マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ウォーム・ボディーズ

2013-09-30 09:30:55 | 映画ー劇場鑑賞

ーウォーム・ボディーズーWARM BODIES

2013年 アメリカ 98

ジョナサン・レヴィン監督 ニコラス・ホルト(R)テリーサ・パーマー(ジュリー)ロブ・コードリー(M)デイヴ・フランコ(ペリー)アナリー・ティプトン(ノラ)コリー・ハードリクト(ケヴィン)ジョン・マルコヴィッチ(グリジオ大佐)

 

【解説】

アイザック・マリオンの小説「ウォーム・ボディーズゾンビRの物語」を実写化した、異色のゾンビ作。ゾンビと人類が対峙(たいじ)する近未来を舞台に、人間の女性に心惹(ひ)かれてしまったゾンビ青年の恋の行方を追い掛けていく。主人公の恋するゾンビを、『シングルマン』『ジャックと天空の巨人』のニコラス・ホルトが好演する。メガホンを取るのは、『50/50 フィフティ・フィフティ』で注目を浴びたジョナサン・レヴィン。奇想天外な設定とコミカルな展開もさることながら、随所にちりばめられたゴア描写も見応えあり。

 

【あらすじ】

ゾンビと人類が戦いを繰り広げる近未来。ゾンビのR(ニコラス・ホルト)は、仲間と一緒に食糧である生きた人間を探しに街へと繰り出す。人間の一団と激闘する中、彼は自分にショットガンを向けた美少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に心を奪われてしまう。ほかのゾンビに襲われる彼女を救い出し、自分たちの居住区へと連れ帰るR。彼の好意をかたくなにはねつけていたジュリーだったが、徐々にその純粋さと優しさに気付き出す。ついに思いを寄せ合うようになった二人は、ゾンビと人類の壁を打ち壊そうとするが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ゾンビ映画は嫌いだけど、たまに見たいものもあるのよね。

「28日後…」はなかなかよかったし、「ゾンビランド」は大好きだし。

これも、そうなるといいなあ。

主演がほら!ニコラス・ホルト(私の大好きな映画「アバウト・ア・ボーイ」の子役だった子)!!

 

最初から、なかなかいい感じで始まりました。

なぜか自分がゾンビになってしまったRという青年(ニコラス・ホルト)。

Rと言うのも、自分の名前がRで始まると言うことしか覚えていないから。

口に出してしゃべることはできないけど、心の中のひとり言で物語が進行していきます。

 

ゾンビたちは、空港の中であてもなく彷徨い続けている。

目を合わすこともなく、ぶつかっても知らん顔で、一日中歩き回っている。

いよいよ果ててしまうときには、次のステージ骸骨になって、人間を襲い続けなければならない。

Rはそれだけは避けたいと願っている。

 

たまに、お腹が減って我慢できなくなると、集団で人間を食べに出かける。

その飢餓感は、凄まじいらしい。

 

人間は、町の周りを高い壁で囲って息をひそめていた。

訓練された若者たちが、たまに外の町に必要なものを取りにいく。

この日も、この町のリーダーのグリジオ大佐(ジョン・マルコヴィッチ)の娘ジュリー(テリーサ・パーマー)たち数人の若者が医薬品を調達に町の外に出た。

 

そこへRたちゾンピ集団が来て、ジュリーの恋人ペリーはRに食べられてしまう。

ベリーの脳を食べたRに、ペリーの記憶が入ってきて、思わずジュリーをゾンビに見せかけて空港へ連れて帰ってきてしまった。

 

☆ネタバレ

ペリーを食べるところはとても気持ちが悪いんだけど、ジュリーを匿う飛行機の中は、Rがコレクションしたものでいっぱい。

特に、レコードのコレクションはすごくて、言葉で言えない分、音楽で表現するって、とても素敵。

 

献身的なRに、ちょっとずつ引かれていくジュリーだけど、相手がゾンビじゃどうしようもない。

Rにさよならも言わず、人間の町に帰って来る。

 

でも、ゾンビたちに思いがけない変化が!

 

観客から、時折笑いが聞こえる楽しい作品。

特に、「プリティ・ウーマン」がかかるシーンは、爆笑でした。

 

「ロミオとジュリエット」みたいなシーンもあったし、見事な恋愛コメディ。

終わり方は強引だけど、短い作品だし、楽しめるのではないかな?

 


スパニッシュ・アパートメント

2013-09-30 09:25:55 | 映画ーDVD

ースパニッシュ・アパートメントーL' AUBERGE ESPAGNOLE/THE SPANISH APARTMENT

2002年 フランス/スペイン

セドリック・クラピッシュ監督 ロマン・デュリス(グザヴィエ)ジュディット・ゴドレーシュ(アンヌ=ソフィ)オドレイ・トトゥ(マルティーヌ)セシル・ドゥ・フランス(イザベル)ケリー・ライリー(ウェンディ)

 

【解説】

『猫が行方不明』のセドリック・クラピッシュ監督最新作。留学先であるスペインを舞台に、国籍も性別もバラバラの仲間たちとルームシェアをすることになったフランス人青年の奮闘と成長を、微笑ましいエピソードの数々と共に活写した青春ドラマの快作だ。出演はクラピッシュ作品の常連俳優ロマン・デュリス、『アメリ』のオドレイ・トトゥ、『仮面の男』のジュディット・ゴドレーシュら。また、舞台となるバルセロナの街並みも魅力的だ。

 

【あらすじ】

パリに住む25歳の青年グザヴィエ(ロマン・デュリス)は恋人のマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)を残し、バルセロナへ単身留学。彼は国籍も性別もそれぞれ違う5人の学生たちが暮らすアパートでルームシェアをすることになる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

主演はロマン・デュリス。

始め、わからなかったです。

最近のロマン・デュリスとずいぶん印象が違います。

そんなに濃くないね!?

 

パリの学生グザヴィエ(ロマン・デュリス)は、父親の知り合いの官僚から、「スペイン語をやれば、公務員になれるかも」とアドバイスを受け、交換留学生制度を利用してスペインの大学へ。

 

当てにしていた短期滞在予定の家庭は、話と違っていられなくなり、空港で知り合ったフランス人夫婦のお世話になることになった。

お金がないので、ルームシェアを条件に部屋探しを始めた。

 

ようやく、受け入れてくれるアパートが見つかったが、そこは各国から来ている留学生たちのシェアハウスだった。

 

個性豊かな留学生たちで反目し合ったり、湖畔し合ったりすることもあったが、いつしか連帯感が芽生える。

 

グザヴィエも、人妻(ジュディット・ゴドレーシュ)との火遊びや、恋人(オドレイ・トトゥ)との辛い別れを経験し、ようやく自分の人生に真っ正面から向き合う気持ちになった。

 

シェアハウスのリーダー的な女の子、ウエンディ(ケリー・ライリー)が可愛くて、どこかで見たことがあるなあと思ったら、「シャーロックホームズ」シリーズのワトソンの恋人役をしている人でした。

 

グザヴィエのように、将来にこれという望みもなく、漠然と青春を浪費している人も多いでしょうね。

そんなときには、留学もいいかもしれませんね。

同世代の人たちが、なにを考えているか、きっと参考になるでしょう。

若者たち、がんばれ!!

 

凶悪

2013-09-27 09:03:57 | 映画ー劇場鑑賞

ー凶悪ー

2013年 日本 128

監督=白石和彌 原作=新潮45編集部 キャスト=山田孝之(藤井修一)ピエール瀧(須藤純次)リリー・フランキー(木村孝雄)池脇千鶴(藤井洋子)白川和子(牛場百合枝)吉村実子(藤井和子)小林且弥(五十嵐邦之)斉藤悠(日野佳政)米村亮太朗(佐々木賢一)松岡依都美(遠野静江)ジジ・ぶぅ(牛場悟)村岡希美(芝川理恵)

 

【解説】

『ロストパラダイス・イン・トーキョー』の白石和彌が、ベストセラーノンフィクション「凶悪ある死刑囚の告発」を映画化した衝撃作。ある死刑囚の告白を受け、身の毛もよだつ事件のてん末を追うジャーナリストが奔走する姿を描く。主人公を『闇金ウシジマくん』シリーズなどの山田孝之が演じ、受刑者にピエール瀧、冷血な先生をリリー・フランキーが熱演する。それぞれの男たちの思惑が複雑に絡み合う、見応えたっぷりの展開に引き込まれる。

 

【あらすじ】

ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この映画を見て、思い出したのが韓国映画「チェイサー」。

「チェイサー」も怖かったけど、この作品の方が怖い。

冒頭の殺人シーンで、貧血起こしそうになった!!

 

だからといって、この作品、悪いとは思わない。

むしろ、いいと思う。

実話だけど、エンタメ作品として見応えがありました。

 

白石和彌監督の長編映画2作目ということだけど、主要キャストのピエール滝とリリー・フランキーは本職の俳優ではないよね。

それでここまでやると言うのは、監督の演出力かなあ?

山田孝之もよかった!!

 

この映画、何をポイントに見るか?

地上げ、転売の話。

独居老人の話。

それで語り口が変わると思う。

 

死刑判決を受けて上告している被告、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が、週刊誌に手紙を送って、その話を聞いて裏付けを取るための取材を始めた記者の藤井(山田孝之)。

裁判では出て来なかった須藤の黒幕、先生と呼ばれていた木村孝雄(リリー・フランキー)の悪行を暴くというもの。

こういう視点で見ると、サスペンス。

  リリー・フランキー

 ピエール滝

☆ネタバレ

物語に入り込む中盤からは、暴力がエスカレートして、バイオレンスやホラーという感じになる。

私のどうしても正視できない死体解体シーンもありました。

音がする間は目をつぶっていました。

怖いわあ。

 

でも、プライベートでは認知症の母親を妻に押し付けて、なんの解決策もこうじない家庭人失格の藤井の姿がいちばん醜いのかもしれません。

ここをクローズアップしてみると、現代人の家庭崩壊のお話。

 

さらに、認知症の母を施設に預けにいくときの藤井の罪悪感。

でも、やはり仕事を口実に逃げ腰な姿は変わらないでしょう。

ここには、事件に巻き込まれた老人たちの末期と同じ、日本のお寒い高齢者対策が見え、本当はこれがテーマなのかという気もしました。

 

そして藤井の努力も、須藤も懲役20年、木村も無期懲役という裁判結果。

こんなに極悪非道な人たちでも、裁判で裁くには限界があるということです。

 

私個人としては、須藤の死刑からの減刑、納得いかないなあ。

ムショ仲間の佐々木と、舎弟の日野とその彼女、そして一番かわいがっていた舎弟の五十嵐と4人も殺しているのに。

特に、薬殺された日野の彼女。

可哀想だったなあ。

彼女の悲劇は、やくざものと関わったことなのかなあ。

 

日本も家族中心の社会が崩れ、単身者が増えているので、だんだん、行方不明になっても探してもくれない社会になっていくのでしょうね。

この話は他人事じゃないと、監督は言いたかったのでしょう。

おお、こわー。

 


ウルヴァリン:SAMURAI

2013-09-21 11:11:11 | 映画ー劇場鑑賞

ーウルヴァリン:SAMURAITHE WOLVERINE

2013年 アメリカ

ジェームズ・マンゴールド監督 ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)真田広之(シンゲン)TAO(マリコ)福島リラ(ユキオ)ファムケ・ヤンセン

 

【解説】

X-メン』シリーズのメインキャラ、ウルヴァリンを主人公にした人気アクションの第2弾。超人的治癒能力と手の甲から飛び出す鋭利な爪を持つウルヴァリンが、日本で自身の運命を大きく左右する戦いに身を投じる。『X-メン』シリーズと前作に続き、『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを力演。メガホンを取るのは、『ナイト&デイ』などのジェームズ・マンゴールド。一大ロケを敢行して撮影された日本の風景をバックに展開する壮絶なバトル描写や、ハリウッドでも活躍している真田広之の共演にも注目。

 

【あらすじ】

カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオ(福島リラ)と共に日本へと向かう。不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲン(真田広之)に迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコ(TAO)を連れ、その混乱から逃げ出すが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「X-Men」シリーズの中の登場人物、ウルヴァリンを主人公としたスピンオフ第2弾。

日本を舞台に、ミュータントたちが暴れます。

 

超合金のかぎ爪だけではなく、治癒能力も持つウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は、永遠の命を持っています。

生まれは19世紀のカナダ。(前作は「ウルヴァリンZERO」)

 

時は1945年8月9日、ウルヴァリンは日本の捕虜として長崎にいた。

アメリカ軍の戦闘機が飛来し、日本兵の矢志田はアメリカ軍捕虜の牢屋の鎖を壊して、捕虜たちを逃がした。

井戸の底深くに閉じ込められていたウルヴァリンも解放して、自分は切腹しようとしたや先、原子力爆弾が投下された。

その瞬間、ウルヴァリンが身をていして矢志田を助けた。

 

時は過ぎ、現代。

カナダの山の中で孤独にひっそりと暮しているウルヴァリン。

夢の中に死んだはずのジーン・クレイ(ファムケ・ヤンセン)が現れ、死へと誘う。

望んでも得られない永遠の安らぎー。

彼は夜ごと悪夢に苛まれていた。

 

グリズリーを毒矢で殺した狩人たちといざこざを起こしかけた時、ユキオ(福島リラ)という日本人の女性が現れ、矢志田が重病で、一目ウルヴァリンに礼を言いたいと探しているという。

 

こうして日本に来たウルヴァリン。

瀕死の矢志田はウルヴァリンに「君に死を与えるから治癒力をくれ」と、謎の言葉を残して死んだ。

矢志田の葬式に出席すると、矢志田の一人娘マリコ(TAO)が何者かに誘拐されそうになり、ウルヴァリンはマリコを助ける。

 

二人は長崎のマリコの隠れ家に身を潜める。

 

アクション満載です。

日本人から見たら、変な日本ですが、お話そのものがありえないことだらけなので、いい感じでした。

新幹線を使った列車アクションもなかなか新鮮。

  ユキオ役の福島リラ

めっけものは福島リラ。

個性的なお顔にアクションも良く、だんだんチャーミングに見えてきました。

 

ラストはここまでやるかシリーズで面白かったのですが、せっかく真田広之が出ているのに、中途半端な悪役で、中盤で死んでしまうのが残念。

どうせなら、大ワルで最後までウルヴァリンと戦ってほしかったです。

 

エンドロールが始まっても、最後まで席は立たないように。

X-Menシリーズでは大御所二人が出てきます!!

 

テッド

2013-09-21 10:09:37 | 映画ーDVD

ーテッドーTED

2012年 アメリカ

セス・マクファーレン監督 マーク・ウォールバーグ(ジョン・ベネット)ミラ・クニス(ロリー・コリンズ)セス・マクファーレン(テッド)ジョエル・マクヘイル(レックス)ジョヴァンニ・リビシ(ドニー)ノラ・ジョーンズ ライアン・レイノルズ

 

【解説】

『ザ・ファイター』のマーク・ウォールバーグ主演のドタバタ異色コメディー。命が宿ったテディベアのテッドと自立しきれていない中年男のコンビが巻き起こす騒動を、にぎやかなタッチで映し出していく。監督とテッドの声を務めるのは、テレビアニメ「ファミリー・ガイ(原題) / Family Guy」などの製作に名を連ねるセス・マクファーレン。固い絆で結ばれたテッドと主人公に嫉妬するヒロインを、『ブラック・スワン』のミラ・クニスが演じる。かわいいルックスとは裏腹に、言動すべてがオッサンなテッドには爆笑必至だ。

 

【あらすじ】

いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

公開当時は下ネタが嫌で敬遠した本作。

でも、巷で言われているほどお下劣でもなかった。

英語がわからないからいいのかもね。

 

テーマは、愛を取るか友情を取るかー???

んーやっぱりどっちも大切!というハリウッドお得意のジャンルでした。

思ったより中身は濃かった!

 

テッドの動きが素晴らしい。

よくここまで作れたなあ!

 

マーク・ウォルバーグは、アクションよりコメディの方がいいんじゃないかなあ。

とぼけた感じがぴったり。

 

孤独な少年の祈りが通じて、テッドに魂が宿ったーというところがいいなあ。

最後もロリー(ミラ・クニス)の祈りが通じてというハッピーエンドで、うまい!

と思いました。

 

カメオ出演も、ただ出てくるだけじゃなくて、笑わせてくれます。

歌手のノラ・ジョーンズ(シタール奏者、ラヴィ・シャンカールの娘)や「グリーン・ランタン」のライアン・レイノルズ。

写真だけだけど、「スーパーマン・リターンズ」のブランドン・ラウス、「トワイライトシリーズ」で狼男を演じていたテイラー・ロトナーが出てきました。

 

会話は、たぶん「フラッシュ・ゴードン」のマニア向き、あるいはすごく汚い言葉、そのへんは日本人には受けなくてあたりまえかな?

 

麻薬ネタも満載。

アメリカって、タバコにうるさいのに、大麻には寛容だね。呆!

 

ふがいない僕は空を見た

2013-09-21 10:03:20 | 映画ーDVD

ーふがいない僕は空を見たー

2012年 日本

監督=タナダユキ 原作=窪美澄 キャスト=永山絢斗(斉藤卓巳)田畑智子(岡本里美(あんず))窪田正孝(福田良太)小篠恵奈(あくつ純子)田中美晴(松永七菜)三浦貴大(田岡良文)梶原阿貴(長田光代)吉田羊(妊婦西村あや)藤原よしこ(野村先生)山中崇(岡本慶一郎)山本浩司(有坂研二)銀粉蝶(岡本マチコ)

原田美枝子(斉藤寿美子)

 

【解説】

『赤い文化住宅の初子』『百万円と苦虫女』のタナダユキがおよそ4年ぶりに監督を務め、窪美澄の小説を映画化した青春群像劇。男子高校生と主婦の不倫関係を中心に、ごく普通の人々が直面する生きることの葛藤や性への衝動を映し出す。第24回山本周五郎賞受賞の原作の登場人物をダブル主演で演じ切ったのは、『ぱいかじ南海作戦』の永山絢斗と『ハッピーフライト』の田畑智子。狂おしくて切なく、そしていとおしさや驚きに満ちた何げない日々の描写が胸に突き刺さる。

 

【あらすじ】

高校生の卓巳(永山絢斗)は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美(田畑智子)と出会う。やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜(田中美晴)に告白され……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

監督のタナダユキさんは、私にとっては「タカダワタル的」を撮った監督。

この作品も予告編で見て興味を持ったのですが、少し思っていた作品より複雑でした。

 

高校生の卓巳(永山絢斗)と不妊治療に励んでいる人妻里美(田畑智子)は、コスプレイベントで知り合った。

現実から遠く離れたアニメの世界で二人はセックスに励んでいた。

 

ある日、卓巳は同級生の女の子から告白され、里美と別れることを決意。

でも、結局よりは戻り、二人はさらに深い関係になって行く。

 

それを、里美の夫が盗撮した。

里美は離婚を申し出るが、夫も姑も応じないどころか、さらに子づくりを強要する。

 

この画像がネットに流出。

卓巳の学校では、卓巳たちのコスプレセックスの写真がばらまかれ、卓巳は学校に行けなくなってしまう。

 

卓巳の親友の福田良太(窪田正孝)は、痴ほうの祖母と暮らしていた。

母は他の男と別の場所で生活していたが、借金がかさみ良太の貯金にも手をつける有様。

良太は朝刊の配達やコンビニのバイト、明るい表情をしていても、心の中には闇があった。

同じ団地に住むバイト仲間のあくつと一緒に、卓巳の写真をばらまいて鬱憤ばらしをしていた。

 

それぞれに激しい展開ですが、映画の進行は緩やか。

特に、助産院を経営している卓巳の母(原田美枝子)がなんともクールというか、落ち着いている。

 

他にも、びっくりするようなバカ教師が出てくるし、里美の姑も、こんな人はさすがにいないと思う。

 

良太を諭すコンビニ店員(三浦貴大)が、児童への猥褻行為の常習犯と言うのも驚きでした。

 

驚いてばかりで、なかなか中身に入っていきにくかったのですが、田畑智子の体当たりセックスシーンは良かったんじゃないかなあ。

コスプレの中でしか自分を満足させられない女性をうまく演じていたと思いました。

 

一貫したテーマはしっかりしていて、「大切なものはひとりひとりの命」というメッセージは伝わりました。

もう少し他人を大切にするという視点があったら、良かったのにと思いました。

余裕がないのね、日本人。

 


ジャックと天空の巨人

2013-09-18 10:31:12 | 映画ーDVD

ージャックと天空の巨人ーJACK THE GIANT SLAYER

2013年 アメリカ

ブライアン・シンガー監督 ニコラス・ホルト(ジャック)エレノア・トムリンソン(イザベル姫)スタンリー・トゥッチ(ロデリック)イアン・マクシェーン(ブラムウェル王)ビル・ナイ(ファロン将軍)ユアン・マクレガー(エルモント)

 

【解説】

1700年代初頭の民話「ジャック・ザ・ジャイアント・キラー」と童話「ジャックと豆の木」を基に、人間と巨人のバトルを圧倒的映像で描くアドベンチャー大作。人間界と巨人界を隔てる開かずの扉が開けられたことから、巨人たちの人間への逆襲が繰り広げられる。メガホンを取るのは、『X-MEN』シリーズや『スーパーマンリターンズ』のブライアン・シンガー。主人公のジャックを『シングルマン』のニコラス・ホルトが演じ、スタンリー・トゥッチやユアン・マクレガーなど実力派のキャストが脇を固める。巨大な豆の木の映像や100人の巨人対300人の人間の壮絶な死闘は見ものだ。

 

【あらすじ】

何百年も前に、地球には巨人が存在しており、地上で生活していた。ある日、一人の青年が人間界と巨人界を隔てる扉を開けてしまい、巨人たちは地球を取り戻そうと人間を襲撃。王国を守るべく、ジャック(ニコラス・ホルト)は巨人を相手に戦うことを決意。果たして、300人の人間たちで100人の巨人の猛攻撃を抑え切れるのか……

 

【感想】

この作品、やっぱり劇場で見たかったなあ。

面白かったです。

 

内容は上記の通りです。

童話「ジャックと豆の木」をモチーフに巨人の世界を楽しめます。

 

主演のニコラス・ホルトは、あの「アバウトアボーイ」の子役の男の子って、それが一番うれしい私です。

「アバウトアボーイ」は私の一押し作品。

 

大人になったニコラスも、「シングルマン」で見かけてから、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」などで見ましたが、この作品では主役を勤めるほどに成長しました。

しかも、ユアン・マクレガーやスタンリー・トゥッチなんかを脇に置いてですよ。

もう、親戚のおばちゃん状態ですが、わくわくしました。

 


クイック&デッド

2013-09-18 10:28:37 | 映画ーDVD

ークイック&デッドーTHE QUICK AND THE DEAD

1995年 アメリカ 107

 

サム・ライミ監督 シャロン・ストーン(エレン)ジーン・ハックマン(ジョン・ヘロド)ラッセル・クロウ(コート)レオナルド・ディカプリオ(フィー・ヘロドザ・キッド)トビン・ベル(ドッグ・ケリー)ロバーツ・ブロッサム(ドク・ウォレス)キース・デヴィッド(クレイ・カントレル)ランス・ヘンリクセン(エース・ハンロン)パット・ヒングル(ホレイス)ゲイリー・シニーズ(保安官)ケヴィン・コンウェイ(ユージン・ドレッド)ウディ・ストロード(チャーリー・ムーンライト)

 

【解説】

鬼才サム・ライミが挑んだ、シャロン・ストーンを主演に女ガンマンの活躍を描いた西部劇寂れた田舎町リデンプションは、年に一度の早撃ちトーナメントの開催を明日に控え俄に活気づいていた。町にやって来た女ガンマン、エレンも勢いからその戦いに参加することになるが、彼女には真の目的がある。トーナメントの開催者である悪名高き市長のヘロッドを見るエレンの瞳には復讐の炎が燃え上がっていた……。(allcinema ONLINE

 

【感想】

この作品は、まさにシャロン・ストーンのための西部劇。

これを「スパイダーマン」のサム・ライミ監督が撮っているのがおもしろい。

 

復讐を胸に秘めた女ガンマンが、復讐の相手ヘロド(ジーン・ハックマン)が支配する町にやってきて、年に一度行われる早撃ちトーナメントにエントリーした。

 

他にエントリーされたのは、神父で囚人のコート(ラッセル・クロウ)やヘロドの息子キッド(レオナルド・ディカプリオ)など。

ラッセル・クロウは細いし、レオ君はまだ子供っぽい。

  ラッセル・クロウ  レオナルド・ディカプリオ

悪人は最後まで悪人らしく、憎々しく死んでいく。

悪人を片付けた女は町を去って行く。

 

西部劇らしい、エンディングでした。

 

アン・ハサウェイ魔法の国のプリンセス

2013-09-18 10:26:28 | 映画ーDVD

ーアン・ハサウェイ魔法の国のプリンセスーELLA ENCHANTED

2004年 アメリカ

トミー・オヘイヴァー監督 アン・ハサウェイ ヒュー・ダンシー ケイリー・エルウィズ エイダン・マクアードル ジョアンナ・ラムレイ ルーシー・パンチ ジェニファー・ハイアム ミニー・ドライヴァー

 

【感想】

プリンセスと言えばこの人、というくらいはまり役のアン・ハサウェイ。

ビデオスルーになってしまった作品です。

なかなかかわいいおとぎ話なのに、かわいそう。

 

幼いときに、名付け親の妖精から「断れない」という呪いをプレゼントされた娘が、お年頃になって、王子様と出会い、その呪いから自ら脱却するというお話。

 

子供も大人も楽しめる作品だと思いました。


ヒプノティストー催眠ー

2013-09-18 10:22:45 | 映画ーDVD

ーヒプノティストー催眠ーーHYPNOTISOREN/THE HYPNOTIST

2012年 スウェーデン 117

ラッセ・ハルストレム監督 ミカエル・パーシュブラント(エリック)レナ・オリン(シモーヌ)トビアス・ジリアクス(ヨーナ警部)

 

【解説】

スウェーデンでベストセラーとなったラーシュ・ケプレルの小説が原作のミステリー。一家惨殺事件の全貌を解き明かすため、昏睡(こんすい)状態に陥った生存者の少年から催眠療法で供述を得ようとする男の姿を追う。『サイダーハウス・ルール』などのラッセ・ハルストレム監督が、『やかまし村の春・夏・秋・冬』以来となる母国スウェーデンに戻って撮り上げた。『未来を生きる君たちへ』のミカエル・パーシュブラントが、つらい過去を秘めた催眠療法の第一人者を熱演する。先読み不能な展開に息をのむ。

 

【あらすじ】

ストックホルムの郊外に暮らす一家が、何者かによって刺殺されるという事件が発生。助かったのは昏睡(こんすい)状態で発見された15歳の長男ヨセフと、家を出て独立していた姉のエヴェリンのみ。捜査に当たる国家警察のヨーナ・リンナ警部は、ヨセフから犯人に関する情報を引き出そうと催眠療法による供述を行うことに。その第一人者として名をはせたエリック・マリア・バルク(ミカエル・パーシュブラント)に協力を依頼するが、ある理由から彼は催眠療法を封印していた。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「サイダーハウスルール」「ショコラ」などの佳作を世に送り出したラッセ・ハルストレム監督が、母国スウェーデンに帰って作ったサスペンス。

奥様のレナ・オリンも出演しています。

 

ストックホルムの人気の消えた高校の体育館で、体育教師が惨殺された。

自宅に向かうと、自宅でも妻や幼い娘が刃物で刺されて亡くなっていた。

さらに昏睡状態で長男ヨセフが発見された。

長女は不在だった。

 

捜査に当たった国家警察のヨーナ・リンナ警部は、地元の警察とぶつかりながらも、独自に捜査を勧める。

その捜査協力を頼まれたのが催眠療法を得意とする医師エリック・マリア・バルク(ミカエル・パーシュブラント)。

しかし、彼は過去の事件が元で、催眠療法を封印していた。

 

サスペンスなのでネタバレは止めておきます。

スウェーデン映画の独特の寒々しい雰囲気や、夫婦のあやうい心理状態など、見所はたくさんあります。

でも、肝心のどんでん返しが弱いような気がしました。