マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス

2009-03-31 11:03:38 | 映画ーDVD
ー消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミスーSTOLEN
2005年 アメリカ
レベッカ・ドレイファス監督

【解説】
17世紀のオランダを代表する画家フェルメールの「合奏」盗難事件をめぐり、真犯人の行方と頻発する美術品盗難の驚くべき現実に迫るドキュメンタリー。盗まれた美術品を専門に扱う“絵画探偵”ハロルド・スミスが、1990年にボストンの美術館で起きた大規模な絵画盗難にかかわるうわさや証言を基に事件に隠された謎を捜索。イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館創設者の遺言や手紙を織り交ぜ、美術品売買の表と裏が良質なミステリーのようにドラマチックに描きだされる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
1990年、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵のレンブラント、フェルメールなど美術品13点が盗まれた。絵画探偵として著名なハロルド・スミスは、FBIも注目する美術品泥棒をはじめ要注意人物に接触。開設したホットラインにも情報が寄せられる。そんなとき、ロンドンからアイルランドのIRAと盗まれたフェルメール「合奏」の関係を示唆する密告が入り……。(シネマトゥデイ)

【感想】
原題は短いのに、邦題は長い。
それも、わかる気がしました。
私のような、あまりに無知な人のためです。

私は天王寺美術館で「真珠の耳飾りの少女」を見てから、フェルメールが大好き。
でも、ほとんど知らない。
実物を見たのは、あとルーブル美術館の「レースを編む少女」だけです。

この映画の主題、「合奏」も知らないし、それが盗まれて行方不明というのも知りませんでした。

 これが「合奏」

この映画は、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館から1990年に盗まれた絵画、主にフェルメールの「合奏」を、ドキュメンタリー監督のレベッカ・ドレイファスが各方面からの証言を元に追いかけている作品です。
まだ、絵画は見つかっていませんから、この映画の結末もめでたしとは行きません。

もう一つの柱、絵画探偵ハロルド・スミスというユニークなキャラクターが、絵画専門犯罪という特殊な世界に観客を誘っていきます。

彼は、若い時から、皮膚癌に冒されて、オペラ座の怪人とはこんな人のことかと思わせる風貌をしています。
でも彼は、独特のユーモアと温厚な人柄と、高い職業意識で、犯罪者でも、警察関係者でもどんどん会って、情報収集をしていきます。
英国紳士といったもの腰です。

彼に、いろんな人が接触してきて、こんな人がカメラの前でしゃべってもいいのかな?と思う人が、どんどんアップで登場します。
何度も刑務所に入っている大物の美術専門泥棒とか、作品を持っている人とFBIとの間で交渉している人とかー。
でも、何が真実かわからないままです。

それでもこの作品が面白いのは、ハロルド・スミスというユニークなキャラクターと、もうひとつ、稀代の蒐集家イザベラ・スチュワート・ガードナーの話です。
19世紀のアメリカで、彼女が依頼している画商との往復書簡が紹介されていきます。
彼女が、どのくらい執念を持って一点一点を集めていったかが読み取れます。

この美術館は、彼女の死後、彼女の遺言によって一般に公開されています。
純然たる個人のコレクションの美術館として、珍しい存在だそうです。
今も彼女の遺言に縛られていて、盗まれた作品は額だけが飾られてありました。
買い足すこともできないそうです。
それは、彼女の怒りを表しているようにも思えました。

ハロルド・スミスは、この映画の撮影後亡くなっていいますが、息子さんが後を引き継いで名画の捜索は続いているようでした。

それにしても、名画が盗まれたり、誰かに隠されていたり、取引道具につかわれたりするのは許しがたい行為です。
それも、IRAや政治が絡んでいるような論調でした。
まだまだ、白日の下には出てこないのでしょうか。
本当に残念なことです。

レベッカ・ドレイファス監督も、昔見た「合奏」に心引かれたと言いますから、その一心でこの作品を作ったのでしょう。
テーマが絞れていない作品ですが、とにかく人類共通の宝物「合奏」返してということですね。
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デカメロン

2009-03-31 10:59:53 | 映画ーDVD
ーデカメロンー IL DECAMERONE/THE DECAMERON
1970年 フランス/イタリア
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 ジョヴァンニ・ボッカチオ原作 フランコ・チッティ ニネット・ダヴォリ アンジェラ・ルーチェ エリザベッタ・ダヴォリ シルヴァーナ・マンガーノ

【解説】
 ボッカチオの艶笑譚集から7つのエピソードを現代に置き換え、狂言廻しの画家ジョットの小話を加え構成された、パゾリーニの奔放な解釈の光る人間戯画。いかに中世の原始性を保ちながら、同じ業に現代の我々も生きているのかを、大らかに笑いながら、ささやかな恐怖も盛り込んで天才は問いかける。彼の艶笑三部作の第一作。(allcinema ONLINE)

【感想】
70年代、私はアメリカの映画ばかり見ていて、結局パゾリーニやフェデリコ・フェリーニを見ていないということに、後ろめたさを感じていたので、少し、この方面も見ておくことにしました。

エロ話や汚物などグロテスクさという先入観があって、見る気持ちが失せていたのですが、やはり、食わず嫌いはダメですね。
この作品は、とても面白く見ることができました。

原作はジョヴァンニ・ボッカチオの「デカメロン」。
14世紀半ば、イタリア・フィレンツェの作家によって書かれた本で、「1348年に大流行したペストから逃れるために邸宅に引き篭もる間に男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をするという趣向で、10人が10話ずつ語り、全百話から成る。内容はユーモアと艶笑に満ちた恋愛話や失敗談など」(ウィキペディアより要約)

いくつかの話のオムニバスですが、ストーリーが折り重なるように進んでいきます。
ほとんどがコメディですが、なかには、使用人と恋人同士の商家の娘の話なんかは、悲恋物語でした。

恋人が娘の部屋から抜け出すのを兄に見られ、三人の兄が怒って、その使用人を山に誘い出して殺して埋めてしまいます。
娘は、その亡骸を見つけ、重くて全部は運べないので、頭だけを切り離し、持ち帰ります。
その頭をきれいに洗い、部屋の鉢植えの中に入れて、上から植物を植えるというお話でした。
シュールで美しいお話でした。

そんな風に、身分の違いや宗教の戒律によって厳しく規制されている恋愛やセックスを、庶民の力で跳ね返していくというエネルギーに満ちた作品でした。

ヨーロッパの中世と言えば、暗いイメージですが、多くの庶民はこんな風に、生命力に溢れて生活していたのだろうと思いました。
喜びもあり、悲しみもあり、また、それを乗り越えて、いつの時代も人々は明るく生きているのだと思いました。

やっぱり、名作でした。
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ワルキューレ

2009-03-27 10:04:37 | 映画ー劇場鑑賞
ーワルキューレーVALKYRIE
ブライアン・シンガー監督 トム・クルーズ(シュタウフェンベルク大佐)
ケネス・ブラナー(ヘニング・フォン・トレスコウ少将)ビル・ナイ(オルブリヒト将軍)トム・ウィルキンソン(フロム将軍)カリス・ファン・ハウテン(ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク)トーマス・クレッチマン(オットー・エルンスト・レーマー少佐)テレンス・スタンプ(ルートヴィヒ・ベック)
エディ・イザード(エーリッヒ・フェルギーベル将軍)ジェイミー・パーカー(ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉)クリスチャン・ベルケル(メルツ・フォン・クヴィルンハイム大佐)

【解説】
第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズが主演を務める戦争サスペンス。ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く。監督は『ユージュアル・サスペクツ』『スーパーマン リターンズ』などのヒットを飛ばすブライアン・シンガー。ケネス・ブラナーやテレンス・スタンプなどの演技派キャストが脇を固め、最後まで緊張の糸が途切れないドラマを展開させる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
第二次世界大戦下のドイツ。戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に、大佐たちの計画は成功できるのか……。(シネマトゥデイ)

【感想】
これは、歴史的事実なのだから、観客は失敗した作戦だということを知っていて見ることになります。
それが切なく辛いことなんだけど、それでも最後まで希望を持たせて、はらはらどきどきさせることには成功していました。
トム・クルーズもうまい!!

テーマは「これぞドイツ人魂」ということでしょう。
ドイツ人の良心、戦争中に、ナチス一色の時代に、こういう人たちもいたのですね。
その事実に感動しました。
それをハリウッドが全編英語でやる、という挑戦的な試みもすごいなあ。
それは全く問題なく、完成しているように思いました。

ただ、主人公がシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)その人だということが、やはり辛い作品でした。
描く視点を、彼の側近の将校にするとか、少し緩和された描き方だったら、見ている側も気が楽だったのになあと思いました。
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ダウト ~あるカトリック学校で~

2009-03-27 09:26:43 | 映画ー劇場鑑賞
ーダウト ~あるカトリック学校で~ーDOUBT
2008年 アメリカ
ジョン・パトリック・シャンリー監督 メリル・ストリープ(シスター・アロイシアス)フィリップ・シーモア・ホフマン(フリン神父)エイミー・アダムス(シスター・ジェイムズ)ヴィオラ・デイヴィス(ミラー夫人)

【解説】
オスカー俳優のメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンが、鬼気迫る演技でぶつかりあ合う心理サスペンス・ドラマ。1960年代のカトリック系学校を舞台に、神父と児童との関係への強い疑惑を募らせていく女性校長の姿を描く。トニー賞と、ピューリッツアー賞を同時受賞した舞台劇を原作者のジョン・パトリック・シャンレー自身が映画化。善良や正義が深く掘り下げされ、観る者を人間の心の闇へと誘う意欲作。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
1964年、ブロンクスのカトリック系教会学校。校長でシスターのアロイシス(メリル・ストリープ)は、厳格な人物で生徒に恐れられていた。ある日、人望のあるフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)が一人の黒人の男子生徒に特別な感情を持っているのではないかと疑念を抱くが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
地味な映画でした。
しかも、私には理解しにくい、カソリックの教会とその付属小学校。
閉鎖された場所で繰り広げられる、心理劇です。
元は、舞台劇らしいですね。

小学校校長のアロイシス(メリル・ストリープ)は、人望があり、進取の気性に富んだフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)のことが、少々気に入らない。
ある日、神父が少年の手を握り、少年がそれを振り払う様子を見た。
ある疑惑が頭をもたげる。
フリン神父は、子供の敵ではないかー?

最高学年の受け持ちであるシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は、まだ経験不足。
アイロシスが細かくチェツクしている。

神父の侍者をしている少年ミラー。
この学校が初めて受け入れた黒人少年。
シスター・ジェームスのクラスの生徒。
家では、父親の暴力を受けているようです。
フリン神父はことさらに目をかけています。

ある日、フリン神父に呼ばれたミラーが、教室に戻った時に異変があった。
シスター・ジェームズはアロイシスに相談。
アロイシスはますます疑いを募らせていく。

メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの、二人のオスカー俳優による密室の口論は、圧巻ですが、さらに、ミラーの母親役のヴィオラ・デイヴィスとメリルの言い争いも見るべきものがありました。
子供を守ろうとする母親の強い意志が表れいて、さすがのアロイシスもたじたじでした。

このラスト、アロイシスとフリン神父、どちらが勝ったと見るべきでしょう。
アロイシスの涙、自分が間違っていたという悔恨の涙か、フリン神父が栄転だったという悔し泣きか。
あるいは、疑いを持った自分は神に背いたという涙なのでしょうか?
果たして…?

1964年という年もポイントです。
J・F・ケネディが前年に暗殺されて、世の中の価値観も動き始めている時代。
カソリックの私立小学校に黒人の子供が入ってきたというのも、時代の流れ。

旧体制と新体制の軋轢と見ることも出来ます。
それを暗示するかのような、強い風。
いつも時代は、気まぐれな風に煽られながら、いろんな立場の人間がせめぎあいながら、それでも前へ、なんとかよりよい方向へ、進んでいくのでしょう。
(そう信じたいです)

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シネマ歌舞伎 刺青奇遇(いれずみちょうはん)

2009-03-26 11:58:22 | 映画ー劇場鑑賞
ーシネマ歌舞伎 刺青奇遇(いれずみちょうはん)ー
2008年 日本
中村勘三郎[18代目](半太郎)坂東玉三郎[5代目](お仲)片岡亀蔵(荒木田の熊介)市川高麗蔵[11代目](太郎吉)片岡仁左衛門[15代目](鮫の政五郎)

【解説】
2008年4月に歌舞伎座で上演された中村勘三郎主演の舞台を映像化。原作は『瞼の母』や『関の弥太ッぺ』など、小説や戯曲を数多く残している長谷川伸。勘三郎演じるばくち打ちの半太郎と妻・お仲の情愛が、悲哀とともにつづられる。配役は妻のお仲を女形の坂東玉三郎、大ばくちの相手・鮫の政五郎を片岡仁左衛門が演じる。役者の所作や表情までが映し出され、生の舞台の興奮やスケール感がスクリーンによみがえってくる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
江戸を追われたばくち打ちの半太郎(中村勘三郎)は、偶然助けた不幸な酌婦のお仲(坂東玉三郎)と結ばれる。しかし、間もなくお仲は病に冒され、死期を迎えようとしていた。最期にお仲に幸せな思いをさせてやろうと、半太郎は賭場の親分・鮫の政五郎(片岡仁左衛門)と大勝負に出る決意をする。(シネマトゥデイ)

【感想】
もうね、たっぷり泣いてきました。
大粒の涙が、どーっと頬を伝っていく、ほんとうに心置きなく、気持ちよーく泣いてきました。

筋書きはシンプルだし、主人公は、社会の一番底辺で生きる虫けらみたいな男女。
だけどねえ、1寸の虫にも5分の魂、ここに人生の悲哀がぎゅーっと詰まっていました。

名役者にかかると、下世話な話も、ここまで美しくなれるものなのねー。

江戸で何かをやらかして、親にも会いにいけない博打打ちの半太郎(中村勘三郎)。
江戸と対岸の下総で、江戸の明かりを眺めながら、相変わらず博打を打ちながらのやくざな暮らし。

一方酌婦のお仲(坂東玉三郎)は、どこで歯車が違ったか、宿場から宿場へ売られていく身の上。
たった24歳なのに、もうこの世がとことん嫌になって、人買いの手を逃れたものの、行くあてもなく、海に身を投げた。

それを助けたのが半太郎。
お仲は、男が助けたのをいいことに、またもてあそばれると自暴自棄になるが、半太郎はさいふごとお仲に渡して立ち去ってしまう。

その心意気に惚れたお仲、半太郎を追いかけていきます。

半太郎の家。
半太郎に遺恨を持つ荒木田の熊介(片岡亀蔵)。
半太郎の弱みを握り、陥れようとする。

旅支度を始める半太郎。
お仲が現れ、一緒に行くと言う。

半太郎の母親と弟分が、半太郎を訪ねてくるが、半太郎は旅立った後だった。

何年か経って、半太郎とお仲は品川にいた。
二人の故郷の深川へはまだ行けない。
半太郎はやくざからは足を洗ったものの、博打好きは相変わらず、家の中は火の車。
さらに、お仲は不治の病に冒されていた。

お仲は、後生一生のお願いと、半太郎の右腕にさいころの入れ墨を施す。
「死んだ女房を思い出して、二度と博打はしないように」。

場面変わって、賭場の近くの神社の境内。
半太郎の両親が、巡礼姿で半太郎を探している。
二人が立ち去った後に、やくざに殴られながら瀕死の状態で半太郎が逃げてくる。
しかし、たちまち追っ手にかこまれ、さらに殴られる。
その騒ぎを聞いて賭場の親分・鮫の政五郎(片岡仁左衛門)が登場ー。
いょっ!待ってました大統領!!
じゃなかった、「松嶋屋!!」

賭け事は人を狂わす。
麻薬に置き換えても、こうなるのでしょうね。
なんで、あの人格者の半太郎がそこまで固執するのかと、お仲や両親に同情してやきもきします。

いい男といい女、それに侠気が加わって、号泣の人情劇でした。
当世、最高の役者が渾身の演技を魅せてくれました。
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

2009-03-23 11:21:41 | 映画ーDVD


ースター・ウォーズ/クローン・ウォーズーSTAR WARS: THE CLONE WARS
2008年 アメリカ
デイヴ・フィローニ監督 ジョージ・ルーカス製作総指揮 マット・ランター(アナキン・スカイウォーカー)ジェームズ・アーノルド・テイラー(オビ=ワン・ケノービ)アシュリー・エクスタイン(アソカ・タノ)トム・ケイン(ヨーダ)キャサリン・タバー(パドメ・アミダラ)アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)クリストファー・リー(ドゥークー伯爵)
ニカ・ファターマン(アサージ・ベントレス)ディー・ブラッドリー・ベイカー(キャプテン・レックス)イアン・アバークロンビー(パルパティーン最高議長)ケヴィン・マイケル・リチャードソン(ジャバ・ザ・ハット)

【解説】
世界的に熱狂的なファンを持つジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」シリーズのアニメーション作品。ルーカスフィルム・アニメーション製作で、ルーカスフィルムならではの世界観を感じさせるストーリーテリングと、独自のアニメーションスタイルを融合させたいまだかつてない映像世界を展開していく。監督はテレビアニメ版「ザ・クローン・ウォーズ」(原題)などを手掛けるデイヴ・フィローニ。本作の公開後には新たなテレビシリーズがカートゥーン・ネットワークやTNTで放映されるなど、新たな「スター・ウォーズ」伝説の幕開けといえる画期的な作品だ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
銀河系の支配を企んでいるパルパティーン、ドゥークー伯爵、グリーバス将軍らが率いる敵の軍隊が迫りくる中、宇宙の運命はアナキン・スカイウォーカーをはじめ、オビ=ワン・ケノービ、アナキンの新たなパダワンであるアソーカらジェダイの騎士たちの手に託された。激しい戦闘が続く中、驚くべき新事実が明らかとなっていく。(シネマトゥデイ)

【感想】
スター・ウォーズシリーズの、エピソード2と3の間に位置する物語。
この映画のさらに後日談がテレビシリーズになっていると言うから、スター・ウォーズ恐るべし。

でも、スター・ウォーズファンにはたまらないエピソードです。
エピソード4で、オビ=ワンがルークに言った一言、「自分もルークの父親もクローン・ウォーズに参戦していた」。
「クローン・ウォーズって何?」と思った人が、空想を膨らませて作った物語。
そんなことも、できるんやー!!

このアニメのできも、素晴らしいです。
アナキンはジェダイマスターとして希望に燃えて頑張っているし、はねっかえりの女の子アソーカというパダワンのよき指導者として活躍。
怒りを抑える勉強も、順調に進んでいるように見えます。
うーん、よくぞ成長してくれました。

オビ=ワンはどっしりと、まったく不安のない司令官です。
クローン兵たちにも、個性があって、その忠誠はゆるぎなく、エピソード3で語られる悲劇の片鱗すらありません。

2と3のギャップを埋めるためには、ほんと、たくさんの物語がいると思いますものね。

アナキンが、立派になればなるほど、3の悲劇が生きてくるというものです。

3の冒頭であっさり死んでしまうドゥークー伯爵や、グリーバス将軍のワルぶりも楽しめます。

不本意ながらも任務のために故郷タトゥイーンへ帰ってくるアナキン。
果てしない砂漠や、その空に輝く二つの太陽を見た時、私もジーンとしてしまう。
これって、どんな感情なのでしょう。

スター・ウォーズファンには外せないでしょう。
テレビシリーズも見たくなりました。
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バタフライエフェクト

2009-03-22 16:51:13 | 映画ーDVD
ーバタフライエフェクトー
2004年 アメリカ 
エリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー監督 アシュトン・カッチャー(エヴァン)エイミー・スマート(ケイリー)ウィリアム・リー・スコット(トミー)エルデン・ヘンソン(レニー)メローラ・ウォルターズ(アンドレア)エリック・ストルツ(ジョージ)

【解説】
過去に戻って現在、未来の出来事を変えることができる青年を描いたSFスリラー。『ジャスト・マリッジ』のアシュトン・カッチャー主演作。共演は『ラットレース』のエイミー・スマート。ノンストップで繰り広げられるストーリー展開と驚愕のラストは必見。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
幼い頃、ケイリー(エイミー・スマート)のもとを去るとき、エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、「君を迎えに来る」と約束した。だが時は流れ、ケイリーとエヴァンは全く別の道を歩んでいた。(シネマトゥデイ)

【感想】
この作品を最初に見たのは、もう4年くらい前になります。
レンタルして借りて、すごく驚きました。
こんな作品見たことなかったからです。

で、DVDを買うと、レンタルでは見られないエンディングがあると聞いて、購入して、ディスク2のエンディングにまたまた驚いてという、1粒で2度美味しい作品です。

今回、北海道から帰ってきた20歳の甥と、その母親である妹と一緒に鑑賞しました。

何度見ても、面白い作品です。
仕掛けの多い作品なので、あらすじさえも言うことは難しいのですが、DVD にエンディングがスリーパターン入っているのも、作り手側のお遊びですね。
本編についている分が、一番いいと思わせます。

また、今回見直したら、私には笑えるところが一杯で、ほとんブラックコメディかしらと思うほどでした。
真剣に見ている他の二人には悪いくらい、くすくす笑ってしまいました。
このスタッフたちが余裕を持ってこの作品を作っていることがわかりました。

そして、見終わった後、二人がとても気に入ってくれてうれしかったです。

これは、究極の純愛映画なんですよ。
そこがねえ…!!

甥が今度大阪に帰った時に、ディスク2を見ることを約束しましたが、さらなる衝撃のラストを見て、彼が何と言うか、今から夏休みがとても楽しみです。
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僕のピアノコンチェルト

2009-03-22 16:26:24 | 映画ーDVD
ー僕のピアノコンチェルトーVITUS
2006年 スイス
フレディ・M・ムーラー監督
テオ・ゲオルギュー(ヴィトス・フォン・ホルツェン(12歳))ブルーノ・ガンツ(祖父)ジュリカ・ジェンキンス(ヘレン・フォン・ホルツェン)ウルス・ユッカー(レオ・フォン・ホルツェン)ファブリツィオ・ボルサニ(ヴィトス・フォン・ホルツェン(6歳))

【解説】
周りになじめない天才少年が、試行錯誤しながら自らの進むべき道を見つけていく成長物語。ピアニストとして将来を期待された少年の深い孤独と、彼と大人たちの関係をユーモアを交えて描く。監督は『山の焚火』などの名匠フレディ・M・ムーラー。祖父役を『ヒトラー ~最期の12日間~』などの名優ブルーノ・ガンツが演じる。12歳のヴィトスにふんする天才ピアニストテオ・ゲオルギューによる演奏シーンはまさに神業。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
高いIQを持つヴィトス(ファブリツィオ・ボルサーニ)の両親は、6歳の息子を偉大なピアニストに育てようと、幼稚園ではなく音楽学校に通わせる。そんな彼の唯一の理解者は、田舎で家具工房を営む祖父(ブルーノ・ガンツ)だけだった。12歳になった彼は飛び級をして高校生になるが、スーツを着て学校に通う生意気な学生になり……。(シネマトゥデイ)

【感想】
芸術才能と、知力を兼ね備えた天才。
うらやましい、いいなあ、と思うなかれ。
彼には彼の悩みがあるし、彼の母にも重大な責任と社会的使命が重くのしかかって…

6歳のヴィトスを演じるファブリツィオ・ボルサーニは天使のようにかわいくて、しかもピアノも鳥肌が立つくらいうまい。
12歳のヴィトス役のテオ・ゲオルギューは、これまた技術も表現力も兼ね備えた天才ピアニスト。
彼の、ピアノ演奏を聞くだけでも、楽しい映画です。
「ロシア風に」なんてふざけて弾く様子は、お茶目で素敵です。

この天才少年は、幼い時は、生きるのもしんどいようでした。
友達もいないし、世の中のことがわかりすぎるのも、不幸なことですね。
両親も、妙に肩に力が入っています。

いつの時も、味方はおじいちゃん(ブルーノ・ガンツ)だけ。
おじいちゃんだけが、彼に自然体で寄り添ってくれます。

その彼が、オーケストラをバックに演奏会を開くまでのお話です。
美しいエピソードがぎっしり詰まっているのですが、
ただ、1点、彼が株で大もうけすること、これはどうかなあ。
おじいちゃんの言うように、「働かないで得た多額のお金」問題が多いですよね。
そのつけで、今、世界中がえらいことになっているし…。

彼の悩みもわかるし、とても感動的な映画でした。
でも、凡人にはやはり、うらやましいなあ、とため息が出るのでした。
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シティ・オブ・メン

2009-03-22 16:18:58 | 映画ーDVD
ーシティ・オブ・メンーCIDADE DOS HOMENS/CITY OF MEN
2007年 ブラジル
パウロ・モレッリ監督 ドグラス・シルヴァ(アッセロラ)ダルラン・クーニャ(ラランジーニャ)ジョナサン・アージェンセン ホドリゴ・ドス・サントス カミーラ・モンテイロ ナイマ・シルヴァ エドゥアルド・BR ルシアーノ・ヴィジガウ ペドロ・エンヒケ

【解説】
リオデジャネイロを舞台に、貧民街区ファベーラに生きる少年2人の生きざまを描く衝撃のドラマ。『シティ・オブ・ゴッド』の監督を手掛けたフェルナンド・メイレレスが製作に回り、ファヴェーラを舞台にした新たなる物語を放つ。監督はテレビシリーズ版の「シティ・オブ・ゴッド」を手掛けたパウロ・モレッリ。『シティ・オブ・ゴッド』以上にドラマチックと各国映画祭で評判のストーリー展開と、胸を打つクライマックスから目が離せない。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ファベーラで生まれ育ったアセロラ(ダグラス・シルヴァ)とラランジーニャ(ダルラン・キュンハ)は、幼いころから一緒に育った大の親友同士。しかし、ラランジーニャの長い間行方不明だった父親がファベーラに戻ってきたことから、父との生活を優先したくなったラランジーニャと、彼に距離を置かれたアセロラの関係が崩れ始める。(シネマトゥデイ)

【感想】
「シティ・オブ・ゴッド」がすごくよくて、この映画にも興味があったけど、劇場には行けなかったのです。
でも、これはDVDでよかったかな?

「シティ・オブ・ゴッド」のような斬新な映画を期待したら、期待はずれになります。
そういう意味では、普通の映画。

これは、テレビシリーズの映画版らしく、かなり長い時間説明的で退屈しそうになります。
でも、終盤はドラマチックで、がぜんおもしろい。

テーマはリオデジャネイロのファベーラで育った、アセロラ(ダグラス・シルヴァ)とラランジーニャ(ダルラン・キュンハ)の友情です。
どちらも、あだなみたいで、本名は別にあります。
二人とも黒人ですが、微妙に人種も違う感じ。

彼らの住んでいるファベーラは町の高台にあって、急な坂ばかりの町。
坂をおり切ったところが海で、明るい太陽が降り注ぎ、楽園のようなところです。

でも、彼らは貧しく、教育もなく、子供の時から暴力や抗争に痛めつけられています。

しかも、町は武装した不良グループが闊歩していて、警察力も届かないところ。
そのボスは、ラランジャーニの従兄です。

アセロラはまだ19歳だというのに、妻がいて、2歳の息子がいます。
妻が昼間働き、彼は夜警をしています。
生活は苦しい。

アセロラにもラランジーニャにも父親はいませんが、ラランジャーニャは父親の顔も名前も知りません。
ある日、ラランシヤーニャがアセロラに一緒に父親探しをしてくれるように頼みました。

ラランジャーニャの初恋。
不良少年たちの、やくざも驚く、激しいシマの取り合い。
抗争、銃撃戦。

そんな中で、みつけたラランジャーニャの父親。
刑務所から出所したばかりでした。
それもつかの間、また犯罪を犯し、警察に捕まってしまいました。

悲しい事実が分かりました。
ラランジャーニャの父が服役する原因となった強盗殺人事件。
殺されたのがアセロラの父だったのです。

壊れる友情。
アセロラの手の中に、銃がありました。
ラランジャーニャの従兄が、自分に加勢するようにと持たせたのです。

ラランジャーニャに向けられた銃口。
復讐の怒りに燃えるアセロラの瞳。

友情は怒りを抑えることができるのでしょうか?

アセロラの妻が出稼ぎに行くと、家を出てしまいました。
一人で息子を育てようと決心するアセロラ。
そばには、ラランシャーニャの姿もありました。
美しいリオの町で、二人は生きていました。

めでたしーで終わるから、安心して見れますよ。
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風、スローダウン

2009-03-22 16:16:04 | 映画ーDVD
ー風、スローダウンー
1991年 日本
監督・脚本=島田紳介 石田靖 五十嵐いづみ 長原成樹 西川忠志 桑名正博 入川保則 島田陽子

【感想】
昔、評判になっていたのを思い出して借りてみました。

なかなかよかったんじゃないかな?
べたべただけど、こんな青春もあっていいじゃないと思いました。
今見ても、観賞にたえる、紳介さんらしいいい作品だと思いました。

ラストが、もう少し手短に、簡潔に終わったら、もっと余韻が残ったんじゃないかなあ?

紳介さんの監督作品、これ1本だけ?
残念だなあ。
もっと、作ったらいいのに。
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