マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

トランセンデンス

2014-06-29 10:54:26 | 映画ー劇場鑑賞

ートランセンデンスーTRANSCENDENCE

2014年 アメリカ 117

ウォーリー・フィスター監督 ジョニー・デップ(ウィル・キャスター)モーガン・フリーマン(ジョセフ・タガー)ポール・ベタニー(マックス・ウォーターズ)レベッカ・ホール(エヴリン・キャスター)キリアン・マーフィ(ブキャナン捜査官)ケイト・マーラ(ブリー)コール・ハウザー(シティーヴンス大佐)

 

 

【解説】

『ダークナイト』シリーズなどのクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務めるSFサスペンス。亡き科学者の意識がアップロードされた人工知能が進化を果たし、人類や世界を混乱に陥れていく。メガホンを取るのは、『インセプション』『マネーボール』などの撮影を手掛けてきたウォーリー・フィスター。ジョニー・デップ、モーガン・フリーマンら、実力派スターが顔をそろえる。電脳化が進む現代に警鐘を鳴らす物語と鮮烈なビジュアルに息をのむ。

 

【あらすじ】

人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ジョニー・デップがヒ素しぶりに素顔でシリアスドラマに出演!!

ジョニーファンの私ですが、アンバーと婚約後、少し情熱も冷め気味。

でも、これは見逃すわけにはいかない。

初日に行ってまいりました。

 

でも、アメリカでは批評家の評価も低く興行的に大コケしたとか、日本のレビューも悪く、正直、不安でいっぱいでした。

 

でも、始まってみるとそんな不安は払拭されました。

とてもピュアな科学者ウィルは、ジョニーのいい表情を見せてくれましたよ。

(すぐに病気になって死んでしまいますが…)

 

RIFTという組織のテロリストに襲われた科学者ウィル(ジョニー・デップ)は、弾丸に塗られていた毒物の中毒となり、余命を宣言されてしまう。

妻のエブリン(レベッカ・ホール)とマックス(ポール・ベタニー)によって、ウィルの頭脳をウィルが開発したPINNというコンピュータにアップロードすることに同意、その後、ウィルの肉体は死んだ。

コンピュータに入ったウィルの頭脳はインターネットに接続され、世界中のネットとつながる。

エブリンは自分の会社の株で大儲けし、その資金を元に寂れた田舎町に巨大な施設を作る。

その地下深くでエブリンとコンピュータの中のウィルは壮大な計画を着々と押し進めようとする。

それは、神にも似た行為で、エブリンも次第に恐怖感を覚えて行くのだか。

 

☆ネタバレ(これから見る予定があって、楽しみたい人は読まないでね)

 

コンピュータから発せられる意志は、誰かというのが謎となっています。

果たしはそれはウィルと言えるのか?

 

「2001年宇宙の旅」のコンピュータ「ハル」もそうでした。

コンピュータが意志や感情を持ったらどうなるのか?

 

みんなが不安になりますが、ウィルはあくまでエブリンのため、エブリンの理想を実現するために暴走し過ぎてしまったという結末でした。

 

私はいろいろわからないところもあったけど、作り手のメッセージは良かったと思いました。

ウィルが放った無数のナノロボットは、ウィルやエブリンの亡き後、雨にまじり、土にまじり、壊された環境を再生させてくれたらいいなあと思いました。

 

誰もコンピュータに殺された人がいないのは、やはりウィルが人間性を失わなかった証だし、エブリンへの愛だけが真実という証明だと思いました。

 

一度、電気の無い世界も想像したみたらいい。

日本も、脱原発の熱も冷めつつあって、経済偏重の気風ですが、電気が無くなった世界を想像してみることも大切。

不便はわかるけど、得るものもあるのでは?

暗い夜に、ろうそくの元で家族が話をする時間とか。

そして、それが人間としての原点を思い出す、とても大切な時間かもしれない。

 

私がわからなかったのは、ウィルスをコンピュータに入れるというのに、人間の血から作っていたところ。

コンピュータウィルスではなく、本物のウィルス?

このやり方って正しいことですか?

 

マックスがテロリストに取り込まれたり、テロリストとFBIが手を組んだり、テロの罪に問われなかったり…大悪と闘うためには毒をも食らうでしょうか?

今風と言えば今風ですが、皮肉が利き過ぎていますよね。

 

そうはいっても、モーガン・フリーマンやキリアン・マーフィなど、キャストはいいし、メッセージ性もあるし、そんなに悪口を言われる作品ではないと思いました。

 


グランドブダペストホテル

2014-06-26 19:07:56 | 映画ー劇場鑑賞

ーグランドブダペストホテルーTHE GRAND BUDAPEST HOTEL

2013年 イギリス/ドイツ 100

ウェス・アンダーソン監督 レイフ・ファインズ(ムッシュ・グスタヴ・H)F・マーレイ・エイブラハム(ミスター・ゼロ・ムスタファ)エドワード・ノートン(ヘンケルス)マチュー・アマルリック(セルジュ・X)シアーシャ・ローナン(アガサ)エイドリアン・ブロディ(ドミトリー)ウィレム・デフォー(ジョプリング)レア・セドゥ(クロチルド)ジェフ・ゴールドブラム(代理人コヴァックス)ジェイソン・シュワルツマン(ムッシュ・ジャン)ジュード・ロウ(若き日の作家)ティルダ・スウィントン(マダムD)ハーヴェイ・カイテル(ルートヴィヒ)トム・ウィルキンソン(作家)ビル・マーレイ(ムッシュ・アイヴァン)オーウェン・ウィルソン(ムッシュ・チャック)トニー・レヴォロリ(若き日のゼロ)

 

【解説】

『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。主演のレイフ・ファインズをはじめ、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウなど豪華キャストがそろう。

 

【あらすじ】

1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これは面白い作品です。

さすが、ウェス・アンダーソン監督と唸ります。

 

まず、この豪華キャストにびっくりです。

次々と、名優が登場します。

 

特筆すべきは事件の発端となる殺人事件の被害者マダム・Dを演じているティルダ・スウィントン。

私はエンドロールまでわからなかったよ。

すごい化けっぷりでした。

探偵役のウィレム・デフォーもハマっていましたねー。

 

転んでもただでは起きない男、ムッシュ・グスタブ(レイフ・ファィンズ)と純情な難民のベルボーイ、ゼロ(トニー・レヴォロリ)の冒険物語。

一筋縄ではいかない派手な展開で退屈しません。

 

タイトルからのイメージで「有頂天ホテル」みたいな作品かと思っていましたが、場面はどんどん変わり、世界に飛び出して行って、雪と氷に包まれた山のてっぺんの修道院まで行ってしまいました。

 

グランドブダペストホテルもとてもおしゃれ。

古き良き時代にはリゾートの王様。

お金持ちたちが避暑にやってくる豪華ホテル。

登山電車で上って行くのですよ。

夢がありますね。

 

でも、そんな古き良き時代はとっくのとっくの昔に終わっているのですね。

残っているのは甘酸っぱいノスタルジーだけ。

 

ほんと、いい感じの映画でしたよ。

ウェス・アンダーソン作品、大好きです。

 

とても気に入ったので、久しぶりにパンフレットを買ったのですが、文字が小さ過ぎます。

関係者の皆様、年寄り用に、もう少し字を大きくして読みやすくして下さいませ。

お願いしまーす。

 


風立ちぬ

2014-06-26 19:03:59 | 映画ーDVD

ー風立ちぬー

2013年 日本 126

監督=宮崎駿 キャスト=庵野秀明(堀越二郎)瀧本美織(里見菜穂子)西島秀俊(本庄季郎)西村雅彦(黒川)スティーブン・アルパート(カストルプ)風間杜夫(里見)竹下景子(二郎の母)志田未来(堀越加代)國村隼(服部)大竹しのぶ(黒川夫人)野村萬斎(カプローニ)

 

【解説】

宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。

 

【あらすじ】

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

劇場公開中、なぜか食指が動かず、見逃してしまったジブリ作品。

宮崎監督がこの作品で引退を表明したのもわかるくらいの渾身の作品でした。

すごくいい作品。

なんで劇場で見なかったのか。

後悔しました。

 

まず、堀越二郎(庵野秀明)の飛行機の設計に一途に打ち込む姿に感動。

宮崎監督アニメ作品に対する姿勢にも通じる気がしました。

 

二郎を夢の中で導くカプロー二(野村萬斎)。

天才の頭の中にそういう大きな存在があるのかもしれませんね。

この時代、描けば暗くなるところを、夢の世界に救われた気がしました。

 

関東大震災のさなか出会った運命の人菜穂子(瀧本美織)。

なかなか再会できないのもメロドラマっぽくて素敵。

再会した時、菜穂子は不治の病に冒されていた。

 

でも、二郎には課せられた使命がありました。

ゼロ戦の設計。

そして、多くは語られていませんが、戦争の理不尽さ。

 

最愛の菜穂子も亡くなり、戦争にも負け、ゼロ戦は1機も戻って来なかったとつぶやく二郎。

「風立ちぬ、いざ生かめやも」…でも、生きなければ。

というメッセージが心にしみました。

戦争を生き抜いた人たちの共通の思いではないでしょうか。

 

そして、混迷の現代を生きる私たちも、自分の信じる道を生き抜くしかないというメッセージだと思いました。

 

いい作品でした。

オススメです。

 

風にそよぐ草

2014-06-26 18:57:45 | 映画ーDVD

ー風にそよぐ草ーLES HERBES FOLLES/WILD GRASS

2009年 フランス/イタリア 104

アラン・レネ監督 サビーヌ・アゼマ(マルグリット)アンドレ・デュソリエ(ジョルジュ)アンヌ・コンシニ(スザンヌ)エマニュエル・ドゥヴォス(ジョゼファ)マチュー・アマルリック(ベルナール(警官))ミシェル・ヴュイエルモーズ(ルシアン(警官))

 

【解説】

『ヒロシマモナムール』『アメリカの伯父さん』などのフランスの名匠アラン・レネ監督が、ひょんなことから出会った男女の関係をつづる大人の恋愛映画。小型飛行機免許を持つ女性歯科医師に夢中なあまりに奇異な行動に出る初老の男と、次第に男のことが気になり始める女との奇妙なやり取りを映し出す。レネ監督作品の『恋するシャンソン』などにも出演するサビーヌ・アゼマとアンドレ・デュソリエが主演を務め、マチュー・アマルリック、アンヌ・コンシニなどフランスの実力ある俳優陣が共演。80代後半とは思えぬレネ監督のみずみずしい感性に魅了される。

 

【あらすじ】

ショッピングセンターで財布を拾ったジョルジュ(アンドレ・デュソリエ)は、財布の中の小型飛行機操縦免許証の顔写真に心を動かされるが、そのまま警察に届けることに。その後、財布の持ち主マルグリット(サビーヌ・アゼマ)からのお礼の電話がかかってくるが、素っ気ない雰囲気にジョルジュはがっかりしてしまう。その翌日から、ジョルジュはマルグリットに手紙や電話で連絡を取り続け……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ヌーヴェルバーグの旗手、アラン・レネ監督の晩年の作品。

レネ監督は2014年3月に91歳で亡くなられました。

 

いかにもフランス映画というような、おしゃれで小粋で少し人をバカにしたような作品です。

 

顔を映さず女性が靴を選ぶシーン、とてもおしゃれで素敵です。

店を出たところでバッグをひったくられ、ショックのあまり茫然として、とりあえず靴を返して返金してもらって自宅に戻り、お風呂につかっているところでお顔がわかります。

歯科医のマルグリット・ミュイール(サビーヌ・アゼマ)。

 

時計の電池を替えるためにショッピングセンターにやって来た初老の男ジョルジュ(アンドレ・デュソリエ)は、駐車場でさいふを拾います。

身分証明所の写真は不機嫌そうなのに、飛行機の免許証の写真はチャーミング、名前もマルグリット・ミュイールと少し変わっていることに魅かれます。

自分で直接届けたい気もしますが、思い直して警察に届けました。

 

応対したのがベルナール警官(マチュー・アマルリック)。

財布は無事マグリットに戻り、マグリットからお礼の電話がありました。

 

普通はそれで終わる話ですが、ジョルジュはマグリットのあっさりしたお礼が気に入らず怒鳴ってしまいます。

あとで反省して、お詫びの手紙を書き、マグリットの郵便受けに入れました。

 

そうしたら、マグリットから返事が来ました。

喜んだジョルジュは再び手紙を書きました。

今度は返事が来ません。

ジョルジュは、毎日毎日マグリットの留守番電話に伝言を入れました。

 

ある時、その電話をマグリットが受けて、「電話しないで」と言われてしまいます。

翌朝、マグリットの車のタイヤをナイフで切り裂いて、「犯人は僕だ」と置き手紙。

 

マグリットは困って、ベルナール警官に相談。

穏便に説得してくれるように頼みました。

 

ベルナールは穏便に話をし、ジョルジュも納得しますが、マグリットから頼まれたとわかり深く傷つきました。

 

今度はマグリットが、罪の意識に苛まれます。

ジョルジュの妻スザンヌ(アンヌ・コンシニ)に電話して、映画を見に行ったというジョルジュが出てくるのを映画館のカフェで待っていました。

 

ようやく二人は直接会い、話を交わしました。

でも、「奥様も一緒のお付き合いを」というマグリットの提案に気分を害するジョルジュ。

 

ジョルジュを不機嫌にさせてしまって、仕事にも身が入らなくなったマグリットは、親友の勧めでジョルジュの自宅を訪ね、自分の飛行機に乗せると夫婦を招待する。

 

飛行場で偶然二人きりになった二人はキスをします。

 

このあとの遊覧飛行で、マグリットはジョルジュに操縦桿をにぎらせますが、半分開いたジョルジュのズボンのの社会の窓に気を奪われているうちに墜落という、情けない顛末です。

 

ラストシーンで、女の子がお母さんに質問するのですが、「ネコに生まれ変わったらネコのえさが食べれるの?」

これは、なんの暗示でしょうか?

 

ジョルジュは若い時から飛行機に憧れていました。

飛行機の免許を持っているということでマルグリットに興味を持ち魅かれていったのでしょう。

飛行機に憧れていたからと言って、操縦できるわけではない。

というのがオチですか?

 

ほんと、不思議な映画でした。

 

でも、一歩間違えればストーカーと言われても仕方のないジョルジュの行為。

へんこで無愛想なジョルジュを温かく見守る妻が素敵でした。

これも、アラン・レネ監督晩年の夢の映画でしょうか?

 


グランド・イリュージョン

2014-06-24 10:28:56 | 映画ーDVD

ーグランド・イリュージョンーNOW YOU SEE ME

2013年 フランス/アメリカ 116

ルイ・ルテリエ監督 ジェシー・アイゼンバーグ(J・ダニエル・アトラス)マーク・ラファロ(ディラン・ローズ)ウディ・ハレルソン(メリット・マッキニー)メラニー・ロラン(アルマ・ドレイ)アイラ・フィッシャー(ヘンリー・リーブス)デイヴ・フランコ(ジャック・ワイルダー)コモン(エバンス)マイケル・ケイン(アーサー・トレスラー)モーガン・フリーマン(サディアス・ブラッドリー)

 

【解説】

『トランスポーター』シリーズなどのフランスの鬼才ルイ・ルテリエが監督を務め、希代のプロマジシャン、デヴィッド・カッパーフィールドが協力した娯楽作。マジックを駆使して瞬く間に大金を強奪する4人のマジシャンと、彼らを追い掛ける捜査官たちのチェイスを描く。グループのリーダーを『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグが演じ、FBI捜査官を『キッズ・オールライト』のマーク・ラファロが演じている。華麗な映像トリックや、予測不能の物語に魅了される。

 

【あらすじ】

マジシャンとして一流の腕を持つアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、フォー・ホースメンというスーパーイリュージョニストグループを束ねていた。彼らはマジックショーの中で、ラスベガスから一歩も動くことなく、パリにある銀行から金を奪ってみせた。この件を受けて、次の計画を彼らが実行する前に食い止めようとFBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)が捜査を始めるものの……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

いやあ、最初からやられましたね。

アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)がビルに映し出した♦の7、私もあれを覚えていたよ。

どんなトリックなの?

 

ジェシー・アイゼンバーグってこんなにかっこよかったっけ???

 

メンタリスト・メリック(ウディ・ハレルソン)のうさんくささも楽しいし、大仕掛けで芝居けたっぷりのヘンリー(アイラ・フィッシャー)とどんくさく純情な感じのワイルダー(デイヴ・フランコ)。

この4人が、あるとき集められて「ホースメン」というイリュージョングループを結成して、3都市で大規模なショーを行い、大金を奪って行く。

その手際の良さに驚喜します。 (デイヴ・フランコは、ジェームズ・フランコの弟ですって!!)

ほんとうに素晴らしいイリュージョンのショーを見せてもらっているよう。

完璧でした。

 

でも、このショーには黒幕がいて、きっちりはめられた人は……さあ、誰でしょう?

 

原題の「NOW YOU SEE ME」はマジックの常套句だそうですが、素直に楽しめるイリュージョン映画でしたよ。

 


偽りの人生

2014-06-24 10:25:59 | 映画ーDVD

ー偽りの人生ーTODOS TENEMOS UN PLAN/EVERYBODY HAS A PLAN

2012年 アルゼンチン/スペイン/ドイツ 117

アナ・ピターバーグ監督 ヴィゴ・モーテンセン(ペドロ/アグスティン)ソレダ・ビジャミル(クラウディア)ダニエル・ファネゴ(アドリアン)ハビエル・ゴディーノ(ルーペン)ソフィア・ガラ・カスティリオーネ(ロサ)

 

【解説】

『イースタン・プロミス』などで知られる演技派俳優ヴィゴ・モーテンセンが主演と初プロデュースを務めたサスペンスドラマ。一卵性双生児の兄を殺した後、彼に成り済まし、人生の再スタートを図る男の運命を描く。幼い頃にアルゼンチンで生活していたこともあるヴィゴが、全てスペイン語のセリフで挑み、誰もがうらやむ暮らしを営む医師と、闇社会に関わる双子の兄の二役を演じる。

 

【あらすじ】

ブエノスアイレスで妻と暮らすリッチな医師アグスティン(ヴィゴ・モーテンセン)は、誰もが憧れる生活を送るも空虚な気持ちを抱えていた。そんな中、長年会っていなかった一卵性双生児の兄ペドロ(ヴィゴ・モーテンセン)がやって来るが、アグスティンは兄を殺害してしまう。アグスティンは殺害した兄と入れ替わり、新たな人生を歩もうとするのだが、生前ペドロが手を染めていた犯罪に関与することに……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「ロード・オブ・ザ・リング」ヴィゴ・モーテンセン、なかなか骨のある映画に出演しているので、これもそうかと、期待してみたのですが。

 

都会で暮している医師アグスティン(ヴィゴ・モーテンセン)と生まれ故郷の貧しい島で養蜂業をしているペドロ(ヴィゴ・モーテンセン)は一卵性双生児。

 

ペドロは親友のアドリアン(ダニエル・ファネゴ)と誘拐と殺人の罪を犯していた。

 

アグスティンは作家の妻(ソレダ・ビジャミル)と何不自由ない生活を送っていたが、最近妻が養子を迎えたいと言い出した。

妻に調子を合わせて入るが、自分はとても空虚な気持ちで夜も眠れず、養子を迎える気持ちにはなれなかった。

とうとうそれを妻に告白して、大喧嘩になり、妻は家を出てしまった。

 

そこへ、長年音信不通だったペドロがやって来る。

「自分は癌で見通しが立たないので、この拳銃で死なせてくれ。蜂の巣箱の中に大金がある」という。

 

アグスティンはためらうが、衝動的にペドロを自宅の風呂場で水死させ、ペドロの服を来て産まれ故郷の島に戻った。

 

そこで知るペドロの悪行。

確かにお金もあった。

共犯のアドリアンも行方を隠していた。

 

☆ネタバレ

私は、アウグスティンはお金を持って都会に帰って何食わぬ顔で暮す「偽りの人生」ということか、と勝手に早とちりをしていましたが、アウグスティンはそのままペドロに成り済まします。

 

つまり医師として生きてきたいままでが偽りの人生で、故郷で暮す自分が本当の自分と言うことなのでしょうか?

このへんが、なかなか理解しにくく、主人公に感情移入できなかった点だと思いました。

 

そして、ペドロの従業員であったロサ(ソフィア・ガラ・カスティリオーネ)と愛し合い、真の愛を見つけてアウグスティンは死んでいくというストーリーでした。

 

それほどまでに恋しく憎むべき故郷ーというテーマかと思いますが、理解しにくかったです。

 

ヴィゴの、理知的名人でも粗野な人でも演技分けれるという実力だけが光っていました。

 


セブン

2014-06-24 10:22:35 | 映画ーDVD

ーセブンーSEVEN/SE7EN

1995年 アメリカ 126

デヴィッド・フィンチャー監督 ブラッド・ピット(デヴィッド・ミルズ刑事)モーガン・フリーマン(ウィリアム・サマセット部長刑事)グウィネス・パルトロー(トレイシー・ミルズ)ジョン・C・マッギンレー(カリフォルニア)リチャード・ラウンドトゥリー(マーティン・タルボット地方検事)R・リー・アーメイ(警部)マーク・ブーン・Jr(FBIの男)ダニエル・ザカパ(テイラー刑事)

 

【解説】

キリスト教の七つの大罪になぞらえた奇怪な連続殺人事件を追う二人の刑事を描いたサイコ・サスペンスで、アメリカ・日本ともに大ヒットを記録した。凝りに凝ったオープニングが象徴するように、デヴィッド・フィンチャーのスタイリッシュな画造りと、ブラッド・ピット&モーガン・フリーマンの渋い演技が光る一編。(allcinema ONLINE

 

【感想】

見ていないと思っていましたが、いろんなシーンに見覚えがあって、ラストも思い出しました。

テレビとかで、断続的に見ていたのでしょうね。

有名な作品です。

 

じっくり見て行くと、この作品、とても凝っているし脚本がしっかりしていることがわかります。

「七つの大罪」になぞらえた周到に準備された連続殺人。

それに巻き込まれる定年間近な老練刑事(モーガン・フリーマン)と野心満々の若手刑事(ブラッド・ピット)。

その対比も見事です。

そして、若い刑事の情熱がアダとなって、犯人の大望が成就されてしまうと言うジレンマ。

とても面白かったです。

  モーガン・フリーマン

 

 ブラッド・ピット

 

 若い刑事の妻の役、グウィネス・パルトロウ

犯人役のケヴィン・スペイシーが、これまたはまり役で、うなってしまいました。

 


ノア約束の舟

2014-06-19 19:25:52 | 映画ー劇場鑑賞

ーノア約束の舟ーNOAH

2014年 アメリカ 138

ダーレン・アロノフスキー監督 ラッセル・クロウ(ノア)ジェニファー・コネリー(ナーマ)レイ・ウィンストン(トバル・カイン)エマ・ワトソン(イラ)アンソニー・ホプキンス(メトシェラ)ローガン・ラーマン(ハム)ダグラス・ブース(セム)

 

【解説】

旧約聖書の創世記に記された「ノアの箱舟」の物語を実写化した大作。大洪水による世界滅亡を知らされた男ノアとその家族が、ある重大な使命を全うしようと巨大な箱舟の建造に乗り出していく。メガホンを取るのは、『ブラック・スワン』などの鬼才ダーレン・アロノフスキー。ノアにふんするラッセル・クロウを筆頭に、ジェニファー・コネリー、アンソニー・ホプキンスら、実力派スターが共演する。壮大な物語はもちろん、大洪水の描写にも息をのんでしまう。

 

【あらすじ】

夢の中で世界滅亡を意味するかのような光景を目にしたノア(ラッセル・クロウ)。それが神からのお告げであり、全世界を飲み込むほどの大洪水がやって来ると悟った彼は、その日から家族と共に一心不乱になって巨大な箱舟を造る。さらに、生命を絶やさぬようにと、この世の全ての種類の動物を次々と箱舟に乗せていく。だが、ノア一家の前に不安に駆られて箱舟を奪おうとする者たちが立ちはだかる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

旧約聖書の有名な話ですが、「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキーが脚本も手がけています。

 

天地創造の冒頭部分が幾度か語られます。

そして、楽園を追われたアダムとイブの息子、カインが兄のアベルを殺した話。

アダムの3番目の息子のセツの子孫、ノア(ラッセル・クロウ)が登場します。

 

ノアは世界が洪水によって滅亡する夢を見て、箱船を作り始めます。

ノアの家族は妻(ジェニファー・コネリー)と三人の息子、セム(ダグラス・ブース)、ハム(ローガン・ラーマン)、ヤフェトと、命を救って養女にしたイラ(エマ・ワトソン)。

箱船作りには、元々は光の天使だったが、人間に加担して神から岩に変えられた番人と呼ばれるものたちも協力した。

 

カインの末裔である人間の王トバル・カイン(レイ・ウィンストン)は、ノアの舟を乗っ取ろうと兵力を結集してその機会をうかがっていた。

 

☆ネタバレ

やがて、ノアの予言通り洪水が起き、陸地はすべて水の下に沈み、ノアの家族とつがいの鳥獣たちは生き延びた。

もうひとり、トバル・カインも密かに箱船に乗り込んだ。

ハムだけがその事実を知っていたが、誰にも報告しなかった。

ノアが、自分が見つけた娘を見殺しにしたことが許せなかったのだ。

 

また、下腹部を傷つけられて子供を身ごもれないはずのイラも、ノアの祖父メトシェラ(アンソニー・ホプキンス)の魔術(?)によって、セムとの子供を身ごもった。

ノアは妊娠の事実を知ると、人類が想像される前の世界に戻そうとする神の意思に背くと怒り、生まれた子供が女の子なら殺すと宣言する。

 

前半はダイナミックな映像が続きますが、後半、箱船の中の人間関係となったとき、がぜんダーレン・アロノフスキー得意の心理劇となります。

神の意思に従い、人類は滅びなければならないとかたくなに信じる狂気に取り憑かれたようなノアと、家族の戦い。

 

そして、生まれた双子の女の子に祝福を与え、神との約束を果たせなかった自分に失望し、酒に溺れるノア。

あまりにも人間的な弱いノアの姿に失望しましたが、ノアを忍耐強く説得したり、立ち直るのを待ち続けたりする妻の偉大さを感じました。

実は、彼女が一番神々しいのでは?

 

反抗し続けていたハムも、最後はノアに加勢してトバル・カインを殺害しますが、やはり、生き方が合わずに去って行きました。

 

それにしても、息子たちの性格付けが単純で薄っぺらでした。

ハムなんて、自分に妻がいないとそればっかり言っていたもの。

セムも、父親の言いなりで頼りない感じでした。

 

この作品を見て、やはり地獄はこの世にあるんだと思ったし、神もまた独断的で無慈悲だなあと思いました。

絶対服従の神を持つのは大変だなあ。

そもそも、知恵の実であるりんごを食べるのがなぜ罪なのかは説明されていないのが不思議。

この洪水で無垢な命もたくさん失われたし、ノアや息子たちも彼らを見殺しにしたり、闘って人も殺しているし。

ノア自身も「善悪ではない」と言っていました。

 

アロノフスキー監督も、妄信する人間の狂気を描きたかったのかもしれません。

 

この作品を選んだ理由に、エマ・ワトソンが出ていることがありました。

あのかわいいハーマイオニー(ハリー・ポッターシリーズ)が妊娠して赤ちゃんを産むなんて、ちょっとどきどきしました。

大人になったのね。

 

 


ある愛へと続く旅

2014-06-11 15:10:59 | 映画ーDVD

ーある愛へと続く旅ーVENUTO AL MONDO/TWICE BORN

2012年 イタリア/スペイン 129

セルジオ・カステリット監督 マルガレート・マッツァンティーニ原作 ペネロペ・クルス(ジェンマ)エミール・ハーシュ(ディエゴ)アドナン・ハスコヴィッチ(ゴイコ)サーデット・アクソイ(アスカ)ピエトロ・カステリット(ピエトロ)ジェーン・バーキン(精神分析医)

 

【解説】

『赤いアモーレ』原作のマルガレート・マッツァンティーニの小説が基になったドラマ。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で夫を亡くしたローマ在住の女性が、同国への再訪を機に彼から向けられていた大きな愛を改めてかみ締める姿を見つめる。主役となる夫婦に、ペネロペ・クルスとのエミール・ハーシュ。監督を務めるのは、原作者の夫でもある『赤いアモーレ』のセルジオ・カステリット。壮大かつ感動的な物語に加え、ヒロインの女子大生時代から中年期までを見事に体現したペネロペの熱演も見ものだ。

 

【あらすじ】

サラエボで運命的な出会いを果たし、夫婦となったジェンマ(ペネロペ・クルス)とディエゴ(エミール・ハーシュ)。切望する子どもが望めなかった彼らは代理母候補を探し出し息子ピエトロを授かるが、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発する。息子を連れて難を逃れたジェンマだが、ディエゴだけが街に残って命を落としてしまう。それから16年後。ローマで暮らしていたジェンマは、サラエボ時代の友人に誘われてピエトロと一緒にボスニアへ向かう。街の風景を眺めながら、ディエゴとの深い愛を思い返す彼女だが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争をテーマに作られた作品は、辛いものが多くて、あまり見たくないと思うのですが、この作品はエミール・ハーシュに引かれてみることにしました。

 

ジェンマ(ペネロペ・クルス)の亡くなった夫ディエゴ(エミール・ハーシュ)の「写真展をやるから、息子を連れていらっしゃい」とサラエボの旧友のゴイゴ(アドナン・ハスコヴィッチ)から電話があった。

 

サラエボがまだ平和で、冬季オリンピックを開催するという時代に、学生だったジェンマはサラエボを訪れ、アメリカ人カメラマンのディエゴと出会い、恋に落ちて、生まれ故郷のローマで結婚する。

 

子供に恵まれず、そのことが原因で神経質になり、夫婦関係も危機に陥ったとき、サラエボの友人たちが戦争に巻き込まれ困っているというので、物資を届けにサラエボに入った。

その時、代理母を申し出たアスカ(サーデット・アクソイ)。

でも、戦争は激しさを増し、病院での不妊治療は無理だった。

そこで、村はずれの1軒屋でディエゴとアスカは、代理母契約を結んだ状態のセックスを試みる。

 

しばらくして戻って来たディエゴは、ジェンマに「できなかった」と告げた。

 

ローマに戻った二人。

ディエゴのサラエボの写真は絶賛されて、有名になったが、ディエゴの精神状態は最悪だった。

再びサラエボに戻ったディエゴ。

あとを追うジェンマ。

 

サラエボでは、お腹の大きなアスカに寄り添うディエゴの姿が。

アスカは産気づき、男の子を出産。

生まれたばかりの赤ん坊を抱いて、ジェンマは軍のヘリコプターで脱出したが、ディエゴはサラエボに残った。

 

しばらくして、ディエゴは自殺したとの報が…。

ジェンマは、脱出の時力になってくれた軍人と結婚し、男の子ピエトロを育てていた。

 

このたび、成長したピエトロを連れてサラエボにやって来た。

思春期の難しい年頃のピエトロはなにかにつけ反発する。

どこまで話していいものやら…ジェンマは迷っていた。

でも、サラエボにはジェンマも知らなかった真実が待っていたのだった。

 

☆ネタバレ

この結末…、釈然としない。

アスカを助けて、なぜ、ディエゴは自殺してしまったんだろう?

 

アスカの首の傷にバラの彫り物を入れて、アスカの傷の痛みを消してあげたディエゴは、いろんな贖罪のために自らの命を断ったのかもしれません。

暴力を見て見ぬ振りをした子供時代、子供なんだから仕方がないのに、それだけ暴力は心を傷つけるのですね。

そして、アスカに対する暴力を隠れてみることしかできなかった自分を責め、今回は行動を起こしたけど、それだけでは、自分を許すことができなかったのでしょうね。

 

ピエトロは何も知らないけど、運命の子として、強く生きていって欲しいものです。

それがこの映画の希望かな?

何のための戦争だったのか?

やはり、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争をテーマに作られた作品は辛い。

 


しあわせの帰る場所

2014-06-11 15:07:50 | 映画ーDVD

ーしあわせの帰る場所ーFIREFLIES IN THE GARDEN

2008年 アメリカ 99

デニス・リー監督 ライアン・レイノルズ ジュリア・ロバーツ ウィレム・デフォー エミリー・ワトソン キャリー=アン・モス ヘイデン・パネッティーア ヨアン・グリフィズ

 

【感想】

豪華キャストなのに、日本未公開、ビデオスルーされた作品。

確かに、全編暗いです。

 

作家として成功したのに、父親(ウィレム・デフォー)との確執を克服できないでいるマイケル(ライアン・レイノルズ)が、母(ジュリア・ロバーツ)のお祝いのために久しぶりに故郷に帰って来た。

ところが、お祝い会場である叔母ジェーン(エミリー・ワトソン)の家の前で、両親の乗った自家用車が事故を起こし、母が亡くなった。

 

お祝いの席がお葬式になってしまった。

運転していた父は自分を責め、急ブレーキのを踏むきっかけとなったジェーンの長男・クリストファーも自分の殻に閉じこもってしまう。

 

期せずして、叔母一家や父や妹と濃密な時間を過ごすことになったマイケル。

母の秘密を知り、父への思いも変化する。

離婚に向かっていた自分の妻(キャリー=アン・モス)との修復など、収穫の多い帰省となった。

 

書いてしまったら、こんな感じですが…。

最後の3行が、全編を通じて深く語られているのですが、でも、あまりピンと来なかったなあ。

 

子供時代の虐待お父さんはダメだし、それをかばうばかりで何もしないお母さんもどうかな?

やっぱり不倫して、離婚まで考えていた?

そりゃそうだろうなあ。

こんな男は嫌やね。

 

タイトルになっている庭のホタル(FIREFLIES IN THE GARDEN)ですが、日本と違ってラケットで叩き割っている?

失意の幼いいとこを元気づけるための魚釣り、と言っても、魚に爆竹入れて吹き飛ばしている?

 

ちょっと私とは感覚の合わないところがありました。