ーアデル/ファラオと復活の秘薬ーLES AVENTURES EXTRAORDINAIRES D'ADELE BLANC-SEC/THE XEXTRAODINARY ADVENTURES OF ADELE BLANC-SEC
2010 フランス
リュック・ベンソン監督 ルイーズ・ブルゴワン(アデル・ブラン=セック)マチュー・アマルリック(デュールヴー)ジル・ルルーシュ(カポニ警部)ジャン=ポール・ルーヴ(ジュスタン・ド・サン=ユベール)フィリップ・ナオン(メナール教授)ニコラ・ジロー(アンドレフ・ズボロフスキー)ジャッキー・ネルセシアン(エスペランデュー教授)ムーサ・マースクリ(アクバー)ロール・ドゥ・クレルモン=トネール(アガット・ブラン=セック)
【解説】
『レオン』『フィフス・エレメント』などで数々の印象的なヒロインを描いてきたリュック・ベッソンが手掛けるファンタジー・アドベンチャー。フランスの人気コミックシリーズを原作に、エジプト王家に伝わる秘薬をめぐる冒険が繰り広げられる。ヒロインに抜てきされたのは、アンヌ・フォンテーヌ監督作品にも出演したルイーズ・ブルゴワン。その宿敵を『潜水服は蝶の夢を見る』の演技派マチュー・アマルリックが演じる。職業をさまざまに変えるルイーズの見せる、キュートな衣装にも注目。
【あらすじ】
1911年、エジプト。妹の命を助けたいフランス人ジャーナリストのアデル(ルイーズ・ブルゴワン)は“復活の秘薬”の手掛かりをつかむが、宿敵のマッドサイエンティスト、デュールヴー(マチュー・アマルリック)に阻まれてしまう。ちょうどそのころ、パリでは博物館の卵の化石からジュラ紀の翼竜がかえり、人々を恐怖に陥れていた。(シネマトゥデイ)
【感想】
予告編に騙されてはいけない。
キャッチコピーに騙されてはいけない。
ユル~いフレンチコメディということを頭に入れて見てください。
そう思ってみたら、なかなか楽しめる作品でした。
特に私は、今年始めに旅行したエジプトの「王家の谷」やピラミッドが出て来て、うれしかったです。
予告編を見て、ヒロインがあまり美人じゃないなあと思ったことが、ネタバレでした。(コメディですもの!!)
☆ネタバレ
売れっ子作家のアデルは、取材でマチュピチュへ行くと編集者には告げて、実はエジプトの王家の墓へ、復活の秘薬を求めて来ていた。
しかし、そこには宿敵のマッドサイエンティスト、デュールヴー(マチュー・アマルリック)の妨害にあう。
それも乗り越えて、ファラオの侍医(ミイラ)をパリに連れ帰った。
アデルには双子の妹アガット(ロール・ドゥ・クレルモン=トネール)がいたが、姉妹で遊んでいたテニスの試合で、アデルの帽子のピンがアデットの頭を貫通するという事故が起こり、それ以来、アデットはベッドに寝たきりとなっていた。
アガットを助けるために、アデルは命がけでファラオの侍医を連れ帰ったのでした。
でも、ミイラをまず復活させないといけない。
一方パリでは、ジュラ紀の翼竜を復活させて、パリ中が大混乱していた。
その犯人エスペランデュー教授(フィリップ・ナオン)が捕まり、死刑が確定する。
復活のために彼の力がどうしても必要なアデルは、刑務所から教授を救出しようと、あれやこれやと変装するが、ことごとく見破られてしまう。
と、この辺で、かなりのおバカ映画というのがわかっていただけたと思います。
フランスで大人気お天気お姉さん、ルイーズ・ブルゴワンの魅力爆発です。
ルーブル美術館にまだシンボルのピラミッドがない時代で、そういうくすぐりは日本人の私でもクスリと笑えたので、パリッ子たちがこの映画に大喜びした姿が目に浮かびます。
エンドタイトルが始まって、観客たちがざわざわ帰り始めた頃に、小さなエピソード始まるんだけど、それもどうでもいいような話で、そこでも笑っちゃいました。
この洒落っ気が好きかどうかで、この映画の評価が分かれると思いました。
私はお気に入りです。
ピラミッド!!
懐かしいわあ。