マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ヘイトフルエイト

2016-09-28 10:58:34 | 映画ーDVD

ーヘイトフルエイトーTHE HATEFUL EIGHT

2015年 アメリカ 168

 

監督・脚本=クエンティン・タランティーノ  音楽=エンリコ・モリコーネ キャスト=サミュエル・L・ジャクソン (マーキス・ウォーレン) カート・ラッセル (ジョン・ルース) ジェニファー・ジェイソン・リー (デイジー・ドメルグ) ウォルトン・ゴギンズ (クリス・マニックス) デミアン・ビチル(ボブ) ティム・ロス(オズワルド・モブレー) マイケル・マドセン(ジョー・ゲージ) ブルース・ダーン(サンディ・スミザーズ) チャニング・テイタム

 

【解説】

クエンティン・タランティーノが放つ、ウエスタン仕立てのミステリー。男女8人が閉じ込められた、雪嵐の山小屋で起きた殺人事件の意外な真相を映し出す。ベテランのサミュエル・L・ジャクソンをはじめ、『デス・プルーフ in グラインドハウス』などのカート・ラッセル、『ミセス・パーカー/ジャズエイジの華』などのジェニファー・ジェイソン・リーらが顔をそろえる。彼らが織り成すストーリー展開はもちろん、タランティーノ監督が仕掛ける謎と伏線が張り巡らされた物語にくぎ付け。

 

【あらすじ】

雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

タラちゃん好きの私ですが、この作品は劇場鑑賞し損なって、DVD鑑賞になりました。

タランティーノ監督「ジャンゴ繋がれざる者」に続く2作目のウエスタン。

しかも密室ミステリー。

気合いが入っていますね。

 

前半は、お得意のおしゃべりが止まらないけど、昔みたいにどうでもいいことをしゃべっているわけではなく、なかなか情報たっぷりの会話でした。

 

3つの死体を積み上げて座り、黒人なのに北軍の軍服姿で駅馬車を待っている賞金稼ぎのマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)。

駅馬車は特別の貸切馬車で、乗っていたのは同じく賞金稼ぎのジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえた極悪人のデイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)。

手配書には生きていても死んでいてもと書いてあるが、ジョンは生きて保安官に引き渡し、縛り首にするというのがポリシー。

マーキスは、リンカーン大統領と文通友達だといい、リンカーンからの手紙を大切に持っていた。

その話に感動するジョンと、つばを吐きかけるデイジー。

 

さらに乗り込んできたのが、目的の町の新しい保安官に就任するというクリス(ウォルトン・ゴギンズ)。

 

吹雪が迫り、駅馬車はミニーの服飾店で吹雪を凌ぐことにした。

しか、ミニーの店にはミニーやその亭主たちがおらず、先の駅馬車できたという3人の客と、ボブ(デミアン・ビチル)というミニーに頼まれて店の面倒を見ているという男がいた。

 

ジョンは、この中にデイジーの仲間が混じっているのではないかと疑う。

 

☆ネタバレ

何度数えても9人なんだけどなあ。

御者のO.Bは悪人には数えないんだろうなあ。

 

ここからそして誰もいなくなった的な密室殺人だけど、謎はわかりやすいし、いきなりのネタバレだし。

これがタラちゃん流ですね。

汚いし、血まみれだし、皆殺しだし。

チャニング・テイタムなんて、出てきたと思ったら殺されました。

 

男も女もない、男女平等バイオレンスにスプラッター。

かなり残酷です。

 

でも、一癖も二癖もある悪人ども。

最後に残ったのはマーキスとクリス。

この二人最初の出会いでは人種差別や、南北問題などで、犬猿の仲みたいだったけど、最後は息ぴったりでおかしかった。

 

この作品は70ミリフィルムの「ウルトラ・パナビジョン70」で撮影されたもので、アメリカでは70ミリの映写機を使い、序曲とインターミッションを付けたグラインド・ハウス形式で100館以上の映画館で上映されたそうです。

タランテイーの監督のこだわりですね。

 

パナビジョンで冒頭部分の駅馬車が疾走するシーンを見たら、確かに素敵でしょうね。

 

使っている音楽がエンリコ・モリコーネ。

アカデミー賞の音楽賞を受賞しています。

 

これだけこだわった映画を撮れるなんて、さすがタランティーノですね。

 


後妻業の女

2016-09-27 11:10:41 | 映画ー劇場鑑賞

ー後妻業の女ー

2016年 日本 128

 

監督=鶴橋康夫 原作=黒川博行 キャスト=大竹しのぶ (武内小夜子) 豊川悦司 (柏木亨) 尾野真千子 (中瀬朋美) 長谷川京子 (西木尚子) 水川あさみ(三好繭美) 風間俊介(岸上博司) 余貴美子(瀬川英子) 笑福亭鶴瓶(船山喜春) 津川雅彦(中瀬耕造) 永瀬正敏(本田芳則)

 

【解説】

直木賞作家・黒川博行のベストセラー小説を基に、独り身の高齢男性の後妻におさまりその資産を狙う女を中心に、欲にとりつかれた人々が織り成す群像劇。『愛の流刑地』などの鶴橋康夫監督がメガホンを取り、現代社会に潜む危うさを、ユーモアを交えて活写する。ヒロインにはさまざまな鶴橋監督作品に出演していきた大竹しのぶ、彼女と組んで孤独な老人を食い物にしていく結婚相談所所長に、『必死剣 鳥刺し』などの豊川悦司。さらに永瀬正敏、尾野真千子、笑福亭鶴瓶ら実力派キャストが脇を固める。

 

【あらすじ】

妻に先立たれた中瀬耕造(津川雅彦)は、婚活パーティーで年下の女性・小夜子(大竹しのぶ)と出会う。やがて病に倒れた耕造は他界し、後妻におさまった小夜子から公式証書遺言状を見せられた娘の中瀬朋美(尾野真千子)は、遺産は全て小夜子に渡り遺族には一切残らないと知らされる。父の死に疑念を抱く朋美は探偵の本多(永瀬正敏)を雇い、小夜子の身辺を調査するが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

長寿社会となり、独居老人が増えるということになれば、再婚も増えるのは自然の流れだなあと思っています。

さらに言えば、お父さんが遺す財産は、お父さんのものであって子供のものではありません。

 

中瀬朋美(尾野真千子)と尚子(長谷川京子)姉妹も最後にはそのことに気付いたようですね。

 

ただこの映画の怖いところ、後妻業の定義には、相手を殺すことまで含まれいてるようです。

それは犯罪。

明らかにダメです。

 

内容はだいたい想像がついてしまうので、大竹しのぶさんや豊川悦司さんの演技力で映画の魅力が決まる気がしました。

本当に彼らはうまいねえ。

 

ラストがマンガのようになってしまったのは、ちょっと残念でした。

悪が露見せず、罰も受けないのも、どうなのか?

 

少し前になりますが、熟年の婚活が世間でも当たり前になっていった頃、友達が熟年の婚活で一番もてる人は「介護ヘルパー」の資格を持っている人だと言っていました。

男の人もこの映画のように無邪気な人ばかりではない。

当たり前ですが。

 

アメリカのように婚前契約を結ぶとか、しっかりした遺言書を書くとか、自分を守るために何か法律的な処置が必要だなあと思いました。

 


母と暮せば

2016-09-27 11:00:41 | 映画ーDVD

ー母と暮せばー

2015年 日本 130

 

監督=山田洋次 キャスト=吉永小百合 (福原伸子) 二宮和也 (福原浩二) 黒木華 (佐多町子) 浅野忠信 (黒田正圀) 加藤健一(上海のおじさん) 

 

【解説】

「父と暮せば」などの戯曲で有名な井上ひさしの遺志を名匠山田洋次監督が受け継ぎ、原爆で亡くなった家族が亡霊となって舞い戻る姿を描く人間ドラマ。原爆で壊滅的な被害を受けた長崎を舞台に、この世とあの世の人間が織り成す不思議な物語を映し出す。母親を名女優吉永小百合が演じ、息子を『プラチナデータ』などの二宮和也が好演。ほのぼのとした中にも戦争の爪痕を感じる展開に涙腺が緩む。

 

【あらすじ】

194889日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

宮沢りえ、原田芳雄出演の「父と暮せば」をずいぶん前に見ました。

すごく感動したことを覚えています。

2004年の黒木和雄監督作品。

 

この作品はタイトルと長崎原爆投下を描くと言う構想だけを井上ひさしさんが残していたものを山田洋次監督が引き継がれたのですね。

 

映画を見始めてたちまち涙です。

私にも息子がいるし、息子が原爆で死ぬと思うだけで、涙が溢れます。

なので、ちゃんとこの映画を鑑賞できるのかどうか、自信もなくなります。

 

一瞬で命を奪われた若者。

この世に未練を持って母親の前に亡霊となって現れたとしても不思議はないし、母親も、たとえ亡霊になった息子にでも会いたいと願っているので、このシチュエーションは素直に受け入れてしまいます。

 

最後も、栄養失調に加え、亡霊と話すことで精神的にも弱って亡くなってしまうというのも納得できるラストだと思いました。

 

それほどまでに、母の息子への思いは強いと思う。

あの戦争で息子を亡くしたすべての母親は、自分の一部が死んだ気持で生きてこられたと思う。

戦争はいけないと言うけれど、その時代にその国に生きた人間としての責任は免れない。

理不尽だけれど、その結果は引き受けないといけない。

事実、そうして人はすべてを潔く飲み込んで、時代を生きていくわけです。

 

死んでいる浩二(二宮和也)は町子(黒木華)のことを深く思うけれど、なにもしてやれることがない。

町子は浩二のことを思いつつも、新たに愛する人と出会い自分の人生を歩み出す。

自然のことですよね。

よかった。

 

でも、母は息子二人を亡くして、新たな人生を歩くことはできなかった、というお話でした。

 

悲しくて何度も涙が出るけれども、母にも生きて欲しかったなあ。

現実には、悲劇を乗り越えて強く生きてこられた方がたくさんおられたと思う。

そしてこの先、二度と悲劇を繰り返さないようにと願うばかりです。

 

今も北朝鮮の核開発問題とか、福島原発事故の後始末がなかなかうまくいかないとか、同じレベルで語るべきではないのかもしれないけど、原子力にまつわる問題がたくさんあります。

人類が未だに制御できないパワーとエネルギーをもつ原子力。

有効利用したい気持ちもわかるけど、持て余しているのが現状でしょう。

特に原子爆弾。

次に爆発させたら人類は滅亡に近づくとわかっているのに、一度持ってしまったものは捨てることができないのか?

持つことが抑止力なんて、よくもまあ。

そういう自分勝手な論理だから、小国の北朝鮮にもつけ込まれるんです。

 

いまこそ、人間の叡智の結集する時が来ていると思います。

この時代に生きる私たちに、責任はあります。

 


幸せをつかむ歌

2016-09-27 10:54:44 | 映画ーDVD

ー幸せをつかむ歌ーRICKI AND THE FLASH

2015年 アメリカ 101

 

監督=ジョナサン・デミ キャスト=メリル・ストリープ (リッキー) ケヴィン・クライン (ピート) メイミー・ガマー (ジュリー) オードラ・マクドナルド (モーリーン)

 

【解説】

かつてロックスターになる夢を追って家族を捨てた女性が、離婚した娘との再会をきっかけに、疎遠になっていた家族との絆を取り戻そうとする人間ドラマ。監督は『羊たちの沈黙』などのジョナサン・デミ、脚本が『JUNO/ジュノ』などのディアブロ・コディ、主演はハリウッドのレジェンドともいうべきメリル・ストリープという、オスカー受賞者による夢のタッグが実現。ギターを猛特訓したメリルは劇中で圧巻の演奏シーンを披露し、娘を演じた実の娘メイミー・ガマーと母娘共演を果たしている。

 

【あらすじ】

夢だったロックスターへの道を突き進むべく家族を捨てたリッキー(メリル・ストリープ)は、ロック歌手となり音楽活動を続けていた。ある日、離婚した娘(メイミー・ガマー)と再び会う機会が訪れる。疎遠になっていた娘と、何とか関係修復しようと考えるリッキーだったが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

メリル・ストリープがロックミュージシャンに!?

そんな違和感を吹き飛ばしてくれる演奏です。

ギターはニール・ヤングに習ったとか。

すごいね。

 

原題の「RICKI AND THE FLASH」はリッキー(メリル・ストリープ)が率いるロックバンドの名前。

といっても、週末に場末のライブハウスで歌って、演奏しているだけ。

とても成功しているとは言えない生活。

普段はスーパーのレジ係。

 

そこに昔々に別れた元夫ピート(ケヴィン・クライン)から電話がかかってくる。

長女のジュリー(メイミー・ガマー)が、離婚してそれがショックで自殺未遂した、と。

リッキーは、ジュリーの結婚式にも欠席した。

家庭を捨ててミュージャンの道に進んでしまった自分を、娘は恨んでいるはず。

いまさら帰っても…。

と逡巡するリッキーに夫は「新しい奥さんのモーリーン(オードラ・マクドナルド)は実家に帰っているし、遠慮はいらないからぜひ」という。

 

飛行機に乗って、高級住宅地の中にあるピートの家へ。

案の上、ジュリーからは厳しい拒否を受ける。

 

リッキーとピートには他にも息子が二人いて、そのうちの一人がもうすぐ結婚式を挙げると言う。

久しぶりに家族でディナーに出かけるが、何年かぶりの再開にもぎくしゃくして打ち解けられない。

 

☆ネタバレ

リッキーは家族を愛していないわけではなく、家族も音楽も両方欲しい。

ピートとはうまくいかなかったし、新しい恋人ともうまくやれる自信がない。

でも、音楽は捨てられない。

人生のすべてだから。

 

そういうリッキーの生き方を周りの人たちがどれだけ理解して受け入れられるのか。

リッキーもたくさんの犠牲を払ったけど、生き方を貫くというのも理想です。

 

ジュリー役のメイミー・ガマーはメリルの実の娘。

見終わって心がほんわか温かくなる作品でしたよ。

ただ音楽をやりたいというリッキーの純粋な気持が伝わってきました。

 


ゴーストバスターズ

2016-09-12 15:47:49 | 映画ー劇場鑑賞

ーゴーストバスターズーGHOSTBUSTERS

2016年 アメリカ 116

監督=ポール・フェイグ キャスト=メリッサ・マッカーシー (アビー・イェーツ) クリステン・ウィグ (エリン・ギルバート) ケイト・マッキノン (ジリアン・ホルツマン) レスリー・ジョーンズ (パティ・トラン) ビル・マーレイ ダン・エイクロイド シガニー・ウィーバー オジー・オズボーン

 

【解説】

1980年代に一世を風靡(ふうび)した人気コメディーシリーズの、装い新たな話題作。ニューヨークを舞台にした、女性ばかりの幽霊退治人たちの活躍を追い掛ける。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのポール・フェイグが監督を務める。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』に出演したクリステン・ウィグやメリッサ・マッカーシー、『テッド2』などのケイト・マッキノン、『マイティ・ソー』シリーズなどのクリス・ヘムズワースらが結集。

 

【あらすじ】

コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、旧友アビー(メリッサ・マッカーシー)が自分と共同発表した幽霊研究本を承諾もなく電子書籍化しているのを発見。憤慨して彼女の勤める大学向かうが、なぜか一緒に幽霊騒動の起きた屋敷を調査する羽目に。そこで初めて幽霊に遭遇したエリンは、アビーとその相棒ジリアン(ケイト・マッキノン)と共に喜ぶものの、それぞれ大学を解雇されてしまう。行き場をなくすも幽霊の存在を確信した三人は、超常現象の調査会社を立ち上げるが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

一世を風靡した1984年制作の「ゴーストバスターズ」。

私の個人的な感想だけど、今回の女性版の方がずーっと面白かったなあ。

でも、オリジナルへのリスペクトもたくさんあるし、2014年に亡くなったハロルド・ライミスへの献辞や、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガーニー・ウィーバーもカメオ出演をしています。

オリジナルを見た人も見ていない人も楽しめますよ。

 

物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、安定した地位を得るために日夜研究に励んでいたが、若い時に発表したゴーストに関する研究書が最近再販されたことが、上司の目に止まり、科学者としての見識を疑われる。

これは、学生の頃に親友アビー(メリッサ・マッカーシー)と共同で上梓したものだったが、これを無断で出版したことに腹を立てたエリンはアビーの研究室に乗り込んだ。

 

アビーは相変わらず、世間の批判も顧みず超常現象の研究に没頭していた。

 

そこへお化けが出るという通報が。

 

アビーと助手のジリアン(ケイト・マッキノン)と共にお化け屋敷に乗り込むと、そこには女性のゴーストがいたのだ。

大喜びする三人。

早速、アビーの大学に助成金を願い出るのだが、みんなクビになってしまう。

 

そこで三人は幽霊退治の会社を立ち上げた。

 

新入社員にパティ(レスリー・ジョーンズ)と受付にケヴィン(クリス・ヘムズワース)を雇って、いざ、幽霊退治に。

 

マイティ・ソーを演じたクリス・ヘムズワースのオバカぶりがすごく面白いです。

 

エンディングでは、彼が主導する警官のダンスが見物。

 

お化けもパワーアップしているし、すごく面白いですよ。

 

お薦めです。

 


ジャングルブック

2016-09-05 11:07:05 | 映画ー劇場鑑賞

ージャングルブックーTHE JUNGLE BOOK

2016年 アメリカ 106

 

監督=ジョン・ファヴロー キャスト=ニール・セティ (モーグリ) ビル・マーレイ
(バルー) ベン・キングズレー (バギーラ) イドリス・エルバ (シア・カーン) ルピタ・ニョンゴ(ラクシャ) スカーレット・ヨハンソン(カー) クリストファー・ウォーケン(キング・ルーイ)

 

【解説】

ラドヤード・キプリングによる名作を実写化したアドベンチャードラマ。ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた少年が、一匹のトラとの出会いを通して壮大な冒険に身を投じる。監督は『アイアンマン』シリーズなどのジョン・ファヴロー。主演は2,000人もの候補から抜てきされた新星、ニール・セティ。ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンなどのスターが、動物たちの声を務める。動物と自然の風景の全てを創造した最先端CGに圧倒される。

 

【あらすじ】

モーグリは、生まれて間もなくジャングルに取り残されてしまう。黒ヒョウのバギーラから母オオカミのラクシャに託された彼は、愛情に包まれながら自然の厳しさと生き抜くための知恵と術を学んでいく。やがて少年となって動物たちと幸せな日々を過ごしていたモーグリ(ニール・セティ)は、人間に恨みを抱くトラのシア・カーンと出会う。シア・カーンから人間である自分の存在が、ジャングルやそこに住む動物たちの脅威になると言われ……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これも小学校時代の愛読書。

私が持っていた本の中で一番のお気に入り。

挿絵も大好きで、何度読んだことか。

 

でも、ストーリーはディズニーのアニメと同じ感じで、私が読んで覚えているお話とはちょっと違っています。

私の読んだ方は、とても生々しく凄みがあって怖いくらいです。

そこが大好きだったんですけどね。

 

それでもこの実写版はとてもよくできていました。

全編CGということですが、とてもリアルで物語に世界に引き込まれていきました。

スピード感も迫力もあって、楽しかったです。

 


おやすみなさいを言いたくて

2016-09-05 10:59:42 | 映画ーDVD

ーおやすみなさいを言いたくてーTUSEN GANGER GOD NATT/1,000 TIMES GOOD NIGHT

2013年 ノルウェー,アイルランド,スウェーデン 118

 

監督=エリック・ポッペ キャスト=ジュリエット・ビノシュ (レベッカ) ニコライ・コスター=ワルドー (マーカス) ローリン・キャニー (ステフ) アドリアンナ・クラマー・カーティス (リサ)

 

【解説】

世界各地を飛び回る女性報道写真家のひたむきな生きざまを描き、2013年モントリオール世界映画祭審査員特別賞など数々の賞を受賞した人間ドラマ。監督は、報道カメラマン出身で『卵の番人』の撮影を務めたエリック・ポッペ。信念を持って戦場カメラマンの仕事に打ち込むも、愛する家族と危険を伴う仕事との間で揺れ動くヒロインを、オスカー女優ジュリエット・ビノシュが熱演する。また人気ロックバンドU2のドラマー、ラリー・マレン・Jrが出演しているのにも注目。

 

【あらすじ】

報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は愛する家族の理解に支えられ、世界各地の紛争地域を取材で飛び回っていた。常に家族と一緒にいられなくても全て順調だと思っていたが、取材中に巻き込まれた事故を心配した家族から危険な場所へは二度と行かないと約束させられる。それをきっかけに、彼女は自らの信念をささげた仕事が家族を苦しめていることに気付き……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

何が彼女をその仕事に駆り立てるのか、と思って見入っていました。

戦場カメラマンの女性の話。

 

報道写真家のレベッカ(ジュリエット・ビノシュ)は、女性が自爆テロに出て行く姿をカメラに収めていた。

砂漠の中の墓地に横たわった女性が、女たちに導かれて起き出し、祈りの中で禊を受け、爆薬を体に巻き付け、起動装置を手に握りしめて車に乗り込んだ。

レベッカは同乗を申し出て、一緒に車に乗り込み、町へ入った。

レベツかが車を降りたときに警官が職務質問に来て、運転手も逃げ出し、女性が自爆した。

レベッカも爆風に巻き込まれ、病院に運び込まれた。

 

海洋学者の夫マーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)が駆けつけて、レベッカは愛する二人の娘の待つアイルランドに戻って来た。

 

リサは幼く、単純に母の帰りを喜ぶが、ティーンエージャーのステフの顔に笑顔がなかった。

心を閉ざしていたのだ。

 

夫から「家族のために危険な場所には行くな」と言われたレベッカは、その言葉に従う決心をするが…。

 

☆ネタバレ

アフリカをテーマにグループの活動をしているステフは、レベッカの有人から持ち込まれたケニアでの難民キャンプへの取材に同行したいと父に頼み込む。

「100パーセント安全」と言われた場所だったが、暴徒に襲われ、レヘッかはそこでも飛び出していってシャッターを切り続けた。

 

ショックを受けたステフは、帰ってからもふさぎ込み、マーカスにレベッカの取った危険な行動がバレてしまった。

約束を破ったとマーカスは激怒。

レベッカは出て行き、ふたたび中東の現場へと戻る。

 

そこでは少女が自爆テロに出ようとしていた。

吐きそうになり、シャッターも切れないレベッカ。

 

ステフが、ケニアのことを学校で発表して、母の仕事に理解を示せたことは救いでした。

女性でないと撮れない写真があり、それが微力でも世界への理解に繋がっていることは理解できるのですが、いざ、私、家族だったらと考えると、なぜそこまで、と思ってしまいました。

尊い仕事ですが、危険過ぎると思いました。

 

いつか世界中が平和になって、レベッカの危険な仕事が無くなる日がくればいいのですが。

 

ターザン:REBORN

2016-09-01 10:09:35 | 映画ー劇場鑑賞

ーターザン:REBORNTHE LEGEND OF TARZAN

2016年 アメリカ 110

 

監督=デヴィド・イェーツ キャスト=アレキサンダー・スカルスガルド (ジョン・クレイトン(ターザン)) サミュエル・L・ジャクソン (ジョージ・ワシントン・ウィリアムズ) マーゴット・ロビー (ジェーン・クレイトン) ジャイモン・フンスー (首長ムボンガ) クリストフ・ヴァルツ(レオン・ロム) ジム・ブローベント(英国首相)

 

【解説】

映画やアニメなどで度々映像化されてきた冒険小説を、『ハリー・ポッター』シリーズなどのデヴィッド・イェーツ監督が新たに生まれ変わらせた活劇。ジャングル育ちの英国貴族ターザンが、愛する妻と故郷のために過酷な試練に立ち向かう。主人公ターザンを、堂々たる肉体美を誇るアレキサンダー・スカルスガルドが熱演。妻ジェーンに『フォーカス』などのマーゴット・ロビーがふんするほか、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツが脇を固める。

 

【あらすじ】

生後間もなく国の反乱が原因で、コンゴのジャングルで動物たちに育てられた英国貴族ターザン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、美しい妻ジェーン(マーゴット・ロビー)とロンドンで生活していた。ある日、政府の命令で故郷へ戻るがそれは巧妙なわなで、ジャングルを侵略された上に、妻がさらわれてしまう。愛する妻と故郷を取り戻すべく、ターザンは内なる野性を呼び覚まして戦うことを決意する。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

小学校の図書室にターザンシリーズがあって、夢中になって読んだ覚えがあります。

日曜洋画劇場なんかで見た映画とも違っていて、スケールの大きな冒険物語という印象が残っています。

 

今回は、より現実的に、1885年という年代が設定され、コンゴという地名も出てくるし、ダイアモンドの採掘権争いという今に繋がるような問題も絡めてありました。

さらに、ターザンを演じたアレキサンダー・スカルスガルドの肉体美は素晴らしかったですよ。

アレキサンダーはステラン・スカルスガルドの息子。

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のウィルのお父さんと言えばわかる人も多いでしょう。

もちろん、たくさんの映画に出演されています。

 

私はアレキサンダーを初めてみたのですが、これから期待できる俳優さんじゃないかな?

マーゴット・ロビーのジェーンも知性と美貌を合わせ持っていて、よかったです。

 

族長にジャイモン・フンスー。

久しぶりですが、やはり素敵でした。

 

悪者にクリストフ・ヴァルツ、ターザンを助ける人にサミュエル・L・ジャクソンを置いたキャスティングが功を奏していたと思いました。

 

楽しめる作品です。

 

東ベルリンから来た女

2016-09-01 10:02:03 | 映画ーDVD

ー東ベルリンから来た女ーBARBARA

2012年 ドイツ 105

監督・脚本=クリスティアン・ペッツォルト キャスト=ニーナ・ホス (バルバラ) ロナルト・ツェアフェルト (アンドレ) ライナー・ボック (シュッツ) ヤスナ・フリッツィ・バウアー (ステラ)

 

【解説】

ドイツの新鋭クリスティアン・ペツォールトが監督と脚本を担当し、旧東ドイツで疑心暗鬼に駆られつつ生きる女医の姿を描いた衝撃作。ベルリンの壁崩壊前の不自由な時代、厳しい監視の目をかいくぐって脱出を試みようとするヒロインの揺れ動く感情を牧歌的な風景と共に描き出す。美ぼうの下に情熱を秘めた主人公を演じるのは、『ブラッディ・パーティ』のニーナ・ホス。苦難の日々の中で、もがきつつも必死に生き抜こうとする女性の姿に涙があふれる。

 

【あらすじ】

1980年夏、医師のバルバラ(ニーナ・ホス)は東ベルリンの大病院からバルト海沿岸にある小さな町の病院に赴任する。西ドイツへの移住申請を却下され左遷された彼女は、上司のアンドレ(ロナルト・ツェアフェルト)にも笑顔ひとつ見せず同僚とも打ち解けようとはしなかった。そんなある日、矯正収容所から逃げようとするも病気になってしまったステラ(ヤスナ・フリッツィー・バウアー)が運び込まれ……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

先日見た「あの日のように抱きしめて」に感銘を受けて、クリスティアン・ペツォールト監督と主演のニーナ・ホスのコンビのこの作品を見ました。

 

「あの日のように抱きしめて」は第二次世界大戦直後のベルリンのお話でしたが、こちらはベルリンの壁崩壊の9年前の東ドイツのお話。

「あの日のように~」の方は、爆撃で損傷した顔を直したというお話だったので、あまりニーナさんの顔に感想を持たなかったのですが、この作品は彼女のアップで始まり、アップで終わります。

美人だし、印象的な瞳。

女優さんらしい女優さんだなあ、ととても印象的でした。

 

医師のバルバラ(ニーナ・ホス)は

東ベルリンの病院からバルト海沿いの小さな村に赴任してきた。

赴任といっても事実上は左遷だった。

当局の監視員がバルバラを見はっていた。

同僚とは距離を置くが、仕事は熱心で患者には優しい医者の表情を見せていた。

 

ある日、矯正収容所から逃げようとするも病気になってしまったステラ(ヤスナ・フリッツィー・バウアー)が運び込まれてきた。

バルバラは親身に治療した。

回復してもステラは収容所に戻りたがらなかったが、強制的に帰されてしまった。

 

バルバラには西ベルリンに住んでいる恋人がいた。

恋人はバルバラに西に亡命する手はずを整えていた。

バルバラも監視員の目を盗んで、準備を整えていた。

 

いよいよ準備が整って決行の日、ステラが収容所から脱走してバルバラの元に逃げてきた。

亡命は海岸から小さな船で沖の船まで運んでもらことになっていて、費用も一人分しかない。

バルバラは、ステラを小舟に乗せ、自分は残ることを決断した。

 

バルバラの恋人も、あまりに西の人間らしい軽い人間だったし、西に行ってバルバラがどうなったかもわからないけど、そこまでのバルバラは西に亡命するというのが心の支えだったから、すごい決断だったと思います。

 

「善き人のためのソナタ」で、壮絶な監視社会だった東ドイツの実態を知ってショックだったけど、こちらも監視が当たり前みたいな社会に生きるバルバラの心情がひしひしと伝わってきて、とてもいい映画でした。

 

あと9年でベルリンの壁が崩壊するから、頑張ってね、という気持で見終わりましたが、その9年のバルバラの人生、ななかシビアだったでしょうね。

いま、バルバラはどうしているでしょう。

幸せだったらいいのになあ。

 

インディペンデンスデイ:リサージェンス

2016-09-01 09:55:04 | 映画ー劇場鑑賞

ーインディペンデンスデイ:リサージェンスーINDEPENDENCE DAY: RESURGENCE

2016年 アメリカ 120

 

監督=ローランド・エメリッヒ キャスト=リアム・ヘムズワース ジェフ・ゴールドブラム ビル・プルマン マイカ・モンロー

 

【解説】

地球に攻めてきた侵略者と人類の激突を描いたSF大作『インデペンデンス・デイ』の続編。前作での闘いから20年後を舞台に、地球防衛システムを完備した人類が再び侵略者と対峙(たいじ)する。『ホワイトハウス・ダウン』などのローランド・エメリッヒ監督、『ロスト・ハイウェイ』などのビル・プルマン、『ディープ・カバー』などのジェフ・ゴールドブラムと第1作のメンバーが再結集。新たに『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースらが加わる。壮大な物語と圧倒的な映像技術に息をのむ。

 

【あらすじ】

エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過した。人類はさらなる襲来に備えようと、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。20167月、そんな人類を試すようにアメリカ全土を覆うほどの大きさを誇るエイリアンの宇宙船が出現。彼らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃する。猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化してしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

なんだかなあ、の映画でした。

20年前の「インディペンデンスデイ」は、それまでの映画とは違った迫力と人間ドラマの詰まった名作だったと思います。

ファンも多いし、私は小説も読みました。

登場人物が生き生きと描かれて面白かったです。

 

今回は、20年前逃げていったマザーシップがまた襲ってきたというもの。

シチュエーションがあまり変わっていないんですよね。

 

前作ゆかりの登場人物もいたけど、ウィル・スミスが写真だけだったのが残念でしたね。

 

破壊の凄まじさは前作以上ですが、それ以外で楽しめるところはなかった感じでした。

 

まだ続編があるみたいですが、どうかなあ。