今日はヤモリの玄関リフォーム用の2作目の続き。正直ノープランで始まってしまい、丸く切り出した時は、やっちゃった・・・って気持ちだったのね。1作目の時は良くも悪くも、手に入れたレトロなタイルを使っての作品を作るってテーマだったのね。
しかも窯変のキモっって柄のみを使ってヤモリを作り、それを消すように単色の綺麗な玉石タイルで花を作り、ヤモリが好きじゃ無い人にも受け入れやすい薄味に仕上げたのね。それが何人か見た人から好評だったのね。
それじゃ2作目は?となると、割と1作目の完成度が良かった分、それに匹敵するって・・・ん・・・と悩んでいたのね。これが例えば、室内のオブジェだとしたら、迷わずリアルにしようと丸を切る・・・なんて事が浮かぶのね。それはリアルになればなるほど、キモくなる。
ただキモいと思うのは誰?って言うと、嫌いな人側のセリフであって、好きな人側ならリアルは好まれる可能性がある。つまり1作目は嫌いな人寄りに作ったって事になる。恐らく好きな人には、花は幼稚な感じがするだろうし、ヤモリにはリアル感が少なかった。
何故ならレトロなタイル中心に考えたから。そのキモさが良いって・・・似ている事よりも、レトロタイル感重視みたいな・・・。でもそれがヤモリを好きじゃ無い側の人に好評だったって事は・・・今度はヤモリ好き側で作ると・・・。
やっぱこうなるよな・・・
ただこれが室内壁なら問題無いけれど、ここを踏む前提の床では、細か過ぎるパーツはいかがなモノかな?と思ったから躊躇したものの、始めちゃったのね。ただ、本来のリアルならもっと細かい丸であり、以前作った小物作品の方がリアル。
だから、床のリアルってこんな感じかな?って探り探りであって、似ている似ていないだけの評価では難しいだろうな・・・。ただ文字だけの床って言うのは、店舗なら良くある事だけれど、こうなるとそうは見掛けなくなる。
正直、そもそもが店舗でも、そう簡単にはモザイクって無いものなのに、それを一般向けにしようって思っているのだから、そりゃ中々難しいし、ただ良いモノであると思われるから、店舗でも使われ始めていると思うのね。
そもそも建築って言うのは、設計士って言う人が、常に新しいモノを求めて、人と違うモノって言うのを提案するのね。もしそれが受け入れられると、それを他社が真似をし、知れ渡る事になるのね。その時に一般住宅まで降りて来るには、
相当な時間が経っているなんて事がある。逆に一般住宅側発信なんてものは、庭的なエクステリアなんてものは充実しているだろうし、いずれにせよ、どちらにせよ、まだモザイクって言うのは高級品である事は間違いが無いのね。
何しろ時間が掛かるしね。だから公共事業的な場所しか中々見られなかったりするものの、以前よりもモザイクって分野は、底辺拡張はしつつある。ただまだ知る人ぞ知る感じではあるものの・・・。そうね、いつかもう少し時間は掛かるだろうけど、この分野が成長する日が来る。
例えば、歌の世界がネット発信でCDが後から出たり、スポーツにしても、海外で活躍する選手が出て来るまでの時間を考えると、今までプロしかいなかった分野は、どの分野でもチャンスはあると思うのね。
ただ全ての分野の成長は底辺拡張なのね。その中で群を抜いているものが公になるもので、しかしながら簡単に広がるって事は、簡単に真似をされる事になる。そうなるとそう簡単に真似をされるものでは、折角試行錯誤して生み出しても、
いとも簡単に真似をされてはクリエーターってのは、無惨に散る事になるが、それでも自然淘汰で、残るものは残る事になる。いかに残るか?であり、同じものは見る人も飽きるし、作る側としても魅力が無い。個性の究極は1点モノだから。
ただね、そうは言ってもひょこひょこ簡単って訳じゃ無いし、1つ目の出来栄え次第では、それを越えるような作品って言うのは中々難しいのね・・・こう言うのは依頼作品では試せないし・・・。こんなのは勉強の作品でもある。