katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

棟梁とりょうさんと急きょ体験教室

2024-03-03 08:00:06 | モザイクタイル教室
今日は棟梁とりょうさんの相席教室と、急きょ決まった体験教室。まずは棟梁から。そうね、ここまで出来ると、同じような花だったり、同じようなバックの繰り返しだから、ほぼ気持ちの問題に

なるのね。例えば来る日も来る日も・・・って言う文章で、どんな風に感じるか?これが、手慣れない九九の暗証なんて場合、ちょっと間違えると可愛かったりもする。でも、大人が間違えると、

はぁ?って感じになるでしょ?つまりミスは厳禁。それが茶摘みとか、こけし作りみたいなものでも、来る日も来る日もって繰り返しになる。だからこんな時は飽きない気持ちだったりする。

ただそこも特に問題は無いし、むしろ今も、パーツ1つでもこれはどうですか?って聞いて来る。その時に、次は何処?って丸投げな質問もしなくなったし、良く考えていると思うのね。

となると、どんな時につまづく要素があるか?・・・になる。例えば今日で言うと、ミックスのような買い方をしたとする。それを好きに使うってスタイルが棟梁なのね。後先考えずに・・・。

後先考えずに・・・この言葉で想像すると、悪い事しか浮かばなかったりする。何しろ行き当たりばったりみたいな事になるから。でもそうとも限らないのがこれ。

これを見た人の感想は、大抵凄いな・・・となる。勿論、俺もそうは思うけれど、けれどね。これも全く大作と変わらないのね。彫った人もタイルを張った人も棟梁なのね。

ただこの小物は、大きなタイルが張ってあるって違いはあれど、木彫の額縁にタイルなのだから、スタイルは一緒。つまり木彫が出来る人なら、これを真似る事は簡単なのね。

でも大作は出来る?って事になると、それと同様のモザイクの腕が無いと出来ないのね。つまり木彫の先生も、俺も出来ないのね。本人はそんな事をしている自覚が一切無いのね。

しかも、この小物は木彫の人達に簡単に真似されるとなると、単にお金を出して、もっと良く見えるタイルを買えば、同じ実力ならもっと良く見えるし、逆に木彫には無かったアイデアだから、

新鮮な分、真似される要素も多いのね。つまり簡単で斬新であれば、木彫の人達が食い付くと思われるのは、やる前から判るのね。これが想像力になる。それが判ると、つまり見せるとアイデアは

簡単に盗まれるものだと理解すべきなのね。それを盗ませないのが大作になる。こんな違いがあるとして、それを理解すれば、こうしたアイデアを考えられる人は、次々に盗まれるって自覚を、

して置かないと、なんかなぁ〜って気分が残るのね。つまりこの例はいくらでもあって、ミックスって混ざった袋で買った場合、もしそれがもう売っていないお宝タイルだとしたら?・・・

まず何がどの位あるか?・・・調べる。勿論この程度の事は、棟梁も知っているし、やっているとは思うんだけど、それはタイルの時で、ガラスタイルは同じ柄、同じ模様は、もしかするとね、

無いかも知れないし、高価なのに、その中には何粒も無いのに、素敵だぁっていきなり使っていては、手持ちが無い・・・どうしよう?って事になるのね。つまりまだ気持ちの中に、やって見ないと判らない・・・ってスタイルが残っているのね。

これを何とかしないと、常に先読みをする癖を付けないと、棟梁は常に真似される側にいるって話なのね。つまり上手い人側にいる自覚が全く無いのね。これは元気な時は受け流せても、精神的に

弱い人は、常にとは言わないけれど、何でだろう?・・・って言う事が、弱っている時に必ず起こる。しかもうまくなればなるほど、数多く起こる。まぁアイデアを出せる人の悩みなのね。

さてそれではりょうさん。

アトリエでは出張では無い分、色んな事が出来るから、kameyaさんとは違う事が、気分転換やら刺激になるかな?って思って、ちょっとした質問をしたのね。まずはこの妖精の服は白だったから

こんなパーツを切ってフリルにして、後は・・・と言うと、パールにしたいって。どうやら本人はパールにするつもりだったらしいが、もうロット買いが出来なくなり、ミックスの方向になった。

つまり洋服全部をやるには、何個買えば出来るか?判らないのね。ただでもまだ諦め切れない・・そこで棟梁に質問して、パールが使いたい人・・・何か方法はある?って言うと、ガラスタイル?

ってすぐ返答が帰って来た。そう、中々の反応で切れ味良い答えだったから、今日はそこそこ調子が良い。こんな質問1つでその人の調子は想像出来るものなのね。ただその言葉に濁りがあるのは

ガラスタイルが高価な事、そして覚悟が無いと、当然失敗もするし、場合に寄っては手も切る。つまりやる気でやらないと、心も体も怪我をするのね。そもそもまだタイルを切る事がままならない

事もあるから。棟梁にしたら老婆心だったんだろうね。そこまで考えた答えに聞こえるから、そこまで配慮したんだな・・・と伺えるのね。中々の先読みだったのね。まぁしかし、そんな考えを

するんだな・・・ってりょうさんの意見が聞けたのは良かったのね。それは棟梁もそうだけれど、りょうさんイメージが割りとシックで淡いイメージだったが、ほぉそう来るのか?って新しい発見

みたいになったのね。そうなると今後の展開も変わって来るのね。そんな中、りょうさんが、

こんなのを作っていて・・・これ1つでもやる気が伺えるし、意気込みも感じるし、やり方1つで逃げ切れる匂いがしているのね。そんなこんなで入れ替わりのように、急きょ決まった体験教室。

それが幼稚園で、別々に2人のお友達がしながわ水族館で体験したのを見せてくれたらしく、お母さんが調べてくれたようなのね。幸い去年の子のように新規で作り直ししなくても、在庫があって

・・・ただ色々見ていたら、お子さんがクラゲが好きって事で、昔作ったクラゲの下地も用意はしてあったんだけど、メンダコになったのね。何かとてもシャイな女の子で、緊張していたのかな?

でもとても一生懸命やってて・・・凄く器用そうでね、ボンドも適量で上手く張っていたのね。ただ光る粘土を詰めて完成したんで、ブラックライトで見せると、今日イチの笑顔で声を聞けた。

途中恐る恐る名前も聞けたし、最後はありがとうって手を振ってくれて・・・平和に終わったのね。まぁ前半は大作の緊張だし、後半は何とか気分良く粗相の無いように・・・って緊張。

人に教えるって言う事は、そう簡単なもんじゃ無いし、その人が何処までこだわるか?なんてその人次第なのね。それを適正な熱量で教えるって言うのは、今日はこの位、次回はこの位って、

変えられると教えづらいし、でも挽回出来る次がある。でも体験は1回切り。上手く行ったら当たり前、失敗したら後は無い・・・そりゃどちらも緊張するのね。油断なんてありゃしないのね。


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