気に入ったポーズの鯉の画像を探してコピー。これで描ける人にほぼ追い付くのね。

ただここで追い付けない事が1つ。それは完成した時に、完全オリジナルとして、全て自力の人は、音楽なら作詞、作曲を自分でやったシンガーソングライター扱いになる。しかしコピーした場合、作詞は別の人がやったってスタート。

ただこれだけの違いがある・・・勿論これをいつか自力で・・・と言うのなら、スタートするのに卑下をする必要は全く無いし、逆にやったラッキーって安易に思う必要も無いのね。ただひとまず同じスタートを切れるってだけ。

じゃ次に何処からやる?となると、そこは人それぞれなんだけれど、ここも例えば一番簡単なら、一筆書きのような輪郭線のみを描いた場合なら、既にその輪郭で鯉には見えているのだから、クラッシュで何色でも構わないからはみ出す事無く、

切って張る。これが一番簡単なのね。じゃ両者共にこのスタイルでやったとする。仕上がりの違いは?例え絵が上手く描けたとしても、輪郭線だけなら、写した人も一緒なのだから、ほぼ差は無い。つまりこの場合、いかにピッタリ輪郭線に沿って切れたか?になるのね。

ただ色の好みってのがある。例えばグレーや黒って言うのと、赤に白なんて本物の鯉に近い色であると、どちらかと言うと、後者の方が綺麗な分、良く見えたりもするが、鯉の通なら、その本物の中の色に大正三色みたいな色どりもあるから、

場合に寄っては評価も変わるのね。話は戻って、つまり下絵に負けない輪郭で切れたか?が分かれ目になる。次にデザイン性となると、そもそも絵を描けた時点で、そんな人が輪郭だけ描く訳が無いのね。つまり中に花があったりするのね。

そうなるとお洒落感が一挙に増すから、単純なクラッシュよりも良く見えたりする。こんな事が絵が描ける、描けないの差になるのね。ただ描けない人へのアドバイスは、描けなくて良いから探すのね。探す事なら描けなくても良いのね。

まぁ簡単な話で、描けない人は、描ける人よりも1つや2つ余計な時間が掛かるだけで、そんなに気にする事は無いんだけれど、良くある話は、そこで諦めちゃったり、逆に時間が掛かる事が嫌だったりして、じゃこれで・・・となる人。

勿論、十分モザイクが時間の掛かる事と知っているから、無理にお勧めもしないし、そこが安全と考えるのなら、それも良しだと思うのね。では珍しく今度は絵の上手い人側になると、下絵は描けた、しかもメチャ上手い。

じゃその通り切って・・・ここが難しいのが、絵が上手いからタイルを切るのも上手い・・・とは限らない。簡単な話で、ここも2つに分かれるのね。その通りに切れれば、素敵になり満足度は上がる。しかし、もしその通りに切れない場合、

ガッカリなんて事になる。簡単な話なのね。どちらであっても、ガッカリ側に行く人は常にいる。でも大抵は、絵が描けない人が、ガッカリする事であって、絵が描ける人にはそんな事は無い・・・と思い込む、絵の描けない人が多いのね。

しかも、逆にそう思い込んでいる絵の描ける人が、まさか自分が上手く行かない方になるとは・・・なんて事もあり、簡単な話で、思い込みって言う事が失敗の原因になる事が多いのね。常に良い事と悪い事は背中合わせ。

これだけを持っていれば、自信がある・・・で始まる人は、過信や更におごりにならない様にする事が大切だし、逆に謙虚なんて人は、卑屈になり過ぎないように・・・が大切で、自分がどっちよりか?を知って置く事が一番大切なのね。

そしてその先はどんな結果だろうが、最後までやると、実は必ず結果が付いて来るのね。ただ難しいのは、自分の理想が高過ぎな人は簡単に挫折するのね。例えばプロ野球の選手になる・・・まぁ恐らく中学生で大半は自覚するだろうね。

無理だと。ほら掲げた所ですぐに諦める。所が昔とは違うのは、今は四国の独立リーグなんてものがあったりする。その時に諦めなかった奴らの中から、あの時は引っ掛からなかったのに、きちんとドラフトに引っ掛かって大活躍なんて事も多々ある。勿論、大半は慣れずに終わるが・・・。

でもこれはプロになろうとする話ね。アマチュアは永遠に続けられるのね。何せ趣味だから、そんな厳しい環境に身を置く必要は無いからね。ただね、ここがまた難しいのは、モチベーションなのね。つまり技術うんぬんの前の気持ちの問題。

例えば流しを作っている。俺20年モザイクやって来たけど、流しを作ったのって、1回だと思うのね。つまりアマチュアで流し作っている人って何人いるんだろうか?なのね。実は物凄い事をしていたりするのね。

それは、ちはやふる・・・って漫画で、競技カルタが日本だけで行われているのなら、日本一って言うのは世界一だって言うようなセリフが出て来るのだけれど、まさにあれと同じで、世界のアマチュアモザイクの中に何人いるのか?って話。

それと、日本で外用流しの有名なプロは、作善堂さんって会社なんだけれど、プロなんだから、100対0の差があって当然なんだけれど、もし1点でも、2点でも取れたら・・・そんな評価があったとしたら?そもそも気持ち1つなのね。

要するに、それを憧れて作りたい・・・と始めた事が、ただ一生懸命作って来て、いよいよメインの鯉に手を付けた。そして1匹が終わった。自分のサンプルが出来た事になる。その経験値は2匹目に活かされる。当然悩みは少ない。

つまりもう終わりが見えて来ているのね。けれど本人はまだゴールが見えずにやっているのね。違うのね。果てしなさはもう終わっているのね。これからは、終わりが見えても焦らずに、今まで通りなのね。そこが難しいのね。

つい終わりが見えると、完成を急ぎたくなるし、逆にこれで良いのか?と悩むとキリが無くなる。さっきのおごり側なのか?卑屈側なのか?で結果が大きく変わるもので。更に、終わった後の問題もある。大作が終わるって言うのは喪失感もある。

さっきの良い事と悪い事は背中合わせと言う話は、達成感と言うのなら、喪失感や空虚感も生まれやすい。だから続ける人には、終わる前に次の作品を考える事・・・なんて指導をするのだけれど。いずれにせよ、今日はこんな話がお教室内容。

俺は完成すると、例えプロであっても、何点も取れる作品になると感じている。そんな後は、少しだけトラックの玄関ポーチ・・・ちょっとここに来てペースダウンしているかな・・・。


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