katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ご新規さん教室

2014-03-07 08:01:52 | モザイク教室
今日は4時からご新規さんのお教室。それまでの間は、月末にいらっしゃるご家族5人で、
カエルの鏡を作りたい・・・って言う話のデザインを描く事になる。

ここが難しいのは、単なる設計なら本人がやる訳では無いので、素敵な絵描きで良いが、
何しろそのデザインの下地を俺が作らないとならない。

しかも、ただ作れれば良いだけじゃなく、園児から大人までの5人いっぺんに出来て、
尚且つ1日で完成する下地にしないとならない・・・・。

更に言えばほぼ金額も決まっているのだから、そりゃそう簡単な事では無いのね。
ただその無理難題が今の俺を上手くした事も事実である。

こうした機会は悩んで、何とか答えを出し、それが洗練されて行く・・・の繰り返し。
辞めない限り、必ず血になり骨になり、肉になる・・・。

今回も同じで、何とか下絵は通って、そうなるとそれをどうやると年齢差を補い、どう作ると5人が作りやすくなるか?って言うのが問われる・・・ここが更なるハ-ドル。

そんなのそう簡単には出て来ない訳で・・・・ん・・・ちなみに下絵は撮り忘れ。
後日アップするにして・・・・そんなこんなで、そろそろお教室の時間になるが、

少し遅れるとの事。それなら・・・と、眼を作って待つ事にした。


実はこの方、さくらのように喰い切りを持ってタイルを切る・・・って行為が、ままならない体の方なので、流石に体験では無理と考えての仕込みとなった。

正直そう言う状況で、何処まで出来るかな?何枚切れるかな?とこちらとしては、教える前に、どの程度の症状なのか?を見ての判断なので、もし早い段階で無理なら、

細かいタイルにしてあげて、張るのみ・・・なんて事も考えてあった。
そんな中でのスタ-ト。すると始まってすぐに、削りたい・・・とか、機械なんかで、

出来ないのかなぁ?って、すでに弱気なのか、それとも進まない事へのもどかしさなのか?判らないけれど・・・・ただこの程度の言葉は体験にはありがちなので、

普通に例えばここが料理教室だったら、包丁の使い方を教えているのに、ピュ-ラ-だっけ?・・・皮むき器みたいなの・・・あれでやってしまったら、早いかも知れないけれど

包丁の使い方は上手くなる事は無いですよ・・・ひとまず出来る範囲で、無理しない程度にやって見て下さい・・・・って1回言っただけ・・・すると、5時間休み無く続けた。

良く頑張ったのね。正直、ここまで出来るとは思っていなかったので、辛かったですか?痛かったですか?と聞いたものの、大丈夫でした・・・と言うので、

ここを乗り切れば、これ以上は難しい事は出て来ませんから大丈夫ですよ。
そもそも経験者が見ればすぐ判るだろうけれど、初めてでここまで狙って切れば、

時間が掛かっても仕方ない。しかもこれだけ凝ったパ-ツを切れば、失敗だってする。
それなのに、良くこの時間を休み無く耐えた。これなら3回もやる気なら、ご納得する、

作品になると思います・・・って話でお開きになった。何しろ、何とか完成まで連れて行きたいと思うのね・・・・・。

さて、そんな中、かぐやからメ-ルが入った・・・・何事?こんな時間に・・・・?
すると、娘が第一志望の大学が受かった・・・との事。

正直、無理だろうなっ・・・・って言う話を聞いていたので、こっちもそうなのかぁ・・と思っていた分、ビックリしたし、もっと言えば、お客さんに一言だけ電話させて下さい

・・・と頼んで、良かったなっ・・・と声を掛けさせて貰った。
そしてお教室後に、電話して、お前と仲良くしていたから、しっかり感情移入も出来て、

他人なのに凄く嬉しい。良かったな・・・有難うだし、おめでとうだね・・・って、何かまとまっていないが、そんな事を言って見た・・・・。

他人の俺が、こんな気分になるのだから、本人が嬉しいのは当たり前だが、こやつを生んで育てて来たかぐやの喜びは、きっと計り知れない・・・そう思う・・・。

きっとこれからも、常連の子供達のこんな話を聞く事もあるだろうが、今の俺の環境であれば、中々味わえないとても有難い思い出になる・・・・ずっとずっといつまでも、

この話を誰かに言うんだろうなぁ・・・・って思うのね・・・あははははは。

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