ー2012年 全豪オープンテニス準決勝 ナダル対フェデラーー
1月16日からオーストラリアのメルボルンで行われている全豪オープンテニスも、準決勝を迎えました。
この大会は、日本のエース錦織圭がベスト8まで勝ち残ったので、日本での関心も高くなっています。
WOWOWでは、連日熱戦の模様を生中継しているので、楽しみにご覧になっている人も多いことでしょう。
準々決勝で対戦したマレーと錦織圭
もちろん、ラファエル・ナダルが大好きな私も、連日テレビの前で応援しています。
男子シングルスは、錦織選手はとても残念でしたが、順当にビッグ4が勝ち残りました。
1位のジョコビッチ(セルビア)、2位のナダル(スペイン)、3位のフェデラー(スイス)、4位のマレー(イギリス)。
いやが上にも盛り上がります。
そして、準決勝の第1戦は「ナダル対フェデラー」。
いまでは、ランキング2位と3位になってはいますが、ナダルとフェデラーは永遠のライバルであり、最高の試合が繰り広げられることは、試合開始前からわかっていたことでした。
私は、「これは永久保存版だぞ」とひとり言をいいながら、周到に録画の準備をして、食事の支度をしながらでも、画面に食いつくように見ていました。
期待に違わず、いえいえ、期待以上の名勝負でした。
この試合は、歴史に残りますよ。
感動的な試合でした。
何度も対戦しているからでしょう、お互いの手の内がわかっているような動き、さらにその裏を読むような動き、あるいは、嘘でしょ!!と突っ込みたくなるような奇跡的なプレーの続出でした。
フェデラーの華麗なショット、それを返すナダルの力強さ。
何をとっても美しい、素晴らしいプレーの連続でした。
そして、最終的にはナダルが、6-7、6-2、7-6、6-4で勝ったのですが、最後フェデラーが放ったボールが、ナダルのコートの外側に落ちるまで、いつ逆転があっても不思議ではない、スコアだけでははかれない試合でした。
こんな試合を見られて、幸せです!!
思い起こせば、2009年の全豪オープン、ナダルとフェデラーは4時間19分にも及ぶ長い試合を戦い、フルセットの末、ナダルが全豪初優勝しました。
このときの表彰台では、フェデラーが感極まって号泣し、準優勝者のスピーチができなくて、ナダルがフェデラーより先に、フェデラーに気を使いながらスピーチしていたことを思い出します。
このときの二人も、真のスポーツマンシップって何かを教えてくれたような爽やかさでした。
ライバルのいる幸せとか、二人が対決して生まれる化学反応的なファインプレーとか、そこに新しい独創的な何かが生まれることを、私たちに示してくれます。
二人の進化は、二人が現役を続ける限り、止むことはないのでしょうね。
さて、決勝にはマレーが出てくるのか、ジョコビッチなのか。
楽天オープンでは、ラファはマレーにこてんぱんに負けましたから、いやーな予感もしますが、でも、ジョコビッチにも去年は散々でしたもの。
どちらが出てきても、3セットマッチだし、何が起こるかわかりません。
ラファは絶好調ですからね。
静かに決勝のときを待つことにしましょう。
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写真はWOWOWオンラインから引用しました。