マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

2016-02-24 09:46:36 | 映画ー劇場鑑賞

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 SHERLOCK: THE ABOMINABLE BRIDE

2015年 イギリス 90

監督=ダグラス・マッキノン キャスト=ベネディクト・カンバーバッチ (シャーロック・ホームズ)マーティン・フリーマン (ジョン・ワトソン)ユーナ・スタッブス (ハドソン夫人)ルパート・グレイヴス (レストレード警部)

 

【解説】

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのベネディクト・カンバーバッチ出演のテレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズの特別編。21世紀に活躍する名探偵シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンのコンビがヴィクトリア朝の1895年へと戻り、難事件解決に挑む姿を描写する。『ホビット』シリーズなどのマーティン・フリーマンが今作でも相棒役を務める。無敵の探偵と助手が紡ぐストーリーに注目。

 

【あらすじ】

1895年冬、トーマス・リコレッティは数時間前に自殺したはずの妻が古いウェディングドレスを身につけて現れたことに驚がくする。この世に怨念を残したまま逝ったリコレッティ夫人の幽霊は、ロンドンの街をさまよい続ける。探偵シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)と相棒ジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)、そして仲間たちは彼女の出現の謎に迫る。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

カンバーバッチのシャーロック・ホームズ、TVシリーズで賛否両論でしたが、私は結構好きです。

舞台を現代に置き換えて、スピーディな展開、斬新な映像で楽しませてくれます。

また、マーテイン・フリーマンとのコンビもいいんです。

シリーズは3シーズンが放映されていて、私はレンタルしてすべて見ました。

 

こういう私でも、見終わった後はなんか騙された気分。

周りを見回して、みなさんわかったのかなあ?と心配になりました。

 

あとで調べてわかったことですが、これはTV用のシリーズのスペシャル番組用に制作されたもののようですね。

言うなれば、おまつり。

だから尺も90分。

エンドタイトルを見て、TV用のものってわかりました。

それでは短いと、映画配給会社の人は思ったのでしょうね。

最初と最後にメイキングが入っていました。

 

こんなマニアックなものの一般公開ってありかなあ?

私はシニア料金で見たし、このシリーズのファンなのでこういう公開でも楽しめたんですが、TVシリーズを知らない方は、どうなんだろうなあ。

それでも事前に、TV用のスペシャル番組だと、言ってくれたら良かったのになあ。

 

このブログを読んでくださっている方、TVシリーズを全部見てから鑑賞してくださいね。

そうしたら、怖いシーンもあるし、はらはらどきどきもあるし、楽しめると思いますよ。

 
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スティーブ・ジョブズ

2016-02-22 13:15:19 | 映画ー劇場鑑賞

ースティーブ・ジョブズーSTEVE JOBS

2015年 アメリカ 122

 

監督=ダニー・ボイル 脚本=アーロン・ソーキン キャスト=マイケル・ファスベンダー (スティーブ・ジョブズ)ケイト・ウィンスレット (ジョアンナ・ホフマン)セス・ローゲン (スティーブ・ウォズニアック)ジェフ・ダニエルズ (ジョン・スカリー)

 

【解説】

『スラムドッグ$ミリオネア』などの鬼才ダニー・ボイル監督がメガホンを取り、故スティーブ・ジョブズの半生に迫る伝記ドラマ。ウォルター・アイザックソンのベストセラー評伝を基に、希代の天才の知られざる素顔を丁寧に描写する。『それでも夜は明ける』などのマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演し、『愛を読むひと』などのオスカー女優ケイト・ウィンスレットらが共演。世界を大きく変えた製品を次々と世に送り出してきた逸材の姿に胸が熱くなる。

 

【あらすじ】

1984年、アップル社の新製品発表会本番を40分後に控え、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は部下のアンディ(マイケル・スタールバーグ)ともめている。今回ジョブズはどうしてもMacintoshに「ハロー」とあいさつさせたかったが、当の主役は沈黙したままだ。マーケティング担当者のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は諦めるよう説得するが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

2013年にアシュトン・カッチャー主演で「スディーブ・ジョブズ」が映画化されたばかり。

どう違うんだろう?と思うよね。

 

でも、全然違いました。

 

アシュトンの方は、伝記物の形を取って、学生時代から亡くなるまでを、誰が見てもよくわかるようにジョブズの半生をじっくり描いていました。

こちらはジョブズが行った3回のプレゼンが行われる直前の様子を、まるで3幕もののお芝居のように演出してありました。

 

この会話劇がすごい。

主演のマイケル・ファスペンダー、ケイト・ウィンスレットの会話、すごいです。

 

登場人物は、ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)と助手のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)、ジョブズの元恋人、その娘リサ、元パートナーのスティーブ・ウォズニアック(セス・ローゲン)、エンジニアのアンディと進行係のアンディ、CEOのジョン・スカリー、雑誌記者。

 

始まりは1984年のAppleを打ち破るために開発されたパーソナルコンビューターLisaの発表会。

コンピューターが「HELLO」と言わないことに腹を立てて、技術者のアンディに怒鳴り続けているスティーブ。

そこに元恋人が娘リサを連れて現れ、認知するように迫る。

子供の前で「父親ではない」と言い張るスティーブ。

 

元パートナーのヴォズが「Appleの技術者に謝辞を述べろ」と迫る。

ことごとくはねのけ、舞台へと向かう。

舞台袖でジョン・スカリーに諭されるが、聞く耳はない。

 

次のステージは1988年NeXT立ち上げ。

でも、このときはまだOSも完成していないという未完製品だった。

このときもリサがきていて、画面にお絵描きをしていった。

 

最後のステージは1998年iMacの発表のとき。

でも、新しいコンピューターの発表というより、確執のあった娘リサとの和解がメインテーマとなっていて、不意打ちを食らったように、泣かされてしまいました。

 

そうなんですね。

この作品は、扱いにくい人物だと思われているスティーブ・ジョブズの人間性に迫る作品です。

彼は、何をやったのか。

宣伝コピーにもあるように「口先一つで世界を変えた男」。

ヴォズに「プログラミングもできない」と言われます。

でも、ジョブズは「私は小沢征爾のように指揮者なんだ」と言い放つ。

 

物事の本質、未来の動向を予見できるやはりカリスマだったんだなあと。

 

そしてサブテーマに、娘リサへの深い愛情。

もちろん、コンピューターの名前Lisaは彼女に捧げたものだったんだもの。

 

理解しにくいこのジョブズという人。

登場人物の数を少なくして、シンプルに人間性に迫る、さすがダニー・ボイルの作品だと思いました。

 

私もiMacからの愛用者。

使い勝手も、デザインもシンプルさにこだわり、求め続けたジョブズの仕事。

やはり天才だと、改めて思いました。

 

最近私が映画で知ったアラン・チューリン、アップル社のアイコン、かじったリンゴは彼の逸話から来ているとも言われていますね。

それからボブ・ディラン、禅など、ジョブズの敬愛したものを集めてみると、彼が追い求めた理想が少しは見えてくるのかもしれません。

 

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ラブ&マーシーー終わらないメロディー

2016-02-22 12:12:56 | 映画ーDVD

ーラブ&マーシーー終わらないメロディーーLOVE & MERCY

2015年 アメリカ 122

監督=ビル・ポーラッド キャスト=ジョン・キューザック (80年代のブライアン・ウィルソン)ポール・ダノ (60年代のブライアン・ウィルソン)エリザベス・バンクス (メリンダ・レッドベター)ポール・ジアマッティ (ユージン・ランディ)

 

【解説】

「サーフィン・USA」など、数々の名曲を生み出したバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」のブライアン・ウィルソンの半生を映画化。現在は傑作と称えられるも、発表当時は世間をにぎわせた「ペット・サウンズ」制作の裏側、そして妻メリンダと出会い再び希望を見いだしていくさまを描く。精神的に混乱と変調をきたしていく1960年代のブライアンを『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのポール・ダノ、1980年代のブライアンをベテランのジョン・キューザックが演じる。

 

【あらすじ】

バンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の人気が過熱していた1960年代のカリフォルニア。うなぎ上りの人気とは裏腹に、新たな音楽を模索してスタジオで曲作りに没頭するブライアン(ポール・ダノ)は、新作へのプレッシャーによって精神的に参ってしまう。それから二十数年、ブライアン(ジョン・キューザック)はメリンダ(エリザベス・バンクス)と出会ったことで……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

1960年代、若者を熱狂させ、いまも人気があるバンド、「ザ・ビーチ・ボーイズ」のブライアン・ウィルソンの半生というから、もっと明るく爽やかなお話と思ってみたら、創作活動から精神的に追い込まれて薬物中毒に陥った男と、その治療に当たると言いつつ、彼を利用しようとしていた精神科医の恐ろしいお話でした。

 

ブライアン(ポール・ダノ)は二人の弟やいとこと新しいサウンドを持つザ・ビーチ・ボーイズを結成し、全米を熱狂させていた。

でも、彼はツアーより、創作活動に専念したくて新たなアルバム「ペットサウンズ」を発表する。

しかし、その新しすぎる試みは賛否両論を巻き起こした。

 

いまではこのアルバムはとても評価されているそうです。

 

しかし、当時は受け入れられなかった。

さらに父親との葛藤、弟の死により、薬物中毒に。

 

20年後のブライアン(ジョン・キューザック)が苦しんだあげくに出会ったのが、精神科医ユージン(ポール・ジアマッティ)。

ユージンはブライアンを孤独にさせ、薬物で操り、高額医療報酬や、新曲を書かせて大もうけしようと企んでいました。

 

それを救ったのが、自動車販売店の社員メリンダ・レッドベター(エリザベス・バンクス)。

彼女と結婚して、今は健康な体と精神を取り戻し、活躍しているブライアン・ウィルソンの今の姿がラストでした。

 

有名人故に、薬は怖いし、そこから救い出してくれる人間にも気を付けなければならないという2重構造の怖さがある作品でした。

 

あの明るい歌やサウンドとは全く対照的な暗い作品でした。

 

ラブ&マーシー、ブライアンご本人が歌っている歌ですが、愛と慈悲という意味だそうです。

精神的肉体的などん底から立ち直り、明るい歌を力強く歌っているブライアンにはとても感動します。

 

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靴職人と魔法のミシン

2016-02-22 11:38:03 | 映画ーDVD

ー靴職人と魔法のミシンーTHE COBBLER

2014年 アメリカ 98

 

監督・脚本=トム・マッカーシー キャスト=アダム・サンドラー (マックス) クリフ・メソッド・マン・スミス エレン・バーキン メロニー・ディアス スティーブ・ブシェミ ダスティン・ホフマン

 

【解説】

俳優としても活躍し、『扉をたたく人』などの監督を務めたトム・マッカーシーによるヒューマンコメディー。さえない靴職人が、他人に変身できる魔法のミシンを手に入れたことで人生の喜びを見いだしていく姿を、行方をくらました父親とのストーリーも盛り込んで描く。恋も冒険も諦めていた孤独な中年男の主人公を、人気コメディアンのアダム・サンドラーが好演。共演にはオスカー俳優ダスティン・ホフマン、『ゴーストワールド』などのスティーヴ・ブシェミらが顔をそろえる。

 

【あらすじ】

ニューヨークの下町にある小さな靴修理店で働く中年男マックス(アダム・サンドラー)は、老母と生活しながら特に何の変化もない毎日を送っていた。ある日、愛用のミシンが壊れてしまい先祖より代々伝わる旧式ミシンで直した靴を試し履きしたところ、何と靴の持ち主に変身する。魔法のミシンによって他人の人生を体験できる楽しさに夢中になった彼は親孝行を思い立つが、予期せぬトラブルが生じ……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

お父さんから引き継いだ靴直しの店。

母親と暮らす独身男のマックス(アダム・サンドラー)。

隣りに住む美女を横目に、退屈で孤独な毎日。

反対隣で床屋を営む男(スティーブ・ブシェミ)だけが、ピクルスを差し入れしてくれる。

 

横柄な客(クリフ・メソッド・マン・スミス)の乱暴な注文に応えるため、靴を大急ぎで修理しようとするが、ミシンが壊れてしまい、父が遺した古いミシンを使った。

直した靴を履いてみると、なんと自分がその男に。

他の靴も試してみると、履いた靴の持ち主に変身することがわかり…。

 

他人に変身することがわかったマックスは、無銭飲食をしたり、靴を奪って高級外車を乗り回したり、隣の美女の恋人に化けたり、あまり誉められたことはしません。

 

でも、横柄な客に成り済まして彼のアパートを訪れたことによって、大きな犯罪に巻き込まれて行くというお話です。

 

そしてびっくり仰天なのが、床屋の正体。

 

ラストはうまく納まったけど、もっと言いたいことがあったんじゃないかなあという感じでした。

 

大風呂敷なわりには、なんだかなあという結末でしたよ。

 

この作品と「ピクセル」で、アダム・サンドラーはラジー賞ノミネートですね。

ジョニー・デップも「チャーリー・モルデカイ」でノミネートされています。

あちゃ!!
「第36回ゴールデンラズベリー賞授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日、現地時間2月27日に米ロサンゼルスで開催される。」(シネマトゥデイ)

 

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ハッピーエンドが書けるまで

2016-02-22 11:05:42 | 映画ーDVD

ーハッピーエンドが書けるまでーSTUCK IN LOVE

2012年 アメリカ 97

 

監督=ジョシュ・ブーン キャスト=グレッグ・キニア (ビル)ジェニファー・コネリー (エリカ)リリー・コリンズ (サマンサ)ローガン・ラーマン (ルイス)

 

【解説】

『きっと、星のせいじゃない。』などのジョシュ・ブーン監督がメガホンを取った人生賛歌。妻に未練を残す男と彼の息子と娘が、さまざまな思いを抱えながら前へと進む姿を描き出す。『あと1センチの恋』などのリリー・コリンズをはじめ、グレッグ・キニア、ジェニファー・コネリー、ローガン・ラーマンらが出演。泣いたり笑ったりしながら人生の素晴らしさに気付かせてくれる物語が琴線に触れる。

 

【あらすじ】

作家ビル(グレッグ・キニア)は前妻エリカ(ジェニファー・コネリー)を忘れられず、離婚して3年たってもまだ彼女の家の周りをウロウロしていた。大学生の娘サマンサ(リリー・コリンズ)はさっさと父親を見限って新しい恋人を作る母親を嫌悪し、3年間ろくに口もきいていない。そんな彼女に同級生のルイス(ローガン・ラーマン)が恋心をいだくが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私はリリー・コリンズが好きなので、リリーちゃんの表情一つ一つに癒されました。

今回のリリーちゃんは、少しひねくれ者ですが。

 

サマンサ(リリー・コリンズ)は大学生だが、その文才を認められ処女作が出版されることになった。

父ビル(グレッグ・キニア)は、アメリカを代表する作家で、弟も作家志望という文学一家。

 

しかし、サマンサは母エリカ(ジェニファー・コネリー)の浮気現場を見たことがトラウマとなり、恋愛恐怖症になっている。

ビルも、3年前に離婚し、母は年下の男と再婚したというのに、まだ未練たっぷりでストーカーのような行為を毎日繰り返していた。

 

そんな父には、近所の人妻のセフレがいて、恋愛とセックス、そんなに分けて考えられるのかと思いつつ見ていました。

サマンサも恋愛はできないけど、セックスはするタイプ。

このへんはハリウッド的なのかな?

 

このひねくれ者に挑んでくるのが、サマンサと同級生のルイス(ローガン・ラーマン)。

このひたむきさが新鮮でした。

 

弟の元にかかってくる電話が、スティーブン・キングご本人だそうです。

すごいなあ。

 

ドラマティックな展開アクションもありませんが、見終わって爽やかなロマコメでしたよ。

 
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めぐり逢わせのお弁当

2016-02-22 10:25:39 | 映画ーDVD

ーめぐり逢わせのお弁当ーDABBA/THE LUNCHBOX

2013年 インド/フランス/ドイツ 105

 

監督=リテーシュ・バトラ キャスト=イルファン・カーン (サージャン)ニムラト・カウル (イラ)ナワーズッディーン・シッディーキー (シャイク)

 

【解説】

本作で長編デビューを飾るインドの新鋭リテーシュ・バトラが監督と脚本を務め、インドの弁当配達システムを題材に描くドラマ。間違えて届けられた弁当が取り持つ孤独な男女の出会いと心に染みる交流を映し出す。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのイルファン・カーンが主人公を好演。弁当箱に入った手紙を通してお互いを知る二人の繊細な物語に心奪われる。

 

【あらすじ】

インドの大都会ムンバイでは、ダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人たちがランチタイムに弁当をオフィスに届けて回る。ある日、主婦のイラ(ニムラト・カウル)が心を込めて作った弁当が誤ってサージャン(イルファン・カーン)のもとに届く。イラは料理を通じて夫の愛を取り戻したいと願い、妻に先立たれたサージャンは久々の手料理の味に心動かされる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

最近、面白いですね、インド映画。

「マダム・イン・ニューヨーク」(記事は書いたのに、ブログにアップし忘れているようです。汗!!)も素敵でしたが、こちらも素敵なお話。

 

ムンバイでは、この映画に出てくるようなお弁当配達システムがあるなんてびっくり。

映画の冒頭でそのシステムを紹介しています。

自転車で各家庭へお弁当を取りに行き、駅に運び、鉄道で各駅まで。

あとは人力で各職場に配る。

食べ終わったら、それを回収して、また各家庭に戻す。

信じられない、アナログでエコなシステム。

 

映画の中で説明されていましたが、ハーバード大学からもお墨付きをもらったくらい正確なシステムなんですって。

でも、そこは人間のすること、完璧なシステムも粋な間違いをして

 

主婦のイラ(ニムラト・カウル)は、最近夫が自分に興味をなくしていると感じていた。

お弁当を充実させて、ふたたび夫の気持をこちらに向けさせようと、お弁当作りに情熱を傾ける。

上階に住むおばさんのアドバイスが頼り。

 

ところが、イラの心を込めたお弁当が誤ってサージャン(イルファン・カーン)のところに届いた。

サージャンは妻を亡くし、孤独に暮す初老の男。

生き甲斐をなくしてしまい、会社には早期退職すると伝えた。

仕事の引き継ぎのためにやってきたシャイク(ナワーズッディーン・シッディーキー)の態度も気に入らず、冷たくする。

 

イラは帰って来たお弁当をみてびっくり。

きれいに食べられていて、中には手紙が。

 

これをきっかけに、イラとサージャンのお弁当を介して文通が始まった。

 

サージャンの感想が面白くて、上階のおばさんのアドバイスを受けながらお弁当作りに励むようになるイラ。

 

サージャンもしつこくつきまとうシャイクに応じていると、シャイクが孤児で苦労して今の職を得るまで努力したということがわかり、二人は理解しあうようになる。

最終的にはシャイクの結婚式の介添人まで勤めるくらい、二人の間は親しくなる。

 

一方、イラの方は夫の不実を知り、新しい一歩を踏み出す雰囲気で映画は終わります。

サージャンとイラ、これからどうなるのかなあ。

 

手作りのお弁当は、人の心を暖かくするツールなのですね。

インドはそれだけ食べ物にこだわっているということかもしれません。

 

新しい切り口で、心温まるお話でした。

お薦めです。

 
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ナイトクローラー

2016-02-13 10:40:30 | 映画ーDVD

ーナイトクローラーーNIGHTCRAWLER

2014年 アメリカ 118

 

監督=ダン・ギルロイ キャスト=ジェイク・ギレンホール (ルイス・ブルーム) レネ・ルッソ (ニーナ・ロミナ) リズ・アーメッド (リック) ビル・パクストン(ジョー・ロダー)

 

【解説】

87回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたサスペンス。事件や事故現場に急行して捉えた映像をテレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。脚本家として『ボーン・レガシー』などを手掛けてきたダン・ギルロイが、本作で監督に初挑戦。『ブロークバック・マウンテン』などのジェイク・ギレンホールを筆頭に、『マイティ・ソー』シリーズなどのレネ・ルッソ、『2ガンズ』などのビル・パクストンらが出演。報道の自由のもとで揺らぐ倫理という重いテーマが、観る者の胸をざわつかせる。

 

【あらすじ】

人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス(ジェイク・ギレンホール)。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この映画、面白いですよ。

私も劇場で見たかったのですが、DVD鑑賞になってしまいました。

 

ナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの所行。

今では、視聴者が提供の現場映像が当たり前になってしまいましたが、ちょっと昔はこういう特ダネ記者がいて、真っ先に現場に駆けつけ、大衆が喜びそうな映像をテレビ局に高値で売るということがあったのですね。

特に、アメリカでは生々しい映像が価値があったのですね。

 

今の流行言葉、「ゲスの極み」といしか言いようのないルイス(ジェイク・ギレンホール)。

社会の底辺に落ちて、金属泥棒に身をやつしていたルイスは、パパラッチの仕事を目撃し、これなら自分にもできて、社会復帰もできるかもしれないと思う。

たまたまテレビ局に売り込んだ映像がプロデューサーのニーナ(レネ・ルッソ)に気に入られ、この道に入る。

貧しい男を言葉巧みに助手に雇い、頭角を現す。

この世界での成功、それはいかに早く、いかに衝撃的な映像を撮るかと言うこと。

ライバルに先んずることも然りだが、警察よりも先に現場に駆けつける、あるいは、現場を作るー。

そして、ついに!!

 

ゲスな男、最低の男なんだけど、その言葉巧みな交渉術、押しの強さ、成功への異常なまでの執着、自己愛など、なんか目が離せない。

ジェイク・ギレンホールが演じる、痩せて目だけがぎょろぎょろ光って、薄ら笑いを浮かべたり、急に狡猾な表情になったりする男。

隣にいたら絶対イヤだけど、スクリーンの向うだから安心して観察していられるって感じ。

 

ジェイク、うまい!!

見て欲しい作品です。

 
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愛を積むひと

2016-02-13 10:32:22 | 映画ーDVD

ー愛を積むひとー

2015年 日本 125

 

監督=朝原雄三 原作=エドワード・ムーニー・Jr

キャスト=佐藤浩市 (小林篤史) 樋口可南子 (小林良子) 北川景子 (小林聡子) 野村周平 (杉本徹) 杉咲花(上田紗英) 柄本明(上田熊二) 吉田羊(上田美智子)

 

【解説】

エドワード・ムーニー・Jr.の小説を基にしたヒューマンドラマ。北海道で第二の人生を過ごそうとする夫婦が、改めて自分たちの愛情や絆を見つめ直す姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは『釣りバカ日誌』シリーズなどの朝原雄三。佐藤浩市と樋口可南子が主人公の夫婦にふんし、その脇を『悪夢ちゃん』シリーズなどの北川景子、『日々ロック』などの野村周平らが固める。温かな物語に加え、北海道の大自然と美しい四季の移ろいを捉えた映像も必見。

 

【あらすじ】

東京の下町で営んでいた工場を閉鎖し、残りの人生を北海道で過ごそうと決意した篤史(佐藤浩市)と良子(樋口可南子)の夫婦。かつて外国人が暮らしていた家を手に入れて暮らす二人だが、仕事一筋だったゆえに篤史は手持ちぶさたになってしまう。そんな彼のために良子は、家を囲む石塀作りを頼む。しかし、良子が以前から患っていた心臓病を悪化させて他界してしまう。深い悲しみに沈む篤史だったが、石塀作りを手伝う青年・徹(野村周平)との交流や、娘・聡子(北川景子)との再会を経て、前を向くようになる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

北海道の美しい景色を背景に、とても美しい物語でした。

奥様(樋口可南子)ができすぎ、借金で工場を締めた50代夫婦にしては、優雅な隠居生活、など、少し腑に落ちない設定ではありましたが、楽しめましたよ。

 

テーマは赦しですかね。

娘の不倫を赦せず父娘断絶となった篤史(佐藤浩市)と聡子(北川景子)。

良子(樋口可南子)から提案された自宅周りの石垣作りを始めた篤史も、自分の人生や妻の人生について、思うところも多々あったと思いました。

 

石積みを手伝っていた徹(野村周平)。

篤史たちの留守宅に入って泥棒を働き、それを良子に見つかりそうになり突き飛ばして逃げた。

これを良子は石積みを続けることによって赦し、夫にも赦すことを願っている。

 

ここに徹と恋人の紗英(杉咲花)の恋愛物語が加わり、紗英の継父の熊二(柄本明)が良子亡き後のドラマによい影響をもたらしていました。

 

ドラマとして非の打ち所がなく、最後の大団円を迎えます。

 

お金がなくて、良子の誕生日に一粒ずつ買って作った真珠のネックレスも、篤志の人柄を表して、いいアイテムになっていました。

 

でも、あんまり気に入っていないようなレビューですね。

実は、篤志の石積み、絶対腰に良くないわー、と思って心配しつつ見てしまったからです。

中高年は、くれぐれも体を労ってくださいね。

 

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ブリッジ・オブ・スパイ

2016-02-02 12:24:09 | 映画ー劇場鑑賞

ーブリッジ・オブ・スパイーBRIDGE OF SPIES

2015年 アメリカ 142

 

監督=スティーブン・スピルバーグ キャスト=トム・ハンクス (ジェームズ・ドノヴァン)マーク・ライランス (ルドルフ・アベル)エイミー・ライアン (メアリー・ドノヴァン)アラン・アルダ (トーマス・ワッターズ)

 

【解説】

『ターミナル』以来のタッグとなる、スティーヴン・スピルバーグ監督と名優トム・ハンクスによるサスペンス大作。東西冷戦下の1960年に実際に起きた、ソ連によるアメリカ偵察機撃墜事件“U-2撃墜事件の舞台裏に迫る。『ノーカントリー』で第80回アカデミー賞監督賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンが脚本を担当。一介の弁護士が挑む実現不可能と思われた作戦で、思いがけないアプローチを試みる姿に意表を突かれる。

 

【あらすじ】

アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これまで、ベルリンの壁が崩壊する映像は見ることがありましたが、この映画はそのベルリンの壁を建設しているシーンを見ることができます。

市民が見守る目の前で作り上げられる巨大な壁。

民主主義と社会主義を隔てる壁ですが、一つの町に暮している人々の普通の営みも引き裂いて行く様子がよくわかりました。

そして壁を乗り越えようとする人を撃ち殺す銃弾。

その非情さがよく伝わってきました。

怖いです。

起きてはいけないことですよね。

 

米ソの冷戦を背景に、盛んに行われていたスパイ活動。

当局の捜査のかいあって、ソ連のスパイ、アベル(マーク・ライランス)を逮捕した。

しかし、彼は黙秘を通し、口を割らない。

保険専門の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)が彼の弁護を引き受けることになった。

仕事となればのめり込むタイプ。

アベルは有罪になったが、死刑は免れた。

ドノヴァンは、スパイ交換などの有効性有りと見たのだ。

 

アベルは収監された。

ある日、ドノヴァンの元にアベルの妻を名乗る女から手紙が届く。

それはソ連ではなく東ドイツからの手紙だった。

アベルは偽物だと言い切る。

 

折しも、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員パワーズ(オースティン・ストウェル)が捕獲される。

当局は事前に、捕まったら自殺するようにと自殺用の薬も持たせていたが、パワーズは使わなかったのだ。

 

当局はドノヴァンに、アベルとパワーズの交換交渉を打診してきた。

あくまで民間の交渉で、当局は責任を負わない。

すべてはドノヴァンの手腕にかかっていた。

 

しかも、ベルリンでアメリカ人の学生が東ドイツの警察に逮捕拘留されるという事件も起きていた。

ドノヴァンは東ドイツに単身乗り込み、アベルと学生との交換を東ドイツに、アベルとパワーズの交換をソ連と行う。

 

☆ネタバレ

こんな無茶なこと、できないわあって思うでしょ?

CIAも無理だというし、東ドイツで交渉の窓口になった弁護士も呆れます。

相手はだって、当時超危険な国家、東ドイツとソ連ですよ。

アベルのこともどう思っているかわからないんだから。

 

でも、ドノヴァンはうまい。

すごく巧みな話術。

しかも粘り強いし、打たれ強い。

劣悪な環境に置かれても、任務以上のことをやってのけました。

 

最終的に、嘘をついて出かけた奥さんの元に帰って本当に良かった。

 

こういう役、難しそうだけど、トム・ハンクスは「キャプテン・フィリップス」の時のように冷静さを失わない人間をうまく表現していました。

 

アベルも結局は国家に翻弄された人間に過ぎないですよね。

ソ連に帰ったらどうなるんだろうと思いました。

 

アベルとドノヴァンに人間的なつながりがあったことが、ドノヴァンを絶望させずに交渉に向かわせた心の支えだったのかもしれないと思いました。

 

お薦めです。

 
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サンバ

2016-02-02 12:19:19 | 映画ーDVD

ーサンバーSAMBA

2014年 フランス 119

 

監督=エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ キャスト=オマール・シー
(サンバ)シャルロット・ゲンズブール (アリス)タハール・ラヒム (ウィルソン)イジア・イジュラン (マニュ)

 

【解説】

日本でもヒットを記録したフランス映画『最強のふたり』の監督エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ、俳優オマール・シーが再びタッグを組んだコメディードラマ。料理人を目指してひたむきに勤務していたにもかかわらず国外退去を命じられた移民の青年が、追い込まれた状況でも周囲の人々を笑わせ、元気にしていくさまを描く。主人公をオマールが、燃え尽き症候群のボランティア女性をシャルロット・ゲンズブールが演じる。個性豊かな登場人物と温かな物語に心をつかまれるとともに、オマールの人懐っこい笑顔に魅了される。

 

【あらすじ】

アフリカからフランスに来て10年になるサンバ(オマール・シー)は、料理人になるべく頑張っていた。ある日、ビザの更新に気が付かなかったことが原因で国外退去命令を受けて拘束されてしまう。サンバのためにやってきた移民協力ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は、以前燃え尽き症候群によって大企業を辞めたことがあったが、厳しい状況でも明るいサンバに興味を持ち……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

名作「最強のふたり」の監督エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ、俳優オマール・シーが再びタッグーとあり、オマール・シーは再び移民の青年を演じていますが、前回のようにスッキリと終わりませんでした。

 

それだけフランスの移民の問題を直視しようとすれば、難しい問題が山積みなのでしょう。

先日は無差別テロもありました。

 

この作品は、移民問題があるんだという視点で、そこから始まっています。

また、一方ではシャルロット・ゲンズブールの演じるアリスのような、燃え尽き症候群のような人たち。

 

問題がまるで違うけど、二人は出会い、意識しあって、それがお互いの慰めになっていくという物語。

 

ラストは、死んだ男に成り済まし…、釈然としないけど、これでいいのか?

いいんだな、きっと。

 

 サンバという名前なのに、ダンスが踊れないなんて。

「最強のふたり」では、のりのりダンスを披露してくれたオマールですが、今回はかたくなに踊りませんでした。

残念だなあ。

 

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