katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

販売用のミラーとノアさんからの依頼作品

2019-03-27 07:11:00 | 商業モザイク
今日はまず販売用のミラーの目地から。


これらのタイルは付き合いのある人なんかに貰ったりしたんだけれど、何と無く調べると一枚分の材料が5000円を超えるような高価なものがあったりして、これを一律の値段で販売しても良いものか?・・・なんて思ったりして。かぐやに相談していて、まぁこの手の作品を作る機会は中々無かったのね。

勿論販売用ってだけなら、何度か作ったけれど、これらのタイルはいつものような加工するようなタイルやガラスとは違って、素材のまま使う事の多いもので、しかも新製品なんて言うものだったりもする。しかも高級。中には100均でも売っているじゃん・・・って思われるものがあるけれど、それでもそう

見えるだけで、実はそんな色合いは無く、しかも仮に100均の類似で作ろうとしても、この分量分揃えようとすると、軽く1000円は超えてしまうのね。かと思うと、大理石なんてものもあるし、鏡のタイルは恐ろしく高価だったのね。流石に今の俺には中々手が出ないしカタログでも飛ばして見るようなタイル

・・・いずれにせよ、こんな機会は早々無いし、こうして完成すると、あぁ確かに新製品ってだけあるかぁ・・・って見栄えも良く見える。ちなみに全部30cmの大きさなんだけれどね。側面のペンキの色をアンティークの黒と、ミルクペイントの茶、それと白なんて塗って見たり、目地の色も白とグレーと、

ブラウンを薄めにしたものと3種類使ったんだけれど、これがいつもの様子が違うのね・・・まぁ想像は付いたんだけれど、そもそも目地って言うのは、目地材って言うセメントのような粉を水と混ぜて作ったものをゴムベラを使って塗ってからスポンジで拭く・・・これが目地の工程なんだけれど、水を使う

・・・本来はタイルも下地の木もその水分を吸ってくれるから、目地が固まるものなのね。所がこの鏡は鏡の上にタイルを張っているのね。それを、もしいつものように1粒づつボンドを付けて張ると、目地と目地の間は鏡になる。つまり水分を吸収する場所が無いのね。そこでいつもとは違って全面にボンド

を塗ってから張ると、目地と目地の間はボンドになるから、いきなり鏡よりはマシにはなるものの、そもそもがこの鏡に使っているボンドはいつものボンドとは違っていて、そうね・・・いわゆる乾くとゴム状な感じのもので、そう簡単に水分を吸収するようなものでは無いのね・・・。

こんな話をすると、しばらく乾くまで置いとけば・・・なんて思うんだけれど、目地が硬くなるまで放置していると、今度はタイルの方に目地が焼き付いてしまって後が残るのね。そうならない前に拭くんだけれど、どうしてもすすけてしまうのね。それを慌てて拭くと今度は乾かなくなるのね・・・。

そして悪循環の繰り返しになるのね。まぁタイル屋の時にこんな事は知っているので、何とかそれを回避しつつやっては見たものの、今度は側面のペンキがすすけちゃったりもして・・・そこも軽く塗り直しなんてしていると、あっと言う間に夕方なんて事になる。

こんな事中々理解されづらいのね・・・何しろ今の俺だってポンコツではあっても、単に建築の目地なら、20キロの目地材何本分かの量の目地を仕上げる事は出来るだろう・・・しかし、同じ目地であっても、これしか進まないってね。中々もどかしいのね。そんなこんな後は、作品作り。


いくらか進んではいるのね。

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