マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ロック・オブ・エイジズ

2012-09-28 10:35:40 | 映画ー劇場鑑賞

ーロック・オブ・エイジズーROCK OF AGES

2012年 アメリカ

アダム・シャンクマン監督 ジュリアン・ハフ(シェリー・クリスチャン)ディエゴ・ボネータ(ドリュー・ボーリー)ラッセル・ブランド(ロニー)ポール・ジアマッティ(ポール・ギル)キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(パトリシア・ウィットモア)マリン・アッカーマン(コンスタンス・サック)メアリー・J・ブライジ(ジャスティス)アレック・ボールドウィン(デニス・デュプリー)トム・クルーズ(ステイシー・ジャックス)ブライアン・クランストン(マイク・ウィットモア)

 

【解説】

トニー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、ブロードウェイを筆頭に世界各国でヒットを記録し続けているミュージカルを映画化。1987年のロサンゼルスを舞台に、音楽で成功することを目指して奮闘する青年と少女の恋と夢の行方が、1980年代のロック・ナンバーに乗せて映し出されていく。『バーレスク』のジュリアン・ハフ、本作で映画デビューを果たすディエゴ・ボネータが主演を飾り、伝説的ロック・スターにふんするトム・クルーズやキャサリン・ゼタ=ジョーンズら、実力派たちが脇を固める。ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズの指導を受けた、トムの堂に入ったロックン・ローラーぶりも見逃せない。

 

【あらすじ】

1987年のハリウッド。サクセスをつかもうとする若者たちがひしめく大通り、サンセット・ストリップに建つライブハウス。そこで働きながらロック・スターを目指すドリュー(ディエゴ・ボネータ)とシンガーになるのを夢見て田舎から飛び出してきたシェリー(ジュリアン・ハフ)は、次第に心を寄せ合うように。一方、彼らがあこがれている人気バンド「アーセナル」のフロントマンであるステイシー(トム・クルーズ)は、成功に酔いしれ、酒と女におぼれていた。そんなある日、ひょんなことからステイシーとシェリーが関係を持ったとドリューが思い込んでしまい、二人はケンカ別れをしてしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私が80年代のロックに疎いからでしょうね。

ミュージカル、ミュージカルした作り方に、ちょっとしらけてしまいました。

 

CMでは、トム・クルーズが主演のようですが、違います。

主人公は、田舎からバスに乗って、シンガーになる夢を抱いてLAに出てきたシェリー(ジュリアン・ハフ)と、かつてのロックの殿堂バーボン・ハウスでバーテンをしているドリュー(ディエゴ・ボネータ)が出会う、ボーイ・ミーツ・ガールのお話です。

シェリーはLAに着いた早々、大事なレコードを入れたスーツケースをひったくられてしまう。

困っているところをドリューに助けてもらい、バーボン・ハウスで働く口利きもしてもらいました。

 

☆ネタバレ

1987年に「ロックは死んだ」といわれたことがあったそうですが、まさにその時代。

アーセナルというロックバンドのスーパースター、ステイシー(トム・クルーズ)も、バーボン・ハウスでデビューしてブレイクした一人。

でも、ロック全盛の時代は栄耀栄華を誇ったバーボン・ハウスも、いまや税金も払えなくて倒産寸前。

 

そんなときにステイシーが、アーセナルを解散してソロになる記念のライブをバーボン・ハウスで行うことになった。

経営者のデニス(アレック・ボールドウィン)は、なんとかこのライブを成功させようと必死だ。

 

ところが、ステイシーは酒と女に溺れ、ステージの開催も危ぶまれる状態。

マネージャーのポール(ポール・ジアマッティ)は、そんなステイシーをうまく操って、なんとかバーボン・ハウスに連れて来た。

そしてステイシーに、バーボン・ハウスの楽屋で、ローリングストーン誌の記者コンスタンス(マリン・アッカーマン)の取材を受けさせるのですが…。

 

そこに、バーボン・ハウスは不良の温床と熱心な反対運動をする市長夫人パトリシア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が絡んでくるのですが、パトリシアとステイシーの間には、思いがけない過去の因縁がありました。

 

ロックがその魂をなくして、商業的に発展して行き、いよいよ行き詰ったという時代背景がよくわかりました。

当時のヒット曲をよく知っている人は楽しいでしょうね。

そこが残念でした。

  トムの熱唱

ラストのステージはとても素晴らしかったです。

みんな幸せになってよかった!!

 

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ディア・ブラザー

2012-09-28 10:12:45 | 映画ーDVD

ーディア・ブラザーーCONVICTION

2010年 

トニー・ゴールドウィン監督 ヒラリー・スワンク サム・ロックウェル ミニー・ドライヴァー メリッサ・レオ ピーター・ギャラガー ジュリエット・ルイス

 

【あらすじ】

ベティ・アン(ヒラリー・スワンク)と兄のケニー(サム・ロックウェル)は、幼い頃から仲の良い兄妹であった。貧しい家庭で育った二人は、決して恵まれてはいなかったが、幸せな人生を歩んでいた。しかし、そんなある日、ケニーが殺人の容疑で突然逮捕されてしまう。兄の無実を信じ、何かの間違いだと必死に訴えるベティ・アン。だが、無情にも裁判でケニーには終身刑が言い渡されてしまう。この判決に当然納得のいかないベティ・アンだったが、弁護士を雇うための高額な費用を払う余裕はなく、最早どうすることもできないのだった。するとベティ・アンは、兄を救うためある決意をする。それは全てを捨てて、自身が弁護士になるという驚きのものだった。だが、当然それは容易なものではなく、彼女の前には様々な困難が待ち受けていた。(ウィキペディア)

 

【感想】

日本ではビデオスルーになってしまったようですが、いい作品でした。

実話だそうで、特典には監督と本人のベティ・アンの対談がありました。

そこでは、ケニーは無実が晴れて後、交通事故で亡くなったことも話されていました。

 

ラストに出てくるご本人とはイメージが違いました。

特に、ケニーは大柄な人でサム・ロックウェルとは全く違っていましたが、サムの演技力のお陰で映画に引き込まれていきました。

サムの実力だと思いました。

 

ヒラリーも、美人役とかで出てきたら、「ちょっと待って」と言う感じになりますが、この頑張り屋の主人公にぴったりでした。

貧しい時代の髪を振り乱して頑張っている姿から、弁護士となったスーツ姿に変わるまで、違和感がなかったです。

凛々しい姿は、とても美しかったです。

ミニー・ドライヴァーも久しぶりですね。

 

無実の人間が、殺人事件の犯人として終身刑を言い渡されてしまう。

ベティ・アンとケニーの兄弟は、貧しい家庭で肉親の愛にも恵まれず、二人で悪いこともやりつつ生きてきた。

二人とも結婚して、穏やかな生活をしていたが、ケニーはキレやすい性格で、それが周りとも時々軋轢を起こしていた。

前科もあった。

 

近所で女性が惨殺され、ケニーが疑われ、警察が連れて来た証人2人の証言で終身刑が言い渡された。

 

無実を信じるベティ・アンは二人の息子を抱えながら、ロースクールに通い、ろくに勉強して来なかったので、難しい勉強とバイトの両立、教師や生徒たちの白い目にも耐えて勉強する。

でも、夫はその姿に絶望して離婚。

そして、子供たちも夫の元へと去ってしまった。

落ち込むが、親友(ミニー・ドライヴァー)に励まされて、また立ち上がるベティ・アン。

その根底を支えていたのは、兄との幼いときからの絆だった。

 

ベティ・アンが、ケニーの一人娘を説得する時に「ケニーは死刑判決がある州だったらもう、死んでいたんだよ」という言葉は重かったです。

DNA判定ができるようになったことで開かれた、再審への道。

本当に、死刑を言い渡す人には命に対する謙虚さが必要だなあと思いました。

 

証人の一人がジュリエット・ルイス。

しっかりした役造りでしたが、そこまでやらなくてもと思いました。

前歯が大変なことになっていました。笑!!

 

演技派の俳優たちで、いろんなことを感じられるいい作品になっていました。

オススメです。

 

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昼下がり、ローマの恋

2012-09-28 10:04:52 | 映画ーDVD

ー昼下がり、ローマの恋ーMANUALE D'AMORE 3

2011年 イタリア

ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督 ロバート・デ・ニーロ(エイドリアン)モニカ・ベルッチ(ビオラ)リッカルド・スカマルチョ(ロベルト)カルロ・ヴェルドーネ(ファビオ)ミケーレ・プラチド(オーグスト)ラウラ・キアッティ(ミコル)ドナテッラ・フィノッキアーロ(エリアナ)ヴァレリア・ソラリーノ(サラ)ヴィットリオ・エマヌエーレ(恋のキューピット(タクシー運転手))

 

【解説】

『イタリア的、恋愛マニュアル』からスタートした、ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督がイタリアの男女の恋模様を描く恋愛オムニバスドラマの第3弾。ハリウッドきっての名優、ロバート・デ・ニーロが、初めて本格的にイタリア映画に進出。ローマのとあるアパートに暮らす住人たちが繰り広げる三つのラブストーリーのひとつで、デ・ニーロはイタリアを代表する女優モニカ・ベルッチを相手に大人の恋を繰り広げる。恋によって人生を楽しく豊かに送るイタリア人の生き方に魅了される。

 

【あらすじ】

元歴史学教授のエイドリアン(ロバート・デ・ニーロ)は、離婚をして親友が管理人を務めるローマのアパートで暮らしていた。ある日、エイドリアンは親友の娘でフランス帰りのビオラ(モニカ・ベルッチ)と語り合ううちに彼女に恋をしてしまう。彼は7年前に心臓の手術を受けて以来、心臓を気にするが余り、感情的にならないよう務めてきたが、自分の気持ちに正直になることで人生は豊かになるのだと悟り……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品、「イタリア的、恋愛マニュアル」「モニカ・ベルッチ 恋愛マニュアル」に続く第3弾なのですね。

知らんかった。

タイトルに入れておいて欲しいなあ。

 

とは言っても、オムニバスなのて、ひとつひとつのお話にはあまり影響はないのですが。

今回は、若者の恋と、中年男の家庭崩壊と、初老の男の新しい恋のお話でした。

 

第1話

新米弁護士が、田舎の立ち退き問題の解決のために、田舎にやってきた。

そこで、気のいい地元の人たちと交わるうちに、楽しくなって、お金持ちの奥様と火遊び。

傷心の彼は、この地で暮そうかとも思い始めるが、ローマから恋人がやってきて…。

青春の、ほろ苦い思い出です。

 

第2話

中堅のニュースキャスターとして、名声も家庭もそこそこの男。

パーティーで精神科医を名乗る女に誘惑され、たった一度の逢瀬を楽しんだ。

ところが、この女、精神科に通うイカレ女だった。

この女のために、キャスターも辞め、妻と娘からも見放されてしまった。

 

この話がすごく面白かったです。

ある面、男のさがかなあ?

 

第3話

元大学教授(ロバート・デ・ニーロ)は、7年前に心臓の移植手術をして、余生を静かにローマで暮しています。

親友の男の娘(モニカ・ベルッチ)が、パリから戻りって来ますが、なにやら訳ありの様子。

父親とも大喧嘩して、大学教授の部屋に転がり込んできました。

 

二人の甘い生活が始まりましたが、彼女はパリで商売に失敗して多額の借金を抱えていたのです。

 

父親に二人の関係がバレで、大騒ぎ。

二人の取った行動とは。

 

これは、いくらなんでもあり得ないわーという話でしたね。

モニカが恋人?

無理でしょう?

 

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白雪姫と鏡の女王

2012-09-23 12:59:52 | 映画ー劇場鑑賞

ー白雪姫と鏡の女王ーMIRROR MIRROR

2012年 アメリカ

ターセム・シン・ダンドワール監督 ジュリア・ロバーツ(女王)リリー・コリンズ(白雪姫)アーミー・ハマー(王子)ネイサン・レイン(ブライトン)メア・ウィニンガム(ベイカー・マーガレット)マイケル・ラーナー(男爵)ロバート・エムズ(チャールズ・レンボック)ショーン・ビーン(国王)ジョーダン・プレンティス(ナポレオン)マーク・ポヴィネッリ(ハーフ・パイント)ジョー・ノッフォ(グラブ)ダニー・ウッドバーン(グリム)セバスチャン・サラセーノ(ウルフ)マーティン・クレバ(ブッチャー)ロナルド・リー・クラーク(チャック)

 

【解説】

『インモータルズ -神々の戦い-』のターセム・シンが、グリム童話「白雪姫」を原作に放つファンタジー。類まれな美しさを女王から嫉妬されて森に追放された白雪姫が、そこで出会った小人たちなどを仲間にして彼女に立ち向かう。名女優ジュリア・ロバーツが邪悪な女王にふんし、キャリア初の悪女を憎々しげに演じ切る。『ミッシングID』のリリー・コリンズ、『J・エドガー』のアーミー・ハマーが、白雪姫と王子のカップルを快演。本作が遺作となった『ドラキュラ』などの石岡瑛子による豪華な衣装をはじめ、アクションやユーモアを交えてポップに描かれる世界観に夢中になる。

 

【あらすじ】

幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。ある日、舞踏会に忍び込んだ彼女は、そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と運命の出会いを果たして恋に落ちる。だが、王子との政略結婚を狙っていた女王は、白雪姫を森へと追放。森で7人の小人と出会った白雪姫は、彼らと生活を共にしながら戦い方や知識を習得する。亡き父の国を守り、愛する王子を取り戻そうと、彼女は女王に戦いを挑む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

娘と見てきましたが、いやあ、面白かったです。

見所は衣装!!

 

衣装は石岡瑛子。

1992年、コッポラ監督の「ドラキュラ」でアカデミー衣装デザイン賞など、たくさんの受賞歴があり、北京オリンピックの開会式の衣装デザインを担当したことでも有名。

ターセム・シン・ダンドワール監督とは、2000年の「ザ・セル」以来4作目のタッグとなった。

お互いに気心が知れているということもあるのでしょうか、本当に才能を感じ、心に残る衣装でした。

 

作品も、石岡さんに捧げられていました。

 

さて、白雪姫のお話をベースに、ターセム・シンが作るおとぎ話の世界に引き込まれて行きます。

魔法の鏡、七人の小人、毒リンゴ、王子様とのキス、など、白雪姫のキーワードがどこでどのように出てくるか、とても楽しみです。

 

☆ネタバレ

細かいギャグの積み重なり、コミカルな演技が続いて行きます。

世界観も素晴らしいし、女王のジュリア・ロバーツも、その個性で憎まれ役を楽しそうに生き生きと演じていました。

 

王子様は、「ソーシャルネットワーク」で双子を演じたアーミー・ハマー。

ちょっと世間知らずで軽薄な王子演じていました。

 

面白かったのは、ネイサン・レインの演じた女王の側近。

やはり、うまいですね。

 

小人たちも個性豊かでとても面白かった。

 

王様がショーン・ビーンだったのにはびっくり。

あいかわらず、かっこいいわ。

 

なんといっても、主役の白雪姫を演じたリリー・コリンズ。

あのフィル・コリンズの娘ですってね。

どうりで、歌もうまいわけです。

 

フィル・コリンズと言えば、昔、うちの次男が赤ちゃんの時に、友達が「フィル・コリンズに似てる」と笑ったことが忘れられません。

今だから言いますが、こんなかわいいのに、あんなおっさんと似てるなんて!と心の中でむっとしました。

その次男も今では29歳!!

月日は流れる…ですね。

 

エンディングは、歌って踊る。

そうなのね。

ターセム・シンって、インド人だったのね。

 

いやあ、面白かったです。

娘も私も大満足でした。

 

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家族の庭

2012-09-23 12:53:46 | 映画ーDVD

ー家族の庭ーANOTHER YEAR

2010年 イギリス

マイク・リー監督 ジム・ブロードベント(トム)レスリー・マンヴィル(メアリー)ルース・シーン(妻ジェリー)ピーター・ワイト(幼馴染ケン)オリヴァー・モルトマン(息子ジョー)デヴィッド・ブラッドリー(兄ロニー)カリーナ・フェルナンデス(ジョーの恋人ケイティ)マーティン・サヴェッジ(甥カール)ミシェル・オースティン(ジェリーの同僚タニヤ)フィル・デイヴィス(ジャック)スチュワート・マッカリー(トムの同僚)イメルダ・スタウントン(ジェリーの患者ジャネット)

 

【解説】

『ヴェラ・ドレイク』などのイギリスの巨匠、マイク・リー監督による心揺さぶられる人間ドラマ。揺るぎない信頼関係で結ばれている一組の夫婦と、彼らのもとに集まる人々の喜怒哀楽を優しく見つめる。『人生は、時々晴れ』のレスリー・マンヴィルが主演を務め、彼女を支える夫婦をルース・シーン、ジム・ブロードベントらイギリスが誇る名優が好演する。登場人物たちそれぞれの人生の奥深さが胸を打つ。

 

【あらすじ】

地質学者のトム(ジム・ブロードベント)と、医学カウンセラーのジェリー(ルース・シーン)は誰もがうらやむおしどり夫婦だ。彼らは30歳になる孝行息子(オリヴァー・モルトマン)にも恵まれ、私生活は非常に充実していた。ある晩、ジェリーは同僚メアリー(レスリー・マンヴィル)を夕食に招待するが、彼女は酔ってしまい自分には男運がないと愚痴っていて……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この映画、地味なのですーっと見てしまいますが、考え出したら奥が深いです。

 

まず最初に登場する不眠を訴える女性(イメルダ・スタウントン)。

その話を聞いている身重の医者タニア(ミシェル・オースティン)。

 

その患者が受けないと睡眠薬をあげないと言われ、しぶしぶ受けに行ったカウンセラーがジェリー(ルース・シーン)。

ジェリーは患者に「あなたの幸せ度を点数で表すとしたら、10点中何点?」と質問します。

患者の答えは吐き出すように「1点」。

 

この作品のテーマが自分が感じる幸福度であることがわかります。

 

仕事が終わり、事務をしているメアリー(レスリー・マンヴィル)が1杯のみに行こうと、ジェリーを誘います。

「そうねえ、今日はトム(ジム・ブロードベント)が夕食を作ってくれるから、1杯くらいいいわよ」と、バーへ。

ジェリーは本当に1杯飲んだら帰ってしまいます。

 

ジェリーとトムは、一人息子のジョー(オリヴァー・モルトマン)が独立して、二人暮らしになってからも、本当に仲の良い夫婦です。

 

トムは地質学者。

二人は休みの日は市民農園へ畑仕事に出かけます。

収穫した野菜を使って、ヘルシーな食事とワインを楽しんでいます。

週末にはトムも帰って少し賑やかになります。

 

☆ネタバレ

この円満な夫婦の元に、メアリーや幼なじみのケン(ピーター・ワイト)がやってきて、自らの孤独や運の悪さを嘆いています。

 

タニアの赤ちゃんが産まれたお祝いのパーティを、ジェリーたちの庭で開きました。

そこにメアリーが新車で登場。

遅れてきた言い訳をしながら、タバコを吸い出します。

みんなは、どうぞといいながら、そばを離れて行きます。

ケンが近づいてきたら、メアリーはあからさまに嫌な顔をします。

 

メアリーは酔っぱらってジョーと話をし、なにやらいい感触と思っているようです。

 

ジョーが恋人ケイティ(カリーナ・フェルナンデス)を連れてきた日もメアリーが現れ、メアリーの傍若無人な振る舞いに、ジェリーはケイティに気を使います。

 

トムの兄嫁が亡くなりました。

無口で無愛想で、他人とコミュニケーションを取れない兄ロニー(デヴィッド・ブラッドリー)。

ロニーの一人息子は、しばらく家を離れていたが、葬式にも遅れてきて、それをロニーのせいにするような攻撃的な人物で、トムとジェリーは心配して、しばらくロニーに自宅に来るように勧めます。

 

夫婦が家庭菜園に出かけている間に、メアリーがやってきました。

ロニーは知らない人なので断りますが、メアリーは夫婦と親しい間だと強引に家の中に入りこみます。

トムとジェリーが帰ってきて、メアリーにあからさまに迷惑顔を見せますが、メアリーは居続けます。

この日は、ジョーとケイティが夕食を食べにくる日だったのです。

 

憐れみから、二人はメアリーが一緒に夕食を食べることを認めますが、メアリーにとっては、自分だけが家族ではないのだと思い知らされることに…。

 

トムとジェリーは本当に隙のない夫婦です。

ジェリーが「こんな中年太りよ」と自虐的に言っても、トムは「完璧さ」と抱きしめます。

そんな二人を見せつけられるメアリーって、どうなんだろうと思いました。

メアリーは、結婚に失敗して離婚、お金もなく、子供もなく、生き甲斐の見つけられない仕事をして、新しい恋人の出現ばかりを願っています。

 

そうかといって、ケンのように見栄えの悪い人は、あからさまに嫌う。

 

酒もタバコも度が過ぎているし、新車も潰してしまいました。

 

そう、この作品で語られているのはメアリーです。

あなた、この先の人生、どうするの?

だんだん年老いて、ひとりぼっちで、もう今年は終わるけど、あなたにとってのANOTHER YEARがくるのかしら。

あなたの幸福度は何点なの?

 

メアリーのような境遇で暮している人にとっては、とても辛辣な作品かもしれません。

 

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ターゲット

2012-09-23 12:49:40 | 映画ーDVD

ーターゲットーWILD TARGET

2010年 

ジョナサン・リン監督 ビル・ナイ エミリー・ブラント ルパート・グリント

 

【あらすじ】

腕利きの殺し屋であるビクター(ビル・ナイ)は、ギャングの依頼で詐欺師・ローズ(エミリー・ブラント)の殺害を試みるが、相次いで失敗に終わる。しだいに標的であるはずのローズを女性として意識し始めた彼は、ある時彼女を助けてしまう。彼は偶然にも事件に巻き込まれたトニー(ルパート・グリント)と共に、ギャングたちから逆に追われる身となってしまう。(ウィキペディア)

 

【感想】

劇場未公開の作品です。

ハリー・ポッターシリーズのロン(ルバート・グリント)が出演していて、彼のコメディアンの才能が確信できる作品。

面白かったです。

 

殺し屋の英才教育を受け、いままで正体を知られず高額な報酬をもらって殺し屋ビクター(ビル・ナイ)。

彼は、生まれついての詐欺師、泥棒のローズ(エミリー・ブラント)に出会い、恋をしてしまいます。

洗車していて、この騒動に巻き込まれるトニー(ルバート・グリント)。

この三人が巻き起こす大騒動。

はたして、結末は…?

 

ロンに興味のある方はどうぞ。

なかなかいいですよ。

 

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探偵はBARにいる

2012-09-23 12:46:41 | 映画ーDVD

ー探偵はBARにいるー

2011年 日本

監督=橋本一 原作=東直己 キャスト=大泉洋(探偵<俺>)松田龍平(高田)小雪(沙織)西田敏行(霧島敏夫)田口トモロヲ(松尾)波岡一喜(佐山)有薗芳記(田口幸平)竹下景子(近藤百合子)石橋蓮司(岩淵恭輔)松重豊(相田)高嶋政伸(<俺>を拉致した男)マギー(源ちゃん)安藤玉恵(峰子)榊英雄(スポーツバーのマスター)片桐竜次(桐原組組長)桝田徳寿(ケラーオオハタのマスター)カルメン・マキ(マキ)本宮泰風(岩淵貢)吉高由里子(近藤恵)街田しおん(近藤京子)阿知波悟美(田口康子)野村周平(則天道場塾生)新谷真弓(スナック元従業員)中村育二(南)

 

【解説】

『アフタースクール』の大泉洋と『悪夢探偵』シリーズの松田龍平が演じる探偵が、札幌を舞台に危険に巻き込まれるスリリングな犯罪ミステリー。東直己の小説「バーにかかってきた電話」を基に、テレビドラマ「相棒」シリーズの橋本一がメガホンを取る。さらには、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの小雪や『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行が共演。大泉と松田コンビの独特の存在感に引き込まれる。

 

【あらすじ】

行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

和製ハードボイルド、探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)のコンビがなかなかよかったです。

大好きだったテレビドラマ「傷だらけの天使」を思い出しました。

萩原健一と水谷豊のコンビとは、ちょっと違うけど、凸ト凹がうまくはまるみたいな爽快感がありました。

 

今離婚問題で芸能ニュースをにぎわせている高嶋政伸も、キレっぷりがよかったです。

新境地ですね。

 

面白かった。

シリーズ化されたらいいなあ。

 

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るろうに剣心

2012-09-12 10:22:00 | 映画ー劇場鑑賞

ーるろうに剣心ー

2012年 日本

監督=大友啓史 キャスト=佐藤健(緋村剣心)武井咲(神谷薫)吉川晃司(鵜堂刃衛)蒼井優(高荷恵)青木崇高(相楽左之助)綾野剛(外印)須藤元気(戌亥番神)田中偉登(明神弥彦)斎藤洋介(浦村署長)平田薫(関原妙)永野芽郁(三条燕)平山祐介(我荒・兄)深水元基(我荒・弟)奥田瑛二(山県有朋)江口洋介(斎藤一)香川照之(武田観柳)

 

【解説】

国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏のコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を、『ROOKIES』シリーズの佐藤健主演で実写化した時代劇アクション。人呼んで「人斬(き)り抜刀斎」こと若き剣客・緋村剣心が訪れた街で、彼の名を名乗る人物が起こした事件に遭遇する騒動を描いていく。剣心役の佐藤のほか、ヒロイン・薫に武井咲、剣心のライバル鵜堂刃衛に吉川晃司、斎藤一に江口洋介、武田観柳に香川照之がふんする。監督は、テレビドラマ「ハゲタカ」「龍馬伝」などの演出を手掛けた大友啓史。実力派俳優たちが息を吹き込むキャラクターたちの活躍を楽しみたい。

 

【あらすじ】

幕末から明治になり、かつて「人斬(き)り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、薫のところで居候することに。一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

原作の劇画もアニメも知らないし、当然スルーだと考えていました。

ところが、映画友達が二人も推薦してくるので、「ほなら」と夫と出かけました。

 

確かに、面白かったです。

大スクーリーンで見てよかった!!

 

幕末、「人斬り抜刀斎」と呼ばれ恐れられていた緋村剣心(佐藤健)は、倒幕がなされ、尊王派が明治政府を樹立すると、「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となった。

 

それから数年後…。

人斬り抜刀斎の名を騙って、暗殺者が暗躍していた。

自分の父の流派を名乗るその人斬り抜刀斎をこらしめようと、神谷道場の師範代・薫(武井咲)も暗殺者を捜していた。

 

偽の抜刀斎は、麻薬を使って時の政府を転覆させようと狙っている武田観柳(香川照之)が雇っている鵜堂刃衛(吉川晃司)だった。

刃衛に薫が襲われているところを助けた剣心は、薫の道場に身を落ち着けた。

 

一方、観柳の元で麻薬を作らされていた医師の高荷恵(蒼井優)が隙を見て脱出。

神谷道場に居候を決め込んだ。

 

売り物は、刀を使ったアクションシーンでしょう。

これが、どのシーンもとてもよくできていました。

従来のチャンバラとは違う、スピード感、展開、カメラワーク、とてもいいと思いました。

ここが成功の秘訣ですね。

  

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コクリコ坂から

2012-09-12 09:37:11 | 映画ーDVD

ーコクリコ坂からー

2011年 日本

監督=宮崎吾郎 キャスト=長澤まさみ(松崎海)岡田准一(風間俊)竹下景子(松崎花)石田ゆり子(北斗美樹)風吹ジュン(松崎良子)内藤剛志(小野寺善雄)風間俊介(水沼史郎)大森南朋(風間明雄)香川照之(徳丸理事長)

 

【解説】

『ゲド戦記』以来、宮崎吾朗が約5年ぶりに演出を手掛けるファンタジックな要素を排したスタジオジブリ作品。16歳の少女と17歳の少年の愛と友情のドラマと、由緒ある建物をめぐる紛争を軸に、真っすぐに生きる高校生たちの青春をさわやかに描いていく。主人公となる少年少女の声を担当するのは、長澤まさみと岡田准一。企画・脚本は宮崎駿。さまざまな価値観が交錯する戦後の高度成長期を背景に、現代を生きることの意味を見つめていくストーリーが感動を呼ぶ。

 

【あらすじ】

東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。高校生の海と俊は、そんな事件の中で出会い、心を通わせるようになる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ちょっとジブリに失望して、この作品はDVD待ちになりました。

でも、この作品は、とても穏やかでよかったです。

 

というのも、私の育った世代の話だからかもしれません。

懐かしい生活の道具や家、町、学校などが丁寧に描かれていました。

 

今は下宿屋になっている、元は祖父の病院だった家に住んでいる女子高生の松崎海(長澤まさみ)が主人公です。

海は、朝早く起きて、海の安全を願うU旗とW旗を庭の掲揚台に掲げるのが日課です。

そのあと、家族と下宿人たちの朝ご飯を作り、学校へ出かけます。

 

 ☆ネタバレ

学校では、カルチェラタンと呼ばれる部室棟の立て替えが問題になっていた。

その立て替え反対運動の中心になっていたのが風間俊(岡田准一)だった。

 

ふたりは引かれ合うが、俊が海の家で、海のお父さんの写真を見たとたん、態度が変わってよそよそしくなった。

海のお父さんは、俊が実の父と聞かされていた人物だった。

 

生徒たちは、カルチェラタンをきれいに掃除し、壊れたところは修理し、ペンキも塗り替えて見違えるような建物に再生させた。

それを理事長に見てもらうよう、海と俊は理事長に直談判に出かけた。

 

理事長はその熱意に打たれて、次の日に高校を訪れた。

そして、カルチェラタンの存続が決まった。

 

海と俊の父のことも、海の母がアメリカから帰り、事実を話し、二人はきょうだいではないということもわかった。

 

とてもさわやかな青春物語でした。

 
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おかえり、はやぶさ

2012-09-12 09:29:50 | 映画ーDVD

ーおかえり、はやぶさー

2012年 日本

監督=本木克英 キャスト=藤原竜也(大橋健人)杏(野村奈緒子)三浦友和(大橋伊佐夫)前田旺志郎(岩松風也)森口瑤子(岩松多美)田中直樹(岩松大吾)カンニング竹山(天野克也)豊原功補(山田幸一)宮崎美子(大橋小夜子)大杉漣(江本智彦)中村梅雀[2代目](増沢公孝)

 

【解説】

小惑星のイトカワからサンプル採取という快挙を達成し、60億キロ約7年に及ぶ宇宙の旅から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦を、JAXAのエンジニアの視点を通じて全編3Dカメラで撮影された最新映像でつづる感動作。度重なるトラブルに見舞われたはやぶさの帰還を支えたプロジェクトチームの奮闘を、『釣りバカ日誌』シリーズや『犬と私の10の約束』の本木克英監督が描き出す。はやぶさが直面する困難を通して成長していくエンジニアの主人公を、『DEATH NOTE デスノート』『カイジ』シリーズの藤原竜也が熱演。共演には『婚前特急』の杏、ベテランの三浦友和らがそろう。

 

【あらすじ】

宇宙の謎を解く鍵となる小惑星イトカワのサンプルを採取して地球に帰還するべく、200359日、小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。JAXAのエンジニア助手・大橋健人(藤原竜也)は、火星探査機のぞみのプロジェクトに携わっていた父への思いを胸に、はやぶさの壮大なプロジェクトチームの一員として日々奔走する。しかし四つのメインエンジンの停止、通信の遮断など、数々の困難が待ち構えており……

(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私の「はやぶさ」祭りも最終作になりました。

この作品は、公開順でいっても、最後に公開された作品です。

最大の特徴は3Dということですが、私は2DでレンタルDVDを見ました。

 

だからなのか、そのわりにはなあ…と言うのが、率直な感想です。

もう、すでにはやぶさに関するいろんな事実を知っていますからね。

まず、新鮮さがない…。

 

はやぶさの帰還だけで、十分感動的なのに、父と息子の物語とか、肝臓移植のお母さんの話とか、ずいぶんこじつけっぽく感じてしまいました。

この作品の公開が最初だったら、入門作品としては良かったのかなあ、と思いました。

 

プラネタリウムで上映された「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」はともかく、あとの3つは内容がとても似ていて、筋書きが決まっているので当たり前ですが、これを1本化して、後世に残る感動作品を作るということにならなかったのでしょうか?

制作する人が、はやぶさの帰還に感動して、自分が思いつくままのストーリーを作って発表しちゃった、では、才能も労力も無駄が多い様に思いました。

日本映画界、ちょっとお寒いね。

 

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