マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マダムと奇人と殺人と

2006-06-18 19:27:21 | 映画ーDVD
2004年フランス=ベルギー=ルクセンブル
ナディーヌ・モンフィス監督
ミシェル・ブラン/ディディエ・ブルドン/
ジョジアーヌ・バラスコ/オリビエ・ブロッシュ/ジュリー・アンヌ・ロット
〈解説〉
連続殺人事件の捜査と並行して、一風変わったビストロに集う個性溢れる面々のユーモラスかつブラックな人間模様が展開していくサスペンス・コメディ。『レオン警視』シリーズを含む30作品以上の小説を出版し、フランスでカルト的な人気を博する女性作家、ナディーヌ・モンフィスが、その『レオン警視』シリーズの中の『MADAME EDOUARD』を原作に、作者自身でメガホンをとった。レオン警視を演じるのは、俳優ばかりではなく、監督、脚本とマルチな才能を発揮するフランス映画界の重鎮ミシェル・ブラン。

〈あらすじ〉
舞台はベルギー、ブリュッセル。“美大生連続殺人事件"が発生。死体はそれぞれ名画収集家の墓の後ろに隠されていて、右の腕が切断されている。レオン警視(ミシェル・ブラン)は、なぜか触ったものが次々と壊れる助手の刑事ボルネオ(オリヴィエ・ブロッシュ)と、ぼやいてばかりの愛犬バブリュットを連れてさっそく捜査を開始する。次々と発見される死体。謎の人物からの電話…。そしてレオン警視が辿り着いたのは、下宿付きのビストロ、その名も“突然死"。そこには、ちょっと変わったキャラクターの人々ばかりが集っていた。おかまのイルマ(ディディエ・ブルドン)。いつもロゼワインしか飲まないローズ。まずい料理ばかり作るコックのジェジェ。いつも鳥を連れている老人、などなど。彼らは口々に事件の事など知らないと言う。しかし店の評判が落ちることを気にして、実は、下宿人が行方不明になっている事をひた隠しにしていたのだ。そんな中、イルマが一大決心をする。それは、かつて付き合っていた女性(!)との間に生まれた実の娘のマリー(ジュリー・アンヌ・ロット)と対面すること。それも“おかま"というありのままの姿で。

〈感想〉
題名の通り、奇人ばかりが出て来る映画でした。
そして、殺人は猟奇的。
そのアンバランスがとても不気味な映画でした。
イルマの凄まじいほどのオカマぶり。
刑事もその助手も受付のおばさんも刑事のお母さんも、ありえないほど変わっていました。
結末も衝撃的。
驚いて終わった作品でした。