マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

コットンクラブ

2006-06-13 15:58:43 | 映画ーTV
1984年 フランシス・コッポラ監督 リチャード・ギア 、ダイアン・レイン 、グレゴリー・ハインズ 、ロネット・マッキー 、ボブ・ホスキンス

禁酒法下の1920年代に栄えた黒人街ハーレムにあるナイトスポット“コットンクラブ"を舞台に、そこに展開される芸人やヤクザたちの人間模様を描く。

まず、映像も昔風にして、すごく時代の雰囲気を出そうとしていました。
ショービズ界の光と影、華やかな舞台の裏には、利権を奪うためには殺人も何とも思わない連中の欲望で渦巻いていました。
その中で生きているディキシー(リチャード・ギア)とヴェラ(ダイアン・レイン)。
愛よりもお金の世界で、愛に生きようというディキシー。
でも、彼らが生きる世界はそんな簡単に抜けられる世界ではないのだけど。

映画では、血みどろの銃撃のシーンと、ジャズやタップダンスの華やかなショーを交互に映し出して、時代の悲劇を盛り上げて行きます。
この映画は、禁酒法時代の群像劇と捉えた方がいいのでしょうか。
グロリア・スワンソンやチャップリンのそっくりさんも登場して面白かった。
でも、あまりにハッピーエンドで、少し拍子抜けがしました。

ディキシーの弟、ヴィンセントにニコラス・ケイジが扮していました。

レディホーク

2006-06-12 17:01:03 | 映画ーDVD
1985年 リチャード・ドナー監督 マシュー・ブロデリック 、ルトガー・ハウアー 、ミシェル・ファイファー 、レオ・マッカーン 、ジョン・ウッド

中世ヨーロッパを舞台に呪術で鷹と狼に変えられた男女が普通の人間にもどるまでを描くファンタジー。

アクイラの大聖堂の地下にある牢獄には囚人があふれていた。今までこの牢から逃亡した者はいなかったが、スリの常習犯フィリップ(マシュー・ブロデリック)は下水道をもぐって脱獄に成功する。田舎の宿屋で司教(ジョン・ウッド)の輩下に捕えられ処刑されそうになった時、肩に鷹をとまらせた騎士ナヴァール(ルトガー・ハウアー)に救われた。その夜、どこともなく美女イザボー(ミシェル・ファイファー)が現れた。

はじめ、死刑のシーンから始まり、どんな映画かと怯えましたが、内容は中世ヨーロツパの、悪魔に呪いをかけられたお姫様と騎士の物語で美しいお話でした。
馬を使っての決闘の場面とか、アクションになかなか凝っていました。

私だけのマシュー君特集の一環ですが、このマシュー君は「フェリス~」よりさらに若かった。
まだ少年という風貌でした。
ミッシェル・ファイファーって、1958年生まれ、結構年なんですね。
でも、きれいな人はいくつになっても美しい。
うらやましいです。

フェリスはある朝突然に

2006-06-12 16:56:26 | 映画ーDVD
1986年 ジョン・ヒューズ監督 マシュー・ブロデリック 、アラン・ラック 、ミア・サラ 、ジェニファー・グレイ 、ジェフリー・ジョーンズ

学校をさぼり、高校生としての完璧な一日を過ごす若者を描く青春映画。

私のマシュー・ブロデリック特集です。
若い!!
高校生役だものね。
私が最初に見たマシュー君はメグ・ライアンとの「恋におぼれて」で、次が「ステップフォードワイフ」そして「プロデューサーズ」でした。
「プロデューサーズ」のマシュー君は最高でしたから、古い映画も見てみようという気になったのです。
やはり、このころからコメディの才能はありますね。
この作品では、パレードに潜り込んで町中の人たちを巻き込んでのうたと踊りのシーンが圧巻でした。
ダメダメ青年の友達を元気づけたり、意地悪な校長(ジェフリー・ジョーンズ)を出し抜いたり、なかなか面白かった。
チャーリー・シーンがちっちゃい役で出ていました。

ナダル対フェデラーー全仏オープンテニス決勝戦

2006-06-12 16:01:45 | スポーツ
結局No1シードのロジャー・フェデラー対No2シードのラファエル・ナダルの対戦となりました。
一番強い人どうしなんだから、当たり前と思うけど、これが、85年のレンドル対マッケンロー以来と言うから驚きです。
試合は1-6、6-1、6-4、7-6でナダルが制しました。
すごい試合でした。

1セット目はフェデラーの圧勝。
すごいフィニッシュがバンバン決まり、ナダルのショットはラインの外に飛んで行きました。
めずらしくナダルがミスしているように見えました。
ところが、2セット目に入ると、フェデラーの元気がなくなってしまいました。
ナダルの癖のあるボールに防戦一方。
3セット目は互角に見えましたが、ナダルの粘り勝ちという感じでした。
4セット目がすごかった。
ナダルはマッチポイントを握りましたが、フェデラーがすごい気迫で走り回ってボールをひろい、タイブレークに持ち込みました。
でも、さすがのフェデラーもここまで。
ナダルのパワーに振り切られてしまいました。

この試合には、フェデラーのグランドスラムへの夢、ナダルのクレイコート60連勝の、どちらも大記録がかかっていました。
どちらも、負けられないという思いが、遠い日本で観戦している私にまで伝わってきました。
会場は「ロジャー!ロジャー!」のロジャーコール。
王者フェデラーが追いつめられていました。

ナダルはまだ20歳。
もっと修行して、クレイコート以外でもいい成績が残せる選手になって欲しいです。

有山じゅんじinフレイムハウス

2006-06-11 11:20:57 | ライブ
有山じゅんじのライブに行ってきました。
場所は大阪市中央区淡路町の「フレイムハウス」です。
ママのりさ子さんから「1週間に2回ですね」と言われて、4日に金沢で聞いたばかりだったことを思い出しました。
私は、有山さんの単独のライブははじめてで、とても楽しみでした。

では、有山じゅんじさんのご紹介を。
「有山じゅんじ/1953年、大阪生まれ
1960年代に多感な10代をすごし、12才からギターを持ち始める。1968年「五つの赤い風船」に参加。1973年「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」を結成、1975年日本のロック史に残る正真正銘の傑作『ぼちぼちいこか』『この熱い魂を伝えたいんや』を発表、一躍全国にその名をとどろかす。1976年の解散と同時にソロ活動を開始。ラグタイムブルースをベースにしたセンスフルなフィンガー・ピッキングとスウィートな歌声で、アコースティック・ギター弾き語りの確固たるオリジナルスタイルを確立しながら全国でライブ活動を展開。その確かなセンスと技術に裏打ちされた有山の音楽は、粋で軽妙。それは博物館に陳列された類いのものではなく、この国の音楽の行き着いた一つの洗練であり、最もスタイリッシュで極上なエンターテイメント。未だ着実なファン・ベースを築きながら、同世代から若い世代まで数多くのミュージシャンにリスベクトされ続けている。」(ホームページより)

有山さんのライブって、なんてハッピーなんでしょう。
有山さんって、なんてハッピーな人なんでしょう。
これが、ライブの感想です。
ブルーなこれ以上ブルーなブルースはないという歌でも、とてもハッピー。
特にこの日は名盤「ぼちぼちいこか」から数曲、ジェームス・テイラーの「ユーヴガッタフレンド」も歌ってくださいました。
「ワンダフルワールド」もオリジナルも、全部有山ワールドの中に包み込まれて、とてもハッピーな夜でした。
有山さん、ありがとう。

有山さんは「すがきやのかれーうどん」が好きとおっしゃっていましたが、帰ってから食べたのが「すがきやのこんぶうどん」でした。
たしかに、おいしかったです。

間宮兄弟

2006-06-09 10:53:19 | 映画ー劇場鑑賞
2006年 森田芳光監督 佐々木蔵之介 、塚地武雅 、常盤貴子 、沢尻エリカ 、北川景子

30代になっても仲良く同居し続ける兄弟が、日常にささやかな幸せを見出しながら人生を送る姿を描いたドラマ。『阿修羅のごとく』の森田芳光監督が、人気作家・江國香織の同名原作に流れる空気感を余すところなく映像化した。『県庁の星』の佐々木蔵之介とお笑いコンビ“ドランクドラゴン”の塚地武雅が、絶妙なコンビネーションで間宮兄弟を好演。人生の楽しみ方とおもてなしの得意な兄弟のおりなす寓話に心がほっこり温まる良作。

ほのぼのと楽しい映画でした。
子供の頃の兄弟がそのまま大きくなったような。
ナイターを見てスコアブックを付けるとか、ふたりでDVDを選ぶとか、じゃんけんしながらご飯を食べに行くとか…。
こんな仲のいい兄弟、ほんとうにいるのかなあ、と思いましたが、佐々木さん、塚地さんの二人を見ていると、本当にいそうで楽しくなりました。
彼らをとりまく人間は、それぞれ複雑な事情を抱えていて、兄弟とは対照的でした。
結局、映画を見終わっても彼らの生活は何一つ変わらなかったけど、これからも、兄弟仲良く暮らして行くのでしょうね。
兄弟の仲が良すぎて、結婚できないのかも…。
でも、こんなにわかり合える人がいるのも、幸せですね。

戦場のアリア

2006-06-09 10:27:32 | 映画ー劇場鑑賞
2005年 クリスチャン・カリオン監督 ダイアン・クルーガー 、ベンノ・フユルマン 、ギョーム・カネ 、ゲイリー・ルイス 、ダニー・ブーン ダニエル・ブリュール

ヨーロッパに語り継がれる実話を映画化し、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた感動ドラマ。第1次世界大戦中にフランス北部の前線で起こった、フランス軍、スコットランド軍、ドイツ軍による一夜限りの休戦と交流が描かれる。キャストには『トロイ』のダイアン・クルーガー、『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールら国際派が勢ぞろい。心温まるヒューマンドラマが盛り込まれ、悲惨なだけの戦争映画とは違った味わい深い魅力を作り出してる。

うそみたい!! だけど、こういうことがあったのですね。
事実を基にした映画。

クリスマスイブの夜、女性が最前線に来て、深くほられた壕の中で静かに過ごしていた兵士たちの気持ちが一変します。
女性の夫であるテナー歌手が「きよしの夜」を歌いだして、スコットランド陣営からバグパイプの伴奏が答えました。
このシーンは鳥肌ものです。
やがて、歌手は身にツリーを片手に、歌いながらスコットランド陣営に歩いて行きます。
戦争中の最前線であり得ないこと。
ドイツ将校が出てきて、彼を戻そうとしますが、スコットランド軍、フランス軍からも指揮官が出てきて、期せずしてサミット会議となります。
ここで、イブの休戦を決め、兵士たちはそれぞれの原語で言葉を交わします。
スコットランド陣営にいた牧師がミサを行い、女性がアリアを熱唱します。
涙を流して聞いている人がいます。でも、兄を失って、ミサに加われない人もいました。

次の日、ドイツ将校が来て、空爆の情報を伝えます。
その後、スコットランド軍もお返しの空爆。
肩を寄せ合い、爆音に耐える兵士たち。
3軍は誰一人犠牲者を出さずにすんだけど、これが戦争をしている正しい姿ではない。
みんな、それはよくわかっているのですが、人間としてふれあってしまった以上、見過ごすわけにはいかないのです。

しかし、この行動がそれぞれ本国に知れるところとなり、部隊は解散、それぞれの最前線に送り直されてしまいます。

でも、結ばれた心は、ひとりひとりの生き抜く力となることでしょう。
こんなせちがらい世の中ですが、もう一度人間は信じるに足ると思わせてくれる、いい映画でした。

若いドイツ将校をダニエル・ブリュールが好演していました。
最前線の規律を保つため、厳しい将校を演じていますが、素顔は若者らしい純粋な心を持った人、妻を愛し、隣人を愛せる人間をうまく表現していました。
牧師役のゲイリー・ルイスはリトルダンサーのお父さん?わからなかったわあ。

金沢 松の寿司

2006-06-09 09:47:39 | グルメ
929-1125 石川県かほく市宇野気チ91-10 076-283-1826

金沢在住の甥のお薦めで行ってきました。
いやあ、行って良かった。

特上を頼んだら、でてくるでてくる、全14かん。
しかも、ネタがでかい。おいしい。
二人で1人前で十分でした。
平日のお昼、ちょっと時間がずれていたけど、お客さんはいっぱい。
金沢市内から外れたところにあるのに。
女性のグループが目立ちました。
みなさん、しあわせそうな顔で食べていました。
金沢に行くことがあったら、外せないお店です。


ジェラスガイ15周年記念ライブ

2006-06-09 09:41:16 | ライブ
出演者ー有山じゅんじ・金子マリ・白浜 久・工藤 哲也・The Sons・三宅伸治・北京一・ペーソス、木村充輝

6月4日、金沢のライブハウス「ジェラスガイ」の15周年記念ライブが「クイーンズコート」であり、金沢在住の甥を誘って行ってきました。
開場はバナナホールより少し小さめで、「レインドックス」のような二階もありました。
あまりスピーカーの近くに座り過ぎたので、最初はぶっ飛びそうになり、我慢しきれなくなって後ろの方で立ってみていました。
こんな大きな音のライブ、久しぶりです。

途中で、帰る人が声をかけてくださったので、真ん中のテーブルで見ることができました。
はじめは、舞台いっぱい演奏者がいて、大音響のロックミュージックでした。
三宅伸ちゃんの演奏も、耳ががんがんして、ほとんど音楽に聞こえなかったのんが残念です。
後半は、有山さんのアコースティックな演奏で、スペシャルゲスト、木村充輝が飛び入りで登場しました。
いやあ、ここまで見に来て良かったあ!!

最後は、ほとんど全員の出演者が舞台に上がってのセッション。
ジェラスガイの人がその演奏をバックに「雨上がりの夜空に」を歌って、すっごく気持ち良さそうでした。
圧巻は5台、もっとあったのかなあ、ブルースギターの競演。
みんな熱が入ってすごかった。
ドラムも2台、ベースも2台。
この日の演奏者の質はめちゃめちゃ高い!!

みんなノリノリになっちゃって、ラストは「梅田から難波まで」の大合唱。
金沢にいて、みんなで「散歩しましょう、御堂筋でも」と歌っている自分が可笑しかった。

帰り、名神のリニューアル工事のことを忘れていて、3時間ほど渋滞の中にいましたが、その間、トータス松本の「トラベラー」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00007M8QS/250-5249419-2040202?v=glance&n=561956
というアルバムを聞いていました。
昨日のブルースギターのすごかったことを思い出して、「うーん、いいなあ。古いブルースも聞いて見ようかなあ」と思いました。

第42回 関西舞踊華扇会

2006-06-09 09:26:49 | 舞台
6月3日、友達のガスちゃんが出演しているので、行ってきました。
2時から出演と聞いていましたが、1時の開始ぐらいに行きましたら、もう1階は立ち見がでるほどの盛況でした。
2階席で1部が終わるまでみて、2部は舞台の近くへ席を見つけて移りました。

ガスちゃんは「藤間寿賀洸」という名前で、長唄「浅妻船」を舞いました。
きれいな白拍子の格好で、美しい舞でした。
私のそばの人たちが「きれいね」と囁き合っていました。
「すがこー!!」と声もかかりました。
ガスちゃんは私より3つほど年上ですが、お姫様のような格好をして、みんなに夢も与えられて、いいなあと思いました。
彼女が、お年をめしたお舅さんを抱えて、少ない時間を有効利用して、踊りのお稽古を続けていることを知っているので、とても感動しました。
また、日本の楽器って、アルファー波がいっぱい出ていて、脳内の芯から疲れをほぐしてくれるようで、聞いた後すっきりします。
とくに、この日は演奏者も舞踊家も一流で、すばらしい演奏と踊りが見れました。
ガスちゃん、ありがとうございました。