ー菊乃井ー
大学の先輩たちに誘っていただいて、京都に遊びに行きました。
ミシュラン3つ星の料亭「菊乃井」です。
この日は、すごい雨が降っていたので、玄関から写真は撮れませんでしたが、「菊乃井」本店は八坂神社や高台寺の近くにあります。
京都では、7月1日から京都三大まつり(葵祭・時代祭)のひとつ祇園祭が始まっているそうです。
この祭りは、八坂神社のお祭りで、日本三大祭り(大阪の天神祭・東京の山王祭)の一つとも数えられているそうです。
祇園祭は山鉾巡航が行われる7月16日の数日前から宵々々山、宵々山、宵山というふうに盛り上がって行きますが、実際には7月31日まで続いているそうです。
この祭は平安時代に流行った疫病を鎮めるために始まったお祭りで、千年を越える歴史があります。
八坂神社のすぐそばにある菊乃井は、祇園祭をテーマに取り入れた季節感豊かなお料理が次々と出てきました。
八寸には茅の輪が飾られ、笹の葉があしらわれています。
それに「蘇民将来子孫也」と書かれた短冊が添えられてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/97/ce55e5a2da7b30022d34a7fb2174b231.jpg)
仲居さんが手短に説明して下さいます。
蘇民将来とはー
近畿地方を中心に伝わる説話で、武塔神(北海の神で南の地方に嫁を探しにきた神。須佐之男命と同一視されている)が、旅の途中で、貧しい身なりで宿を乞うた時、裕福な弟の巨旦将来は断り、兄の蘇民将来は貧しいながらももてなした。
武塔神は、巨旦将来の妻になっていた蘇民将来の娘に茅の輪を付けさせ、それを目印にして、蘇民将来の娘以外の巨旦将来の一族を滅ぼした。
その故事から、茅の輪を付けていれば、疫病を避けられると信じられているそうです。
そして、金のコーティングをしたかわらけには、八坂神社からのお下がりのお神酒が注がれました。
この時に使った箸は竹製で、お店で作って冷凍してあるそうです。
写真がなくて残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/06/c606f63bc12b52f392ae87e747b7dbab.jpg)
向付の器は、瓜をくりぬいたものです。
まるで、野趣味溢れる生け花のようでした。
添えられているポン酢のジュレ、説明を聞く前に食べてしまった方もいましたが、白身の刺身を包んでいただくと、口の中で酸味が広がって、蒸し暑さを忘れるさわやかなお味でした。
ウニ豆腐、好物の鮎の塩焼きなど、写真撮る前に食べてしまいまったものが、いっぱいあります。
ご紹介できずに残念です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a3/b93be9d2a17cde5d2a10c179e0d9fd0f.jpg)
これは、摩訶不思議なお料理でした。
中猪口「トマトの擂り流し」
トマトのスープ(?煮込み?)の上には生湯葉がかかっています。
透明に見えているのがじゅんさい。
とても私の拙い語彙力では説明できません。
感動の一品でした。
(この夜眠りにつくときにも、甦ってくるほどでした)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/61/f2df7caad42d784efe697d40eea82b04.jpg)
これは、デザートではありません。
トウモロコシのアイスクリームと、下にあるのは野菜のテリーヌ。
テリーヌといっても、いろんな種類の野菜が層になっていて、ゼリーで寄せてあるものです。
これも、驚きの一品。
美味しい。
食事はハモの乗った炊き込みご飯。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/00/8e75844106f6cc4d072e983c3a6dc285.jpg)
デザートは、黒蜜のかかったくずきりにアイスクリームが乗ったもの。
完食致しました。
お腹いっぱいです。
京料理は、最高です。
目で見て、味わって、季節を愛でていただきます。
料理人のセンスと技術と伝統が伝わってきます。
そして、私にとっては驚きが贅沢なごちそうです。
もちろん、お料理にあった日本酒をぐびぐび。
今回は、「但馬杜氏 三谷藤夫」というお酒をいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/4b/5dfec76ae67012157be213a194f07c59.jpg)
この夜のお料理には、もう二度と出会うことはないのでしょうね。
一期一会ですね。
日本人に生まれた幸せに感謝。
ごちそうさまでした。
大学の先輩たちに誘っていただいて、京都に遊びに行きました。
ミシュラン3つ星の料亭「菊乃井」です。
この日は、すごい雨が降っていたので、玄関から写真は撮れませんでしたが、「菊乃井」本店は八坂神社や高台寺の近くにあります。
京都では、7月1日から京都三大まつり(葵祭・時代祭)のひとつ祇園祭が始まっているそうです。
この祭りは、八坂神社のお祭りで、日本三大祭り(大阪の天神祭・東京の山王祭)の一つとも数えられているそうです。
祇園祭は山鉾巡航が行われる7月16日の数日前から宵々々山、宵々山、宵山というふうに盛り上がって行きますが、実際には7月31日まで続いているそうです。
この祭は平安時代に流行った疫病を鎮めるために始まったお祭りで、千年を越える歴史があります。
八坂神社のすぐそばにある菊乃井は、祇園祭をテーマに取り入れた季節感豊かなお料理が次々と出てきました。
八寸には茅の輪が飾られ、笹の葉があしらわれています。
それに「蘇民将来子孫也」と書かれた短冊が添えられてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/97/ce55e5a2da7b30022d34a7fb2174b231.jpg)
仲居さんが手短に説明して下さいます。
蘇民将来とはー
近畿地方を中心に伝わる説話で、武塔神(北海の神で南の地方に嫁を探しにきた神。須佐之男命と同一視されている)が、旅の途中で、貧しい身なりで宿を乞うた時、裕福な弟の巨旦将来は断り、兄の蘇民将来は貧しいながらももてなした。
武塔神は、巨旦将来の妻になっていた蘇民将来の娘に茅の輪を付けさせ、それを目印にして、蘇民将来の娘以外の巨旦将来の一族を滅ぼした。
その故事から、茅の輪を付けていれば、疫病を避けられると信じられているそうです。
そして、金のコーティングをしたかわらけには、八坂神社からのお下がりのお神酒が注がれました。
この時に使った箸は竹製で、お店で作って冷凍してあるそうです。
写真がなくて残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/06/c606f63bc12b52f392ae87e747b7dbab.jpg)
向付の器は、瓜をくりぬいたものです。
まるで、野趣味溢れる生け花のようでした。
添えられているポン酢のジュレ、説明を聞く前に食べてしまった方もいましたが、白身の刺身を包んでいただくと、口の中で酸味が広がって、蒸し暑さを忘れるさわやかなお味でした。
ウニ豆腐、好物の鮎の塩焼きなど、写真撮る前に食べてしまいまったものが、いっぱいあります。
ご紹介できずに残念です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a3/b93be9d2a17cde5d2a10c179e0d9fd0f.jpg)
これは、摩訶不思議なお料理でした。
中猪口「トマトの擂り流し」
トマトのスープ(?煮込み?)の上には生湯葉がかかっています。
透明に見えているのがじゅんさい。
とても私の拙い語彙力では説明できません。
感動の一品でした。
(この夜眠りにつくときにも、甦ってくるほどでした)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/61/f2df7caad42d784efe697d40eea82b04.jpg)
これは、デザートではありません。
トウモロコシのアイスクリームと、下にあるのは野菜のテリーヌ。
テリーヌといっても、いろんな種類の野菜が層になっていて、ゼリーで寄せてあるものです。
これも、驚きの一品。
美味しい。
食事はハモの乗った炊き込みご飯。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/00/8e75844106f6cc4d072e983c3a6dc285.jpg)
デザートは、黒蜜のかかったくずきりにアイスクリームが乗ったもの。
完食致しました。
お腹いっぱいです。
京料理は、最高です。
目で見て、味わって、季節を愛でていただきます。
料理人のセンスと技術と伝統が伝わってきます。
そして、私にとっては驚きが贅沢なごちそうです。
もちろん、お料理にあった日本酒をぐびぐび。
今回は、「但馬杜氏 三谷藤夫」というお酒をいただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/4b/5dfec76ae67012157be213a194f07c59.jpg)
この夜のお料理には、もう二度と出会うことはないのでしょうね。
一期一会ですね。
日本人に生まれた幸せに感謝。
ごちそうさまでした。