マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

コードネームU.N.C.L.

2015-11-27 10:24:03 | 映画ー劇場鑑賞

ーコードネームU.N.C.L.THE MAN FROM U.N.C.L.E.

2015年 イギリス 116

監督=ガイ・リッチー キャスト=ヘンリー・カヴィル (ナポレオン・ソロ)アーミー・ハマー (イリヤ・クリヤキン)アリシア・ヴィカンダー (ギャビー・テラー)エリザベス・デビッキ (ヴィクトリア)

 

【解説】

1960年代の人気テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、『スナッチ』などのガイ・リッチー監督が新たな視点で映画化。東西冷戦下、CIAKGBのエージェントが協力し合い世界規模のテロ事件を阻止すべく奮闘する。プレーボーイのソロと堅物クリヤキンという水と油のスパイコンビを、『マン・オブ・スティール』などのヘンリー・カヴィルと、『ローン・レンジャー』などのアーミー・ハマーが熱演。そのほか『アンナ・カレーニナ』などのアリシア・ヴィキャンデル、ヒュー・グラントらが脇を固める。

 

【あらすじ】

東西冷戦の最中の1960年代前半。CIAエージェントのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)とKGBエージェントのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)は核兵器拡散をたくらむ謎多き国際犯罪組織を制圧するために、長年の政治的対立を超えて手を組むことに。思考や方法論も真逆の二人は、組織につながる手掛かりである行方をくらました科学者の娘を守り、核兵器の大量生産を阻止すべく奔走する。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「ナポレオン・ソロ」とか「イリヤ・クリヤキン」とか名前を聞くだけでわくわくどきどきしてしまう。

だって少女の頃、あんなに楽しみに見ていたTVドラマだもん。

 

なので、主人公たちがハンサムすぎるだけで「イメージと違う」と言ってしまいそうになるけど、そこを置いておくと、なかなか軽妙なおしゃれなスパイ映画でした。

 

キーマンとなるアリシア・ヴィカンダーがとてもチャーミング。

おしゃれなファッションがぞくぞく登場です。

 

微妙な三角関係だし、びっくりするほどの裏切りもするし。

ほんと、ソロが死んだらどうするのよ!とひやひやしたけどね。

 

一番文句を言いたいのが邦題。

「アンクルから来た男」あるいは原題通り「THE MAN FROM U.N.C.L.E.」でOKでしょ?

なにゆえ、コードネームなんて。

ダサ過ぎるわ。

 

シリーズ化されるのでしょうね。

今から始まる、という終わり方だったものね。

このチームのメンバーになじんできたら、もっとわくわくできるかも!!

 


天才スピヴェット

2015-11-27 10:15:24 | 映画ーDVD

ー天才スピヴェットーTHE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET/L'EXTRAVAGANT VOYAGE DU JEUNE ET PRODIGIEUX T.S. SPIVET

2013年 フランス/カナダ 105

監督=ジャン=ピエール・ジュネ 原作=ライフ・ラーセン キャスト=カイル・キャトレット (T・S・スピヴェット)ヘレナ・ボナム=カーター (クレア博士)ジュディ・デイヴィス (G・H・ジブセン)カラム・キース・レニー (テカムセ・E・スピヴェット)

 

【解説】

『アメリ』『ロング・エンゲージメント』などのジャン=ピエール・ジュネが、ライフ・ラーセンの小説「TS・スピヴェット君傑作集」を実写化したアドベンチャー。発明家を対象とした権威ある学術賞に輝いた10歳の天才少年が、授賞式出席のためにモンタナからワシントンへと向かう中で体験する冒険を映す。『英国王のスピーチ』などのヘレナ・ボナム=カーターをはじめ、ロバート・メイレット、ジュディ・デイヴィスらが出演。主人公である少年の創造力や発想力を具現化した、ジュネ監督ならではのビジュアルにも目を奪われる。

 

【あらすじ】

天才だが、それゆえに周囲との溝を感じる10歳の少年TS・スピヴェット(カイル・キャトレット)。そんな彼にスミソニアン学術協会から、最も優れた発明家に授けられるベアード賞受賞を知らせる電話が。授賞式に出席するため、彼はたった1人で家のあるモンタナからワシントンへ旅立つことに。さまざまな出来事や人々と出会いながら、カウボーイの父親、昆虫博士の母親、アイドルを目指している姉、事故によってこの世を去った弟へ思いをはせるスピヴェット。やがて彼はワシントンに到着し、授賞式に臨む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「アメリ」「ロングエンゲージメント」のジャン=ピエール・ジュネ監督。

いつもは皮肉っぽい作風ですが、これはとってもハートウォーミングな作品でしたよ。

 

アメリカの片田舎モンタナ州に住む天才少年TS・スピヴェット(カイル・キャトレット)。

お父さんは100年くらい遅く生まれたんじゃないかというくらい時代遅れのカウボーイ(カラム・キース・レニー)。

お母さんは、世情に疎い昆虫博士のクレア博士(ヘレナ・ボナム・カーター)。

お姉さんのグレーシーはアメリカンアイドルを夢見ている(ニーアム・ウィルソン)。

双子の弟レイトン(ジェイコブ・デイヴィーズ)は、お父さんお気に入りで肉体派カウボーイになるはずだった。

 

「だった」というのも、レイトンは銃の暴発で死んでしまったから。

レイトンを分身のように愛し、尊敬していたT.Sの心の傷は計り知れない。

T.Sは自分がいくら頭が良くても、それが自己肯定とは思えない。

むしろコンプレックスになっていた。

でも、両親も、姉も、深く傷ついていて、自分のことで精一杯だった。

 

天才T.Sは、スミソニアン博物館に送った発明品の「永久磁気車輪」に賞が送られることになったと、副館長のジプセン女史(ジュディ・デイヴィス)からの電話を受ける。

ジプセンはT.Sの父親が研究者だと勘違い。

授賞式に招待した。

 

T.Sは家族に内緒で、アメリカ大陸を横断してワシントンD.Cに行くことを決心した。

 

☆ネタバレ

見所は、T.Sが小さい体に大きな旅行鞄を持って、貨物列車に乗り込み大陸を横断するところ。

鉄道の保安員から逃げたり、古い貨物列車に乗っていた浮浪者と出会ったり、ホットドッグ屋のおばさんや、ヒッチハイクしたおじさんから親切にしてもらったり、おまわりさんに追いかけられたり楽しいエピソードも満載ですが、亡くなったレイトンとの心の交流がせつない。

母親の日記も持ち出して、家族を思いながらの孤独なロードムービーです。

 

クライマックスではスミソニアンでの授賞式で行ったT.Sのスピーチ。

とうとう、心の傷、レイトンの事故について語り始めます。

T.Sの懺悔の告白。

こんな小さい子が…涙、涙。

 

一躍有名人になったT.S。

テレビの生放送に母のクレア博士が登場し、レイトンの事故にT.Sは責任がないと断言し、銃社会と銃を持たせた父親の教育方針を批判します。

ここが、監督の一番言いたかったところでしょう。

 

二人は抱き合い、スタジオを後にします。

カメラにつきまとわれながら、テレビ局を出ようとする二人を、父が迎えにきました。

父と母は仲直りできるでしょうか?

 

口では父に批判的な母ですが、そのお腹には赤ちゃんが。

この一家、変わり者ばかりですが、いい家族なんですよねえ。

悲劇に見舞われましたが、レイトンの面影を胸に生きて行くのでしょうね。

 

全編を通じて、緻密なイラストが出てきますが、これは原作者のライフ・ラーセンの挿絵を使っているそうです。

とっても魅力的なイラストです。

 

越冬するすずめが、いろんな樹に庇護を求めるが断られ、針葉樹の松だけが守ってくれたと言う寓話を、浮浪者のおじいさんから聞いたT.S。

「自分の松」がきっと見つかるよ、と、T.Sは出会った人たちを励まします。

自分はとても傷ついているのに、すごい天才で、すごく心優しいT.S。

T.Sに出会えて、私もとても幸せな気持になりました。

 

お薦めです。

 


リトルプリンス 星の王子様と私

2015-11-26 12:39:54 | 映画ー劇場鑑賞

ーリトルプリンス 星の王子様と私ーTHE LITTLE PRINCE

2015年 フランス 107

監督=マーク・オズボーン キャスト=ジェフ・ブリッジス (飛行士)レイチェル・マクアダムス (お母さん)ポール・ラッド (王子)バッド・コート (王様)

 

【解説】

世界中で親しまれているアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」を初めてアニメ映画化。レベルの高い学校を目指し勉強漬けの日々を過ごす少女と、若いころ不時着した砂漠で出会った星の王子さまとの思い出を語る老飛行士の交流を、CGアニメとストップモーションアニメを駆使して描く。『カンフー・パンダ』などのマーク・オズボーン監督をはじめ、アニメーション製作の一流スタッフが集結。声優陣にはジェフ・ブリッジス、ジェームズ・フランコ、マリオン・コティヤールらが名を連ねる。

 

【あらすじ】

母親の言う通りに、いい学校をに入るべく必死で勉強する少女の隣家には、昼間は裏庭にある破損した飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を見ている老人が暮らしていた。引っ越してきて以来彼のことが気になっていた少女は、ある日母親に黙って老人と接するようになる。若かった時代に飛行士だったという老人は、かつて不時着した砂漠で出会った男の子の思い出を語りだすが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

最初に「星の王子様」を知ったのは、美智子皇后が推薦された図書ということだったと思います。

母が買ってきてくれたのですが、まだ小さかったせいか、あまり面白くないと感じました。

 

それが、いつの頃か読み返し、何度も泣いてしまうほど感動して、何回読んでも泣いてしまう、一番大好きな本となりました。

大学では、原作を読むゼミを取り、教授と1対1で勉強させてもらいましたが、成就できませんでした。

あかんねえ。

 

今回、とても楽しみに見に行きました。

 

この作品は「星の王子様」の本を初めて読む高校受験を控えた女の子が主人公です。

彼女はばりばり働いている母親と二人暮らし、父親は母と離婚して別れて暮しているようです。

母は、1流の高校に入学させるため、学校の近くに引っ越し、学習や生活の予定もしっかり立てて、女の子をサポートしています。

 

ところが、引っ越した家の隣に奇妙なおじいさんが住んでいて、女の子の生活に入り込んできます。

このおじいさんは昔飛行士で、いつか壊れた飛行機を直して、昔砂漠で出会った星の王子様に会いに行くつもりです。

 

女の子は星の王子様の話が書かれた本を読み始め、心が奪われてしまい、母親に嘘をついておじいさんの家に入り浸るようになりました。

 

☆ネタバレ

前半は、「星の王子様」の内容が、紙粘土風のかわいいアニメで語られて行き、小説が大好きな私は思い出して泣きそうになりながら見入りました。

 

ところが後半、大人になった星の王子様が出てきて、そのダメっぷりにちょっと引いてしまいました。

しかも、王子様の星はバオバブに占領され、あのきれいなバラは枯れていました。

かなりショックな内容です。

 

大人になるって、かくも残酷なことなのか!?

 

このラストは映画なので受け入れますが、疑問が残ったのは、女の子の母親まで心を入れ替えたことです。

お母さんの心情が変わるほどの何か事件があったっけ?

 

私は母親の立場から、あのお母さんのやり方はそんなに間違っていないと思うのです。

勉強も、受験のための計画も、やり過ぎかもしれないけど、それくらいしないといけない学校なのだから。

その価値観を揺らすほどの出来事が描かれてなかったので、ちょっと残念な気持ちになりました。

 

絵はすごくきれいです。

 

たとえ王子様の星が破壊されても、子供の心は失いたくないですね。

そのためにも、また「星の王子様」を読みなおしたいなあ。

 


ラン・オールナイト

2015-11-22 13:31:19 | 映画ーDVD

ーラン・オールナイトーRUN ALL NIGHT

2015年 アメリカ 114

監督=ジャウマ・コレット=セラ キャスト=リーアム・ニーソン (ジミー・コンロン)ジョエル・キナマン (マイク・コンロン)ヴィンセント・ドノフリオ (ジョン・ハーディング刑事)ニック・ノルティ (エディ・コンロン)

 

【解説】

『アンノウン』『フライト・ゲーム』のジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが3度目のタッグを組んだアクション。息子の命を守るため親友でもあるマフィアのボスの息子を殺害してしまったことから、復讐(ふくしゅう)に燃えるボスに命を狙われる殺し屋の逃走劇を描く。組織のボスに名優エド・ハリスがふんするほか、主人公を30年以上も追う刑事を『フルメタル・ジャケット』などのヴィンセント・ドノフリオ、主人公の息子を『ロボコップ』などのジョエル・キナマンが演じる。

 

【あらすじ】

ブルックリンのマフィアのもとで暗躍するすご腕の殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、命を狙われた息子を救うため相手を亡き者にする。ところが相手がマフィアのボスで親友ショーン・マグワィア(エド・ハリス)の息子だったため、復讐(ふくしゅう)に燃えるショーンはジミーと彼の息子を殺すことを宣言。ジミー父子は、組織や金で買われた警察が包囲網を張り巡らせたニューヨークで、迫り来る追手を必死に振り切ろうとするが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンのコンビ、「アンノウン」も「フライト・ゲーム」もいい作品で、このコンビの相性の良さがわかります。

 

この作品も申し分ない。

 

マフィアの凄腕の殺し屋として恐れられているジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)。

でも、今は酒に溺れる中年おやじ。

しかし、ボスのショーン・マグワィア(エド・ハリス)は長年の親友のジミーをかばっていた。

 

ジミーの息子マイク(ジョエル・キナマン)は父を恨み疎遠だった。

マイクは結婚し、かわいい子供にも恵まれ、リムジンの運転手をしていた。

その日、乗せた客がショーンの息子ダニー(ボイド・ホルブルック)に殺され、目撃者であるマイクも命を狙われることになってしまった。

 

息子のためにダニーを殺したジミーは、ショーンと組織に命を狙われることに。

確執のある父と息子の逃走劇。

長い夜が始まった。

 

アクション映画ですが、描かれているのは人間模様。

家庭を顧みず、反社会的な仕事で家族に迷惑をかけてきた父親と、まっとうに生きようとする息子の葛藤。

息子を助けたい父親と、息子を親友に殺された父親の葛藤。

その二人には長年の友情があり、感情はもつれあっています。

 

111分の、たった1夜の出来事ですが、とても中身の濃い作品でした。

そして、リーアム・ニーソンとエド・ハリスの演技対決。

ヒリヒリするような二人の会話にしびれますよ。

 

間奏曲はパリで

2015-11-22 13:28:21 | 映画ーDVD

ー間奏曲はパリでーLA RITOURNELLE/PARIS FOLLIES

2013年 フランス 99

 

監督=マルク・フィトゥシ キャスト=イザベル・ユペール (ブリジット)ジャン=ピエール・ダルッサン (グザヴィエ)ミカエル・ニクヴィスト (ジェスパー)ピオ・マルマイ (スタン)

 

【解説】

子供が独り立ちし、夫と畜産業を営む熟年女性が、夫に内緒で訪れたパリで体験するアバンチュールを軽やかに描くラブストーリー。魅力的な若者、外国人の紳士、無骨な牛飼いの夫という3人の男性の間で揺れ動くヒロインを、フランスの名女優イザベル・ユペールがチャーミングに演じる。不器用だが妻を思う夫に『ル・アーヴルの靴みがき』などのジャン=ピエール・ダルッサンがふんするほか、『ミレニアム』シリーズなどのミカエル・ニクヴィスト、『理想の出産』などのピオ・マルマイが共演。

 

【あらすじ】

ノルマンディーの片田舎で畜産業を営むブリジット(イザベル・ユペール)とグザヴィエ(ジャン=ピエール・ダルッサン)は夫婦仲も仕事も順調だが、子供は家を出て、ブリジットは実直だが無骨な夫との暮らしになかなか慣れなかった。そんな折、隣家のパーティーで魅力的なパリジャン、スタン(ピオ・マルマイ)と出会いひそかにときめく。未知なる期待を胸に秘め、夫にうそをついて単身パリへ向かうブリジットだったが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これ、フランス映画らしいテーマじゃないですか?

田舎に住む主婦が、隣の家で行われていたパーティに顔を出して、お客で来ていた若い男性に魅かれ、夫に嘘をついてパリへ。

 

甘いアバンチュールを期待したけど、若い男は軽薄だった。

 

ところが、歯科学会で来ていた男性といい仲に。

 

浮気を疑った堅物の夫に目撃されるが、結局は元さやへ。

夫も過去にいろいろあったようなのでねー。

 

妻の浮気が修羅場にならず、夫婦の愛や平凡な毎日の幸せを再確認するきっかけになるとは、なんと寛大な!

 

イザベル・ユペールのかわいさと、ジャン=ピエール・ダルッサンの無骨さが素敵です。

 

浮気相手がミカエル・ニクヴィスト、あの「ミレニアム」の俳優さん。

全然気が付かなかった!!

 

熟年夫婦のちょっといい話。

私は気に入りましたよ。

 

ライフ・アフター・ベス

2015-11-22 13:16:48 | 映画ーDVD

ーライフ・アフター・ベスーLIFE AFTER BETH

2014年 アメリカ 

 

監督=ジェフ・ベイナ キャスト=オーブリー・プラザ デイン・デハーン モリー・シャノン シェリル・ハインズ

 

【解説】

「アメイジング・スパイダーマン2」「クロニクル」などで知られ、繊細な演技とルックスで注目を集める若手俳優デイン・デハーンが主演した青春ゾンビコメディ。ザックは恋人ベスと別れようと考えていたが、その矢先にベスが不慮の事故で他界してしまう。しかし、その数日後に奇跡が起こり、ベスが墓からよみがえってザックのもとに戻ってくる。彼女とやり直そうと考えたザックだが、次第にゾンビ化していくベスに戸惑い、心は離れていくばかり。さらに、幼なじみのエリカと再会し、生身の人間の魅力にひかれていくが、そんなザックをベスは許さず……。ゾンビの彼女ベス役はアメリカの人気コメディエンヌ、オーブリー・プラザ。エリカ役は「イントゥ・ザ・ウッズ」のアナ・ケンドリック。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2015/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015(映画.com)

 

【感想】

デイン・デハーン主演ということで鑑賞しました。

そのポイントから見ると、なかなか面白かったです。

 

でも、ゾンビ映画には違いがないので、ゾンビ苦手な方はダメでしょう。

 

ザック(デイン・デハーン)は、恋人のベス(オーブリー・プラザ)と別れを考え始めていた。

しかし突然、一人でハイキングに出かけたベスが蛇に噛まれてなくなったことを知らされる。

後悔に沈むザック。

ある日、ベスの実家を訪ねるとベスの両親の様子がなんか変。

ベスが生き返って家にいたのだ。

喜ぶ両親とザックだったが、ベスは生き返ったのではなく、ゾンヒになっていた。

しかも、街では死者が生き返るという珍事が続出して、やがてゾンビが人々を襲い始め、大混乱に。

 

ゾンビでもベスには違いないと、一生懸命ベスを愛そうとするザックだったが、ベスはどんどん人格をなくしていって、とうとう両親をも襲い出した。

 

恋愛コメディなので、デイン君に興味のある方はぜひどうぞ。

結構笑えると思うんだけど…。

 

ヴェルサイユの宮廷庭師

2015-11-16 12:14:21 | 映画ー劇場鑑賞

ーヴェルサイユの宮廷庭師ーA LITTLE CHAOS

2014年 イギリス 117

監督=アラン・リックマン ケイト・ウィンスレット (サビーヌ・ド・バラ)マティアス・スーナールツ (アンドレ・ル・ノートル)アラン・リックマン (ルイ14世)スタンリー・トゥッチ (フィリップ1世、オルレアン公)

 

【解説】

17世紀のヴェルサイユ宮殿を舞台にしたロマンス。宮殿の増改築計画で庭園を任された実在の建築家アンドレ・ル・ノートルと、ある女性庭師の出会いを見つめる。メガホンを取るのは、ベテラン俳優でもある『ハリー・ポッター』シリーズなどのアラン・リックマン。主演を務める『愛を読むひと』などのケイト・ウィンスレット、『闇を生きる男』などのマティアス・スーナールツらが顔をそろえる。知られざるヴェルサイユ宮殿のエピソードに迫ったストーリーはもちろん、きらびやかなビジュアルも見もの。

 

【あらすじ】

1682年フランス。国王のルイ14世(アラン・リックマン)は、国の栄華を象徴するヴェルサイユ宮殿の増改築を計画する。国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)は、庭園の建設をサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)という無名の女性庭師との共同で任されることに。自由な発想で仕事に臨む彼女と伝統と秩序を大切にしてきたアンドレは、事あるごとに衝突してしまう。その後、徐々に彼女の唯一無二であるセンスを認め、彼女の魅力に惹(ひ)かれていく。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

もう10数年も前になりますが、パリを訪れた時にヴェルサイユに2泊しました。

ヴェルサイユ宮殿の豪華絢爛さもさることながら、見晴るかす規模で広がるお庭に感嘆しました。

この壮大さ美しさは何だろうと度肝を抜かれました。

歩き回っても果てしがない、眺めていても飽きることのない庭園。

 

そのヴェルサイユの庭園がテーマの作品。

見ないではいられない!!

 

でもこれが、名優アラン・リックマンの監督による英語劇。

ちょっと不思議です。

 

ルイ14世(アラン・リックマン)はヴェルサイユ宮殿の増改築に当たり、庭園の建設を庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)に命じる。

 

ル・ノートルは数々の庭師と面接を行い、ひとつのパートをサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)という無名の女性庭師に任せたのだが。

 

☆ネタバレ

私は壮大なお庭が舞台で、その苦労話などが語られると思っていましたが、ほとんどはサビーヌが作る「舞踏の間」と呼ばれる小さな庭に限られていて、全容は最後に少し現れるだけでした。

ちょっと残念だったなあ。

 

内容も、サビーヌとル・ノートルの不倫関係や、正妻がしかける罠だったので、ありふれたメロドラマになりました。

サビーヌ・ド・バラも架空の人物だそうです。

 

それはさておき、当時の宮廷にいる女性が持っていた悩みや、職業にかけるサビーヌの思いなど、きめ細かな感情描写は楽しめました。

 

ヴェルサイユ宮殿やお庭、コスチュームなど、興味のある方はご覧下さい。