マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

哀しき獣

2012-06-27 17:54:03 | 映画ーDVD

ー哀しき獣ーTHE YELLOW SEA/黄海

2010年 韓国

ナ・ホンジン監督 ハ・ジョンウ(グナム)キム・ユンソク(ミョン)チョ・ソンハ(テウォン)チョン・マンシク(刑事)

 

【解説】

『チェイサー』で注目を集めたナ・ホンジン監督とハ・ジョンウ、キム・ユンソクのコンビが再タッグを組んだフィルム・ノワール。借金返済のため、危険を顧みず韓国に密入国した韓国系中国人が、ある殺人事件に関与したことで味わう奈落の底のような人生をダイナミックに描き切る。どこまでも孤独な男をハ・ジョンウが体当たりで演じ、まるで野犬のような悪の権化をキム・ユンソクが怪演する。怒とうの暴力の奥深くにひそむ人間の悲しいさがや業の深さに、りつぜんとする。

 

【あらすじ】

グナム(ハ・ジョンウ)は、中国延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手としてまじめに働いている。だが、妻を韓国に出稼ぎに出した際に作った借金はかさみ、頼みの綱の妻からの送金も連絡さえもすでに途絶えてしまっていた。そんなとき、彼は地元を牛耳る犬商人のミョン(キム・ユンソク)から借金清算の代償としてある条件を出されて……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ナ・ホンジン監督「チェイサー」

ー私の知り合いでは見た人がいなくて、こんなにエキサイティングな映画は無いと思っている私としてはとても残念なのですが、その監督が、「チェイサー」の主演のハ・ジョンウ、キム・ユンソクを迎えての第2弾。

そういいながらもこの作品、あまりに怖そうで、映画館へ見に行く勇気が持てなかった私ですが、DVDでようやく見ることができました。

想像通り、怖かったですよー。キャー!!

 

「チェイサー」では、異常な犯人役だったハ・ジョンウは、今回は中国の中の朝鮮族自治区で貧しいタクシー運転手のグナムという役。

 

グナムには、妻と幼い娘がいるが、生活が苦しく、妻はソウルへ出稼ぎに行ったが、連絡が途絶え、ソウルに行くために借金したお金の利子が膨れ上がって、毎日やくざ の厳しい取り立てにあっている。

かけ麻雀やっても負けてばかり。

 

「借金は一生返せないぞ」と、グナムに声をかけたのが彼は地元を牛耳る犬商人のミョン(キム・ユンソク)。

「チェイサー」では、刑事崩れで犯人を追いかけるちょっと不細工なおっさんでしたが、今回は得体の知れないモンスターのような男。

 

グナムに持ち込まれた話は、ソウルへ行きある男を殺して死体から親指を切りとって持って帰れというもの。

そうすれば、妻を捜せるし、借金も棒引きにする上に報酬も払う、という。

グナムには選択の余地はなかった。

 

☆ネタバレ

ソウルに入り、目的の男を探し出したグナム。

帰りの舟に間に合わせるためには、10日間しか無い。

その舟に乗らなければ、母親も娘も命が無いと脅されている。

 

目的の男はオリンピックに出場したこともある韓国の英雄、現在は教授だが、実業家の一面も持つお金持ちの男だった。

セキュリティがしっかりしている自分のビルの最上階で住んでいた。

張り込んで、教授の帰る時間や習慣を調べ、襲うシュミレーションもできた。

 

一方で妻を捜す。

妻は、職場を辞めて、違う店で働いているらしい。

突き止めたアパートはもぬけの殻で、荒らされていて、血のりもついていた。

隣の男に聞くと、1時間前まで喧嘩している声が聞こえていたと言う。

 

いよいよ、殺人決行の晩、なんと、二人組が教授を襲い、あろうことか、教授の運転手が教授を殺した。

グナムは、運転手ともみ合いになり、彼を殺し、教授の親指を切り取った。

それを教授の妻に目撃され、警察もやってきて大騒ぎになる。

 

韓国の警察は、実際にはここに描かれているほどドジではないと思いますが、追っ手をかいくぐってグナムは逃げ続けます。

さらに、運転手を刺客として送ったバス会社の社長の手下たちも、警察より先にグナムを亡き者にしようと追いかけてきます。

 

さらに、中国からミョンも乗り込んできて、これでもかこれでもかというくらいの、殴り合い、カーチェイス、血みどろの闘いが繰り広げられます。

 

逃げ続けるグナムもすごいけど、ナタを片手に、ガンガン追いかけてくるミョンが怖い怖い。

 

「自分はどんな事件に巻き込まれたのか」グナムは教授夫人につぶやきます。

この絡まった謎が、最後にはすっと解けるラストですが、あまりのアホらしさに、なんと言うべきか。

グナムは、自分たちの手を汚さないために雇った殺し屋のさらに下請けだったということですが、妻も事件に巻き込まれて死んでしまったと絶望したグナムは、娘に会うこともなく舟の上で死に、黄海に沈められるという最期でした。

 

原題は「黄海」。

グナムが密航して渡ってきた海です。

最近でも、中国、北朝鮮、韓国の間で問題のある地域です。

朝鮮族という人たちがいるということも知りませんでしたが、中国でも最低の生活を強いられ、同じ韓国人なのに差別されているという背景で描かれている作品でした。

だから、よその国の事情という冷めた感情で見ていたのですが、それにしてもタフな男たちでした。

鋭い包丁と斧で殴り合って、血だらけになってもまだ殴り合っていました。

 

この突き抜けた暴力描写が、ナ・ホンジンの本領です。

「チェイサー」とこの作品の2本で、彼は巨匠になったことは間違いないと思いました。

 

手で顔を覆いながら、血みどろのシーンを見ていたのですが、そこにはグナムの純愛と言うテーマが通っているので、邦題通りの「哀しさ」が胸を突きました。

 

希望は、グナムの妻が故郷に帰ってきたと示唆するエンディングの映像でした。

幼い娘は、母と会えたでしょう。

 

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ワン・デイ 23年のラブストーリー

2012-06-27 09:21:04 | 映画ー劇場鑑賞

ーワン・デイ 23年のラブストーリーーONE DAY

2011年 アメリカ 

ロネ・シェルフィグ監督 アン・ハサウェイ(エマ)ジム・スタージェス(デクスター)パトリシア・クラークソン(アリソン)ケン・ストット(スティーヴン)ロモーラ・ガライ(シルヴィ)レイフ・スポール(イアン)

 

【解説】

男女の23年にわたる恋と友情を毎年715日にスポットを当て、ロンドンとパリを舞台に描くロマンチックなラブ・ロマンス。彼への恋心を胸に秘めているまじめなヒロインを『レイチェルの結婚』のアン・ハサウェイが、彼女の親友で自由奔放な男性を、『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスが好演する。監督は、『17歳の肖像』で評価を高めたデンマーク人女性監督ロネ・シェルフィグ。23年もの間に変化していくファッションや音楽、そして感動のラストに魅了される。

 

【あらすじ】

エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)は親友として、23年間一緒に過ごしてきた。愛する気持ちを心に秘めていたエマだったが、ある年の715日にデクスターからほかの女性と結婚することを打ち明けられる。そして、何年にもわたる2人の恋の行方を左右する715日が訪れる。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

男と女が出会ってから23年間の7月15日にしぼって、その関係を描いています。

その手法は実験的だけど、ちょっと散漫になりました。

そこで、衝撃的な事後が起こるんだけど、それはまた唐突で…。

主演の二人、アン・ハサウェイとジム・スタージェスはよかったんだけどなあ。

 

2011年のエマ(アン・ハサウェイ)が自転車で町を走って行くシーンから始まります。

そこから時間を遡って23年前、大学卒業式の日に飲み明かして顔見知り程度だったエマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(ジム・スタージェス)の二人が下宿に転がり込むところから、ふたりの物語が始まりました。

ここで二人はセックスをしないで、親友になることを約束しました。

単にタイミングを逃しただけですが。

 

次の年、エマは、作家を志しながらレストランでアルバイト。

デクスターは、インドへ行くって言っていました。

デクスターは、裕福な家の息子でテレビ局でプロデューサーになることを夢見ています。

 

その次の年もエマはアルバイト、デクスターはテレビの深夜番組の司会をしています。

時代にもてはやされて、だんだん派手になっていくデクスター。

今流行の「チャラ男」そのものです。

それでも二人は親友。

 

ある年は、二人でフランスのリゾートに旅行もします。

エマは、学生時代からデクスターに憧れていたことを告白するけど、デクスターは相変わらずのらりくらり。

 

そのうち、それぞれに恋人ができたり同棲したり。

デクスターの母が亡くなったり、デクスターは仕事を失い、お金持ちの女性と結婚、娘が産まれるけど、妻に浮気をされて離婚。

一方、エマは地道に、教師をしながらも作品を書き続けていました。

そして、そののち作家として一本立ちします。

 

☆ネタバレ

こんなふうに、二人の関係がとりとめなく続き、デクスターは離婚した後、くたびれた格好でパリのエマを訪ねました。

エマは、フランス人のジャズピアニストと付き合っていましたが、デクスターを選び、この時点で二人はようやく結ばれます。

 

そして、結婚。

子供が欲しいと意気込むけど、1年後には成果もなく、落ち込むエマの姿がありました。

 

それが冒頭の2011年、というわけです。

エマに思いがけない不幸が訪れ、最終的にはデクスターが真人間になるという結末ですが、彼が失ったものは大きかったという結論でしょうか?

 

でも、この結論を導き出すための犠牲だとしたら、エマがかわいそう過ぎるわ。

エマの人生に、もう少し幸福感があれば良かったのにと思いました。

 

ダメ男に恋する女性への警鐘?

そんなわけではないでしょうね。

 

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星の旅人たち

2012-06-26 10:14:52 | 映画ー劇場鑑賞

ー星の旅人たちーTHE WAY

2010年 アメリカ/スペイン

エミリオ・エステヴェス監督・脚本 マーティン・シーン(トム)エミリオ・エステヴェス(ダニエル)デボラ・カーラ・アンガー(サラ)ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(ヨスト)ジェームズ・ネスビット(ジャック)

 

【解説】

『ボビー』などで監督としても活躍する、エミリオ・エステヴェスによるヒューマン・ドラマ。スペイン北部のキリスト教巡礼地を回れずに急死した息子の遺志を継ぎ、彼の代わりに旅をする父親の姿を温かなタッチで見つめていく。エステヴェス監督の実父である『地獄の黙示録』などの名優マーティン・シーンが、旅を通じて溝が生じていた息子への思いをかみしめる主人公を好演。舞台となる、スペイン北部ガリシア地方の美しくも牧歌的な風景にも心を奪われてしまう。

 

【あらすじ】

息子のダニエル(エミリオ・エステヴェス)が、ピレネー山脈で嵐に遭遇して死んだと知らされたトム(マーティン・シーン)。キリスト教巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラを巡る旅を果たせなかった息子をとむらい、彼が何を考え巡礼に臨んだのかを知ろうとトムは決意。ダニエルの遺品と遺灰を背負い、800キロメートルの道を歩く旅に出る。その途中、夫のDVに苦しんだサラ(デボラ・カーラ・アンガー)や不調に陥った旅行ライターのジャック(ジェームズ・ネスビット)と出会い……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「旅倶楽部コマ通信」の小松さんがお薦めしてくださった「星の旅人たち」を見てきました。

これは、以前に見たコリーヌ・セロー監督のフランス映画「サン・ジャックへの道」と同じ、キリスト教の聖地、スペインのサンティアゴへの巡礼がテーマです。

 

今回は、スペインにルーツを持つアメリカ人のエミリオ・エステヴェスが脚本・監督をし、実の父のマーティン・シーンを主役に据えての作品です。

全然違うおもむきの作品に出来上がっていますが、心にしみるテーマは同じでした。

 

トム(マーティン・シーン)はカリフォルニアで眼科医院を営む裕福な医者。

オフには、友達とゴルフに興じる。

 

そんなトムにも悩みがあった。

妻を亡くしてから、一人息子のダニエル(エミリオ・エステヴェス)と疎遠になったこと。

ダニエルは優秀な研究者だったが、突然ドロップアウトして世界中を旅していた。

携帯も持たず

 

ある日、ゴルフを楽しんでいるトムのもとに、フランスの警察からダニエルの事故死の一報が入った。

すぐに現場に駆けつけるトム。

そこには、まぎれもないダニエルの遺体が!!

 

ダニエルはサンチャゴへの巡礼に向かった第一日目に、嵐に遭遇して亡くなったと言う。

遺されたバックパックを前に茫然とするトム。

 

ダニエルを火葬して、そ遺灰を持ち、ダニエルのバックパックを背負って巡礼の道を歩き出した。

サンティアゴまで800キロ。

 

☆ネタバレ

旅の途中で知り合ったヨスト(ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン)はデンマーク人でダイエットのため。

カナダ人のサラ(デボラ・カーラ・アンガー)は禁煙のため。

スランプに陥って書けなくなったライターのジャック(ジェームズ・ネスビット)は、巡礼者を取材して記事を書くために歩いていた。

この4人が、なんとなく一緒に歩くこととなって、トムの心境も変化して行く様子が綴られて行くロードムービーです。

 

サンティアゴまでの道のりは、自分と息子の関係をもう一度見直し、息子の死を受け入れるための大切な時間でした。

 

心に残った言葉は、「宗教と信仰の厚さは違う」と言うことでした。

妄信的に宗教を信じることより、人生や命の重さを思うことが信仰なんだと言っている気がしました。

人が人を想うことの大切さ。

それが、自分の心も癒し、亡くなった愛する人の人生も豊かなものにするのではないかなあ。

巡礼の道の厳しさは、それを思い続けることを自分に課す試練なのではないかなあ、などと、考えながら見ていました。

 

本当に心の底にある苦しみを、簡単に言葉にはできません。

でも、自分に問いながら歩き続けることで、答えも見つかるのではないでしょうか。

答えは、必ず自分の中にあるのですから。

 

途中、世界遺産の遺物がたくさん出てきます。

ガイドムービーとしてもいいのではないでしょうか?

音楽も、心情に添った歌詞が使われて、とてもいいです。

 

エミリオがときどき、画面の中に表れるのですが、父親を見ながらひっそりとたたずんで微笑んでいます。

やはり親子だなあ、ってすごく温かいものを感じました。

 

この作品のよさは、エミリオの脚本がいいというのは当然ですが、彼の父親思いがさらによい雰囲気を醸し出したことにもあると思いました。

 

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スノーホワイト

2012-06-22 10:57:24 | 映画ー劇場鑑賞

ースノーホワイトーSNOW WHITE AND THE HUNTSMAN

2010年 アメリカ

ルパート・サンダーズ監督 クリステン・スチュワート(スノーホワイト)シャーリーズ・セロン(ラヴェンナ女王)クリス・ヘムズワース(エリック)サム・クラフリン(ウィリアム王子)

 

【解説】

世界中で愛されているグリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジした、白雪姫と女王が死闘を繰り広げるアドベンチャー。戦術とサバイバル術を身に付けた白雪姫ことスノーホワイトには『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートがふんし、『モンスター』のシャーリーズ・セロン、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。メガホンを取るのはCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。オリジナリティーを加えたストーリーはもちろん、白雪姫の斬新なイメージを演出するスタイリッシュな映像やファッションも要チェックだ。

 

【あらすじ】

とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「赤ずきん」(2011年キャサリン・ハードウィック監督アマンダ・セイフライド主演)と同じ路線です。

グリム童話をリアルに描く。

時もヨーロッパの中世なので、暗く冷たく、豪華さやきれいさはありません。

 

黒い森が実に怖い。

 

ポイントはスノーホワイト(クリステン・スチュワート)とラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)の美女対決なんだけど、そこがもっとも弱い感じがしました。

 

クリステンは、「トワイライト」シリーズのヒロインで、アメリカ雑誌「Forbes」で「ここ1年で最も稼いだ女優No.1」になりました。

若干22歳の快挙です。

 

でも、私にはそんなに美人に思えませんでした。

それをいうなら、シャーリーズの圧巻の美。

少々皺が入ったくらいでは、その美貌は衰えないと思うほどでした。

しかも、目力、貫禄、威圧感、なにをとっても女王様。

それに比べて、スノーホワイトはいつも泥に汚れていて、服もぼろぼろ。

お世辞にも美しいとは言えません。

心が美しいので、ツバメに導かれ、トロールまで危害を与えないということなのでしょうが、そこまでの純真さを感じることができませんでした。

 

「鏡よ、鏡よ、鏡さん、あなた間違っているよ」と言いたいくらい。

最後の甲冑姿のスノーホワイトは凛々しかったけど、世の中を制圧できるほどの美しさという表現は難しいと思いました。

美しさが力を持つとはどういうことだろうと、私には最後まで謎でした。

 

もう一つの難点、イケメン対決。

「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」で、フィリップ役で登場していたサム・クラフリンがウィリアム王子役で、スノーホワイトの恋人となる本命だと思っていましたが、ライバルがいました。

ウィリアム王子

「マイティー・ソー」で主人公ソーを勤めたクリス・ヘムワースです。

原題では、「SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN」とあるように、スノーホワイトを助ける狩人役です。

狩人のエリックが、ソーのイメージと同じ。

長い髪を結わえて、まさかりを振り回していました。

エリック

 

いかんせん、ウィリアム王子が弱過ぎました。

白雪姫を愛のキスで甦らせることはできませんでしたねー。

残念!!

私は古い人間なので、王子様が姫を助けなきゃ、と思ったんだけど。

 

強過ぎる女王と白雪姫の対決、それを助けられない騎士やヒーロー。

ちょっと説得力がなかった対決となりました。

 

シャーリーズの魔女が怖くてきれいすぎました。

それに尽きてしまったこの作品。

七人の小人も、個性がよく似ていて、それぞれの味が出しきれなかった感じでした。

 
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リメンバー・ミー

2012-06-22 09:51:58 | 映画ーDVD

ーリメンバー・ミーーREMEMBER ME

2010年 アメリカ

アレン・コールター監督 ロバート・パティンソン(タイラー・ホーキンス)エミリー・デ・レイヴィン(アリー・クレイグ)クリス・クーパー(クレイグ警部)レナ・オリン(ダイアン・ホーキンス)テイト・エリントン(エイダン)ピアース・ブロスナン(チャールズ・ホーキンス)

 

【解説】

ニューヨークを舞台に、兄の死や父親との深い溝のために厭世的になっている青年を主人公に、恋愛や家族とのきずな、喪失と再生を感動的に描くヒューマン・ドラマ。『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソンが陰のある青年を熱演するほか、ピアース・ブロスナンやクリス・クーパーなど演技派俳優が共演。監督は、『ハリウッドランド』のアレン・コールター。若者が抱える孤独感や葛藤(かっとう)、さらには衝撃のラストに胸が熱くなる。

 

【あらすじ】

2001年、ニューヨーク。NYUの聴講生タイラー(ロバート・パティンソン)は6年前に兄を失った喪失感から抜け出せず、家族を顧みない父(ピアース・ブロスナン)に反発していた。ある日、ひょんなことから言葉を交わしたアリー(エミリー・デ・レイヴィン)と親しくなったタイラー。家族のことで傷ついた過去を持つ2人は、強烈に惹(ひ)かれ合っていくが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ただのラブストーリーにしては、なんかもたもたしているなあ、と思っていたら、こういうこと…。

アメリカの人たちが、まだまだ傷ついた心が癒しきれないんだなあ、と思える作品でした。

 

この感想は書きにくいです。

 

ニューヨークの地下鉄で強盗に襲われ、幼いときに母を亡くしたアリー(エミリー・デ・レイヴィン)。

自分自身も現場にいて、その恐怖がトラウマとなり、大学生になっても地下鉄に乗れない。

父(クリス・クーパー)は警察官だったのに、妻を守れなかったということが、彼の心の傷になっていて、娘を過剰に心配する父親になっていた。

 

タイラー(ロバート・パティンソン)は、弁護士の父(ピアース・ブロスナン)に反抗するように、友達の家に転がり込んでアルバイトをしながら大学の聴講生になっている。

兄が自殺する現場を見て、父の冷静な態度に腹を立てていた。

両親は離婚し、母には恋人がいた。

幼い妹だけが彼の心を癒してくれた。

 

その妹も芸術の才能がありながら、学校ではいじめにあっていた。

タイラーは父親の愛が足りないからだとさらに憤っていた。

 

☆ネタバレ

酒場のいざこざで、タイラーは暴力事件を起こし、クレイグ警部に逮捕された。

すぐに父親の力添えで釈放になったが、そのことさえも気に入らない。

大学にクレイグ警部の娘が通っていることがわかり、いたずら気分で声をかける。

それがアリーだった。

 

二人は恋に落ちるが、クレイグ警部は過干渉し、アリーは家出してタイラーの元に。

しかし、タイラーがクレイグ警部への仕返しに自分に近づいたことを知ったアリーは…。

 

その後は、アリーとの和解、父との若いが描かれるのですが、すべてはその日に集約されて行きます。

そのためにこの物語を語っていたのか!!

そして、このタイトル「リメンバー・ミー」。

 

たしかに、いろんなドラマを抱いて、人は災難に巻き込まれて行くものです。

運命とは、過酷だ!!

 

辛い幕切れでした。

 

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ミッション:8ミニッツ

2012-06-13 10:22:42 | 映画ーDVD

ーミッション:8ミニッツーSOURCE CODE

ダンカン・ジョーンズ監督 ジェイク・ギレンホール(コルター・スティーヴンス大尉)ミシェル・モナハン(クリスティーナ・ウォーレン)ヴェラ・ファーミガ(コリーン・グッドウィン大尉)ジェフリー・ライト(ラトレッジ博士)

 

【解説】

『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作となるSFサスペンス。列車爆破事故の犯人を見つけるべく、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描く。困難なミッションを課せられた主人公を、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが熱演。巧妙に練り上げられたプロットと先の読めないストーリー展開に引き込まれる。

 

【あらすじ】

シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート、スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)が選ばれる。事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

邦題がうさんくさい感じなので、劇場には足を運びませんでしたが、DVDで見たらすごく面白い。

DVDだと、伏線やわからないところを繰り返し見たり、監督や脚本家の解説もついているので、こっちの方も面白いです。負け惜しみに聞こえるかもしれないけど

 

この話はタイムスリップではなく、亡くなった人の、亡くなる前の8分間の記憶に潜り込むと言うもの。

8分前のシチュエーションは同じでも、彼が違う行動をとれば、違うことが起きる。

それで、列車爆破犯を突き止め、犯人が起こすと予告してきた次のテロを未然に防ごうというもの。

 

その事実がわかるまで、見ている人も主人公のスティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)も時間がかかります。

それで何度も同じシーンに逆戻りするんだけど、見せ方にも工夫があって、飽きさせません。

考えてみれば、何度も爆発が起き、何度もスティーブンスも乗客も死ぬということですが、ショックなのは最初の2回ぐらいです。

 

伏線があちこちに張り巡らせてあり、一度見終わってから、もう一度見ると、違う映画のように感じました。

すごいです。

 

そして最後はパラレルワールドを、実に違和感なく描き切りました。

そして、ラブストーリーに昇華して、スティーブンが教師ショーンとして新しい人生を生きるというステキなラストでした。

クリスティーナ役のミッシェル・モナハンも素敵。

疑似恋愛のような感覚になるグッドウィン大尉のヴェラ・ファーミガもよかった。

そして、ジェイクはうまい!!

 

この監督、「月に囚われた男」の監督だったのですね。

この作品も、たぶんそんなにお金をかけずに作ったと思われますが、前作よりはずっと豪華でした。

ストーリーを作るのがうまいのですね。

 

デヴィッド・ボウイの息子ですが、そういわれるのはイヤでしょうね。

十分にその実力を示した作品でした。

 

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パーフェクト・センス

2012-06-13 09:47:35 | 映画ーDVD

ーパーフェクト・センスーPERFECT SENSE

2011年 イギリス

デヴィッド・マッケンジー監督 ユアン・マクレガー(マイケル)エヴァ・グリーン(スーザン)ユエン・ブレムナー(ジェームズ)スティーヴン・ディレイン(スティーブン)コニー・ニールセン(ジェニー)

 

【解説】

人間に備わる五感を奪う謎の感染症がまん延し、人類存亡の危機に陥った世界を舞台に、危機的な状況下で巡り合った男女の恋の行方を描く恋愛ドラマ。主演は『ムーラン・ルージュ』などイギリスきっての実力派俳優ユアン・マクレガー、彼と恋に落ちる科学者に『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーンがふんする。監督は、『猟人日記』でもユアンを主演に迎えたデヴィッド・マッケンジー。世界を舞台にした壮大なストーリーと、愛の意味を問う人間ドラマを融合させた斬新な映像世界が異彩を放つ。

 

【あらすじ】

“SOS”と命名された原因不明の奇病が世界中で爆発的にまん延し、感染者たちは嗅覚や味覚、聴覚などの五感を次々と喪失し、人類は存亡の危機にひんしていた。そんな状況の中で出会ったシェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン(エヴァ・グリーン)は、謎の病に侵されたまさにその瞬間、互いに惹(ひ)かれ合う。しかし、謎の病の前に人類はなすすべもなく世界は終局を迎えようとしていた……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

パンデミックを扱った作品が最近増えていますが、ちょっと食傷気味です。

この映画もそういう感じで敬遠していました。

「ブラインドネス」みたいかなあ。

 

でも、感覚を失う様子が面白かったです。

急に悲しみに襲われ、失ったものを思い出し悲嘆にくれていると、臭覚を失ったことに気づく。

急に飢餓に襲われ、手当り次第にむさぼり食べていると味覚を失う。

急に怒りがこみ上げ、手が付けられないほど暴力的になっていると、聴覚を失う。

急に人恋しさが募り、身近な人のぬくものを求めていると視覚を失う。

 

感情と五感。

なにか関係あるかもしれませんね。

 

あくまで個人、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン(エヴァ・グリーン)にこだわって、このパンデミックを表現したところが、賛否の分かれるところでしょうが、私は面白いと思いました。

 

感染症から離れて、大人の寓話と見れば、象徴的だなあと思いました。

二人の相性も良かったし、絶望的な世界を描きつつも救いがありました。

 

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ジェーン・エア

2012-06-08 10:58:06 | 映画ー劇場鑑賞

ージェーン・エアーJANE EYRE

2011年 イギリス/アメリカ

キャリー・ジョージ・フクナガ監督 シャーロット・ブロンテ原作 ミア・ワシコウスカ(ジェーン・エア)マイケル・ファスベンダー(エドワード・フェアファックス・ロチェスター)ジェイミー・ベル(セント・ジョン・リバース)ジュディ・デンチ(フェアファックス夫人)

 

【解説】

19世紀に活躍した女流作家、シャーロット・ブロンテの代表作を映画化したドラマ。過酷な運命にさらされながらも、持ち前の知性と慈愛に満ちた精神でたくましく生き抜いていく女性の姿を、繊細なタッチで紡いでいく。『アリス・イン・ワンダーランド』で注目されたミア・ワシコウスカが、不幸な境遇をものともせぬ力強いヒロインを好演している。『SHAME -シェイム-』のマイケル・ファスべンダー、『恋におちたシェイクスピア』のジュディ・デンチら、若手実力派やベテランをそろえた共演陣も見ものだ。監督は『闇の列車、光の旅』の新鋭、キャリー・ジョージ・フクナガ。

 

【あらすじ】

早くして両親を失い、孤児院でつらい思いをしながら育ったジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)。家庭教師の免許を獲得した彼女は、ソーンフィールド邸に住み込みながら働くことになる。孤児院時代とは打って変わった充足した日々を送っていた彼女は、それまで不在であったソーンフィールド邸の主人ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)と出会う。どこか暗くて冷たい雰囲気に包まれた彼と徐々に心を通わせるようになり、恋に落ちてしまうジェーン。しかし、ロチェスターが抱えていた恐ろしい秘密を知ってしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

中学生のときにエミリ・ブロンテ作の「嵐が丘」にはまった私。

それで、ブロンテ姉妹を知り、お姉さんのシャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」も読みましたが、地味で暗い話と思いました。

 

この作品は、予告編で気に入って、楽しみにしていました。

 

冒頭、ジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)が屋敷から逃げて、荒野を彷徨い、牧師館にたどり着いてそこで保護されます。

牧師館にいたのは、牧師、セント・ジョン・リバース(ジェイミー・ベル)とその妹二人。

 

この風景は、まさに「嵐が丘」の舞台となったヒースの茂る荒れ野そのものだと思って、嬉しくなりました。

そして、この牧師館こそ、ブロンテ姉妹の生まれ育った環境そのものでしょう。

 

そして、物語はジェーンの記憶の断片として語られ、時系列が前後しますが、そんなにわかりにくくはありません。

原作は長編でしかも名作なので、そんなに詳しくストーリーを説明する必要もないと思いました。

 

「ジェーン・エア」のエピソードは、私の世代なら、いろんな形で見てきているのではないかな?

少女時代の話を見て、昔、少女マンガで読んだことを思い出しました。

ヒッチコック監督の映画「レベッカ」なんかも、ちょっと「ジェーン・エア」のエピソードを彷彿とさせます。

最近では、松たか子主演で舞台にもなっていました。

 

孤児となり、たったひとりの身寄りの伯母からも疎まれ、孤児院に入れられたジェーンは、そこで心のきれいなヘレンと出会います。

でも、ヘレンは重い病気にかかり、誰にも顧みられず死んでしまいます。

 

そこから、ジェーンは運命を受け入れ、しっかり勉強して成人し、ソーンフィールド邸へ家庭教師として雇われたのです。

たぶん20歳前後の若さでしょう。

 

ソーンフィールド邸の主、エドワード・フェアファックス・ロチェスター(マイケル・ファスペンダー)氏。

ジェーンから見れば、年長で気難しく感じますが、ジェーンは持ち前の聡明さで自分らしさを発揮します。

 

夜中に物音に気づいたジェーンは、起き出して物音を探しに広いお屋敷の中を歩いて行くと、ある部屋から煙が。

そこは、ロチェスターの寝室で、炎が上がっていました。

あやうく難を逃れたロチェスターはジェーンに感謝しつつも、このことは他言無用とと釘を刺します。

 

☆ネタバレ

ロチェスターは、屋敷に友達や恋人らしき人を招きました。

ジェーンは居心地が悪い。

ロチェスターが恋人と結婚すると勘違いしたジェーンは、この屋敷を出て行くことを決心しました。

ところが、ロチェスターはジェーンに求婚。

ジェーンは承諾し、晴れの結婚式の日を迎えたのですが、ロチェスターには結婚できない理由がありました。

 

このあとは、公開したばかりなのでやめておきます。

 

ロチェスターのような強面の紳士が、ジェーンのような小娘に愛を告白するシーン、不覚にも泣いてしまいました。

ロチェスターの人生も、ジェーンの人生も、本当に辛いことばかり。

それでもジェーンには若さという武器がありましたが、ロチェスターには希望さえなかったのです。

あるのはただ後悔と悲しみ。

 

ジェーンは絶望して屋敷を飛び出すけれど(冒頭のシーン)、牧師に助けられ、第2の人生を始めようとします。

でも、第3の人生への選択を迫られたとき、自分の心に従います。

そうすると、道は開けた。

たくさんの犠牲は払ったものの、一番欲しいものは手に入れたという感じです。

 

世界中の誰もが知ってている古典的な話ですが、よく作られていたと思いました。

愛についてのお話は、永久に不滅ですね。

 

19世紀のイギリスの孤児の哀れさ、女性の生き方の難しさ、その中で、自分を失わず努力精進したジェーンの心の強さに、感動しました。

 

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MY HOUSE

2012-06-06 17:01:22 | 映画ー劇場鑑賞

MY HOUSE

2012年 日本

監督=堤幸彦 キャスト=いとうたかお 石田えり 村田勘 佃典彦 佃明彦 多田木亮佑 板尾創路 木村多江

 

【解説】

20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦が監督を務め、坂口恭平の「TOKYO 0円ハウス 0円生活」「隅田川のエジソン」を基に描く衝撃の人間ドラマ。大都会で自由に生きるホームレスの人々と、エリート予備群の中学生とその極度に潔癖性の母親らの姿を対比させつつモノクロームの映像で描き出す。主人公にふんするのは、これまでに6枚のソロアルバムをリリースしているシンガーソングライターのいとうたかお。そのほか石田えりや板尾創路らが豪華共演を果たした問題作が突きつける現実の重みに心が揺らぐ。

 

【あらすじ】

鈴本さん(いとうたかお)と相棒のスミちゃん(石田えり)は、都会の公園の一角に組み立て式の家を建てて暮らしている。鈴本さんは自転車で収拾して回ったアルミ缶を現金に換え、生活に必要なものはすべて廃品で賄っていた。一方、成績優秀な中学生ショータ(村田勘)は、ほぼ0円で日々を過ごす彼らとは正反対の毎日を送っており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

いとうたかおさんを昔から知っています。

みんなからペケって呼ばれています。

めちゃくちゃかっこいい風貌なのに、ギター1本で暗い歌を歌っていらっしゃる。

自分のスタイルにこだわり、自分のスタイルを貫いている人。

フォークシンガーとしてはね。

素顔は、お茶目なたかおさんです。

 

そのたかおさんが映画の主演と聞き、びっくりして見に行きました。

 

ストーリーはほとんどありません。

ホームレスで空き缶を集めて公園で暮している鈴本さん(いとうたかお)と相棒のスミちゃん(石田えり)の生活。

一方で描かれるのが、エリート医師の妻(木村多江)。

ほとんどずっと掃除しています。

その長男で中学生のショータ(村田勘)は、エリートを目指してストイックに勉強中です。

 

この人たちで、なにがわかるのか?

ちょっと、典型的と言うか、ありふれているというか、一面的だなあ。

ホームレスが理想で、エリート医師の家庭が不幸ということもないでしょう。

鈴木さんと妻の間にどんな交流があったのか、語られなかったしね。

 

鈴木さんが、ラブホテルの社長(板尾創路)に、営業しているシーンはよかったなあ。

リアルでした。

 

でも、起こる事件もありがちというか、やっぱりーという感じでした。

 

せっかくたかおさんを起用して、たかおさんが生きていない気がしました。

彼には、肉体労働の人たちを歌ったいい曲もあるのですよ。

挿入歌としても、ちょっと使ってみようとは、思わなかったのかなあ。

石田えりが歌うより、良かったと思うけど。

 

♪明日の朝の一番列車で~♪

スミちゃんを抱きしめているときに、ちらっと歌ってもいい感じだったのになあ。

 

でも、とてもスクリーン映えしていたから、これから映画人となっていかれるかも…!!

ポスターも彼の顔のアップだもの。

 

コメント (5)
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ミッドナイト・イン・パリ

2012-06-06 16:34:54 | 映画ー劇場鑑賞

ーミッドナイト・イン・パリーMIDNIGHT IN PARIS

2011年 フランス/アメリカ

ウディ・アレン脚本・監督 キャシー・ベイツ(ガートルード・スタイン)エイドリアン・ブロディ(サルバドール・ダリ)カーラ・ブルーニ(美術館ガイド)マリオン・コティヤール(アドリアナ)レイチェル・マクアダムス(イネズ)マイケル・シーン(ポール)オーウェン・ウィルソン(ギル)ニーナ・アリアンダ(キャロル)カート・フラー(ジョン)トム・ヒドルストン(F・スコット・フィッツジェラルド)ミミ・ケネディ(ヘレン)アリソン・ピル(ゼルダ・フィッツジェラルド)レア・セドゥー(ガブリエル)コリー・ストール(アーネスト・ヘミングウェイ)

 

【解説】

『アニー・ホール』『ハンナとその姉妹』などのウディ・アレン監督が、パリを舞台に撮り上げた幻想的なラブコメディー。1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし、自分が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々をつづる。社交性に欠ける主人公を、『ダージリン急行』のオーウェン・ウィルソンが熱演。彼の婚約者を、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスが好演する。第84回アカデミー賞作品賞ノミネートのしゃれた物語に酔いしれる。

 

【あらすじ】

ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

いいなあ。

冒頭から、パリづくし。

それも古き良きパリばかり。

 

10数年前に訪れました。

でも、昨日のことのように思い出します。

やはり、パリは憧れの都、忘れじの都です。

 

カリフォルニアからやってきた、パリかぶれの男ギル(オーウェン・ウィルソン)。

いまでは、ハリウッドではちっとは名のしれた脚本家だけど、夢はパリ在住の作家。

超現実派の恋人、イネズ(レイチェル・マクアダムス)や彼女の富豪の両親にとってはただの戯言です。

ギルとイネス、モネの睡蓮の池で。

 

パリの名所を観光するうちにギルの思いはどんどん膨れ上がってとうとう溢れ出してしまったんですね。

道に迷い、路上でうずくまっていると、午前0時の鐘の音が聞こえ、ギルの前に旧式のプジョーがすっと停まりました。

シャンペンを飲みながらご機嫌な若者たちとともに乗り込む。

ついたところはあるバー。

懐かしいジャズの調べ…、誰が歌っているかと聞けば、「コール・ポーター」だという。

しかも答えた夫婦はゼルダ&スコット・フィッツジェラルド!?

パーティーの主催はジャン・コクトー!!

 

さらに二人に連れて行かれたバーには、敬愛して止まないヘミングウェイが!!

もう、信じるしかないね。

 

ギルは毎夜毎夜、真夜中のパリを彷徨い、いろんな有名人に会う。

ピカソ、T.S.エリオット、ダリ、ルイス・ブニュエル…

ダリ(エイドリアン・ブロディ)

しかも、ギルはガートルード・スタイン女史(キャシー・ベイツ)に自分の小説を批評してもらうことに。

そして、心奪われる美女、アドリアナ(マリオン・コティヤール)に会った。

マリオンはパリが似合っていました。

 

さらにアドリアナと一緒に馬車で連れて行かれたところは、ベルエポックのパリ。

そこには、ロートレック、ゴーギャン、ドガまでが!!

 

これは、ウディ・アレン監督の夢の中ですね。

オーウェンが、アレン監督その人に見えてくる。

憧れの人に会って、子供のようにはしゃく様子、うらやましい感じさえします。

 

自分の人生がまやかしに見え、夢の中の世界で永遠に生きたいと思うけど、それもまやかしだということに気が付くギル。

夢から覚めて、改めて見直したパリは、やはり素晴らしい。

ようやく、ギルも自分の生き方が見えてきたようですね。

新しい出会いもあって、めでたし、めでたし。

大人のおとぎ話のような作品でした。

 

カメオ出演で、カーラ・ブルーニ(サルコジ元大統領夫人)が!!

さりげなくても、お美しい!!

 
コメント (2)
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