katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さん教室を2人

2014-03-31 06:37:45 | モザイク教室
朝、雨って予報だった割りに、自転車で行けちゃったのはラッキ-って出勤。
そんなこんなで午前中のリピ-タ-さん1人目。

アトリエで1ヶ月1回、後は自宅で・・・ってスタイルで、すでに昔からモザイクをしていた・・・って人。そんな中で、ここに・・・となった時に、必要な事って・・・?

では、アップ。


こんなしっかり切る事が出来る人が必要な事って何?この方が上手くなるには?って、
何?って言ったら、ほぼ1つ。それは構想。つまりオリジナルを作る為に・・・。

例えば、これだけきちんと色々な形を切れるって言うのだから、もし何らかの下絵をコピ-して、モザイクを始めたとしたら・・・?下絵も考える事もしなくて良い。

そうなると、もしそれが幾何学模様のような繰り返しなら、今のような事になるだけだから、特に問題なく終わるだろう。では、もし動植物の生き物だったら?

それも写真だのイラストだののコピ-なら、その線の通りに切れば良いだけとなる。
しかもぺきぺきなら大きいパ-ツを1枚モノで切れるのだから、益々困る事は少ない。

こんな人が上手くなる・・・って望めば、必要なのは自分で考える・・・事。
ただいきなり・・・って言うのは難しいので、本体の輪郭だけを頂いて・・・。

後は自分で考えながらやる。しかも全部構想を立てて・・・なんてやると、下絵はいつ終わる?なんて果てしなく感じる事になり、いつになったらモザイクが出来る?って、

本末転倒なんて事になり兼ねない。ただここで1つ問題があって、何らかの下絵にずっと頼ってやっていた場合、しかもそれで上手く出来ていた場合、こう言う人って言うのは、

いつもいつも、何らかのサンプルがあったりした。つまり結果を知った上でのスタ-ト。
これがオリジナルって方向にして、さっきの輪郭だけでもスタ-トってなると、

気持ちとして、どうすれば良いか?戸惑う・・・つまりどうなるの?それから?になるから・・・。実はそれが練習となる。

そもそも1つだけは間違いが無い事がある。要するに切る張るって行為だけは上手い。
その上でオリジナルを始めている・・・ここ。

つまり1つだけは間違いないって言う強みがある。もしこの強みで下絵で悩む事・・・をしないでモザイクを続けるのなら、必ず一定の結果は得られて行くはず。

何しろ今までそうだったのだから。もっと言えば、大きさも一定に決めれば、なお一定。
だから、そのままのスタイルでなら、大きくすれば、完成するのも遅くなる・・・

そこを耐える事が1つステップアップに繋がるだろうが、ここに来てオリジナルに・・・となると、その今までの上に何かを積み重ねないとならない。

それがオリジナルとなる。つまり厳しく言い方を変えれば、依存からの脱出である。
どうなる?なんて判らないが、1つだけ裏切りの無い、切る張る技術を持ってスタ-ト。

そうして始まった1手目。この1手に合わせて行く・・・自分の打った1手に・・・。
しかももしその1手が何と無くやってしまっていても、数ヶ月前に打った1手でも・・・・

何でこうしたのか?を忘れてしまった1手でも・・・そこが大事。いつもなら例えそうであったとしても、サンプルを見れば思い出して、あっそうか・・・と進める。

しかしそれはもう無い。何しろ下絵も全部描き込まれていないし、だからこそ純粋に前回の結果を見て、今日どうするのか?になる。けれどこれだと不安でいっぱいになる。

何せ今までサンプルや結果を判った上だったから・・・。そこでそのオリジナルのやり方としては、まずどんな事がしたいのか?ここ。この方の場合、ぺきぺきで遊びながら・・

オリジナル・・・って感じで、更に練習って話だったので、いろいろな形を切る。こんな事から始めた。それが長方形や正方形だったのね。つまり四角。

そこで今日は、四角でくくられる形以外を切って下さい。しかもこの16分割になった下絵を、同じ様な事の繰り返しと考えるのなら、段々と小さいパ-ツとなって行く・・・。

そんなパ-ツを意識して考えて・・・となる。もし形が決まったのなら、色を考えましょう・・・となる。ここが大事で、切る張るは裏切らない・・・と言ったが、色とは言って

無い。ここも大事で、もし同じような色で終わって行けば、セピアっぽい仕上げとなるが、切る張るの技術は間違いが無いので、きちんとした仕上がりになる。

ただ問題なのは、何も提示されていないオリジナルなのだから、教えるこちらも判らない。それなのに形も決まっていない、大きさも決まっていない状況で、色を決められたら

?それがもし相当影響力のある色であったとしたら?決まったものを変更・・・そんな指導をしないとならなくなる・・・そんな事があるかも知れない。

それなら、形や大きさが決まれば、それを見て、それでどの色?って順番にして貰った方が、ほぼ何も起こらずに進みやすい。がしかし、形や大きさを決めるって言う事1つでも

、考える・・・って事をするよりも、ある色の中からの選択の方が楽である。それはほぼいつもと同じスタイルだから。ついついそっちから決めたくなる・・・。

ただ、それはそれでも良いが、その場合、色を決めた事で、今度は全体としてどんな色合いにしたいですか?の質問をしないとならなくなる。

つまりもしその色の影響が大きい場合、例え小さいパ-ツであっても、そこでは少なく小さかったとしても、16分割のいくつに繰り返されるか?となると、ごま塩なら地味だが、

チョコチップなら小さくても存在感は大きい。つまり全体の色合いが決まった上での、
トッピング部分を作るような感覚となる・・・そんな所を作っている・・・って感じ。

それがもし今までの色合いを受け継ぐような、溶け込むような色合いの場合、小さいパ-ツであれば、何をどうした所で別に変わらないからスル-となる。

これだけ教える事は変わって来る。更に言えば、こんな教え方になるのも、切る張るが安定しているからこそであって、逆に切る張るに安定感が無い場合、そんな小さいのは無理

・・・もっと大きいパ-ツで・・・と形や大きさの変更だらけにもなったりする。
そんなこんなで何とか1ブロック終わった事で、自宅でやれる分が、3ブロック分作れた。

同じ事の繰り返しなのだから、もう自宅ででも出来る。そう考えると、16~20時間相当分のタイルを持って行った事になると思われるので、十分過ぎる量である。

勿論、自分で買った訳で強制では無い。むしろ時間があってもタイルが無い・・・って事が無いように・・・って話だろう。いずれにせよ、このグレ-ドをキ-プしながら・・・

が大事で、結果を急がないって話。しかしながら、どのパ-ツも綺麗である。



そんな中、午後からの本日2人目。入れ替わる途中、土砂降りになったりして・・・・
いらっしゃるなり・・・・風が強くてぇぇ・・・・って。

知らぬ間に雨は止んで風に変わっていた・・・まっ、さっきのままでは、自転車は無理かな・・・って感じだったが、雨でも風でもどちらも無理かぁ・・・ってな話で。

ただ夜間になると、雨は止むような予報だったので・・・。さてさてそんなこんな2人目
こちらは、同じ月に1回でも、本格的に1cmタイルは初めての作品だし、ここのみ。

すると、新作としてこんな事がしたい・・・・って、見せられたものは、稲穂が両サイドからクルッと楕円を囲んでいるような下絵で・・・。

ちなみに下地代としての予算は?って話になり、出来れば1万円以下で・・・って話。
ここで大事なのは、予算もさることながら時間・・・。まだ恐らく数回掛かる作品なのに

次の下地をこうして事前に聞く事が出来ると、こちらとしても準備や用意が出来る。
しかもリピ-タ-さんとなると、中々手強い下地を言って来るので、そう簡単では無い。

単なる丸や楕円なら当日でも何とかなっても、それだっていつもいつも下地の木がある訳では無いし、サクっと作っているのを見られると、平気なんだぁって思われてもね。

それがこうして数ヵ月後の下地って言われれば、その間どうするかな?って余裕も出来るし、もしかすると、それに合う材料なんてのも見つかるかも知れない・・・。

何しろ何をやるのか?が判れば、それを踏まえて、何を観てもそれに関係するもの無いかな?って見るようになるからね。ほぼ何でも、何処に行っても・・・。

これが構想だったり、考えるって事なのね。こうした時間は、机に向かってさぁ考えるぞぉぉってものじゃなくて、記憶して置いて、気にする・・・こんな事からヒントを得る。

それをメモしたりして、それをきっかけに机に向かう・・・こんな感じなのね。
見たものからのひらめきは、所詮ひらめき。それを現実にするには・・・?ってのは、

ひらめきとは違って難しかったりする。逆に作る事は上手い大工さんは、ひらめかないかも知れ無いが、こんなのってどうやったら出来るのかな?って質問すると、

お前の実力からして、あの道具でこうする・・・って教われば、意外と簡単に出来る事だったりもする。つまり大事な事は、手掛かりになるような事って言うのは、自分で考えて

それをするには?・・・と知識賢者や腕のある人への相談。これに限る。
まっ恐らく今回は自力で出来る範囲だと思うけれどね。

それはそうと、教室は?と言うと、1ヶ月振りとは言え、カルチャ-教室と違って、アトリエは気ままって時間でもある。時間さえ折り合えば、丸々1日なんて人もいるし、

1セット2時間の月に1回とは、明らかに状況は違うから、忘れていた事でも思い出す頃に終わり・・・の2時間では無いので、丁寧に慌てず進む事が出来る。

だからグレ-ドを下げる事は無い。この方の場合、先程とは違って経験値は浅く、きちんとタイルを切るって事が間々ならない状況。そんな場合、こう言う形に切って・・・。

は、非常に難しい。言われた通りにきちんと出来るなら、そもそも上手い訳で。
だから葉っぱの場合だと、簡単な葉脈みたいな線を6ブロック程度に区切って、

その1ブロックずつ考える事にすれば、少し楽になれる。そうね新居の装いなんて話に例えれば、まず大まかにカントリ-調とか、モダンとか、和風なんて掲げるでしょ?

じゃ何処の?って掘り下げると、アメリカンなのか?ヨ-ロピアンなのか?なんてもんで
カントリ-も変わるじゃない?和風だってそう。昭和と大正でも違うし、もっと古いなら

益々変わって来る。そしたら何が違うか?何処が違うか?私はどんな所を好むのか?を探す。すると、段々とここかぁ・・・って部分が見つかって来る。それを見つけ出して、

取り出した部分を今度は下地の大きさに拡大したり、それを果てしなく繰り返したり、
そうやってオリジナルってのを作って行ったりするのね。

ただこの方の場合、まだタイルを切るって言う事が難しいので、逆に色で遊ぶ。
折角アトリエで選び放題なのだから、切る事が上手く行かないって悩み事を抱えるから、

むしろ色でも選んで楽しみながら、切る事を手に入れる。そんなやり方になる。
しかしながらそれにしても、1cmタイルを切るのだから、数mmになる。

それはそれだけで大変な訳で。そこでさっきの葉脈の1ブロックに区切った数cmの中で、
何でも良いから好きに選んだタイルで、好きな形に切って、ただ輪郭だけは守って・・・

の1つだけのル-ルの中で張って行く。すると、ここで1枚も拾う事無く、1枚もそのまま張らないって時間が過ぎて行く・・・・何度も何度も・・・。

これが切る練習になる。まっ、テニスなら壁打ちみたいな事かな?ただ、1つだけでも不自由な事がある・・・これだけで仕上がりが変わって来るものでね・・・・。

例えば、ただ壁に打ちさえすれば良いよ・・・と、あの線より上にね・・・では全然目的意識が変わって来るし、更に左半分、右半分と区切れば更に練習になる。

しかし、いきなりあんまり区切ると、成功率が下がって出来ない気分が、先行する事になるし、それが経験値の多い場合なら、そっちを選んでくじけても何とかなっても、

今は楽しみつつ続ける・・・って玉に、ラケットに・・・馴染む事・・・って言うのなら、当然モザイクなら、喰い切りや1cmタイルって言うのに馴染む事が先決。

そう考えると、花の時のまま、葉っぱのグレ-ドも下げる事無く、前と同じ。
これをまた次回も、また次回も・・・と続ければ、後、3.4回で終了と思われる。

ただ、あくまでバックはクラッシュで・・・なので、その時までに何か考えたりして、もっともっと・・・となれば、更なる時間は掛かるとは思うけれど・・・。

今日も安定感あり。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする