マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ローマで「ナダル対ジョコビッチ」の決勝戦を見る。

2014-05-26 11:23:48 | スポーツ

ーATPワールドツアー マスターズ1000 BNLイタリア国際ー

全仏オープンテニスが始まりましたね。

テニスファン、ラファエル・ナダルファンの私としては、楽しい毎日がはじまったというわけですが、実は!!

ローマ滞在中、BNLイタリア国際のテニス大会優勝戦を見に行くことができたのです。

 

今回のイタリア旅行、秋に行くはずが同行する友達の都合で、急遽5月半ばになりました。

もちろん、テニス好きの私は、ローマ大会の準決勝戦の日にローマに到着し、決勝戦のときはローマにいることはわかっていました。

友達とは「できたら、雰囲気だけでも味わいたいね」という話もしていました。

 

前日のフィレンツェのホテルでたまたまテレビを見たら、準々決勝でジョコビッチが勝つところでした。

そして、ナダルも勝ち上がっていることがわかり、うまくいけば、決勝はこの二人ということがわかりました。

 

土曜日にネットで確認したら決勝戦はやはりこの二人。

こうなれば絶対見たいじゃないですか。

午前中からナヴォーナ広場、パンテオン、トレビの泉、スペイン階段と、順調に観光を終え、タクシーで会場のフォロ・イタリコへ。

 

タクシーが降ろしてくれた入り口にある建物に入って行くと、美しいお姉さんが並んでいました。

言葉はよくわかりませんが「今頃、そんなチケットなんかないわよ」という感じ。

決勝戦が4時から始まるのに3時過ぎに来て「チケットが欲しい」なんて、よく考えたらオバカな話ですよね。

 

そうしたら、同情してくれたような表情のお姉さんが少し待ってなさいと。

ほどなくして、奥の方から男性が出て来て「こちらへどうぞ」と言ってくれました。

そして彼がコンピュータを広げて探してくれたら、前から2列目、少し端っこだけど空いていると。

まあ、なんという幸運でしょう。

私たちは「ナダル対ジョコビッチ」の決勝戦のチケットを手に入れることができたのです。

 

そこは、夕日ががんがん当たる席。

でも、ナダルの席が斜め前に見え、サーブのときには声をかけたら振り向いてくれそうに近い。

まわりはジョコビッチへの声援の方が多かったみたいですが、私も負けずに拍手をしたり、声を出したりして応援しました。

試合はジョコビッチの2-1でラファは負けてしまいましたが、両者とも素晴らしいプレーの続出でとても満足しました。

 

千載一遇ってこのこと?

私とラファのご縁?

とにかく、ローマと言えばラファみたいな感じで思い出してはにやけています。

これからも、ナダル選手の活躍を応援し続けたいと思いました。

 

ラファの入場

試合前のツーショット写真

練習

ジョコビッチ

満員の会場

負けて悔しそうなラファの表情

試合後のセレモニー

表彰式、向こう向きで顔は見えませんが、準優勝のディスクを背中にしています。

悔しそうに降りてきました。


イタリア・ローマ「天使と悪魔」ツアー

2014-05-25 07:45:12 | 旅行

ーイタリア・ローマ「天使と悪魔」ツアーー

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読んで以来、熱望していたローマへの旅が実現しました。

趣旨に賛同してくれた友人たちが付き合ってくれ、これ以上ない、満足度の高い旅になりました。

 

旅行前に「天使と悪魔」はDVDでチェック。

飛行機の中でも原作を読みながら、期待に胸は高鳴ります。

 

イタリアは、ヴェニス、フィレンツェと回り、ローマに着いたのは5日目。

ラングドン教授が事件解決したようにとは行きませんが、私たちなりの「天使と悪魔」ツアーが完成しました。

 

まず、ラングドン教授とビットリアが殺人のキーワードとして見つけたのがガリレオが生きていた時代に4大元素と考えられていた「土、空気、火、水」。

そして、ガリレオが考えたイルミナティへの道を示す彫刻を作成した、ベルニーニの作品をたどる道ともなっています。

 

第一の殺人現場としてラングドンが考えたのがパンテオン。

イルミナティのシンボルであるピラミッドに見立てたオベリスク、そして、サンティの眠る土の墓。

サンティというのはラファエロの名字、確かにラファエロの墓がパンテオンにありました!!

これです。

このときは、まだベルニーニの彫刻がキーワードだとはわかっていなかったのですね。

 

でも、ここは殺人現場ではなかったんです。

ラファエロの墓がここに移されたのは、ガリレオ時代よりずっとあとだったからです。

では、どこだ!!

と謎が解けて向かったところが、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の中のキージ礼拝堂。

右側の教会がサンタ・マリア・デル・ポポロ。

この地下で、第一の殺人が起こったのでした。

あいにく工事中で、よく見えなかったのですが、丸天井や、赤い大理石で作られたピラミッド、ベルニーニ作の「ハバククの天使」の彫刻もなんとか確認できました。

 

写真がボケていて残念です。

とても暗かったものですから。

最後の写真「ハバククの天使」の指が指している方向にあるのがサンピエトロ広場。

ここには次の殺人現場のキーワードとなる「空気」=西風のレリーフがあるはずです。

でも、この前日に法王様の礼拝がこの広場で行われ、椅子がびっしりと並べられ、オベリスクの周りには近寄ることもできませんでした。

ここでは第二の殺人が起こり、肺に穴をあけて殺すという残忍な方法がとられました。

大聖堂に入るために長蛇の列に並んだお陰で、サンピエトロ広場をゆっくり見学することができました。

中心にオベリスクがあり、楕円形の広場の周りは、大きな4列の柱で取り囲まれ、その屋根の上には聖人や天使の彫像ずらっと並んでいて、広場にいるちっぽけな人々を見下ろしていました。

 

コンクラーベに使われる煙突が見えます。

 

小説では、西風のレリーフが吹き示していたのが東。

ラングドンは「サンタ・マリア・デッラ・ビットリア教会」だと考えます。

ここが実際と小説と違うところでした。

ガリレオ時代にはオベリスクがあり、今は「トリトーネの噴水」となっているハルベリーニ広場とサンタ・マリア・デラ・ビットリア教会とは少し距離がありました。

この教会では、キーワードは火。

三番目の殺人が火あぶりという残虐な方法で行われてしまいました。

そして、次の殺人現場を示す彫刻「聖女テレサの法悦」。

とてもすばらしかったです。

 

そして、最後の殺人が行われたのが「ナヴォーナ広場」。

すごく広い!!

「四大河の噴水」が広場の真ん中にあって、南に「ムーア人の噴水」北に「ネプチューンの噴水」があります。

 この中央の噴水に最後の枢機卿が犯人によって投げ入れられ、映画ではラングドンが助け出し、その方が法王に選ばれると言う筋書きでした。

 イルミナティの本部として書かれてあったサンタンジェロ城。

城の上から大天使が剣を地上に向かって構えていました。

お城の地下からサンピエトロ寺院に向かって秘密の地下道があるそうです。

 

最後にこの小説の舞台となったサンピエトロ大聖堂。

カメルレンゴが自分に火をかけて自殺する舞台となったところ。

横から地下に下りる階段があって、歴代法王様が眠る墓所も見学してきました。

 

下の写真が、ラングドンが殺されそうになる記録保管庫の入り口だそうです。

バチカン美術館から撮影しました。

 

 

わかる範囲で、もう少し詳しい説明を。

パンテオンが建設されたのが紀元前25年。

その後火事で喪失したが、ローマ皇帝ハドリアヌス帝によって再建されたのが128年。

鉄筋を入れないコンクリート建造物の中で、今でも世界一だそうです。

 

サンピエトロ大聖堂では、ボーイスカウト、ガールスカウトの子供たちのためのミサが開かれていました。

ミサが終わって、司教様が退席して行かれましたが、フランシスコ法王だったかどうかわかりませんでしたが、もし、ご本人だったとしたら、すごい遭遇ですよね!!

どうしたら確かめられるのかしら?

 

フランシスコ法王はとても人気があり、前日の日曜日のミサにもたくさんの信者さんが集まったそうです。

私たちも一目見に行こうと試みましたが、バスも満員、地下鉄は事故が起こりそうなくらい人で溢れていたので諦めました。

この日も、広場にはその熱狂が残っているようでした。

 

ローマはとても古い町です。

ふと細い路地を曲がると、そこに古い遺跡がにゅーっと現れたりします。

バスでヴァチカンに行く途中に「ここがシーザーが暗殺された場所です」と案内があった遺跡がありました。

歴史の有名な一場面ですね。「ブルータス、おまえもか」って。

サンタンジェロ城の屋上から町を眺めると、町の中を川が悠々と流れ、教会のドームや塔が立ち並び、装飾された宮殿も見えます。

建物の一つ一つがとても大きい。

下の写真は、サンタンジェロ城からサンピエトロ大聖堂を見たものです。

本当にすばらしい眺めです。

 

太古の昔から栄え、今も人々の憧れとなっている町、ローマ。

果てしなく広がる歴史のロマン。

でも、旅人の時間は限られていますからね。

1冊の本を持ってローマの町歩きを楽しめたことに感謝して、私の「天使と悪魔」ツアーは終わりました。

スイス人衛兵の勇姿。かっこいい!!

 


2014 祝春一番コンサート

2014-05-07 10:18:28 | ライブ

今年も服部緑地野外音楽堂で、祝春一番コンサートが行われ、私は3日、5日、6日の3日間行きました。

5日は一日中雨が降り、寒かったので、3時ごろ引き上げましたが、夫は最後まで頑張りました。

こういうコアなファンに支えられて、このイベントが続いているのですね。

3日、5日はお客さんがたくさん入り、大盛況でした。

去年辺りから撮影禁止がきつくなって、なかなかステージは撮れませんが、写真は、大トリの三宅伸治バンドの演奏で、多いに盛り上がる人たちです。

楽しかったですねー。

また、来年。