ーブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 ーBRIDGET JONES'S BABY
2016年 イギリス,フランス,アメリカ 123分
監督=シャロン・マグアイア キャスト=レニー・ゼルウィガー (ブリジット) コリン・ファース (マーク) パトリック・デンプシー (ジャック) ジム・ブロードベント (ブリジットの父) ジェマ・ジョーンズ(ブリジットの母) エマ・トンプソン(ドクター)
【解説】
恋に仕事に奮闘するアラサー独身女性の日常を描き大ヒットした『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ第3弾。前作から十数年を経てアラフォーになったヒロインが、既婚者の元恋人と、新たに出会ったIT企業の裕福なイケメン社長との間で揺れ動く。前2作に続きブリジットをレニー・ゼルウィガー、マークをコリン・ファースが演じるほか、テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」シリーズなどのパトリック・デンプシーが新たに登場。1作目を手掛けたシャロン・マグアイア監督がメガホンを取る。
【あらすじ】
恋に仕事に奮闘するブリジット(レニー・ゼルウィガー)もアラフォーとなり、テレビ局のやり手プロデューサーとして活躍していた。愛した男ダニエル(ヒュー・グラント)は事故で他界し、いまだに独身の彼女の前に、IT企業のイケメン社長ジャック(パトリック・デンプシー)が現れる。彼との恋が進展していく一方、ほかの女性と結婚したかつての恋人マーク(コリン・ファース)とも再会し、2人の男性の間で揺れ動くブリジットだったが……。(シネマトゥデイ)
【感想】
わあ!
前作から10年以上も経っているの?
ブリジットも43歳!
若い時はあんなに痩せたいって言っていて、今では理想の体重を手に入れたのにねえ。
…老けた。
ブリジットもだけど、友達も、みんな老けたわあ。
なんか、それだけで安心しました。
前作で三角関係だったダニエル(ヒュー・グラント)は事故で死んで、本命のマーク(コリン・ファース)はよその人と結婚してしまっていたのね。
でも、ブリジットも今やバリバリのテレビニュース番組のプロデューサー、やり手です。
ドジも多いけど。
ブリジットだからね。
そこに現れたひと夜の恋人ジャック(パトリック・デンプシー)。
続いて、離婚間近なマーク登場!!
妊娠してしまったブリジットは、どちらがお腹の子の父親なのか自分でもわからない。
これが20代、30代前半なら「ふしだら」とかいう話になるけど、43歳、もし授かれるものなら最後のチャンスですよね。
私は全面的にブリジットの味方です。
しかもひと夜の相手というけど、実はIT企業の社長で大金持ち、イケメンで人間性も申し分ないんです。
迷うよね。
また、この二人が身重のブリジットに献身的に尽くしてくれるの。
そして、無事に出産。
果たして父親はどちら?
すごくスキャンダラスな流れですが、現代のお話として、とても考えさせられると思います。
私の身近にも、30歳前半の女医さんが婚活の話をしていたり、30歳半ばの新婚の女性が妊活を考えていたり、日本でも女性の悩みは同じです。
私はよく冗談で若い女性に「とりあえず相手は誰でもいいから産める年齢に産んでおきなさい。夫は一生かけて探せます」と言います。
過激な言い方だけど、本質をついているでしょう?
実際、若い時に卵子を凍結させて保存する、なんてことも現実には行われているし。
女性の個人的な幸せだけではなく、少子化、景気の後退にもつながるこの問題、みんな真剣に考えてみましょう。
ブリジットが幸せになって本当に良かった。
ダニエルも生きていたみたいだし、めでたしめでたし。
幸せな気分で映画館を後にしました。