katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

みどり教室

2018-04-03 08:05:15 | モザイク教室
今日はみどり教室。手袋を自宅で直したらしいのだけれど、ちょっと気になった事があって・・・かぐやの作品を見て貰ったのね。それがかぐやは女の人の横顔に輪郭の線を入れてあったのね。そこには白い髪の毛があって・・・それ見て何か気にならないかな?ってな話。

要するに手袋を白くしたいだろうが、きっと扉も白くしたいはずなのね。でも色がかぶるから使えない・・・なんて思わないかな?1つ先を読めたのなら、何故かぐやの女の人の顔に輪郭線があったのだろうか?・・・って。こんな時に、良くある話が、かぐやは上手いから・・・って。

それは確かに合ってはいるが、それなら気が付いても真似出来なければ、その話は成立するのだけれど、もし見て真似が出来てしまったのなら?単なる言い訳になってしまうのね。要するに、それで同じ実力って言った訳では無く、切る事は真似出来るって話で、考え方には差があるって話。

ただ真似をする時に考えなきゃならないのは、かぐやの女の人は大人が手を開いたくらいの大きさで、輪郭線は1cmタイルの3分の1くらいの太さ。それではもし、みどりがやろうとした手袋にはどんな太さが想定されるか?・・・考え方はそんな感じ。

そんな話で直したのだけれど、本人が出来たと思うのなら、さっきのかぐやは上手いから・・・って発言は完全に間違っていた事になる。一見厳しい話に聞こえるが、では逆にみどりの作品を見て真似をしようとする人がいたとしたら?どうなんだろうか?・・・全ては同じ事なのね。

全てはリスペクトだのオマージュだのって、みんな何かしらの真似なのね。人に見せるって事は盗まれるものだったりするのね。もしかぐやは上手いから・・・って諦めていると、逆にみどりはこれから追い掛けて来る人に追い付かれるだけになるのね。

簡単な話で、追い付かれても平気なら良いのね。つまり留年すれば色んな事が先輩になって、それでも仲良く出来る気持ちになれる・・・そんな感覚なら大丈夫なんだけれど、上手くなりたい・・・ってひとたび思ったら、上手くなりたいって、こんな事から始まったりするんじゃないのかな?

かぐやに少しでも追い付きたい・・・と思うのなら、かぐやの何処が?何が?かぐやの作品の何処が好きで、そこの何処なら出来るか?みたいな事が、オマージュだったり、リスペクトだったりするんじゃないのかな?そうやって1つ1つ近づくんじゃないのかな?って話なのね。

勿論それには、タイルがきちんと切れないと話にならないけれどね。その時に、下絵さえあれば、サンプルさえあれば似せる事が出来る所まで来た時、そこからが大きな差になる。つまり自分で考える・・・そこ。そこの差は切って真似しただけでは追い付けないのね。

切る事に差は無くなったのなら、差は考える事。想像力、洞察力、観察力・・・みどりくらい切れれば、確実にここは問われる。それこそが、オリジナル作品である差になるのね。そこが人とは違う差になる所だからね・・・そこは真似が出来ない所なのだから。

そんな中、合間合間に作らせて貰ったのね・・・また根付風味。

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