マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ビッグ・バウンス

2006-06-17 17:03:07 | 映画ーTV
2004年 ジョージ・アーミテイジ監督 オーウェン・ウィルソン 、モーガン・フリーマン 、ゲイリー・シニーズ 、サラ・フォスター 、ウィリー・ネルソン、チャーリー・シーン

<解説>
「ミート・ザ・ペアレンツ」のオーウェン・ウィルソンと名優モーガン・フリーマンの共演で贈る異色の犯罪コメディ。「ゲット・ショーティ」「ジャッキー・ブラウン」などの原作者として知られる犯罪小説の名手、エルモア・レナードの原作を映画化。

<感想>
オーウェン・ウィルソン目当てに見たのですが、豪華キャストの割には盛り上がりませんでした。
いったい誰が本当のことを言っていて、誰が損して誰が得したのか、私にはさっぱりわかりませんでした。
ゲーリー・シニーズのリッチーが悪者なんだけど、その悪者ぶりの描き方が足りなかったから、ナンシー(サラ・フォスター)のイメージが悪くなったのかなあ。
どんでん返しも、わざとらしかったし、謎解きも納得できませんでした。
ジャック(オーウェン)とナンシーのラブシーンはきれいなんだけど、二人が心から愛し合ったのかどうか、私には謎でした。
サーフィンの映画かと思うほど、サーフィンシーンは素敵でした。
ハワイの自然も美しい。

京料理 桜田

2006-06-17 16:56:09 | グルメ
京都市下京区烏丸仏光寺入一筋下ル匂天神町 
TEL 075-371-2552 
毎週火曜日定休

京都でのランチはここが最高!と思っています。
一緒に行った友達も気に入ってくれたようです。

まず、玄関の清潔さ。
驚きのあるお料理の内容。
京料理は目で見て楽しみ、それを全部いただけるのが喜び。
しかも、リーズナブル。
小さいお店だけど、すみずみまで気持ちが行き届いています。
すばらしい。


藤田嗣治展~生誕120年パリを魅了した異邦人~

2006-06-17 16:48:48 | 展覧会
7月23日まで 京都国立近代美術館

 藤田嗣治(レオナール・フジタ)は、東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される“乳白色の肌”の美しさは、多くの人々の心をとらえてきました。その後中南米を旅行して日本に帰国しますが、第二次大戦後はフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。

 これまで何度か開催されてきた藤田嗣治展は、その画業の全体像を示すには、必ずしも十分とはいえませんでした。また、その波乱に満ちた生涯ゆえに、数々の逸話による伝説としての藤田像が、画家としての評価をおいて、一人歩きしてしまった感もあります。

 この展覧会は、パリ時代から晩年にいたるまでの代表作約100点を、フランスやベルギーを加えた国内外から集めて展示します。日本初公開作品約20点を含めた作品を通して、あくまで一人の芸術家としての藤田嗣治の全貌を探り、伝説ではない、あらたな藤田像を見出そうとするものです。
(HPより)

個人の作品をこんなに集めた展覧会も珍しいのではないでしょうか。
すごく充実していました。
時代ごとに変わる画風。
でも、人物の目の力強さは共通していました。
動物を扱った作品の面白さ。
裸婦も西洋人が描いたのとは、どこか違っていました。
油絵も、さらっとしていて水彩画のようだし、バックに金箔を貼ったりして、やはり、日本の手法にこだわっているように見えました。
自画像とともにある猫ちゃんのかわいらしさ。
裸婦の足下にいる犬の愛らしさ。

圧巻だったのは戦争を描いた絵でした。
兵士の群像を描いた「アッツ島玉砕」。
一般の人たちの嘆きを描いた「サイパン島同胞臣節を全うす」。
これが、戦後批判されたのは不思議に思いました。
反戦の思いがあふれているように感じました。
ただ、戦争の絵だけ画風が違っていて、こういう絵を描きたいんだという野心も感じました。
藤田という画家はとてもエネルギーに溢れた人だったのだと思いました。

戦後、逃れるようにしてフランスに渡り、カソリックの洗礼を受け、日本国籍も捨てたそうです。
アメリカ経由でパリへ発つ時の写真も展示してありましたが、すごくおしゃれでかっこいいと思いました。

お部屋や、小物にもこだわりを示して、絵皿やボトルにも彩色していました。
壁一面に子供の絵も描いていたようです。
81歳で亡くなっていますが、最後まで、子供の心を忘れない人だったんだろうな、と思いました。