マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

2018-08-17 13:57:14 | ハイキング

ーミッション:インポッシブル/フォールアウトーMISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT

2018年 アメリカ 147分

 

監督=クリストファー・マッカリー キャスト=トム・クルーズ (イーサン・ハント) ヘンリー・カヴィル (オーガスト・ウォーカー) ヴィング・レイムス (ルーサー・スティッケル) サイモン・ペッグ (ベンジー・ダン) レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト) ヴァネッサ・カービー(ホワイト・ウィドウ) ショーン・ハリス(ソロモン・レーン) アンジェラ・バセット(エリカ・スローン) ミッシェル・モナハン(ジュリア) アレックス・ボードウィン(アラン・ハンリー)

 

【解説】

イーサン・ハント率いるスパイチームの活躍を描いた人気シリーズの第6弾。複数のプルトニウムを盗んだ犯人をイーサンたちが追う。前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に続いてクリストファー・マッカリーがメガホンを取り、トム・クルーズ、サイモン・ペッグらおなじみの面々が結集。飛行するヘリコプターにしがみついたり、ビルからビルへ跳躍したりするなど、トム渾身のスタントが今作でも見られる。

 

【あらすじ】

盗まれたプルトニウムを用いて、三つの都市を標的にした同時核爆発の計画が進められていることが判明する。核爆発阻止のミッションを下されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、犯人の手掛かりが名前だけという困難を強いられる。タイムリミットが刻一刻と迫る中、イーサンの行動に不信感を抱くCIAが放った敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が現れる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

シリーズも5作目だそうです。

クリストファー・マッカリー監督が前回に引き続きの監督です。

なので、前回とのエピソードの続きという感じです。

ルーサー(ヴィング・レイムス)とベンジー(サイモン・ペッグ )のチームも同じメンダーだし、悪役のソロモン・レーン(ショーン・ハリス)とMI6のイルサ(レベッカ・ファーガソン)も登場します。

 

今回はジュリア(ミッシェル・モナハン)との結婚式のシーンから始まります。

イーサン・ハント(トム・クルーズ)の夢。

生涯で一番幸せな時間なのに、聞こえてくるのはソロモン・レーンの危険な声。

愛するジュリアに危険が迫っているのだろうか?

 

もちろん、ジュリアはイーサンと離婚し、ルーサーの責任のもと、自分も知らない安全な場所にいるはずだ。

 

イーサンと彼のチームはプルトニウム爆弾の取引に失敗し、その奪還の指令を受けます。

IMFの上司ハンリー長官(アレックス・ボードウィン)にも厳しく言われますが、CIAのスローン長官(アンジェラ・バセット)は、IMFは信用できないとエージェント・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)をチームのお目付け役につけるように要求した。

 

一行は、たった一つの手がかりであるホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)と接触するためにパリへ。

アクションありきで書かれた脚本というだけあって、ずーっとアクションの連続。

まあ、びっくりしますって。

トムの体を張ったアクションの連続。

トム・クルーズ、56歳!!

素晴らしいです。


 

⭐︎ネタバレ

元妻ジュリアとも再会するし、プルトニウム爆弾爆発の危機からもみんなを救ってくれるし、本当に大活躍です。

最後の最後まで、死なない男、ハラハラドキドキ、面白い!!

イーサンの人間性もどんどん魅力的になる感じです。

 

この夏は、この映画かなあ?

 


焼肉ドラゴン

2018-08-10 13:44:45 | ハイキング

ー焼肉ドラゴンーJURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM

2018年 日本 127分

 

原作・脚本・監督=鄭義信 キャスト=真木よう子 (長女・静花) 井上真央 (次女・梨花) 大泉洋  (哲男) 桜庭ななみ(三女・美花) 大谷亮平(長谷川さん) 大江晋平(末っ子・時生) イ・ジュンウン(母・英順) キム・サンホ(父・龍吉)

 

【解説】

『愛を乞うひと』などの脚本家としても知られる鄭義信が、数々の演劇賞に輝いた自身の舞台を映画化。1970年を舞台に、関西で小さな焼肉店を営む一家が、たくましく生きる姿を描く。3姉妹に『さよなら渓谷』などの真木よう子、『八日目の蝉』などの井上真央、『最後の忠臣蔵』などの桜庭ななみ、長女の幼なじみに『探偵はBARにいる』シリーズなどの大泉洋、父親に『隻眼の虎』などのキム・サンホ、母親にイ・ジョンウンがふんする。

 

【あらすじ】

日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉(キム・サンホ)と妻・英順(イ・ジョンウン)は、娘3人と息子と共に暮らしていた。戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

1970年の万博が行われている頃の大阪を舞台に、焼肉店を営む韓国人一家の話。

もともとは舞台劇だったようですね。

 

父親の龍吉(キム・サンホ)は、太平洋戦争では日本軍に従軍して左腕を失い、戦後生まれ故郷の済州島に戻るが、四・三事件で家族を失い済州島を追われ、そこで知り合った英順(イ・ジョンウン)と知り合い、日本に戻った。

龍吉には長女・静花(真木よう子)と次女・梨花がおり(井上真央)、英順には三女となる美花(桜庭ななみ)がいて、結婚したのちに末っ子の時生(大江晋平)が誕生した。

 

物語は万博の2年前から始まる。

次女の梨花が哲男(大泉洋)と婚姻届を提出する予定だったのに、哲男は戸籍係と喧嘩をして婚姻届の用紙を破り捨ててしまったので、梨花はカンカン。

哲男は、梨花の姉の静花と幼馴染で、静花の足が不自由になった事故に責任を感じていた。

哲男は静花にプロポーズするが静花は断り、梨花と結婚することになったのだ。

梨花はこの一件も、静花に未練があるからではないかと機嫌が悪い。

 

静花は妹夫婦がうまくいくようにと、思いを寄せてくれる常連客と付き合い始める。

美花はキャバレーの支配人と不倫している。

 

ドラゴンの屋号の焼肉店は、国から不法占拠と言われ、立ち退きを要求されているが、龍吉はお金を払って買った土地だと、頑なに拒否している。

 

時生は、龍吉の強い意向で地元の進学校に通っているが、きついいじめにあい、とうとう失語症となってしまった。

 

⭐︎ネタバレ

時生は出席日数が足りず、留年となってしまうが、龍吉は退学や転校を許さない。

時生は橋から身を投げて死んでしまった。

 

梨花は哲男との結婚に悩み、不倫する。

そして、離婚。

哲男は、静花に結婚を申し込み、二人は北朝鮮の帰還事業に参加し、北へ行く。

 

ドラゴンの店も国に没収され、梨花も浮気相手と再婚し、大韓民国へと移住する。

三女の美花もキャバレーの支配人が離婚したので、晴れて籍を入れ、彼が営むスナックで働く。

 

両親はリヤカーに荷物を積んで、長らく暮らした土地を離れた。

こうして、家族はバラバラになってしまった。

 

やはり、末っ子の時生くんの自殺は衝撃的でした。

お父さんが厳しすぎると思いましたが、お父さんは「僕の腕を返せ、時生を返せ」と叫んでいたので、彼は日本という異国が自分から大切なものを奪ったという気持ちなのでしょうね。

痛ましいです。

 

映画が終わってからは、長女夫婦がそれからどうなったかが心配で、そのことから頭が離れません。

 

折しも、トランプ大統領と金正恩書記長の正規の会談が行われた今年。

拉致問題解決は当然のこととして、帰還事業で離散している家族が一刻も早く会えるように祈らずに入られません。

 

こういう重い問題をたくさん含みながらも、ユーモアにあふれ、明るく生きる家族の作品として、楽しく見ることができました。

家族の絆の強さも感じられました。

評判がいいのもわかりました。



ジュラシック・ワールド 炎の王国

2018-08-08 10:53:49 | 映画ー劇場鑑賞

ージュラシック・ワールド 炎の王国ーJURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM

2018年 アメリカ 128分

 

監督=J・A・バヨナ キャスト=クリス・プラット (オーウェン・グレイディ) ブライス・ダラス・ハワード (クレア・ディアリング) ジャスティス・スミス (フランクリン・ウェブ) ダニエラ・ピネダ (ジア・ロドリゲス)  ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム) ジェームズ・クロムウェル(ベンジャミン・ロックウッド) ジェラルディン・チャップリン(アイリス) 

 

【解説】

恐竜が放たれたテーマパークが舞台のアドベンチャー『ジュラシック・ワールド』の続編。火山噴火が迫る島から恐竜を救い出そうとする者たちの冒険を活写する。監督は『インポッシブル』などのJ・A・バヨナ。前作にも出演した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどのクリス・プラット、『レディ・イン・ザ・ウォーター』などのブライス・ダラス・ハワードをはじめ、『インデペンデンス・デイ』などのジェフ・ゴールドブラムらが出演する。

 

【あらすじ】

ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXの激しいバトルで崩壊した「ジュラシック・ワールド」があるイスラ・ヌブラル島の火山に、噴火の予兆が見られた。恐竜たちを見殺しにするのか、彼らを救うべきか。テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜行動学の専門家であるオーウェン(クリス・プラット)は、悩みながらも恐竜救出を決意し島へ向かうが、火山が噴火してしまい……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

1933年の「ジュラシック・パーク」から数えと第5作目に当たる本作品。

なんだか、ますます面白くなったような気がしました。

また、今回の終わり方が、まさにパニック。

「これから世界はどうなるの!?」とびっくり仰天の終わり方でした。

もちろん、続編があるのでしょう。

 

面白くなった一つの要因は、オーウェン(クリス・プラット)が育て訓練したヴェロキラプトルのブルーの存在。

頭が良く、社交性があり、オーウェンの力強い味方です。

 

そしてもう一つはメイジー・ロックウッド。

母親のクローンという運命を背負う女の子の存在です。

 

彼女が、シアンガスで死にそうな恐竜を世界にときはなちました。

でも、その前からすでに、海生爬虫類のモササウルスや空を飛べるプテラノドンなどは、勝手にイスラ・ヌブラル島を脱出していましたけどね。

 

26年前の「ジュラシック・パーク事件」と22年前の「サンディエゴ事件」の当事者イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)が連邦議会の証言台に立ち、「火山噴火の危機にさらされたイスラ・ヌブラル島の恐竜の運命は自然に委ねるべきだ」と主張します。

冷たい言い方だけども、人間が作り出した災い。

その存在と共存するということになれば、とてつもない覚悟がいります。

私には、原子力との共存問題と重なりました。

 

もちろん、遺伝子操作で戦争に使えるような脅威の新種を作るという問題もあります。

26年前に蚊の化石から創られた恐竜たち。

それを人間の飽くことのない欲望の追求と見るか、未来への希望と見るか。

 

大きなテーマをはらみつつ、次回作の展開がとても楽しみです。

 

それにしてもティラノサウルスは永遠のアイドルだわ。

その登場だけで、なんでこんなにワクワクするのでしょうねー。

 


ワンダー 君は太陽

2018-08-07 09:58:17 | 映画ー劇場鑑賞

ーワンダー 君は太陽ーWONDER

2017年 アメリカ 113分

 

監督=スティーヴン・チョボスキー 原作=R・J・パラシオ キャスト=ジェイコブ・トレンブレイ (オギー) オーウェン・ウィルソン (ネート) ジュリア・ロバーツ (イザベル) マンディ・パティンキン (トゥシュマン先生) ヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)

 

【解説】

R・J・パラシオの児童小説を、『ウォールフラワー』などのスティーヴン・チョボスキーが映画化。外見からわかる先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描く。主人公に『ルーム』などのジェイコブ・トレンブレイ、彼を愛情深く支える両親を『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツと『ミッドナイト・イン・パリ』などのオーウェン・ウィルソンが演じる。

 

【あらすじ】

生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

原作であるR・J・パラシオの児童小説は、学校の課題図書になったと知り合いの人から聞きました。

実話ではなく、あくまで小説ということですが、涙腺が刺激されることは間違いないです。

悲しい涙というより、共感の涙、気持ちの良い涙です。

 

とはいえ、オギーの気持ちはとても辛い。

病気とはいえ、顔に大きな問題を抱えているのです。

トリーチャーコリンズ症候群という難病で、頬骨の欠如など、顔面に問題を抱えている病気だそうです。

オギーは生後すぐからたくさんの手術をしてきて、そして現在の顔となったのですが、それでも目立つ顔と言えます。

 

両親もとてもよく理解しています。

それでも、オギーは学校で学び、社会に出ていくことが大切であると、大きな決心したのです。

そして姉のヴィアもオギーのためには協力を惜しみません。

 いつも明るいオギーの家族です。

両親に余計な心配をかけまいと、ずっと良い子を演じてきた姉のヴィアですが、思春期に入り、幼馴染のミランダとの関係もギクシャクし、何かと難しいお年頃。

恋にも出会うしね。

 また、一夏で態度が変わってしまったヴィアの親友ミランダにも、家庭の事情があって複雑な心境なのです。

 

そんな風に、オギーを取り巻く人々に、オギーがもたらす効果について描かれています。

その効果が絶大。

オギーにしかできないこと。

 

きれいごとなのかもしれないけど、一つの個性が人々をつなげて変えていくってあるよ。

それを信じさせてくれる作品でした。

 

私もいい人の一員になったように感じられる、心が温かくなる作品でしたよ。

 

おばさんにも感動ものですが、若い人、思春期真っ只中の人に見てもらいたい作品でした。

 

オギーを演じるのは「ルーム」で名演技を見せたジェイコブ・トレンブレイ。

名演技です。