ーキングダム/見えざる敵ーTHE KINGDOM
2007年 アメリカ ピーター・バーグ監督 ジェイミー・フォックス(ロナルド・フルーリー)クリス・クーパー(グラント・サイクス)ジェニファー・ガーナー(ジャネット・メイズ)ジェイソン・ベイトマン(アダム・レビット)アシュラフ・バルフム(アル・ガージー大佐)アリ・スリマン(ハイサム軍曹)ジェレミー・ピヴェン(デーモン・シュミット米大使館首席公使)ダニー・ヒューストン(ギデオン・ヤング司法長官)リチャード・ジェンキンス(ロバート・グレイスFBI長官)カイル・チャンドラー(フラン)フランシス・フィッシャー(エレイン)
【解説】
4人のFBI捜査官が自爆テロ事件捜査のため、サウジアラビアに乗り込んで行く社会派アクション。FBIのスペシャリストたちがタイムリミットは5日という極限状態の中、地元警察と激しい攻防を繰り広げる。主演はオスカー俳優のジェイミー・フォックス。共演者も『カポーティ』のクリス・クーパーや『エレクトラ』のジェニファー・ガーナーら実力派ぞろい。手持ちカメラを駆使したドキュメンタリータッチの映像は必見。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
父母参観日に出席中のFBI捜査官ロナルド(ジェイミー・フォックス)の元に、サウジアラビアで自爆テロ事件が発生したと知らせが入る。彼は法医学調査官のジャネット(ジェニファー・ガーナー)や、爆発物専門家のグラント(クリス・クーパー)らとともに事件の調査を開始。しかし、FBIの捜査を拒むサウジ政府との交渉は難航し……。(シネマトゥデイ)
【感想】
けっこう、すごい作品だった。
硬派のいい作品だといえるのではないかな?
冒頭から、サウジアラビアのアメリカ人居住区で起きた大規模なテロ事件。
まず、テロリスが警察官に変装して、侵入、銃を乱射して人々に恐怖を与える。
「こっちですよ」と誘導する警官が自爆テロ。
さらにFBIが駆けつけ、現場検証を始めたところに車両が爆発、さらに犠牲者が増えた、と言う最悪の事態。
その様子を犯人たちはインターネットで世界に配信。
仲間を失ったアメリカ本国にいるFBI捜査官たちは、憤りを強くするが、国のトップは「それこそが彼らの狙いだ」と派遣を認めない。
捜査官が敵の手中に落ちることが恐ろしいのだ。
捜査官のロナルド(ジェイミー・フォックス)は、手を尽くして精鋭4人のメンバーとともにサウジアラビアに入国する許可を取る。
☆ネタバレ
サウジではアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)が、世話係としてついてくれる。
始めは反目していた二人だが、やがて、テロリストを憎み、正義を愛するもの同士、捜査にのめり込み、やがて、同じ父親として、人間的な交流も生まれる。
過激派のアジトを急襲し、後一歩でテロリストにたどり着くというところで、帰国命令が下る。
しかし、その車両に爆弾を積んだ車が暴走してきて、仲間のレビット(ジェイソン・ベイトマン)が拉致される。
国が一番怖れていたことが起こったのだ。
敵は、レビットをビデオカメラの前で処刑しようとしていた。
レビット奪還に向かった主人公たち。
過激派の住む町での激しい銃撃戦。
ここが、市街地だなんて信じられないような光景でした。
これは、アクション映画を越えていました。
戦争だー。
無事、レビット奪還に成功するのですが、最終的にみつけた犯人とは…。
老人と、女子供が住む、普通の家庭にテロリストの元締めはいて、ガージーは子供に背後から撃たれて息を引き取りました。
テロリストのおじいちゃんは亡くなる時に孫に耳打ちします。
「心配しないでいい。仲間が奴らを皆殺しにするから」
この言葉は、サウジに向かう時にロナルドがジャネット(ジェニファー・ガーナー)に囁いた言葉と同じでした。
正義とは何か、この作品は深く問いかけていたような気がしました。
報復の連鎖は広がるばかりで、止むということはないのでしょうか?
2007年 アメリカ ピーター・バーグ監督 ジェイミー・フォックス(ロナルド・フルーリー)クリス・クーパー(グラント・サイクス)ジェニファー・ガーナー(ジャネット・メイズ)ジェイソン・ベイトマン(アダム・レビット)アシュラフ・バルフム(アル・ガージー大佐)アリ・スリマン(ハイサム軍曹)ジェレミー・ピヴェン(デーモン・シュミット米大使館首席公使)ダニー・ヒューストン(ギデオン・ヤング司法長官)リチャード・ジェンキンス(ロバート・グレイスFBI長官)カイル・チャンドラー(フラン)フランシス・フィッシャー(エレイン)
【解説】
4人のFBI捜査官が自爆テロ事件捜査のため、サウジアラビアに乗り込んで行く社会派アクション。FBIのスペシャリストたちがタイムリミットは5日という極限状態の中、地元警察と激しい攻防を繰り広げる。主演はオスカー俳優のジェイミー・フォックス。共演者も『カポーティ』のクリス・クーパーや『エレクトラ』のジェニファー・ガーナーら実力派ぞろい。手持ちカメラを駆使したドキュメンタリータッチの映像は必見。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
父母参観日に出席中のFBI捜査官ロナルド(ジェイミー・フォックス)の元に、サウジアラビアで自爆テロ事件が発生したと知らせが入る。彼は法医学調査官のジャネット(ジェニファー・ガーナー)や、爆発物専門家のグラント(クリス・クーパー)らとともに事件の調査を開始。しかし、FBIの捜査を拒むサウジ政府との交渉は難航し……。(シネマトゥデイ)
【感想】
けっこう、すごい作品だった。
硬派のいい作品だといえるのではないかな?
冒頭から、サウジアラビアのアメリカ人居住区で起きた大規模なテロ事件。
まず、テロリスが警察官に変装して、侵入、銃を乱射して人々に恐怖を与える。
「こっちですよ」と誘導する警官が自爆テロ。
さらにFBIが駆けつけ、現場検証を始めたところに車両が爆発、さらに犠牲者が増えた、と言う最悪の事態。
その様子を犯人たちはインターネットで世界に配信。
仲間を失ったアメリカ本国にいるFBI捜査官たちは、憤りを強くするが、国のトップは「それこそが彼らの狙いだ」と派遣を認めない。
捜査官が敵の手中に落ちることが恐ろしいのだ。
捜査官のロナルド(ジェイミー・フォックス)は、手を尽くして精鋭4人のメンバーとともにサウジアラビアに入国する許可を取る。
☆ネタバレ
サウジではアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)が、世話係としてついてくれる。
始めは反目していた二人だが、やがて、テロリストを憎み、正義を愛するもの同士、捜査にのめり込み、やがて、同じ父親として、人間的な交流も生まれる。
過激派のアジトを急襲し、後一歩でテロリストにたどり着くというところで、帰国命令が下る。
しかし、その車両に爆弾を積んだ車が暴走してきて、仲間のレビット(ジェイソン・ベイトマン)が拉致される。
国が一番怖れていたことが起こったのだ。
敵は、レビットをビデオカメラの前で処刑しようとしていた。
レビット奪還に向かった主人公たち。
過激派の住む町での激しい銃撃戦。
ここが、市街地だなんて信じられないような光景でした。
これは、アクション映画を越えていました。
戦争だー。
無事、レビット奪還に成功するのですが、最終的にみつけた犯人とは…。
老人と、女子供が住む、普通の家庭にテロリストの元締めはいて、ガージーは子供に背後から撃たれて息を引き取りました。
テロリストのおじいちゃんは亡くなる時に孫に耳打ちします。
「心配しないでいい。仲間が奴らを皆殺しにするから」
この言葉は、サウジに向かう時にロナルドがジャネット(ジェニファー・ガーナー)に囁いた言葉と同じでした。
正義とは何か、この作品は深く問いかけていたような気がしました。
報復の連鎖は広がるばかりで、止むということはないのでしょうか?